宇髄天元「逃げろーッ!!」
竈門禰豆子「うー」
須磨「天元様死なせたらアタシもう神様に手を合わせません!絶対に許さないですからあ!!」
まきを「ちょっと黙んなさいよ!!天元様が喋ってるでしょうがぁ!!」
まきを「口に石詰めてやるこのバカ女ぁ!」
雛鶴「どっちも静かにしてよ!」
宇髄天元「(嘘だろ…何も言い残せずに死ぬのか俺…毒で舌も回らなくなってきたんだが…どうしてくれんだ…言い残せる余裕あったのに…マジかよ)」
竈門炭治郎「禰豆子の血鬼術が毒を燃やして飛ばしたんだと思います。俺にもよくわからないのですが…傷は治らないのでもう動かないでください。御無事で良かったです」
宇髄天元「こんなこと有り得るのかよ…混乱するぜ…いやいや、お前も動くなよ、死ぬぞ」
竈門炭治郎「俺は鬼の頚を探します。確認するまではまだ安心できない」
竈門炭治郎「禰豆子、向こうだ。鬼の血の匂いがする」
堕姫「アンタなんかとはきっと血も繋がってないわよ!だって全然似てないもの!」
堕姫「この役立たず!強いことしかいい所が無いのに!何も無いのに!負けたらもう何の価値もないわ!出来損ないの醜い奴よ!」
妓夫太郎「ふざけんじゃねぇぞ!お前一人だったらとっくに死んでる!どれだけ俺に助けられた!出来損ないはお前だろうが、弱くて何の取り柄も無い…お前みたいな奴を今まで庇ってきたことが心底悔やまれるぜ」
竈門炭治郎「君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される」
竈門炭治郎「味方してくれる人なんていない。だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だ」
堕姫「うわああああん!うるさいんだよォ!アタシたちに説教すんじゃないわよ糞ガキが!向こう行けぇ!どっか行けぇ!悔しいよう、悔しいよう、何とかしてよォ、お兄ちゃあん、死にたくないよォ、お兄ちゃあん、お兄っ…」
妓夫太郎「お前はもう俺についてくるんじゃねえ」
堕姫「なっ、なんで?待ってよ、アタシ」
妓夫太郎「ついて来んじゃねえ!!」
堕姫「さっきのこと怒ったの?謝るから許してよ!お兄ちゃんのこと醜いなんて思ってないよォ!悔しかったの!負けて悔しかったの!アタシのせいで負けたって認めたくなかったの!」
竈門禰豆子「うー」
竈門炭治郎「善逸の声だ!うっ…」
竈門炭治郎「無事か!?よかった」
我妻善逸「無事じゃねえよ!」
竈門炭治郎「伊之助どこに!」
竈門炭治郎「(毒で爛れた皮膚が治っていく!)」
須磨「鬼の毒なんてどうしたらいいんですか、解毒薬が効かないよオ!ひどいです神様!ひどい!」
宇髄天元「最期に言い残すことがある…俺は…今までの人生…」
須磨「天元様死なせたらアタシもう神様に手を合わせません!絶対に許さないですからあ!!」
まきを「ちょっと黙んなさいよ!!天元様が喋ってるでしょうがぁ!!」
まきを「口に石詰めてやるこのバカ女ぁ!」
雛鶴「どっちも静かにしてよ!」
宇髄天元「(嘘だろ…何も言い残せずに死ぬのか俺…毒で舌も回らなくなってきたんだが…どうしてくれんだ…言い残せる余裕あったのに…マジかよ)」
宇髄天元「ちょっと待て。こりゃ一体どういうことだ?」
竈門炭治郎「禰豆子の血鬼術が毒を燃やして飛ばしたんだと思います。俺にもよくわからないのですが…傷は治らないのでもう動かないでください。御無事で良かったです」
宇髄天元「こんなこと有り得るのかよ…混乱するぜ…いやいや、お前も動くなよ、死ぬぞ」
竈門炭治郎「俺は鬼の頚を探します。確認するまではまだ安心できない」
竈門炭治郎「禰豆子、向こうだ。鬼の血の匂いがする」
妓夫太郎「俺は柱を相手にしてたんだぞ!」
堕姫「だから何よ!何でトドメを刺しとかなかったのよ!頭カチ割っとけばよかったのに!」
妓夫太郎「行こうとしてた!」
妓夫太郎「うるせぇんだよ!」
竈門炭治郎「(まだ生きてる。しかも言い争ってるぞ。だけど少しずつ肉体が崩れていってるな)」
堕姫「アンタなんかとはきっと血も繋がってないわよ!だって全然似てないもの!」
堕姫「この役立たず!強いことしかいい所が無いのに!何も無いのに!負けたらもう何の価値もないわ!出来損ないの醜い奴よ!」
妓夫太郎「ふざけんじゃねぇぞ!お前一人だったらとっくに死んでる!どれだけ俺に助けられた!出来損ないはお前だろうが、弱くて何の取り柄も無い…お前みたいな奴を今まで庇ってきたことが心底悔やまれるぜ」
竈門炭治郎「君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される」
竈門炭治郎「味方してくれる人なんていない。だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だ」
堕姫「うわああああん!うるさいんだよォ!アタシたちに説教すんじゃないわよ糞ガキが!向こう行けぇ!どっか行けぇ!悔しいよう、悔しいよう、何とかしてよォ、お兄ちゃあん、死にたくないよォ、お兄ちゃあん、お兄っ…」
妓夫太郎「(客の侍の目玉を簪で突いて失明させたので、その報復として梅は縛り上げられ生きたまま焼かれた)」
妓夫太郎「(俺はいなかった。仕事から戻ったらお前は丸焦げになっていた)」
妓夫太郎「わあああああ!やめろやめろやめろ!俺から取り立てるな!何も与えなかったくせに取り立てやがるのか!許さねえ!許さねえ!元に戻せ俺の妹を!でなけりゃ神も仏もみんな殺してやる!」
「はい。そうでございます。感謝致します。厄介払いができて良かった」
「まぁ待て、止めを刺してからだ」
妓夫太郎「お前いい着物だなあ、清潔で肌艶もいい、たらふく飯を食って綺麗な布団で寝てんだな、生まれた時からそうなんだろう、雨風凌げる家で暮らして、いいなあ、いいいなああああ」
堕姫「そっちが出口?」
妓夫太郎「お前はもう俺についてくるんじゃねえ」
堕姫「なっ、なんで?待ってよ、アタシ」
妓夫太郎「ついて来んじゃねえ!!」
堕姫「さっきのこと怒ったの?謝るから許してよ!お兄ちゃんのこと醜いなんて思ってないよォ!悔しかったの!負けて悔しかったの!アタシのせいで負けたって認めたくなかったの!」
妓夫太郎「お前とはもう兄妹でも何でもない」
堕姫「嫌だ嫌だ!」
堕姫「離れない!絶対離れないから…ずっと一緒にいるんだから…何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる!絶対に!」
堕姫「アタシを嫌わないで、叱らないで、一人にしないで、置いてったら許さないわよ」
堕姫「離れない!絶対離れないから…ずっと一緒にいるんだから…何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる!絶対に!」
堕姫「アタシを嫌わないで、叱らないで、一人にしないで、置いてったら許さないわよ」
須磨「そうですよ!」
まきを「ずいぶん遅かったですね」
須磨「お…お…遅いんですよ!そもそも来るのが!おっそいの!」
須磨「キャーッ!こえー!!」
伊黒小芭内「左手と左目を失ってどうするつもりだ?たかが上弦の陸との戦いで、復帰までどれだけかかる?その間の穴埋めは誰がするんだ」
まきを「ずいぶん遅かったですね」
須磨「お…お…遅いんですよ!そもそも来るのが!おっそいの!」
須磨「キャーッ!こえー!!」
伊黒小芭内「左手と左目を失ってどうするつもりだ?たかが上弦の陸との戦いで、復帰までどれだけかかる?その間の穴埋めは誰がするんだ」
伊黒小芭内「おいまさか…」
産屋敷耀哉「ゴホッゴホッ」
産屋敷あまね「耀哉様」
産屋敷あまね「お前達湯を沸かしなさい。それから薬と手拭いを。早く!」
竈門炭治郎「みんな…生きててよかった…」