オーバーホール「勘弁してくれよ、ずいぶん埃っぽいな、病気になりそうだ」
トゥワイス「安心しろ、中のヤツらはとっくに病気だ」
死柄木弔「とんだ大物連れてきたな、トゥワイス」
オーバーホール「大物とは皮肉が効いてるな、ヴィラン連合」
マグネ「何?大物って有名人?」
死柄木弔「先生に写真を見せてもらったことがある。いわゆるスジ者さ」
死柄木弔「死穢八斎會」
死柄木弔「その若頭だ」
マグネ「死穢八斎會の若頭…ってことは極道のNo.2!? やだ、初めて見たわ、危険な香り!」
トガヒミコ「極道?私たちと何が違う人でしょう?」
Mr.コンプレス「よーし教えてあげよう」
Mr.コンプレス「でもヒーローが隆盛してからは摘発・解体が進み、オールマイトの登場で時代を終えた」
オーバーホール「天然記念物か…まァ間違っちゃいない」
マグネ「それでその細々ライフの極道くんがなぜウチに?あなたもオールマイトが引退してハイになっちゃったタイプ?」
オーバーホール「いや、オールマイトよりもオール・フォー・ワンの消失が大きい」
オーバーホール「裏社会の全てを支配していたという闇の帝王。俺の世代じゃ都市伝説扱いだったが老人たちは確信を持って畏れてた。死亡説が噂されても尚な」
マグネ「それでその細々ライフの極道くんがなぜウチに?あなたもオールマイトが引退してハイになっちゃったタイプ?」
オーバーホール「いや、オールマイトよりもオール・フォー・ワンの消失が大きい」
オーバーホール「裏社会の全てを支配していたという闇の帝王。俺の世代じゃ都市伝説扱いだったが老人たちは確信を持って畏れてた。死亡説が噂されても尚な」
オーバーホール「それが今回実体を現し、オールマイトは引退。そしてオール・フォー・ワンもまた監獄へとぶち込まれた」
死柄木弔「計画?おまえさっきから…仲間になりに来たんだよな?」
オーバーホール「計画のない目標は妄想という。妄想をプレゼンされてもこっちが困る。勢力を増やしてどうする?そもそもどう操っていく?どういう組織図を目指してる?」
オーバーホール「ヒーロー殺しステインをはじめ」
オーバーホール「マスキュラー」
オーバーホール「ヒーロー殺しステインをはじめ」
オーバーホール「マスキュラー」
オーバーホール「目標を達成するには計画がいる。そして俺には計画がある。今日は別に仲間に入れて欲しくて来たんじゃない」
死柄木弔「トゥワイス、ちゃんと意思確認してから連れて来い」
オーバーホール「計画の遂行に莫大な金がいる。時代遅れの小さなヤクザ者に投資しようなんて物好きはなかなかいなくてな」
オーバーホール「ただ名の膨れ上がったおまえたちがいれば話は別だ。俺の傘下に入れ。おまえたちを使ってみせよう。そして俺が次の支配者になる」
死柄木弔「帰れ」
マグネ「ごめんね極道くん!私たち誰かの下につく為に集まってるんじゃないの!」
マグネ「こないだ友達と会ってきたのよ」
マグネ「内気で恥ずかしがり屋だけど私の素性を知っても尚友達でいてくれた子。彼女言ってたわ ”常識という鎖につながれた人がつながれてない人を笑ってる”」
マグネ「こないだ友達と会ってきたのよ」
マグネ「内気で恥ずかしがり屋だけど私の素性を知っても尚友達でいてくれた子。彼女言ってたわ ”常識という鎖につながれた人がつながれてない人を笑ってる”」
「健ちゃんはその常識から飛び出したんだよね。私は飛び出す勇気も持てないや」
死柄木弔「端からそうしてりゃ幾分わかりやすかったぜ」
クロノスタシス「危ないところでしたよオーバーホール」
オーバーホール「遅い」
クロノスタシス「1発外しちゃいやした。しかし即効性は十分でした」
トゥワイス「待て!どこから!?尾行はされてなかった!」
死柄木弔「大方どいつかの個性だろう」
オーバーホール「こうなると冷静な判断を欠く。そうだな戦力を削り合うのも不毛だし、ちょうど死体は互いに1つ。キリもいい」
オーバーホール「頭を冷やして後日また話そう。腕1本はまけてくれ」
オーバーホール「冷静になったら電話してくれ」
トゥワイス「待てこら!なぜ止めた!?死柄木!」
トゥワイス「待てこら!なぜ止めた!?死柄木!」
切島鋭児郎「えーあんな説明会までして!?」
上鳴電気「でも全寮制になった経緯から考えたらそうなるか…」
爆豪勝己「ざまァ!」
葉隠透「参加できないからって…」
相澤消太「が、今の保護下方針では強いヒーローは育たないという意見もあり、方針として”インターン受け入れの実績が多い事務所に限り、1年生の実施を許可する”という結論に至りました」
爆豪勝己「クソがァ!」
緑谷出久「はい!オールマイトのもとで働いたという数少ないヒーローの1人!」
オールマイト「しーっ」
ミットナイト「元気ねぇ」
エクトプラズム「カラオケ行きたい」
オールマイト「サー・ナイトアイね…どこから彼の名があがった?」
オールマイト「なる程…インターンの件でフライング気味にグラントリノから」
緑谷出久「お願いします!」
オールマイト「断リマス。意地悪で言ってるんじゃないぞ。理由は3つ」
オールマイト「なる程…インターンの件でフライング気味にグラントリノから」
緑谷出久「お願いします!」
オールマイト「断リマス。意地悪で言ってるんじゃないぞ。理由は3つ」
オールマイト「1つ、私は昨日の会議でインターン反対派だ。1年生は少なくとも今じゃなくていいと思う」
13号「僕もです」
ミットナイト「行きたい子には学校側がバックアップしてやればいいじゃない」
オールマイト「2つ、君のシュートスタイル、あれをもっと強化してからでいいと思っている。3つ、サー・ナイトアイ、訳あって彼とは気まずい」
プレゼント・マイク「私情かよ、オールマイト!SHI・JO・U!」
緑谷出久「オールマイト、かっちゃんに”レール敷いてもらっといて負けんな”って言われたんです。僕の個性はオールマイトによく似ています。ナイトアイのもとでならあなたとの比較になると思うんです」
緑谷出久「オールマイト、かっちゃんに”レール敷いてもらっといて負けんな”って言われたんです。僕の個性はオールマイトによく似ています。ナイトアイのもとでならあなたとの比較になると思うんです」
オールマイト「(後継者としての焦り…いやしかし…)」
「…………」
通形ミリオ「いやーまた盛大にスベったね、ごめんね」
通形ミリオ「いやーまた盛大にスベったね、ごめんね」
緑谷出久「本当ですか!?通形先輩!」
通形ミリオ「うん!もう1年は継続してもらってるんだよね!」
通形ミリオ「うん!もう1年は継続してもらってるんだよね!」
緑谷出久「じゃあ卒業後はもうサイドキック入り確定ですね!」
通形ミリオ「サーの気が変わらなければね」
緑谷出久「すごいな!」
オールマイト「単刀直入に聞くが、通形少年から見て緑谷少年はナイトアイのもとで働けると思うかい?」
通形ミリオ「サーの気が変わらなければね」
緑谷出久「すごいな!」
オールマイト「単刀直入に聞くが、通形少年から見て緑谷少年はナイトアイのもとで働けると思うかい?」
通形ミリオ「なる程!この話をする為に呼び出したんですね。緑谷君をサーに紹介してやれと」
通形ミリオ「しかしなんで俺をクッションに?直接言えばサーはすごく喜びますよ?時間があればいつもオールマイトの動画眺めてますし」
オールマイト「正直合わせる顔がない。私は結局、彼の忠告通りになっているからね…でどうだろうか?緑谷少年は」
通形ミリオ「しかしなんで俺をクッションに?直接言えばサーはすごく喜びますよ?時間があればいつもオールマイトの動画眺めてますし」
オールマイト「正直合わせる顔がない。私は結局、彼の忠告通りになっているからね…でどうだろうか?緑谷少年は」
緑谷出久「どういう…」
緑谷出久「どんな困ってる人も笑顔で助けちゃうんだよ…超かっこいいヒーローさ…僕もなれるかな…」
緑谷出久「どんなに困ってる人でも笑顔で…」
通形ミリオ「ん?」
緑谷引子「出久…もう嫌だよ…」
通形ミリオ「まだサーの了承が得られると決まったわけじゃないから」
緑谷出久「それでもありがとうございます!」
根津「まさしく君の後継に相応しい人間がいる」
オールマイト「通形ミリオですか…」
根津「決して褒められた成績じゃないが存在感のある生徒さ」
根津「彼の周りはよく笑い声が響いている。最底辺の成績でも笑顔だけは絶やさない。君の言うヒーロー観にピッタリじゃないか?」
オールマイト「(緑谷少年と出会っていなかったら彼は私の…)」
緑谷出久「それでもありがとうございます!」
根津「まさしく君の後継に相応しい人間がいる」
オールマイト「通形ミリオですか…」
根津「決して褒められた成績じゃないが存在感のある生徒さ」
根津「彼の周りはよく笑い声が響いている。最底辺の成績でも笑顔だけは絶やさない。君の言うヒーロー観にピッタリじゃないか?」
オールマイト「(緑谷少年と出会っていなかったら彼は私の…)」
『そして週末』
轟焦凍「先生に感謝だな、校内で緑谷と揉めたのに仮免取得権利剥奪になんなくてよ」
『雄英から電車で1時間』
通形ミリオ「ここがサーの事務所だよね」
緑谷出久「存じております!自分にも他人にも厳しくストイックな仕事が有名なヒーロー。テレビ出演した時、モニター越しでもあの鋭い眼差し…ゾワッとしましたよ」
通形ミリオ「それもそうだけどね、サーにはメディアと違うもう一つの顔がある」
緑谷出久「え?」
通形ミリオ「君が門前払いされたくないのなら、これからサーと会って話し終わるまでに必ず1回笑わせるんだ」
緑谷出久「え?な、何ですかそれ!?笑わせる!?」
通形ミリオ「俺も協力してやりたいけど、ここからは君一人でサーに認めてもらうしかない」
緑谷出久「今更ですけど、会ったばかりなのに先輩は何で良くしてくれるんですか?」
バブルガール「えっと、接触地点は既にもぬけの殻でしたが、血痕を拭い取った形跡が見られました」
バブルガール「建物の損壊も激しいことから何かしら争いが起こったと考えられます。恐らくヴィラン連合との…」
サー・ナイトアイ「バブルガール」
サー・ナイトアイ「元気とユーモアのない社会に未来はないと私は思っている」
バブルガール「建物の損壊も激しいことから何かしら争いが起こったと考えられます。恐らくヴィラン連合との…」
サー・ナイトアイ「バブルガール」
サー・ナイトアイ「元気とユーモアのない社会に未来はないと私は思っている」
バブルガール「え、ちょっ、報告書長くて噛まないようにって」
バブルガール「ちょっやだ、やめてくだ…」
通形ミリオ「昨日お伝えした1年生!連れてきましたよね!」
緑谷出久「(サー・ナイトアイ事務所!一体どんな…)」
バブルガール「ちょっやだ、やめてくだ…」
通形ミリオ「昨日お伝えした1年生!連れてきましたよね!」
緑谷出久「(サー・ナイトアイ事務所!一体どんな…)」
サー・ナイトアイ「まったく、大きな声出るじゃないか」
通形ミリオ「サイドキックのバブルガール、ユーモアが足りなかったようだね」
緑谷出久「(あれがオールマイトのかつてのサイドキック、サー・ナイトアイ!生の迫力!強くなりたい!自分のワガママでここまで導いてもらったんだ!ここからは僕自身が拓くんだ!)」
通形ミリオ「サイドキックのバブルガール、ユーモアが足りなかったようだね」
緑谷出久「(あれがオールマイトのかつてのサイドキック、サー・ナイトアイ!生の迫力!強くなりたい!自分のワガママでここまで導いてもらったんだ!ここからは僕自身が拓くんだ!)」