キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷降谷零 Furuya Rey CV.古谷徹
🔷松田陣平 Matsuda Jinpei CV.神奈延年
🔷伊達航 Date Wataru CV.東地宏樹
🔷萩原研二 Hagiwara Kenji CV.三木眞一郎
🔷諸伏景光 Morofushi Hiromitsu CV.緑川光
コナン「入学して一か月もすると学生達は警察学校の生活にも慣れ外出や外泊がようやく許可されるようになります」
伊達航「とっとと掃除終わられせて飯にするぞ!」
松田陣平「オイオイ、そこはレイ点だろ?」
萩原研二「陳平ちゃんの親友の俺としてはちとジェラちまうねぇ」
「萩原君ー!次の休みの合コン忘れないでねー!イケメンいっぱい揃えてよー!」
「そこの金髪の外人さんとか」
伊達航「誰が外人さんだって?」
「あ、いえ…」
「萩原君ー!次の休みの合コン忘れないでねー!イケメンいっぱい揃えてよー!」
「そこの金髪の外人さんとか」
伊達航「誰が外人さんだって?」
「あ、いえ…」
「なぁ降谷、見た目からしてペラペラなんだろ?英語」
伊達航「はあ!?」
伊達航「悪ィ」
伊達航「いいよ、親父は無視で」
ナタリー「またそんな事言っちゃって…それで?学校の方はどうなの?」
伊達航「フッ面白い奴ばっかで退屈しねぇ。今度お前にも紹介するよナタリー」
ナタリー「うん、楽しみにしてる」
鬼塚八蔵「逮捕術とは、日本古来の武道をベースに被疑者及び現行犯を逮捕拘束する為に練り上げられた術である!」
鬼塚八蔵「有効打撃は顎、肩、胴、小手!攻撃手段は突き、蹴り、逆、投げ、締め、固め、警棒、警杖、施錠など何でも有り!逮捕術の神髄は己はもちろん相手をも無傷で制圧する事である!」
鬼塚八蔵「一体!それまで!」
松田陣平「ったく!班長鬼強じゃねぇか!くそ…ただの殴り合いなら負けねぇのによォ」
萩原研二「俺も女と車の扱いなら負けねぇぜ」
諸伏景光「あ、でも班長彼女いるって…」
松田陣平「なぁ、験直しに週末どっか行かねぇか?」
ナタリー「うん、楽しみにしてる」
鬼塚八蔵「逮捕術とは、日本古来の武道をベースに被疑者及び現行犯を逮捕拘束する為に練り上げられた術である!」
鬼塚八蔵「有効打撃は顎、肩、胴、小手!攻撃手段は突き、蹴り、逆、投げ、締め、固め、警棒、警杖、施錠など何でも有り!逮捕術の神髄は己はもちろん相手をも無傷で制圧する事である!」
鬼塚八蔵「一体!それまで!」
松田陣平「ったく!班長鬼強じゃねぇか!くそ…ただの殴り合いなら負けねぇのによォ」
萩原研二「俺も女と車の扱いなら負けねぇぜ」
諸伏景光「あ、でも班長彼女いるって…」
松田陣平「なぁ、験直しに週末どっか行かねぇか?」
萩原研二「工具店じゃなくカーショップかバイクショップならいいぜ」
松田陣平「バイクショップっつったらこの前妙なタトゥー入れた男見かけたな」
松田陣平「知らねぇよ」
松田陣平「いやぁ、班長は俺との試合で膝を痛めてる。ゼロがそこを見逃すわけがねぇ」
萩原研二「ヤキソバパンゲット!」
伊達航「相手をも無傷で制圧する。それは制圧できた時の話だ。がっかりだよ降谷」
伊達航「なぜ俺の膝を打ち抜かない?どうして躊躇した?これが本物の現場ならお前は大ケガを負い、被疑者は逃走してるぞ。凶悪犯に情けなんて通用しねぇ!こっちが弱さを見せたら最後!」
伊達航「待っているのは親父のような最悪の結末だけ」
伊達航「誰よりも強くなければ正義は遂行できねぇんだよ!」
諸伏景光「ゼロ、あ、悪い寝てたのか?」
伊達航「相手をも無傷で制圧する。それは制圧できた時の話だ。がっかりだよ降谷」
伊達航「なぜ俺の膝を打ち抜かない?どうして躊躇した?これが本物の現場ならお前は大ケガを負い、被疑者は逃走してるぞ。凶悪犯に情けなんて通用しねぇ!こっちが弱さを見せたら最後!」
伊達航「待っているのは親父のような最悪の結末だけ」
伊達航「誰よりも強くなければ正義は遂行できねぇんだよ!」
諸伏景光「ゼロ、あ、悪い寝てたのか?」
降谷零「いやいや」
伊達航「俺の親父の事なんざお前らには関係ねぇのにな」
降谷零「たしかお父さんも警察官だったんだよな?」
伊達航「ああ、交番勤務の巡査長」
伊達航「ヒョロっとして見た目は弱そうだったけど、俺は尊敬してたよ。親父が非番だったあの日まではな…」
伊達航「ねぇ、父ちゃん!何でいつも爪楊枝くわえてるの?」
伊達の父「だって父ちゃん痩せてて頼りなさそうだろ?だから悪い奴らにナメられない様にくわえてんのさ!」
伊達航「じゃあ僕も爪楊枝買って!」
伊達航「ヒョロっとして見た目は弱そうだったけど、俺は尊敬してたよ。親父が非番だったあの日まではな…」
伊達航「ねぇ、父ちゃん!何でいつも爪楊枝くわえてるの?」
伊達の父「だって父ちゃん痩せてて頼りなさそうだろ?だから悪い奴らにナメられない様にくわえてんのさ!」
伊達航「じゃあ僕も爪楊枝買って!」
伊達の父「子供は棒付きキャンディーで我慢しなさい!」
伊達航「親父がその店に入った直後に事件は起こった」
伊達航「返り血を浴び興奮した男が木刀を片手に“金出せ”と飛び込んで来たんだよ。当然店内は大パニックだったけど、俺は怖くなかったよ」
伊達航「相手は一人、きっと警察官の親父なら何とかしてくれる」
伊達航「そう信じた俺の目に映ったのは…」
伊達航「親父がその店に入った直後に事件は起こった」
伊達航「返り血を浴び興奮した男が木刀を片手に“金出せ”と飛び込んで来たんだよ。当然店内は大パニックだったけど、俺は怖くなかったよ」
伊達航「相手は一人、きっと警察官の親父なら何とかしてくれる」
伊達航「そう信じた俺の目に映ったのは…」
伊達の父「私の財布でよかったら持ってっていいから何とかそれで勘弁してくれ!」
伊達航「父ちゃんはお巡りさんなんだぞ!お前なんかやっつけちゃうんだからな!」
伊達航「その言葉が逆に火に油を注いだ様に男は親父の体に何度も何度も木刀を振り降ろし続け、そうこうしてるうちにパトカーのサイレンが聞こえて男はコンビニから出て行ったが」
伊達航「親父は1年間入院する羽目になり、そのケガが元で警察官を辞める事になっちまったんだよ」
伊達航「あの事件は抗争に負けた暴力団員が逃亡資金欲しさに起こした犯行で、その後も違う店で傷害事件を起こしていたそうだ」
伊達航「つまり、あの日親父が強くてあの男をその場で捕まえていたら被害者を誰一人出す事なく正義は遂行されたというわけだ」
伊達航「くだらねぇ話に付き合わせて悪かったな」
「騒ぐんじゃねぇ」
松田陣平「はあ!?何で教えられねぇんだよ?そのゴブレットのタトゥー野郎はこの店の常連なんだろ?」
物部「だから何でその人を捜してるんスか?」
松田陣平「は?」
伊達航「降谷、犯人は二人、俺とお前で一人ずつ相手にすれば制圧できる。まず俺がニット帽の男の注意を引きつけるからその隙にお前は」
降谷零「待て。様子がおかしい。なぜ奴らはレジの金を奪ってすぐに逃走しないんだ?」
伊達航「さァな…でもそれより今はここにいる客達を全員助けるのが最優先!まだ拘束されていない今がその大チャンスなんだよ」
犯人「何をコソコソ喋ってる?」
犯人「殺すぞてめェ!」
伊達航「(くそォ…店員も仲間なのか)」
犯人「うぉーい!そろそろおっぱじめるか」
犯人「チンタラしてんじゃねぇ!さっさと歩け!」
犯人「あとどれくらいだ?」
犯人「40~50万ってとこっスかね」
伊達航「(くそォ…まずはこの結束バンドを何とかしねぇと…ん?)」
伊達航「(そうか!靴紐を結束バンドに通してこすれる摩擦熱で)」
伊達航「やるな降谷!」
降谷零「皆の拘束も解いてくれ」
降谷零「(やはり鍵がかけられているか…)」
伊達航「それにしても犯人達の狙いは何なんだ!」
降谷零「恐らくATMの現金補充の金だよ。防犯上、補充のタイミングは誰にも知らされてないけど、ATMの防犯映像で大まかな収支をチェックしていれば予想はつく」
伊達航「しかし何で奴らは顔を隠してねぇんだ?」
伊達航「(くそォ…まずはこの結束バンドを何とかしねぇと…ん?)」
伊達航「(そうか!靴紐を結束バンドに通してこすれる摩擦熱で)」
伊達航「やるな降谷!」
降谷零「皆の拘束も解いてくれ」
降谷零「(やはり鍵がかけられているか…)」
伊達航「それにしても犯人達の狙いは何なんだ!」
降谷零「恐らくATMの現金補充の金だよ。防犯上、補充のタイミングは誰にも知らされてないけど、ATMの防犯映像で大まかな収支をチェックしていれば予想はつく」
伊達航「しかし何で奴らは顔を隠してねぇんだ?」
萩原研二「ああ…」
萩原研二「現職の警察官が犯罪者に土下座だからねぇ」
松田陣平「まぁ班長の気持ちもわからなくねぇよ。俺も親父が殺人容疑で誤認逮捕された時、人殺しの息子だと言われまくって親父の事を嫌いになりかけてたから」
松田陣平「俺の場合はジムの人達に“親父を信じて待て”って言われて気持ちを折らずに済んだんだがな」
松田陣平「だから諸伏よ、昔何があったか知らねぇけど、話してくれたら俺らのしょうもない助言が何かの助けになるかも」
諸伏景光「た…す…け…て…」
松田陣平「今かよ!?」
萩原研二「現職の警察官が犯罪者に土下座だからねぇ」
松田陣平「俺の場合はジムの人達に“親父を信じて待て”って言われて気持ちを折らずに済んだんだがな」
松田陣平「だから諸伏よ、昔何があったか知らねぇけど、話してくれたら俺らのしょうもない助言が何かの助けになるかも」
諸伏景光「た…す…け…て…」
松田陣平「今かよ!?」
松田陣平「チキッてんじゃねぇよ。映画とかの撮影用のパチモンに決まってんだろ」
諸伏景光「ねぇねぇ何の映画?俺らも出させてよ!」
犯人「それが…妙な3人が入ってきて…」
犯人「馬鹿野郎!たった3人なら構わねぇ!ぶち殺せ!」
「ウソ!ホントに映画の撮影!?」
諸伏景光「ねぇねぇ何の映画?俺らも出させてよ!」
犯人「それが…妙な3人が入ってきて…」
犯人「馬鹿野郎!たった3人なら構わねぇ!ぶち殺せ!」
「ウソ!ホントに映画の撮影!?」
伊達航「え?」
松田陣平「だよな?ハギ」
萩原研二「ああ、実は俺、班長の親父さんがヤクザ風の男にボコられてた時、そのコンビニにいたんだよ」
伊達航「いたのか!?あの現場に…」
萩原研二「ああ…班長は血まみれの親父さんに気をとられていて気付かなかったかもしれねぇけど、あのあと男の仲間が数人店内に入ってきて」
「サツが来るぞ!ズラかれ!」
萩原研二「恐らく親父さんは気付いてたんだよ。近くの車にその男の仲間が潜んでいる事に…だからその男を捕まえたとしても仲間に加勢に入られたら勝ち目はないし」
萩原研二「店内で乱闘にでもなり万が一立てこもられたりしたら、他の客達に危害が及ぶ」
萩原研二「あの時、店内には俺や妊婦さんや老人とか大勢いたからねぇ」
萩原研二「それに警察の到着がかなり早かったから多分親父さんが通報し警察が到着するまでその男を奥まで入れず店先で足止めしたかったんだよ」
萩原研二「だから班長…あの土下座は命乞いなんかじゃなく」
萩原研二「誰も傷つけてたまるかっていう警察官のハートがそうさせたんじゃねぇの?」
伊達の父「航?どうした?急に電話なんて」
伊達の父「え?俺に会わせたい人がいる?お前もそういう歳になったんだなぁ」
伊達航「もう22だよ。しばらく会ってねぇから忘れちまってるだろうけど」
萩原研二「ああ、実は俺、班長の親父さんがヤクザ風の男にボコられてた時、そのコンビニにいたんだよ」
伊達航「いたのか!?あの現場に…」
萩原研二「ああ…班長は血まみれの親父さんに気をとられていて気付かなかったかもしれねぇけど、あのあと男の仲間が数人店内に入ってきて」
「サツが来るぞ!ズラかれ!」
萩原研二「恐らく親父さんは気付いてたんだよ。近くの車にその男の仲間が潜んでいる事に…だからその男を捕まえたとしても仲間に加勢に入られたら勝ち目はないし」
萩原研二「店内で乱闘にでもなり万が一立てこもられたりしたら、他の客達に危害が及ぶ」
萩原研二「あの時、店内には俺や妊婦さんや老人とか大勢いたからねぇ」
萩原研二「それに警察の到着がかなり早かったから多分親父さんが通報し警察が到着するまでその男を奥まで入れず店先で足止めしたかったんだよ」
萩原研二「だから班長…あの土下座は命乞いなんかじゃなく」
萩原研二「誰も傷つけてたまるかっていう警察官のハートがそうさせたんじゃねぇの?」
伊達の父「航?どうした?急に電話なんて」
伊達の父「え?俺に会わせたい人がいる?お前もそういう歳になったんだなぁ」
伊達航「もう22だよ。しばらく会ってねぇから忘れちまってるだろうけど」