takt op.Destiny
🖌原作(Original Story): DeNA・広井王子(Oji Hiroi)
TVアニメ『takt op.Destiny』 第9話ネタバレ
♦放送日(Air Date): 2021年11月30日
第9話 家族-Eroica-
レニー「そう…おとなしくしてるのならよかったわ」
レニー「あら…もうそんな公式発表が?了解…ええ…今まで本当にありがとう」
巨人「マエストロ…」
レニー「問題ないわ。行きましょう」
巨人「タイタンがみんなを守り抜いてみせるよ!どんなことになっても!運命たん達もタクトたんも!絶対に!」
レニー「ケリをつけましょう。必ずね」
運命「なんとも賑やかな街ですね。これがニューヨークですか?」
アンナ「ほんとにどこも壊されてないんだ…」
朝雛タクト「さすがはシンフォニカのお膝元ってわけか」
運命「マエストロもお姉ちゃんもこの街は初めてなのですね」
アンナ「ニュースで見たくらいかな。あとはロッテ姉さんからの写真とか…」
アンナ「D2は何もかもめちゃくちゃにしたけどニューヨークだけはこの国の意地と全力をかけて守り抜かれたの。だからここには昔の世界がそのまま完全に保たれてるんだって」
朝雛タクト「違うな。音楽がない。だから全然完全なんかじゃない」
アンナ「そうね…ニューヨークでもさすがにまだ無理なのかな。でも…私達やっとここまで辿り着いたのね!」
アンナ「あぁ…ロッテ!パパ…ママ…」
シャルロッテ「頑張ったわねアンナ…」
運命「このままではD2を倒すという私の使命も十分に果たすことが適いませんから」
朝雛タクト「そうだな、僕からも頼む」
シャルロッテ「アンナはここで待っていて」
アンナ「いってらっしゃい。ロッテの指示をちゃんと聞いてね」
運命「はい。アンナお姉ちゃん」
運命「マエストロもその右腕の異常をしっかり診てもらってください」
アンナ「見せて!」
朝雛タクト「見てどうなる?ただの素人だろうがお前は」
アンナ「はァ…どうして黙ってるかなあんたは…」
朝雛タクト「おい!」
シャルロッテ「ロッテでいいわよ。何?」
運命「ではロッテ、コゼットは今私のどこにいるのでしょうか?」
シャルロッテ「結論から言うわね。タクト、運命、私達の現在の技術ではあなた達二人の間に確立した契約を切り離すことはできないわ」
シャルロッテ「ムジカートやコンダクターが覚醒を遂げるためにはアルファ幼体と呼ばれる遺伝的な資質が…」
シャルロッテ「いえ…専門的な話はどうでもいいわね。運命はタクトの命を糧としなければムジカートにもなれずに死んでいたでしょう」
シャルロッテ「タクトの方もコンダクターになったことで運命からフィードバックを受けているの。ムジカートの戦闘に対応できるほど身体能力が向上したのはその結果ね」
朝雛タクト「お互いに干渉して現在の僕達の状態があると?」
シャルロッテ「そうね…互いに食らい合っているとも言えるし支え合っているとも言える。ものすごく繊細なバランスよ」
シャルロッテ「だから…そんなに長く維持できるようなものではないわ」
朝雛タクト「どういう意味だ?」
シャルロッテ「あなたのその腕の侵食。腕だけじゃないわ。既に体のあちこちに影響が出始めている。このまま戦いを続けていればいずれ共倒れになってしまう。あなた達は望んでその身に生まれ変わったわけではないのよ。戦いをやめて残りの人生を大切に生きていくこともできる」
シャルロッテ「そうね…互いに食らい合っているとも言えるし支え合っているとも言える。ものすごく繊細なバランスよ」
シャルロッテ「だから…そんなに長く維持できるようなものではないわ」
朝雛タクト「どういう意味だ?」
シャルロッテ「あなたのその腕の侵食。腕だけじゃないわ。既に体のあちこちに影響が出始めている。このまま戦いを続けていればいずれ共倒れになってしまう。あなた達は望んでその身に生まれ変わったわけではないのよ。戦いをやめて残りの人生を大切に生きていくこともできる」
シャルロッテ「コゼット…ごめんなさい…」
アンナ「おっはようタクト!いつまでグズグズしてるの?」
運命「予想通りの惨状ですね」
朝雛タクト「うるさい!邪魔をするな」
アンナ「ほらさっさと顔洗って着替えて!支度する!」
アンナ「おっはようタクト!いつまでグズグズしてるの?」
運命「予想通りの惨状ですね」
朝雛タクト「うるさい!邪魔をするな」
アンナ「ほらさっさと顔洗って着替えて!支度する!」
朝雛タクト「だったら僕達も一緒に…」
アンナ「運命、あそこのすっごくおいしいパンケーキ、タクトがごちそうしてくれるって!」
運命「奇遇ですねマエストロ。私も先ほどからあの店が気になっていたところです。行きましょう」
アンナ「運命、あそこのすっごくおいしいパンケーキ、タクトがごちそうしてくれるって!」
運命「奇遇ですねマエストロ。私も先ほどからあの店が気になっていたところです。行きましょう」
朝雛タクト「お…おい!待て!」
朝雛タクト「さっきあれだけ食べたのにまだ食うのか、お前は」
運命「先程はメープルシロップのパンケーキ、こちらはチョコチップクッキーです。全然違います」
運命「あれは何ですか?」
朝雛タクト「ああ、随分昔に死んだミュージシャンの記念碑だ」
朝雛タクト「さっきあれだけ食べたのにまだ食うのか、お前は」
運命「先程はメープルシロップのパンケーキ、こちらはチョコチップクッキーです。全然違います」
運命「あれは何ですか?」
朝雛タクト「ああ、随分昔に死んだミュージシャンの記念碑だ」
朝雛タクト「世界中の人々に愛され音楽界にも大きな足跡を刻んで…だが非業の死を遂げた」
運命「この街にはまだ音楽は戻っていないようですが、その音楽家の方は今もこれほどに慕われているのですね」
運命「この街にはまだ音楽は戻っていないようですが、その音楽家の方は今もこれほどに慕われているのですね」
朝雛タクト「…そうだな…ここでも他の街でも音楽を愛し待っている人は世界中にたくさんいる。僕がずっと気付かなかっただけで」
「どうぞ」
朝雛タクト「音楽はまだ死んでなんかいないし何にも奪われることなんてない。僕達が諦めない限りここにある」
アンナ「それでまた運命が窓を壊して飛び出していっちゃって、帰ってきたらタクトはお店の駐車場でぶっ倒れてるしそのまま運命と口ゲンカが始まっちゃうし!最初の頃はほんとどこ行ってもそんな感じで道もちっとも進まなくてさぁ…」
シャルロッテ「お疲れさま。よく頑張ったねアンナ」
アンナ「だからもうロッテに任せていい?私休暇を取らせていただきます」
アンナ「だからもうロッテに任せていい?私休暇を取らせていただきます」
シャルロッテ「そうね、アンナがここまで頑張ってきたんだし私もちょっとはお姉さんらしいことしないとね」
アンナ「やった!あはははは」
アンナ「やった!あはははは」
シャルロッテ「私の見た感じ今のタクトと運命は意外とちゃんとしてたっていうか…いいコンビ?」
アンナ「うん、ここまで来る間にタクトも随分変わったし運命もすごく成長したのよ。最初は本当に戦うことしかしなかったのに自分からみんなを手伝うようになってタクトのことも一生懸命守ろうとして…」
シャルロッテ「いい子ね、運命、とっても」
アンナ「当たり前でしょ?運命はコゼットと同じ私達の妹だもん」
シャルロッテ「ええ…そうね…」
アンナ「当たり前でしょ?運命はコゼットと同じ私達の妹だもん」
シャルロッテ「ええ…そうね…」
運命「私も一度はオーケストラを聴いてみたいです。いえ…一度と言わず何度でも…マエストロはどうしたいですか?」
運命「このまま静かに生きていくという選択肢もあるそうです。マエストロは作曲を続け私は…戦いのない生活というものがいまひとつ理解できてはいませんが…」
朝雛タクト「僕も…またオーケストラの音色を聴きたい」
朝雛タクト「ベートーベンの5番だ。D2を全部倒して音楽を取り戻したらこの場所で一緒に聴こう」
📺「私の元には実際に被害を被った方々からの声が寄せられています。壊滅に近い損害を受けた街もあるとか、ザーガン宣言から4年、休眠状態とされていたものが目覚めつつある可能性は否定できませんよ」
アンナ「おかえりなさい!どうだった?2人で楽しく…どうしたの?」
朝雛タクト「運命がまた例の音叉の…」
アンナ「タクト!レニーさんから!」
朝雛タクト「レニーから?」
朝雛タクト「レニー」
レニー「タクト?よかった間に合って…もう時間がないわ。すぐに家族と一緒にニューヨークを離れなさい」
朝雛タクト「誰かがまたシントラーのようにD2を操ろうとしているんだろ?」
レニー「お願いよタクト!アンナちゃんやアンナちゃんの家族を守ってあげて」
朝雛タクト「レニー…それじゃまるで今生の別れみたいじゃないか」
レニー「あらら、なにそれ?考えすぎよタクトったら」
朝雛タクト「レニー、ごまかさないでちゃんと話してくれ!何が起きてる?あんたほんとは全部知ってるんだろう?」
レニー「ごめんなさい。これは機密事項なのよ」
レニー「いくらかわいいあなたでも部外者には話せないこともあるの」
朝雛タクト「部外者じゃない!マエストロ、僕は観客のままいるつもりはない」
レニー「コンダクタータクト・アサヒナ、真実を知る覚悟はある?このシンフォニカと10年前あなたのお父様が亡くなったボストンで起きた出来事について…」
朝雛タクト「聞かせてくれ…」