🖊原作者(Original Story) : 諫山創(Isayama Hajime)
TVアニメ『進撃の巨人』 第79話『未来の記憶』 放送日(AirDate) : 2022年1月30日
第79話『未来の記憶』
Memories of the Future
CASTエレン「これは…父さんの記憶…」
ジーク「これが奴の正体だ」
ジーク「医者の肩書きを利用して権力者に擦り寄り出したぞ。壁の王を追求し始祖の巨人を奪うためだ」
ジーク「当然しくじれば妻も息子もタダじゃ済まない。だがその危険を冒し続ける。なぜだかわかるか?」
エレン「オレとあんたが同じだと思ってたようだが間違っている」
エレン「他人から自由を奪われるくらいならオレはそいつから自由を奪う」
エレン「父親がオレをそうしたわけじゃない」
エレン「オレは生まれた時からこうだった」
エレン「あんたが望んだ哀れな弟はどこにもいない。あんたの心の傷を分かち合う都合のいい弟も。ただここにいるのは、父親の望んだエルディアの復権を否定し続けることでしか自分自身を肯定できない男、死んだ父親に囚われたままの哀れな男だ」
グリシャ「妻や子供達が!壁の民が!食われてしまう前に!」
フリーダ「罪から逃れてはいけません。我々ユミルの民が裁かれる日が来たのです」
フリーダ「巨大な力に対し、人はあまりにも弱い。私は巨人大戦の悲劇で悟りました。誰かが人の手から巨人の力を守らねばならないと」
ジーク「あのお姉ちゃんとは気が合いそうだが、この一家はここでグリシャによって皆殺しにされる。お前はかつてこの記憶を見たと言ったな。そして父親に深く失望した。あれも嘘だったのか?」
ジーク「!!!!」
グリシャ「私の家は破壊された壁のすぐそばにあり、そこで妻と息子を娘と暮らしている!この壁に住む人々は誰も先祖の犯した罪など知らない!あなたが壁の民の記憶を奪ったから!ただわけもわからず巨人に食われることが贖罪だと言うのか!?」
🔷エレン・イェーガー Eren Yeager CV. 梶裕貴
🔷ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman CV.石川由依
ジーク「いかにも幸せそうじゃないか…仲間や以前の家族を地獄に突き落として生き永らえているにしては」
エレン「一体何がしたい?」
ジーク「お前がわかるまで見せてやる。グリシャ・イェーガーがいかにして息子を洗脳し、お前に民族主義を植えつけたのか」
ジーク「これが奴の正体だ」
ジーク「医者の肩書きを利用して権力者に擦り寄り出したぞ。壁の王を追求し始祖の巨人を奪うためだ」
ジーク「当然しくじれば妻も息子もタダじゃ済まない。だがその危険を冒し続ける。なぜだかわかるか?」
ジーク「なるほど、二人目の息子は愛されていたらしい。復権派の使命を中断するくらいに」
ジーク「俺とはまるで大違いだな。さすがに前回の失敗を踏まえているようだ。だが実際お前は父親の都合通りに動いている」
ジーク「本来のお前ではなくなった。それはいずれわかる」
グリシャ「ごめんな…ごめんな…」
グリシャ「ジーク」
グリシャ「ジーク」
グリシャ「ジーク、そこにいるのか?」
グリシャ「バカか…ジークがあんな髭面おじさんなわけないだろ?ただの夢だ」
ジーク「俺とはまるで大違いだな。さすがに前回の失敗を踏まえているようだ。だが実際お前は父親の都合通りに動いている」
ジーク「本来のお前ではなくなった。それはいずれわかる」
グリシャ「ごめんな…ごめんな…」
グリシャ「ジーク」
グリシャ「ジーク」
グリシャ「ジーク、そこにいるのか?」
グリシャ「バカか…ジークがあんな髭面おじさんなわけないだろ?ただの夢だ」
エレン「だから無駄だと言った。何年も親父の記憶を彷徨う前にな」
ジーク「だとしたらなぜお前は俺を裏切った?父親に何も知らされぬまま巨人を継承させられ、父親の望み通り戦い続けている。エレン、なぜ争いを終わらせることを拒む?始祖の力を使ってどうするつもりだったんだ?」
ジーク「だとしたらなぜお前は俺を裏切った?父親に何も知らされぬまま巨人を継承させられ、父親の望み通り戦い続けている。エレン、なぜ争いを終わらせることを拒む?始祖の力を使ってどうするつもりだったんだ?」
エレン「オレとあんたが同じだと思ってたようだが間違っている」
エレン「他人から自由を奪われるくらいならオレはそいつから自由を奪う」
エレン「父親がオレをそうしたわけじゃない」
エレン「オレは生まれた時からこうだった」
エレン「あんたが望んだ哀れな弟はどこにもいない。あんたの心の傷を分かち合う都合のいい弟も。ただここにいるのは、父親の望んだエルディアの復権を否定し続けることでしか自分自身を肯定できない男、死んだ父親に囚われたままの哀れな男だ」
ジーク「だとしたら、男は父親に感謝している。この父親の行いが息子を目覚めさせ、エルディアの危機から世界を救うのだから。ある意味、世界を救ったのはこの父親だ」
カルラ「エレン!何を考えているの!?壁の外に出た人類がどれだけ死んだかわかってるの!?」
エレン「わかってるよ!」
カルラ「だったら!」
グリシャ「エレン、どうして外に出たいんだ?」
エレン「知りたいんだ!外の世界がどうなっているのか!何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!」
エレン「それに、ここで誰も続く人がいなかったら今までに死んだ人たちの命が無駄になる!」
グリシャ「エレン、どうして外に出たいんだ?」
エレン「知りたいんだ!外の世界がどうなっているのか!何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!」
エレン「それに、ここで誰も続く人がいなかったら今までに死んだ人たちの命が無駄になる!」
エレン「本当に!?」
グリシャ「妻や子供達が!壁の民が!食われてしまう前に!」
フリーダ「罪から逃れてはいけません。我々ユミルの民が裁かれる日が来たのです」
フリーダ「巨大な力に対し、人はあまりにも弱い。私は巨人大戦の悲劇で悟りました。誰かが人の手から巨人の力を守らねばならないと」
ジーク「あのお姉ちゃんとは気が合いそうだが、この一家はここでグリシャによって皆殺しにされる。お前はかつてこの記憶を見たと言ったな。そして父親に深く失望した。あれも嘘だったのか?」
ジーク「!!!!」
グリシャ「私の家は破壊された壁のすぐそばにあり、そこで妻と息子を娘と暮らしている!この壁に住む人々は誰も先祖の犯した罪など知らない!あなたが壁の民の記憶を奪ったから!ただわけもわからず巨人に食われることが贖罪だと言うのか!?」
グリシャ「わかっている。私が始祖の力を使えないことは」
フリーダ「進撃の巨人の特性?そんな話は」
グリシャ「あなたがそれをご存じないことも知っている」
グリシャ「不戦の契りで始祖の力を完全に扱えないのは、王家といえどあなたも同じ」
グリシャ「私はここで始祖を食らい、王家の血をここで絶やす!そういう未来だと決まっている!」
フリーダ「逃げて!」
グリシャ「できない…私に子供を殺すことなど…私は…人を救う…医者だ…」
ジーク「馬鹿な…グリシャは確かに始祖を奪い、この一家を虐殺した…はずだ」
ジーク「過去が変わるわけが…ない」
グリシャ「不戦の契りで始祖の力を完全に扱えないのは、王家といえどあなたも同じ」
グリシャ「私はここで始祖を食らい、王家の血をここで絶やす!そういう未来だと決まっている!」
フリーダ「逃げて!」
ジーク「馬鹿な…グリシャは確かに始祖を奪い、この一家を虐殺した…はずだ」
ジーク「過去が変わるわけが…ない」
フリーダの母「フリーダ!みんなを守って!」