ルフィ「あと、近くに医者はいるか?」
天狗山飛徹「まさか」
ルフィ「たまを連れて行くよ。メシをくれた恩返しだ」
ルフィ「わかった」
天狗山飛徹「お前の妙な服では目立つ!これを着て行くのだ!」
ルフィ「おーー着物か!おれヨロイカブトも好きだぞ!」
天狗山飛徹「普段着にあんな物着るバカがあるか!わしはワケあって町には行けぬ。お玉を頼む。医者にかかる金は前借りでなんとか…」
ルフィ「その前におれの仲間に会えたらメシも治療もタダだ!何とかしてくれる!」
ルフィ「ひひ何かいいのあるな」
ルフィ「この刀も借りるぞ!侍っぽい」
ルフィ「じゃ行ってくる」
天狗山飛徹「やっ!待てバカ者!それはダメだ!軽々しく触るのも非礼な名刀!」
天狗山飛徹「我が先祖“古徹”が打ちたもうた世界に名だたる刀っ!」
天狗山飛徹「“大業物21工”に位列する!その名も“二代鬼徹”であるぞ!」
天狗山飛徹「世界に数ある刀の中で名工達が作った武器を業物と呼ぶのだ。その中から優れた武器を、“良業物50工”、“大業物21工”、“最上大業物12工”と呼ぶ」
天狗山飛徹「って…ない!」
ルフィ「じゃあな!刀借りていく」
天狗山飛徹「こら!話を聞け!」
天狗山飛徹「待て待て!ダメだ!」
ルフィ「じゃあ前の刀と交換だ!」
天狗山飛徹「これもまた名刀だっちゅーに!」
天狗山飛徹「お前のは妖刀。その様な不気味な代物わしは持ちたくない!妖刀ゆえ呪われてしまうぞ!」
天狗山飛徹「待て待て!ダメだ!」
ルフィ「じゃあ前の刀と交換だ!」
天狗山飛徹「これもまた名刀だっちゅーに!」
天狗山飛徹「お前のは妖刀。その様な不気味な代物わしは持ちたくない!妖刀ゆえ呪われてしまうぞ!」
天狗山飛徹「刀は必ず返せよ~~~~~~っ!」
ルフィ「………」
天狗山飛徹「返事はー!?」
ルフィ「あ!犬!乗せてくれんのか!」
ルフィ「おいおいやめろ落ちるぞ」
お玉「アニキはウソつきでやんす~~!」
お玉「アニキはウソつきでやんす~~!」
お玉「エース!おらも海へつれてってけろ!」
エース「まだ5歳だろ、お前」
エース「おれ達はまた来るよ!もっとでかい海賊団になって!」
エース「海賊は強くなきゃムリだ」
エース「今度来た時お前が妖艶なくの一にでもなってたら連れてってやるよ!」
「エース!“妖艶”は必要か!?」
「ははははははは!」
お玉「あんなに仲良かったんでやんす!また来るって言ったんでやんす!」
お玉「あんなに簡単に死んだなんて…!」
ルフィ「お!竹林を北へ抜けるぞ!」
ルフィ「鼻じじいの言う通りだ!ホントに荒野だ!」
ルフィ「おおー!虎!猪!何だあいつ!」
お玉「無理でやんす。そんな事できる強い侍達はみんな捕まったか、盗賊になってるでやんす」
お玉「はい。あそこに採掘場と武器工場があってカイドウの部下達もたくさんいるらしいでやんす」
ルフィ「そいつらのメシはどうしてるんだ?」
ルフィ「何だある所にゃあるんじゃねェか!おい!たま!大丈夫か!?げ!熱上がって来たじゃねェか!?」
ゾロ「あー気にすんな。拙者はこいつらの酒が欲しかっただけだ…でござる」
お鶴「ですが何かお礼を」
ゾロ「じゃ酒!」
ルフィ「おーい!ゾロ!おれだおれ!おーい」
ゾロ「ルフィ!来てたのか~~!」
ルフィ「はは!やっと会えた!」
ルフィ「ゾロ~~~~~!!」
ゾロ「おお~!」
ルフィ「ヤッホー!!」
ゾロ「久し…」
ルフィ「ははははははは!」
ルフィ「ひっさしぶりでござるだなー!はははははは!」
ゾロ「みんな一緒か!?」
ルフィ「ああ!はぐれたけど、まァ無事だろ!」
ルフィ「くんくん…」
ルフィ「肉持ってんのか!?くれェ~~~!!」
ゾロ「この辺りは魚も動物も狩り放題だぞルフィ」
ゾロ「まったく食うに困らねェ!」
ルフィ「いや気をつけろ!この辺の水毒だから!」
ゾロ「そうかだから腹が痛ェのか」
ゾロ「そう、あいつカイドウの手下らしいんだ」
ホーキンス「麦わら!今から九里ヶ浜に出向こうと思ったが、犯人はお前で間違いないな?部下が二人と狒々が一頭消えた」
ホーキンス「お前達がやった確率98%。だがそれもどうでもいい話」
ホーキンス「麦わら!今から九里ヶ浜に出向こうと思ったが、犯人はお前で間違いないな?部下が二人と狒々が一頭消えた」
ホーキンス「お前達がやった確率98%。だがそれもどうでもいい話」