聖愛学院「畳みかけろ!」
轟焦凍「(炎には水、氷には物理攻撃、しっかりと対策を練ってやがる!)」
轟焦凍「(試験会場にこんな構造を作ったのは、ヒーロー公安委員会の意図だろう。建物や地形の特性を活かして戦えって)」
轟焦凍「(なら、あるハズだ)」
轟焦凍「(タンクの中にも本物が)」
聖愛学院「謀られた!?」
聖愛学院「うあああああああ!!」
「通過者は控室へ移動してください。早よ」
『一次選考の通過や脱落はこのターゲットからデータが送信されているぞ!ボールと装着者を認識し誰が誰に当てたか当てられたか、距離や動きなど様々な要素から判定している。また、取り付けたら専用の磁気キーでないと外せない!超ハイテク!』
聖愛学院「才様、第3段階終了しました」
印照才子「なら、しばし待ちましょう」
印照才子「(雄英高の現状の問題は展望室の空調。それには八百万とかいう生徒の個性を使う必要がある。彼女の個性は体内にある脂質を用いるハズ)」
耳郎響香「どうしたの?ヤオモモ」
障子目蔵「なぜ創造をやめた?」
八百万百「何度考えても同じ答えしか出ません。相手は私の個性を使い切らせようとしています」
八百万百「相手の作戦にとって一番不確定要素が高い個性は私の創造です。最初は蛙吹さんの個性を封じるための空調操作と思っていましたが、本当の目的は私に個性を使わせること」
耳郎響香「けど、このままここに籠ってたら仮免試験に落ちちゃうよ。なら一か八か強行突破して…」
相澤消太「A組ってクラスをしばらく見ていてわかったことがある。連中は気付いてないが、A組はその実、二人の存在が大きく作用してる」
相澤消太「クラスをまとめるでもないし中心にいるわけでもない。おまけに仲は最悪」
轟焦凍「やっぱ委員会も、さすがに爆発の威力は押さえてたか」
聖愛学院「てめェ!」
轟焦凍「(左右の同時発動…まだ練習足りねえな…動きが鈍る)」
「通過者は控室へ移動してください。早よ」
『一次選考の通過や脱落はこのターゲットからデータが送信されているぞ!ボールと装着者を認識し誰が誰に当てたか当てられたか、距離や動きなど様々な要素から判定している。また、取り付けたら専用の磁気キーでないと外せない!超ハイテク!』
聖愛学院「才様、雄英生4人が高層ビルに入っていくのを確認いたしました」
印照才子「映像は出せて」
聖愛学院「はい」
印照才子「腕の複製…音波使い…カエル…そして物を創り出す個性」
印照才子「フフッ私達のエモノは決まってよ。皆を集めて貰える?」
轟焦凍「(けっこういんな)」
轟焦凍「(推薦なら入試ん時に会ってるハズだが)」
聖愛学院「はい」
印照才子「腕の複製…音波使い…カエル…そして物を創り出す個性」
印照才子「フフッ私達のエモノは決まってよ。皆を集めて貰える?」
轟焦凍「(けっこういんな)」
轟焦凍「(推薦なら入試ん時に会ってるハズだが)」
目良善見「一次選考の通過者は現在67名です。慌てず急いで頑張ってくださーい」
蛙吹梅雨「障子ちゃんどう?」
障子目蔵「ダメだ。クラスの奴らの姿が見えない」
蛙吹梅雨「響香ちゃんの個性を知ってて妨害したのね」
障子目蔵「やはり狙いは俺達か!」
障子目蔵「やはり狙いは俺達か!」
八百万百「怪我はありませんか?」
耳郎響香「アンプがやられた!左耳も!」
八百万百「(読まれていた?あの一撃を見ただけでここまで正確に私達の行動を予測してくるなんて…しかもこの周到な作戦、相当に頭のきれる方が相手の中にいるようですわね)」
耳郎響香「アンプがやられた!左耳も!」
八百万百「(読まれていた?あの一撃を見ただけでここまで正確に私達の行動を予測してくるなんて…しかもこの周到な作戦、相当に頭のきれる方が相手の中にいるようですわね)」
障子目蔵「少し寒くなってないか?」
八百万百「そういえば確かに」
障子目蔵「蛙吹どうした!」
耳郎響香「なら電気ストーブは?」
八百万百「相手は空調を制御しています。おそらく電源も切られているハズ。とりあえず毛布を!」
耳郎響香「今度は何よ!?」
八百万百「扉を溶接していますわ!」
障子目蔵「くっ…脱出経路を塞ぐ気か!」
障子目蔵「ことごとく先手を打たれているな」
耳郎響香「今度は何よ!?」
八百万百「扉を溶接していますわ!」
障子目蔵「くっ…脱出経路を塞ぐ気か!」
耳郎響香「どうすりゃいいのよ」
障子目蔵「ここに籠城するにしても、室温をどうにかしなければ、俺たちも寒さにやられる!」
耳郎響香「ヤオモモ、爆弾を創って非常口のドアを破壊するのは?」
八百万百「水蒸気爆発の危険がありますわ。相手はそのことも見越して展望室を封鎖し室温を下げているはず」
障子目蔵「ここに籠城するにしても、室温をどうにかしなければ、俺たちも寒さにやられる!」
耳郎響香「ヤオモモ、爆弾を創って非常口のドアを破壊するのは?」
八百万百「水蒸気爆発の危険がありますわ。相手はそのことも見越して展望室を封鎖し室温を下げているはず」
八百万百「(考えるのよ百…この状況を打開する方法を…片耳が傷ついてる耳郎さんでは満足な音響攻撃は出来ない)」
八百万百「(となれば壁を破壊して脱出し…いいえ、そんな容易な方法相手も対応済みのハズ…とりあえずはこの空調をどうにかしないと…粘土を創って空調を塞ぐ?空調の数は見えてるだけで8つ。個性をかなり使うことになるけど、今はそうするしか…)」
聖愛学院「才様、第3段階終了しました」
印照才子「なら、しばし待ちましょう」
印照才子「(雄英高の現状の問題は展望室の空調。それには八百万とかいう生徒の個性を使う必要がある。彼女の個性は体内にある脂質を用いるハズ)」
印照才子「(つまり、物を創る能力には限界がある。彼女の個性を使い切らせ4人全員の個性を無効化させる。それこそが私の作戦。勝利の方程式でしてよ)」
『聖愛学院2年、印照才子、個性“IQ”。紅茶を飲み目を閉じている間、IQが倍増する。ただでさえ彼女はIQ150!とんでもねえジーニアス!ちなみに紅茶のブランドによって能力に差が出るらしいぞ!』
耳郎響香「どうしたの?ヤオモモ」
障子目蔵「なぜ創造をやめた?」
八百万百「何度考えても同じ答えしか出ません。相手は私の個性を使い切らせようとしています」
八百万百「相手の作戦にとって一番不確定要素が高い個性は私の創造です。最初は蛙吹さんの個性を封じるための空調操作と思っていましたが、本当の目的は私に個性を使わせること」
耳郎響香「けど、このままここに籠ってたら仮免試験に落ちちゃうよ。なら一か八か強行突破して…」
障子目蔵「当然相手もそうすると予想してるだろうな」
障子目蔵「大丈夫か?蛙吹」
蛙吹梅雨「ケ…ケロ…大丈夫よ」
印照才子「個性を防御ではなく攻撃に…エリートの雄英がこんなリスクの高い方法を選択するなんてね」
印照才子「けれどそのせいで動けずにいる。あなただけでも脱落してもらうわ!」
八百万百「(諦めてはダメよ!林間合宿と圧縮訓練の成果を見せるのよ百!)」
印照才子「個性を防御ではなく攻撃に…エリートの雄英がこんなリスクの高い方法を選択するなんてね」
印照才子「けれどそのせいで動けずにいる。あなただけでも脱落してもらうわ!」
八百万百「(諦めてはダメよ!林間合宿と圧縮訓練の成果を見せるのよ百!)」
印照才子「さすがは雄英…完敗でしてよ」
切島鋭児郎「上鳴なんでついて来たんだ?」
上鳴電気「君たちが走ってっちゃうからさァ、寂しくてついて来ちゃったの!」
爆豪勝己「うっせぇな!」
上鳴電気「何その言い方!?」
上鳴電気「君たちが走ってっちゃうからさァ、寂しくてついて来ちゃったの!」
爆豪勝己「うっせぇな!」
上鳴電気「何その言い方!?」
切島鋭児郎「やめろって爆豪。上に何人もいたっぽいし、ここは3人で協力して」
爆豪勝己「しねぇ」
切島鋭児郎「そう言うなって」
目良善見「また通過者出まして現在60名です。あと40名通過で終わり」
緑谷出久「襲われてわかったんだけど、少なくとも今近くにいる団体ならなんとかなるかもしれない」
瀬呂範太「すげーな!どういうこと!?」
瀬呂範太「すげーな!どういうこと!?」
緑谷出久「そもそもボールを的にあてるってので的当てみたいに考えちゃうけど、相手の個性がどういう性質もわからず、守られてる上に動き回る的を狙うのは容易じゃないし時間もくう。だから」
緑谷出久「全員合格出来るだけの人数をまず拘束。身動き取れなくしてからボールを確実に当ててく。A組は範囲制圧に長けた人が多いし、出来るんじゃと思ったんだけど…」
瀬呂範太「なるへそ…確かに的当てじゃ的当てうめーかどうかしか見れねーしな…考えてみれば本来そーいう試験なのかもな」
緑谷出久「全員合格出来るだけの人数をまず拘束。身動き取れなくしてからボールを確実に当ててく。A組は範囲制圧に長けた人が多いし、出来るんじゃと思ったんだけど…」
瀬呂範太「なるへそ…確かに的当てじゃ的当てうめーかどうかしか見れねーしな…考えてみれば本来そーいう試験なのかもな」
緑谷出久「僕が出る。僕が囮になるから二人は隙をついてなるべく多くの相手を拘束して。瀬呂くんと麗日さんの個性は相手の自由を奪いやすい」
肉倉精児「我々士傑生は活動時、制帽の着用を義務づけられている」
肉倉精児「何故か?それは我々の一挙一投足が士傑高校という伝統ある名を冠しているからだ」
肉倉精児「我々士傑生は活動時、制帽の着用を義務づけられている」
肉倉精児「何故か?それは我々の一挙一投足が士傑高校という伝統ある名を冠しているからだ」
上鳴電気「何つったあの人!?頭に入ってこねー」
爆豪勝己「目が細すぎて相手の実力見えませんだとよ」
肉倉精児「私の眼は見目好く長大である!」
上鳴電気「おい!コンプレックスだったっぽいじゃん!やめなよそういうの!」
肉倉精児「雄英高校、私は尊敬している。御校と伍する事に誇りすら感じいたのだ。それを諸君ら、品位を貶めてばかり」
上鳴電気「さっきのまた来るぞ!キモイやつ!」
爆豪勝己「目が細すぎて相手の実力見えませんだとよ」
肉倉精児「私の眼は見目好く長大である!」
上鳴電気「おい!コンプレックスだったっぽいじゃん!やめなよそういうの!」
肉倉精児「雄英高校、私は尊敬している。御校と伍する事に誇りすら感じいたのだ。それを諸君ら、品位を貶めてばかり」
上鳴電気「さっきのまた来るぞ!キモイやつ!」
Ms.ジョーク「ウチの真堂がパックリ割ったせいで余計見辛くなったな…何?何!?心配してんの!?」
相澤消太「A組ってクラスをしばらく見ていてわかったことがある。連中は気付いてないが、A組はその実、二人の存在が大きく作用してる」
相澤消太「クラスをまとめるでもないし中心にいるわけでもない。おまけに仲は最悪」
相澤消太「ジョーク、俺は心配じゃない、期待してるんだ。たとえ側にいなくても奴らの存在がクラスを底上げしてくれている」
Ms.ジョーク「ベタ惚れかよ、キモチ悪」