Detective Conan
キャスト
目暮警部「そこにあるパソコン内に」
目暮警部「遺書と思われる文章が残されていた」
目暮警部「それとテーブルの上に置いてあったこれから何かわかれば良いのだが…」
目暮警部「もう1件は気象情報サービス会社へだった」
毛利小五郎「え?気象情報サービス?」
千葉刑事「どうやらそこへの電話は問い合わせだったそです。“半年前の6月10日前後に都下の若葉台で落雷はなかったか”との問い合わせで、“10日の夕方に”と担当者が答えたそうで…」
高木刑事「火田工業への電話は、半年前の6月10日、自分はどこの現場に行っていたかの確認で、経営者の火田氏は作業記録を調べ若葉台だと答えたそうです」
コナン「どっちも6月10日の若葉台に関してなんだね」
コナン「あれ?これって…」
コナン「この事件が発生した日なね」
毛利小五郎「半年前の罪って事は、彼が木杉彬の殺害の…」
千葉刑事「犯人!?」
目暮警部「つまり、その日、江坂律雄は…」
目暮警部「仕事先の若葉台で何らかの理由で木杉彬を殺害し、近くの山の中に遺体を埋め隠した。それを自分でも忘れていたが」
毛利小五郎「雷でそれを思い出した。それと彼が言っていたんです」
江坂律雄「何かとても気になる光景があったように思えて…何だろう…雷…犬」
毛利小五郎「半信半疑で問い合わせ」
毛利小五郎「人を殺めてしまった自責で…」
「!!」
コナン「施錠されてたって言ったけど玄関のドアチェーンもかけられてたの?」
江坂律雄「何かとても気になる光景があったように思えて…何だろう…雷…犬」
毛利小五郎「半信半疑で問い合わせ」
毛利小五郎「人を殺めてしまった自責で…」
「!!」
コナン「施錠されてたって言ったけど玄関のドアチェーンもかけられてたの?」
コナン「あのさ、江坂さんの言ってた気になる光景っていうのは、その日、江坂さんは若葉台で見かけたんじゃないかな?」
毛利小五郎「はぁ!?」
コナン「今までうまくいかなかったけど、昨日はうまくいった。だって江坂さんが毒入りのコーヒーを飲んだ時、ここには他にも誰かがいたんだもん!」
毛利小五郎「はあ~!?」
コナン「置き方が違うでしょ?カップが一つだけ」
コナン「今までうまくいかなかったけど、昨日はうまくいった。だって江坂さんが毒入りのコーヒーを飲んだ時、ここには他にも誰かがいたんだもん!」
毛利小五郎「はあ~!?」
毛利小五郎「た…たしかに…つうことは…」
コナン「部屋に上げたってことは、犯人は江坂さんの知り合いかもしれないけど…」
毛利小五郎「半年前、江坂君が犯人を見かけたとすりゃあ…それを更に目にした人間がいるかもしれねぇ」
毛利小五郎「この真ん中の彼なんですが…」
コナン「半年前、この先の工事現場に来てたんだけど…」
毛利小五郎「半年前、江坂君が犯人を見かけたとすりゃあ…それを更に目にした人間がいるかもしれねぇ」
毛利小五郎「この真ん中の彼なんですが…」
コナン「半年前、この先の工事現場に来てたんだけど…」
「ああ!覚えてるこの人」
コナン「その人、あっちの方に何かを見たんだったね?」
「私には何も見えなかったんだけど…」
毛利小五郎「通り過ぎてたんだ。ちょうどその時あの横道を!」
コナン「木杉彬の住居があるこっちから来たか…こっちのお寺の方から来たか…とにかく揉めながらここを通ったんだろうね?木杉彬と犯人が」
毛利小五郎「それを目にしたばかりに江坂君は…どこのどいつなんだ犯人は…」
コナン「埋めて隠した遺体が発見されたんで、犯人は慌てて江坂さんの口を封じようとした…でもどうしてすぐにじゃなかったんだろう…」
コナン「そうか!口を封じたくても居場所がわからなかった!でも3日後、江坂さんの方から訪ねて来てくれたんで狙ったんだね!」
毛利小五郎「つうことは犯人は甲練町の人間!」
コナン「木杉彬の住居があるこっちから来たか…こっちのお寺の方から来たか…とにかく揉めながらここを通ったんだろうね?木杉彬と犯人が」
毛利小五郎「それを目にしたばかりに江坂君は…どこのどいつなんだ犯人は…」
コナン「埋めて隠した遺体が発見されたんで、犯人は慌てて江坂さんの口を封じようとした…でもどうしてすぐにじゃなかったんだろう…」
コナン「そうか!口を封じたくても居場所がわからなかった!でも3日後、江坂さんの方から訪ねて来てくれたんで狙ったんだね!」
毛利小五郎「つうことは犯人は甲練町の人間!」
毛利小五郎「てかこのガキ!初めから察してたな」
毛利小五郎「いない!?」
水谷統子「急に言われても…」
地村守「僕も何も思い当たらないよ…」
毛利小五郎「では、まず皆さんが何か少しでも気になった所から探ってみましょう」
コナン「一昨日はいなかったんだ…」
「代わりに海野さんか金原さんが来てたと思うよ」
コナン「あ、そうか!金原さんも自転車の整理員だったんだ!」
「海野さんか金原さんだよね?えっと…その日はね…」
コナン「そちらで掴めてる木杉彬の詐欺被害者の中に…土井垣さんという方はいなかったでしょうか?」
コナン「あ、そうか!金原さんも自転車の整理員だったんだ!」
「海野さんか金原さんだよね?えっと…その日はね…」
コナン「そちらで掴めてる木杉彬の詐欺被害者の中に…土井垣さんという方はいなかったでしょうか?」
コナン「あのね」
火田啓介「話したけど…それが?」
小五郎(コナン)「皆さんにまずお詫びします。犯人ですが、お願いしたような方針では見つかるハズが…」
小五郎(コナン)「なぜなら木杉彬の詐欺被害に遭っていたのは、犯人自身ではないからです」
小五郎(コナン)「ところで木杉彬が殺害された6月10日、現場たる若葉台にいってらっしゃった方が皆さんの中におられますよね。土井垣克広さんの三回忌の法事に出るために」
小五郎(コナン)「奥様の弟さんですよね?金原卓三」
小五郎(コナン)「駐輪場の方が覚えておられました」
「思い出した!奥さんの弟さんの法事が若葉台のお寺であるとかって言ってたな金原さん」
金原卓三「彼の死は悪党に貯金を全て騙し取られた心労が原因でね」
小五郎(コナン)「奥様の実家、土井垣家の菩提寺が木杉彬の住む若葉台にあったのはまったくの偶然でしょう。そして出くわした」
「!!」
小五郎(コナン)「半年過ぎたある日、その江坂君が突然甲練町から姿を消し、内心あなたはほっともしたんでしょう」
小五郎(コナン)「ところが埋めて隠した遺体が発見され、更にその3日後、町から消えたはずの江坂君を見かけた」
小五郎(コナン)「それで思いついたんでしょうね。木杉彬殺しの犯人役になってもらおうと…ゆうべあなたは江坂君を訪ね、毒殺し」
小五郎(コナン)「自殺に見せかけ」
小五郎(コナン)「合鍵で施錠した」
小五郎(コナン)「あなたの犯行だと確信したのは、その鍵なんです。もし合鍵を用いたのなら作ったのはあの時ではと思い」
金原卓三「ちょっと俺家に帰ってくるわ。忘れないで薬を飲んだか気になるんで」
小五郎(コナン)「木杉彬の遺体ですが、指に毛髪が一本絡みついていたそうです。当人のものではありません。恐らくは殺害される直前、揉み合ったとき犯人のもの」
金原卓三「今日、太郎君は口封じのため殺害された可能性があると毛利さんが訪ねてきた時ここまでかと……全て毛利さんの推理と通りです」
金原卓三「気になる光景ってのは思い出せたかい?」
江坂律雄「犬に吠えられて…雷が落ちて…その時この男も見かけた気がするんです」
金原卓三「砂糖を貰えるかい?」
江坂律雄「あ!すみません」
江坂律雄「この男は誰かと揉めてて…それも俺のよく知っている…」
金原卓三「やっぱり思い出したね?見逃してはもらえないだろうが聞いてほしい話が…」
江坂律雄「話って…」
江坂律雄「うっ…あああっ…」
金原卓三「太郎君には…すまないと思っている…」
火田啓介「でも…ならどうして!」
金原卓三「捕まるのが怖かった…捕まって罰せられるのがじゃない…俺が怖かったのは…」
小五郎(コナン)「一人で残すことが…ですよね?身体の弱い奥様を…」
毛利小五郎「ふぁ~ん」
毛利小五郎「あれ?俺いつから記憶がねぇんだ?」
コナン「(ハハ…気にすんな気にすんな)」
江坂律雄「あ!すみません」
江坂律雄「この男は誰かと揉めてて…それも俺のよく知っている…」
金原卓三「やっぱり思い出したね?見逃してはもらえないだろうが聞いてほしい話が…」
江坂律雄「話って…」
江坂律雄「うっ…あああっ…」
金原卓三「太郎君には…すまないと思っている…」
火田啓介「でも…ならどうして!」
金原卓三「捕まるのが怖かった…捕まって罰せられるのがじゃない…俺が怖かったのは…」
小五郎(コナン)「一人で残すことが…ですよね?身体の弱い奥様を…」
毛利小五郎「ふぁ~ん」
毛利小五郎「あれ?俺いつから記憶がねぇんだ?」
コナン「(ハハ…気にすんな気にすんな)」