堕姫「この…不細工がァ!!」
堕姫「帯を張ってしならせずに斬る気か!」
堕姫「まばたきする間に伸ばせるのよ!そんな一瞬でこれだけの距離をどうにかできるわけ」
堕姫「(え?斬られた?)」
竈門炭治郎「(単純なことだ。しなるよりも尚速く刀を振り抜いて斬ればいい)」
堕姫「弱いわね!大して人を喰ってない!何であの方の支配から外れたのかしら?」
堕姫「可哀そうに。胴体が泣き別れになってるでしょ?動かない方がいいわよ」
堕姫「あんたみたいな半端者じゃそれだけの傷すぐには再生できないだろうし」
堕姫「同じ鬼だもの。もういじめたりしないわ。帯に取り込んで朝になったら日に当てて殺してあげる。鬼同士の殺し合いなんて時間の無駄だし」
堕姫「(は?ちょっと待ってよ、何なの?)」
竈門竹雄「その時は周りに大人が大勢いたから良かったけど怖かった…俺…人のために怒る人は自分の身を顧みない所があるから、そのせいでいつか大切なものを失くしてしまいそうだから…怖いよ…」
堕姫「(また蹴り)」
堕姫「馬鹿の一つ覚えね!」
堕姫「次は頚よ!」
竈門炭治郎「消えた!?」
堕姫「柱ね…柱が来てたのね~よかった~あの方に喜んで頂けるわ」
竈門炭治郎「(姿が変わった…なんて禍々しい匂いだ…喉の奥が痺れて痛い…力が更に増している…でも伊之助たちの方に宇髄さんがいるのか?だったら安心だ)」
堕姫「柱ね…柱が来てたのね~よかった~あの方に喜んで頂けるわ」
竈門炭治郎「(姿が変わった…なんて禍々しい匂いだ…喉の奥が痺れて痛い…力が更に増している…でも伊之助たちの方に宇髄さんがいるのか?だったら安心だ)」
「この花街はな!店の者もお客も規律を守って成り立ってんだ!お前らみたいのはお呼びじゃねえんだよ!とっととうせろ!」
堕姫「うるさいわね」
竈門炭治郎「だめだ!こっちに来ちゃ!下がってください!」
竈門炭治郎「建物から出るなァ!!」
竈門炭治郎「落ち着いて!あ…あなたは助かります。腕を…紐で縛って!」
竈門炭治郎「待て…許さないぞ!こんなことをしておいて!」
堕姫「うるさいわね」
竈門炭治郎「だめだ!こっちに来ちゃ!下がってください!」
竈門炭治郎「建物から出るなァ!!」
竈門炭治郎「落ち着いて!あ…あなたは助かります。腕を…紐で縛って!」
竈門炭治郎「待て…許さないぞ!こんなことをしておいて!」
煉󠄁獄槇寿郎「竈門君、君には悪いことをした。杏寿郎の為に泣いてくれてありがとう。この四ヶ月、千寿郎とも手紙のやりとりをしてくれていたそうだね。あの子も随分元気になった」
煉󠄁獄槇寿郎「初対面があのようなことになってしまい恥ずかしく思う」
煉󠄁獄槇寿郎「自分の無能に打ちのめされていた時、畳み掛けるように最愛の妻が病死した」
煉󠄁獄槇寿郎「それから酒に溺れ、蹲り続けた私はとんでもない大馬鹿者だ」
煉󠄁獄槇寿郎「杏寿郎は私などと違い素晴らしい息子だった」
煉󠄁獄槇寿郎「私が教えることを放棄した後でも炎の呼吸の指南書を読み込んで鍛錬し柱となった。たった三巻しかない本で」
煉󠄁獄槇寿郎「瑠火の、母親の血が濃いのだろう。杏寿郎も千寿郎も立派な子だ」
煉󠄁獄槇寿郎「そして竈門君、君はもっと凄い力がある」
煉󠄁獄槇寿郎「日の呼吸の選ばれた使い手は君のように生まれつき赤い痣が額にあるそうだ。だからきっと君は」
煉󠄁獄槇寿郎「初対面があのようなことになってしまい恥ずかしく思う」
煉󠄁獄槇寿郎「自分の無能に打ちのめされていた時、畳み掛けるように最愛の妻が病死した」
煉󠄁獄槇寿郎「それから酒に溺れ、蹲り続けた私はとんでもない大馬鹿者だ」
煉󠄁獄槇寿郎「杏寿郎は私などと違い素晴らしい息子だった」
煉󠄁獄槇寿郎「私が教えることを放棄した後でも炎の呼吸の指南書を読み込んで鍛錬し柱となった。たった三巻しかない本で」
煉󠄁獄槇寿郎「瑠火の、母親の血が濃いのだろう。杏寿郎も千寿郎も立派な子だ」
煉󠄁獄槇寿郎「そして竈門君、君はもっと凄い力がある」
煉󠄁獄槇寿郎「日の呼吸の選ばれた使い手は君のように生まれつき赤い痣が額にあるそうだ。だからきっと君は」
竈門炭治郎「(いいえ、槇寿郎さん、この傷は生まれつきのものじゃない)」
竈門炭治郎「(俺の父は生まれつき額に薄く痣があったようですが、俺は違います。俺はきっと、選ばれた使い手ではないのでしょう…でも!)」
竈門炭治郎「なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?」
竈門炭治郎「どうしてわからない?」
堕姫「(さぁ、止まれないでしょ?馬鹿だから!逃げ場のない交差の一撃、花街を支配するために分裂していた私の体、一つに戻ったらその速度は比じゃないのよ)」
堕姫「(コイツ、さっきより速くなってる!)」
堕姫「逃がさないわよ!醜い糞餓鬼!」
堕姫「帯を張ってしならせずに斬る気か!」
堕姫「まばたきする間に伸ばせるのよ!そんな一瞬でこれだけの距離をどうにかできるわけ」
堕姫「(え?斬られた?)」
竈門炭治郎「(単純なことだ。しなるよりも尚速く刀を振り抜いて斬ればいい)」
堕姫「惨めよね、人間っていうのは本当に、どれだけ必死でも所詮この程度だもの、気の毒になってくる」
竈門炭治郎「(構えろ…刀を!)」
堕姫「お返しにアンタも頚を斬ってやるわよ」
堕姫「弱いわね!大して人を喰ってない!何であの方の支配から外れたのかしら?」
堕姫「可哀そうに。胴体が泣き別れになってるでしょ?動かない方がいいわよ」
堕姫「同じ鬼だもの。もういじめたりしないわ。帯に取り込んで朝になったら日に当てて殺してあげる。鬼同士の殺し合いなんて時間の無駄だし」
堕姫「(は?ちょっと待ってよ、何なの?)」
堕姫「(なに…この圧迫…威圧感…急に変わった)」
竈門竹雄「兄ちゃん」
竈門竹雄「兄ちゃんと姉ちゃんはよく似てるよな。優しいけど怒ると怖い。姉ちゃん昔、小さい子にぶつかって怪我させたガラの悪い大人にさ、謝ってくださいって怒ってさ」
竈門竹雄「兄ちゃん」
竈門竹雄「兄ちゃんと姉ちゃんはよく似てるよな。優しいけど怒ると怖い。姉ちゃん昔、小さい子にぶつかって怪我させたガラの悪い大人にさ、謝ってくださいって怒ってさ」
竈門竹雄「その時は周りに大人が大勢いたから良かったけど怖かった…俺…人のために怒る人は自分の身を顧みない所があるから、そのせいでいつか大切なものを失くしてしまいそうだから…怖いよ…」
堕姫「(また蹴り)」
堕姫「馬鹿の一つ覚えね!」
堕姫「次は頚よ!」
嘴平伊之助「祭りの神!」