Attack on Titan
🖊原作者(Original Story) : 諫山創(Isayama Hajime)
TVアニメ『進撃の巨人』 第78話『兄と弟』放送日(AirDate) : 2022年1月24日
CAST
🔷エレン・イェーガー Eren Jaeger CV. 梶裕貴
🔷ミカサ・アッカーマン Mikasa Ackerman CV.石川由依
🔷アルミン・アルレルト Armin Arlert CV. 井上麻里奈
🔷ジャン・キルシュタインJean Kirstein CV.谷山紀章
🔷コニー・スプリンガーConnie Springe CV.下野紘
🔷ライナー・ブラウン Reiner Braun CV. 細谷佳正
🔷ジーク・イェーガー Zeke Yeager CV.子安武人
🔷マルセル・ガリアード Marcel Galliard CV. 北田理道
ライナー「ガリアード!」
マガト「獣にもう一発だ!」
フロック「撃たせるな!」
ピーク「うるさいな!もう!」
ミカサ「車力の巨人だ!まず彼女を何とかしないと」
ミカサ「アルミン!」
ジャン「下がるぞ!こっちはダメだ!」
ミカサ「まずマーレ兵を何とかしないと」
ピクシス「回り込め!敵兵の背後を捉えよ!」
アルミン「司令の言う通りだ!マーレ兵と正面から戦ってる場合じゃない。敵の背後に回り込もう」
ジーク「(地面に…落ちて…撃たれたのか…)」
ライナー「起きろポルコ!」
ライナー「力を振り絞れ!」
ライナー「ガリアード!」
マルセル「ライナーすまない…お前は本当は戦士に選ばれるはずなかったのに」
マルセル「俺が…お前を持ち上げたり、弟を貶めたりして…軍に印象操作したんだ」
マルセル「俺は…弟を守りたかった」
マガト「生きていたか!ジーク」
ジーク「今…巨人達を…呼ぶ」
エレン「待て」
コルト「待ってくれ!ファルコがあんたの脊髄液を口にしてしまったんだ!叫ばないでくれ、ジークさん!」
コルト「知ってるだろ!?俺は家族を楽園送りにされないために獣の継承権を得た」
ファルコ「兄さん離せよ!兄さん!」
コルト「正直あんたが裏切る前から何を考えているのか俺にはちっともわからなかったよ!ずっと!」
コルト「でも、子供を巻き込んで平気な人ではなかったはずだ!あんたにこのまま黙って死ねと言うつもりは無い」
コルト「ファルコが叫びの範囲から出るまで待ってほしいんだ!その後で好きなだけ殺しあってくれ!」
コルト「マーレ人もエルディア人も好きなだけ殺せばいい!でも…弟は巻き込まないでくれ!」
ライナー「(二体の相手は無理だ。エレンに逃げられる)」
ライナー「(終わった、のか?もうエレンは始祖の力を使えない。俺達は務めを果たした)」
ジーク「まずはエレン、俺の話に応じてここまで来てくれてありがとう。俺の考えはイェレナから聞いた通り、エルディア人の安楽死計画に賛同してくれるのか?」
エレン「4年前、あることをきっかけに親父の記憶が開いた。親父が壁の王家一家を皆殺しにした時の記憶だ」
エレン「まだ小さな子供達を虫みたいに潰して回った。感触も残ってる」
エレン「その子達が生きていれば、始祖の巨人は王家の手にわたり不戦の契りに縛られたままオレ達壁内人類は心中を迫られただろう」
エレン「子供達の死がオレ達を生かした」
ジーク「そうか…"父親は正しかった"そう思ったのか?」
エレン「いいや、親父は間違っている。そしてその親父に育てられたオレも間違いだった。エルディア人が生まれてこなければ、この街の住民もこれからオレ達の計画に巻き込まれて死ぬこともなかった」
エレン「この世に生まれないこと、これ以上の救済は無い。オレはやる。オレの手で巨人が支配した二千年の歴史にケリをつける。その日を迎えるまで進み続ける。そうだろ?兄さん」
ジーク「あぁ…その通りだ、やろう、固い握手でも交わしたいところだが、まぁ今俺達が接触するのはマズいよな。代わりにこれを受け取ってくれ」
エレン「4年前、あることをきっかけに親父の記憶が開いた。親父が壁の王家一家を皆殺しにした時の記憶だ」
エレン「まだ小さな子供達を虫みたいに潰して回った。感触も残ってる」
エレン「その子達が生きていれば、始祖の巨人は王家の手にわたり不戦の契りに縛られたままオレ達壁内人類は心中を迫られただろう」
エレン「子供達の死がオレ達を生かした」
ジーク「そうか…"父親は正しかった"そう思ったのか?」
エレン「いいや、親父は間違っている。そしてその親父に育てられたオレも間違いだった。エルディア人が生まれてこなければ、この街の住民もこれからオレ達の計画に巻き込まれて死ぬこともなかった」
エレン「この世に生まれないこと、これ以上の救済は無い。オレはやる。オレの手で巨人が支配した二千年の歴史にケリをつける。その日を迎えるまで進み続ける。そうだろ?兄さん」
ジーク「あぁ…その通りだ、やろう、固い握手でも交わしたいところだが、まぁ今俺達が接触するのはマズいよな。代わりにこれを受け取ってくれ」
ジーク「エレン、必ずみんなを救ってあげよう」
ジーク「すべての道が交わる座標、だと思う」
ジーク「おそらく始祖を継承した王家はここに来たんだろう。始祖の力を行使する際に」
エレン「兄さん」
ジーク「待ちくたびれたぞエレン。お前が回復し目を覚ますまで、何年もここにいたような気がする」
エレン「何年も、経ったのか?」
ジーク「それは始祖ユミルだ」
ジーク「何より始祖は一度この土で俺の半身を修復し、俺を生き返らせた。始祖はここで巨人を作っているのだろう」
ジーク「俺達が巨人の力を欲する度に、果てしない時間を費やして」
エレン「ずっと、ここに一人で…」
ジーク「エレン、始祖ユミルに命じるんだ。俺達の夢を叶える時が来た」
ジーク「俺達が巨人の力を欲する度に、果てしない時間を費やして」
ジーク「エレン、始祖ユミルに命じるんだ。俺達の夢を叶える時が来た」
ジーク「今気付いたのか?この鎖に…まぁ、心配してくれてありがとう。これは俺の自由を妨げるもの。つまり、不戦の契り」
ジーク「やはりここで自由に動けるのはお前だけだ。お前だけが始祖ユミルに命じることができる。俺とクサヴァーさんとお前の夢だ。頼む。世界を救ってくれ」
ジーク「やはりここで自由に動けるのはお前だけだ。お前だけが始祖ユミルに命じることができる。俺とクサヴァーさんとお前の夢だ。頼む。世界を救ってくれ」
ジーク「エルディア人がいる限り、この地獄は終わらないんだぞ」
ジーク「お前がここでやらなければ、この先もこの殺し合いは終わらない」
ジーク「俺達が繰り返してきたことがずっと続く。なぜだ!エレン!答えてくれ」
ジーク「お前がここでやらなければ、この先もこの殺し合いは終わらない」
ジーク「俺達が繰り返してきたことがずっと続く。なぜだ!エレン!答えてくれ」
エレン「始祖ユミル」
エレン「オレに力を貸してくれ」
ジーク「やっぱりかよ、エレン、お前だけはわかってくれると信じたかった。これもあの父親に洗脳されたせいなのか!?」
エレン「これは…どういうことだ」
ジーク「お前が目を覚ますまでの長い時間で俺は多くを学んだ」
ジーク「始祖は何でも作れる。こんな土塊の鎖でも、王家の血を引く俺が求めればな」
ジーク「俺は歴代の壁の王と違い、初代王の思想に染まらぬままここに到達した」
ジーク「そして、気の遠くなる時間を始祖と共に過ごす中で、不戦の契りを無力化していくことに成功した」
ジーク「絶大な力を持つ始祖ユミルだが、その正体は自分の意志を持たぬ奴隷だ」
ジーク「王家の血を引く者を自分の主人だと思い込み、服従し続ける。始祖の力は俺が手にした」
エレン「バカな…」
ジーク「お前は鍵に過ぎなかったんだよ、エレン」
ジーク「お前の本音を聞くまで待っていてよかった。お前は悪くない。俺達は最悪の父親に産み出されてしまった哀れな被害者だ」
ジーク「しかし、俺には助けてくれる別の父親がいた。お前にも誰か助けてくれる人が必要だったんだ」
ジーク「俺は決してお前を見捨てはしない。俺が始祖の力でお前を治してやる」
エレン「やめろ、無駄だ」
ジーク「世界を救う時は、お前と一緒だ!」
ジーク「お前は鍵に過ぎなかったんだよ、エレン」
ジーク「お前の本音を聞くまで待っていてよかった。お前は悪くない。俺達は最悪の父親に産み出されてしまった哀れな被害者だ」
ジーク「しかし、俺には助けてくれる別の父親がいた。お前にも誰か助けてくれる人が必要だったんだ」
ジーク「俺は決してお前を見捨てはしない。俺が始祖の力でお前を治してやる」
エレン「やめろ、無駄だ」
ジーク「世界を救う時は、お前と一緒だ!」