MY HERO ACADEMIA🖊原作者(Original Story): 堀越耕平(Kohei Horikoshi)
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第88話ネタバレ
第4期25話 始まりの
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放送日 | 2020年4月4日 |
OPテーマ | スターマーカー (歌:KANA-BOON) |
EDテーマ | Shout Baby (歌:緑黄色社会) |
CAST |
🔷エンデヴァー Endeavor CV.稲田徹 🔷ホークス Hawks CV.中村悠一 🔷轟焦凍 ショート Todoroki Shoto CV.梶裕貴 🔷轟冷 Todoroki Rei CV.根谷美智子 🔷轟夏雄 Todoroki Natsuo CV.新祐樹 🔷轟冬美 Todoroki Fuyumi CV.真堂圭 🔷ハイエンド フードちゃん HOOD CV.最上嗣生 🔷オールマイト All Might CV.三宅健太 🔷相澤消太 Aizawa Shota CV.諏訪部順一 🔷緑谷出久 デク Midoriya Izuku CV.山下大輝 🔷爆豪勝己 かっちゃん Bakugo Katsuki CV.岡本信彦 🔷死柄木与一 Shigaraki Yoichi CV.保志総一朗
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轟冬美「着替えと羽織るもの置いとくね」
轟冷「いつもありがとう」
轟冬美「来週から冷え込むみたい」
轟冷「嬉しい。寒いのは好き」
轟夏雄「暑がりだもんね俺ら」
轟冷「夏くん元気そうね」
轟冬美「大学入ってから全っ然帰って来ないの。ゼミで彼女できたんだって」
轟夏雄「姉ちゃん!連絡入れてるからいいでしょ!?おっ、お母さんも元気そうだね!血色!血色がいい!いいことあった?」
轟冷「焦凍がお手紙くれるの。仮免補講大変だけど、友達に追いつく為に頑張ってるって」
轟夏雄「へー!焦凍、筆マメなんね」
轟冬美「寮制に補講で、あの子も以前のようには来れないのよ」
轟夏雄「さすがにケータイもういいんじゃない?大変でしょ手紙は」
轟冷「そうねぇ、先生が何て言うか…」
轟冬美「手紙、見ていい?」
轟冷「ええ、焦凍には内緒ね」
轟夏雄「お母さん、あいつ昨日正式にNo.1になったよ。世間はお母さんや兄弟にしてきた事、家族をどう扱ってたか知らないよ。あいつトーク番組とか出ないし」
轟冬美「あんたお父さんの話は」
轟冷「いいの冬美」
轟夏雄「俺はろくに思い出もないし、あいつがどうなろうがもうほぼ他人感覚なんだろうけどさ、けど、お母さんや焦凍たちの事…なかったかのように振る舞ってんのは許せねぇ」
轟夏雄「もう約10年、お母さんに謝りにも来てないんだろう。過去も血も、あいつは置き去りにしていく気なんだ」
轟冷「それは違うよ」
轟夏雄「何でお母さんがあいつ庇うんだよ」
轟冷「このお花、私が好きって言ったの」
轟冷「初めて会った頃、たった一度」
轟冬美「お父さん来たの!?」
轟冷「何度か来てるみたい。面会はしてない。まだ恐くて。先生もやめた方がいいって」
轟冷「あの人が内心どう思ってるかはわからない。対外的な理由かもしれない」
轟冷「でもね、置き去りじゃないよ。過去も血も向き合おうとしていることは確かだよ」
ホークス「エンデヴァーさん飛べるんですかぁ!?」
エンデヴァー「落ちないだけだ!抜かるな!こいつはまだ動く」
ハイエンド「こコんな火デ俺レをを…殺セるとと、思っ思っ思ったカ?」
エンデヴァー「(再生…保須に出た奴にも備わっていた。他の白い奴らには見られなかった力。黒は特別製ということか?だとするとこいつはその中でも更に特別。なにせ…喋る!ならば!生け捕りにして情報を頂く!)」
エンデヴァー「嚇灼熱拳ヘルスパイダー!」
エンデヴァー「(炭化させたそばから)」
ホークス「オイオイ頼みますよ、No.1」
エンデヴァー「(逆噴射でも抵抗しきれないんだ…スピードもパワーも俺より上か!)」
ヒーロー「おい、ウソやろ!」
ヒーロー「落ちるぞ!」
ホークス「(感知しろ剛翼)」
ホークス「(悲鳴、呼吸、衣ずれ、人から生じる振動!ビル内の全員の救出は無理。羽が足りない。被害部分のみに限定して)」
『ホークス、個性“剛翼”。固くしなやかな羽。その一枚一枚を思いのままに操れる』
ホークス「被害部分の76名、全員避難完了!」
エンデヴァー「嚇灼熱拳」
エンデヴァー「ヘルスパイダー!」
ホークス「それがハイライトですか!?」
ホークス「料理、したこと、ないでしょ、エンデヴァーさん、みじん切り粗いですよ、均等に切ってもらわないと」
エンデヴァー「喋るより動きに神経を使うんだな」
ホークス「いや、羽減らし過ぎると飛行性能下がるんですって」
エンデヴァー「それは悪かった!」
ヒーロー「エンデヴァー、ホークス、加勢する」
ハイエンド「邪、じゃっ、邪魔!!」
エンデヴァー「(分裂した!?色が違う。体内に格納していたかっ」
エンデヴァー「(うっ…だいぶ熱が篭ってきた…)」
エンデヴァー「(額面通りに捉えれば目的は強者との戦闘。いっぱしのヴィランらしい思考回路。俺との戦闘継続の為に加勢を分散させようってハラか。この脳無、考えている)」
ホークス「ハーイ、見えなくなるくらい下がってください。何を隠そうパワー押しには割と無力なんで (俺の背中やったら安心させられん)」
ハイエンド「もう、ぅ撃たない、のカ?ね、熱っっせ、熱戦、そ、それとも、撃ぅてないない、だだと、ししたら」
エンデヴァー「(勘も良いときたかよ。赫灼熱拳は炎の超高温に圧縮し留め放つ一撃必殺。乱発すれば体温が上昇し身体機能の低下を招く。が、スピード・パワー共に負けている上、いくつ個性を持っているかわからん以上、出し惜しみは命取り!俺の体は、熱が篭り続ける)」
エンデヴァー「(だからおまえを)」
エンデヴァー「(だからおまえたちを)」
エンデヴァー「(だからおまえを!)」
リポーター「ああ今見えますでしょうか!?エンデヴァーが!この距離でも眩しいほどに!激しく発火しております!」
ハイエンド「力をあア新たナ、おっおっ俺の強ヨサを試ためさせてテくレ!」
エンデヴァー「逃げも再生も間に合わぬ煉獄!灼けて静まれ!プロミネンスバーン!!」
エンデヴァー「(ここで情けない姿は見せられん!)」
ハイエンド「残念」
ホークス「エンデヴァーさん!!」
エンデヴァー「(首を千切って投げていたと!?)」
リポーター「突如として現れたヴィラン!たった一人で街を蹂躙しております!確認できませんが改人脳無も多数出現している模様!現在ヒーローたちが交戦・避難誘導中!しかしいち早く応戦したエンデヴァーは負傷!この光景…嫌でも思い出される3か月前の神野の悪夢」
ハイエンド「遅」
ハイエンド「もっと…もっと強さをー!!」
轟夏雄「何してんだ、あいつ、敵わねえなら退いて増援待てよ!自分が一番わかってんだろ、オールマイトのようにはなれないって」
轟夏雄「だから、早々に諦めてイカれたんだろ!子どもは放ったらかしでお母さん病むまでおいつめて、諦めて逃げろよ!」
轟冬美「夏、理解はできても、納得できないことってあるでしょ?諦めたんじゃないんだよ。あの人は誰よりも諦めの悪い人なんだよ」
常闇踏陰「パニックだ!マズいぞ」
相澤消太「轟、もう見てたか」
「てきとうな事言うなや!どこ見て喋りよっとや、テレビ!」
「あれ見ろや!まだ炎が上がっとるやろうが!見えとるやろが!エンデヴァー、生きて戦っとるやろうが」
「おらん象徴の尾っぽ引いて勝手に絶望すんなや!今、俺らの為に体張っとる男は誰や!見ろや!!」
ハイエンド「おっオ前も再生さイせい、も持ちなノか?」
エンデヴァー「(一緒にするな!こちとら既に体が動かん)」
エンデヴァー「(動かん体を火力で押し出せ!ありがたい。痛みで意識が保てる)」
エンデヴァー「(倒れてなるものか!霞むこの眼で勝機を見据えろ!火力を上げろ!もっと更に!)」
エンデヴァー「(改人、貴様頭部は傷ついちゃマズいんだろう!?最早生け捕りは考えぬ。超えろ!こいつの反応速度を!超えてその面炭にするまで、倒れてなるのものか!!)」
ホークス「(そーゆーとこです)」
ホークス「(エンデヴァーさん!)」
ホークス「(俺の羽じゃ破壊力が足りない。けれど、スピードなら互角です)」
ホークス「(俺ね、見てたんで知ってんですよ。本気で超えようなんて人は一人もいなかった。あなただけですよ。本気で超えようとしてたのは)」
ホークス「(ほんと、どんだけ不器用なんですか)」
ホークス「(羽、予め飛ばしときました)」
ホークス「(あなたの火力に俺のスピードを上乗せする!)」
ホークス「(背中押しますよNo.1!)」
エンデヴァー「(誰より強くなりたかった)」
ホークス「(俺の背中やったら安心させられん。だから…)」
ホークス「マジかよ!」
エンデヴァー「(口の中から灼いているのに再生が追い付いているのか!)」
ホークス「(充分な火力が出てない!?羽はほぼ全弾撃ってる!それももう燃え尽きて無くなる!)」
エンデヴァー「改人、脳無っ!複数の個性を持つようつくられしモノよ!強さに執着する者よ!」
リポーター「エ、エンデヴァーが…戦っています…」
リポーター「身をよじり足掻きながら戦っています!」
轟焦凍「親父っ…見てるぞ…」
轟焦凍「見てるぞ!」
ホークス「もう燃えカス同然です!あまり助力できませんが」
エンデヴァー「充分、上だ、もっと上へ!人も建物も気にする必要のない上空へ」
ホークス「なる程、そこなら心置きなく放てますね」
エンデヴァー「改人よ…貴様は俺だ…過去の…或いは別の未来の…」
エンデヴァー「灼けて眠るがいい」
エンデヴァー「(昔から、この校訓が大嫌いだったよ) PLUS ULTRA」
エンデヴァー「プロミネンスバーン!!」
リポーター「腕を…腕を高々と突き上げて!」
リポーター「勝利の!いえ!始まりのスタンディングです!」
『オールマイトが事実上引退してもヒーローはその歩みを止めるわけにはいかない』
『そしてその意志を引き継いでいくのは』
『僕たちなんだ』
死柄木与一「君が、9人目だね」
緑谷出久「ハァ…ハァ…」