DETECTIVE CONAN
🖊原作者(Original Story):青山剛昌(Gosho Aoyama)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷松田陣平 Matsuda Jinpei CV.神奈延年
🔷萩原研二 Hagiwara Kenji CV.三木眞一郎
🔷佐藤美和子 Sato Miwako CV.湯屋敦子
🔷目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林
🔷白鳥任三郎 Shiratori Ninzaburō CV.井上和彦
🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉
🔷千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸
🔷鈴木園子 Suzuki Sonoko CV. 松井菜桜子
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子
🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江
🔷小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉
コナン「オーライ!」
「大丈夫か?」
高木渉「は…はい…」
「バカもん!君が今からビビっていてどうするんだ!実際に作業するのは一緒にいる少年なんだぞ!」
「今から1分後エレベーターの明りを消すから赤外線暗視スコープを装着し」
「暗くなったら水銀レバーの右側にあるカバーを外すんだ。水銀レバーに触れないようにな」
「バカもん!君が今からビビっていてどうするんだ!実際に作業するのは一緒にいる少年なんだぞ!」
「今から1分後エレベーターの明りを消すから赤外線暗視スコープを装着し」
「暗くなったら水銀レバーの右側にあるカバーを外すんだ。水銀レバーに触れないようにな」
コナン「………」
コナン「うん!聞こえてるからどんどん続けて」
高木渉「えーと、カバーを外すと変な機械がいっぱいあるだろ?その上の方に光を感知すると作動する小さな光電管ってやつが付いてるはずなんだけど、まずはその光電管から出ているコードを切るんだ」
コナン「(こいつを迂回させてる)」
コナン「(おっと、電気が通ってやがる)」
コナン「(ヤバいヤバい…んじゃこの隙間にプラスチックのストッパーをかませて…ストッパー?)」
コナン「(そういえばあの暗号…“出来のいいストッパーを用意しても無駄だ”って書いてあったな)」
コナン「(出来かいいって事は防御率がいいってことか…でも何でメジャーリーガーなんだ?ここは日本なんたがらプロ野球選手って書いてもいいのに…)」
コナン「(待てよ!延長戦…防御率…逆転…メジャーリーガー…ま…まさかもう一つの爆弾の場所って!)」
コナン「(まだ時間はたっぷりあるけど、それがどこだがわからねぇと)」
コナン「ねぇ高木刑事」
高木渉「えーと、カバーを外すと変な機械がいっぱいあるだろ?その上の方に光を感知すると作動する小さな光電管ってやつが付いてるはずなんだけど、まずはその光電管から出ているコードを切るんだ」
コナン「(こいつを迂回させてる)」
コナン「(おっと、電気が通ってやがる)」
コナン「(ヤバいヤバい…んじゃこの隙間にプラスチックのストッパーをかませて…ストッパー?)」
コナン「(出来かいいって事は防御率がいいってことか…でも何でメジャーリーガーなんだ?ここは日本なんたがらプロ野球選手って書いてもいいのに…)」
コナン「(待てよ!延長戦…防御率…逆転…メジャーリーガー…ま…まさかもう一つの爆弾の場所って!)」
コナン「(まだ時間はたっぷりあるけど、それがどこだがわからねぇと)」
コナン「ねぇ高木刑事」
高木渉「ダメです…切れません」
高木渉「君の勇気を称えて褒美を与えよ。試合終了を彩る大きな花火の在り処を…表示するのは爆発3秒前…健闘を祈る」
高木渉「これが液晶パネルに表示された文字だとコナン君が言ってました。なんとかコナン君だけでも避難させたいんですか、多くの被害者を出さない為にも、コナン君がヒントを見て僕が電話でそれを伝え」
高木渉「これが液晶パネルに表示された文字だとコナン君が言ってました。なんとかコナン君だけでも避難させたいんですか、多くの被害者を出さない為にも、コナン君がヒントを見て僕が電話でそれを伝え」
高木渉「もう一つの爆弾が仕掛けてある場所を特定するしか…方法はないみたいです…すみません…でも佐藤さんならわかってくれますよね」
佐藤美和子「(バカ…)」
アナウンサー「あなたに良心が残っているのなら」
犯人「(フン!良心か…)」
犯人「まだ信じられないよ…こんなにうまくいくなんて…」
犯人「んじゃラジオでテレビの音でも拾って俺達の武勇伝を聞いてみるか」
高木渉「あ、いや、なぁ、コナン君ついでだからもう一つ教えてくれよ。君は一体何者なんだい?」
コナン「ああ…知りたいのなら教えてあげるよ」
コナン「あの世でね…」
📻「依然二人は救出されないまま時間は残り1分を切ろうとしています!」
円谷光彦「ちょっと!どういう事ですか!コナン君と高木刑事まだ中にいるじゃないですか!」
犯人「(くそ…仕方ない!遠隔操作で)」
📱「ピリリピリリ」
目暮警部「残念だが電話の相手はもう話せんそうだ。爆発物処理班が密かに学校に入りあんたが仕掛けていた盗聴器に気付かれんように音を立てず」
目暮警部「ドラム缶に入った爆弾は五つともバラバラに解体してしまったからな。おや?その顔はどうしてその場所がわかったのかって顔だな」
目暮警部「あの暗号文から東都タワーと爆破予告時間を意味する文を除くとこうなる。“俺は剛球豪打のメジャーリーガー。さあ延長戦の始まりだ。出来のいいストッパーを用意しても無駄だ。最後は俺が逆転する“」
目暮警部「“メジャーリーガー”と言うのは英語に直せというキーワード。“出来のいいストッパー”は防御率がいい投手の事」
目暮警部「最後に逆転すると“文”という漢字になる。学校を示す地図記号にな」
目暮警部「そして一つ目の爆弾の液晶パネルに表示されたヒントの“EVIT” これは探偵の英語表記」
目暮警部「DETECTIVEの綴りを逆にして流れた文字の一部だ」
コナン「まぁ、元々ヒントの途中でわかったらすぐに切るつもりでベンチを握ってたからな。高木刑事を死なせるわけにはいかなかったし」
灰原哀「でもさすがね。EVITだけでディテクティヴの逆の綴りだとわかるだなんて」
佐藤美和子「(バカ…)」
アナウンサー「あと4分!爆発まであと4分です!まだタイマーは止まっていません!犯人さん!この放送を見ていたら、爆弾を、タイマーを止めてください!」
アナウンサー「あなたに良心が残っているのなら」
犯人「(フン!良心か…)」
犯人「まだ信じられないよ…こんなにうまくいくなんて…」
犯人「んじゃラジオでテレビの音でも拾って俺達の武勇伝を聞いてみるか」
犯人「(フン!そのガキには悪いが爆発したら警察はガキを守れなかった事になり爆発前にビビって止めやがったらヒントはわからずもっと大量に犠牲者が出る)」
犯人「(フフ、そして俺はその事をマスコミに公表し警察の大失態が白日の下に晒されるってわけだ)」
犯人「(どっちにしても終わりだよ、貴様ら警察はな)」
高木渉「へ~あの暗号にはそんな意味が…」
コナン「しーっ…あんまり大きな声出すと爆弾犯に聞こえちゃうから」
高木渉「あぁ…でもそこに該当する場所は東京には400以上あるんじゃ…」
コナン「うん…爆弾犯に気付かれない様に今からそこを全部調べて爆弾を見つけるのはまず無理だし」
犯人「(フフ、そして俺はその事をマスコミに公表し警察の大失態が白日の下に晒されるってわけだ)」
犯人「(どっちにしても終わりだよ、貴様ら警察はな)」
高木渉「へ~あの暗号にはそんな意味が…」
コナン「しーっ…あんまり大きな声出すと爆弾犯に聞こえちゃうから」
高木渉「あぁ…でもそこに該当する場所は東京には400以上あるんじゃ…」
コナン「うん…爆弾犯に気付かれない様に今からそこを全部調べて爆弾を見つけるのはまず無理だし」
コナン「その400以上ある場所にいる人達を一斉に避難させようとしたら犯人の性格からして遠隔操作で爆弾のスイッチを押しかねない。つまり、全員を確実に助けるには…」
高木渉「ヒントを見てピンポイントでその場所を調べて爆弾を発見するしかない。松田刑事がやったように…だね?」
高木渉「あ、いや、なぁ、コナン君ついでだからもう一つ教えてくれよ。君は一体何者なんだい?」
コナン「ああ…知りたいのなら教えてあげるよ」
コナン「あの世でね…」
📻「依然二人は救出されないまま時間は残り1分を切ろうとしています!」
円谷光彦「ちょっと!どういう事ですか!コナン君と高木刑事まだ中にいるじゃないですか!」
小嶋元太「車戻せよ!東都タワーに!」
吉田歩美「コナンくーーーん!!」
コナン「あと15秒…高木刑事用意できた?」
高木渉「ああ、君の推理は全てメールに打ち込んだよ。あとは君が読み上げるヒントを打ち込んで送信するだけだ」
コナン「そろそろ出るよ。最初の文字はアルファベットのE!」
コナン「V、I、T」
「逃げろ!逃げろ!逃げるんだ蘭!」
毛利蘭「新一?」
コナン「蘭」
吉田歩美「コナンくーーーん!!」
コナン「あと15秒…高木刑事用意できた?」
高木渉「ああ、君の推理は全てメールに打ち込んだよ。あとは君が読み上げるヒントを打ち込んで送信するだけだ」
コナン「そろそろ出るよ。最初の文字はアルファベットのE!」
コナン「V、I、T」
「逃げろ!逃げろ!逃げるんだ蘭!」
毛利蘭「新一?」
コナン「蘭」
高木渉「じゃあヒントの途中で?」
コナン「うん、EVITだけじゃもう一つの爆弾の場所はわからないね」
高木渉「まぁ仕方ないさ…とにかくレスキュー隊を呼んでここから助け出してもらおう」
犯人「(やはり臆病風に吹かれたか…爆弾を止めたのはボウズだが世間は警察が止めさせたと思うだろよ。大勢の命を犠牲にして自分達だけ助かりやがったってな)」
📺「爆弾は無事止められました!しかもなんと爆弾を解体したのはエレベーターに閉じ込められていた少年だったのです!」
📺「爆弾は無事止められました!しかもなんと爆弾を解体したのはエレベーターに閉じ込められていた少年だったのです!」
円谷光彦「コナン君ならやってくれると思ってました!」
小嶋元太「さすが俺の子分だぜ」
犯人「(まぁ今から見つけてももう逃げられやしない)」
犯人「(くそ…仕方ない!遠隔操作で)」
📱「ピリリピリリ」
目暮警部「ドラム缶に入った爆弾は五つともバラバラに解体してしまったからな。おや?その顔はどうしてその場所がわかったのかって顔だな」
目暮警部「あの暗号文から東都タワーと爆破予告時間を意味する文を除くとこうなる。“俺は剛球豪打のメジャーリーガー。さあ延長戦の始まりだ。出来のいいストッパーを用意しても無駄だ。最後は俺が逆転する“」
目暮警部「最後に逆転すると“文”という漢字になる。学校を示す地図記号にな」
目暮警部「そして一つ目の爆弾の液晶パネルに表示されたヒントの“EVIT” これは探偵の英語表記」
目暮警部「DETECTIVEの綴りを逆にして流れた文字の一部だ」
目暮警部「ちなみに野球場に偽の爆弾を置かなかったのは野球グランドを持つ高校から目を逸らしたかったから。まぁ油断してこんな目立つ場所から双眼鏡で帝丹高校を見ていたアンタの負けだが」
犯人「い、いや、誰でもいいから殺せって」
佐藤美和子「(こんな奴に!こんな奴に!)」
高木渉「ダメです佐藤さん!」
佐藤美和子「離して!離してよ!あんな奴のせいで!だから離して!」
高木渉「何やってるんですか佐藤さん!いつも佐藤さんが言ってるでしょ」
高木渉「誇りと使命を持って国家と国民に奉仕し、恐れや憎しみにとらわれずに、いかなる場合も人権を尊重して公正に警察職務を執行しろって!そう言ってたじゃないですか!」
佐藤美和子「…だって…だって…」
高木渉「そんなんじゃ松田刑事に怒られちゃいますよ」
佐藤美和子「(バカ…バカバカ…忘れたいのに…) 忘れさせてよ!」
佐藤美和子「バカ!」
高木渉「ダメですよ、忘れちゃ…それが大切な思い出なら忘れちゃダメです。人は死んだら人の思い出の中でしか生きられないんですから…」
佐藤美和子「(高木君…高木君…)」
目暮警部「おーい!何だ今の銃声は!!」
高木渉「何やってるんですか佐藤さん!いつも佐藤さんが言ってるでしょ」
高木渉「誇りと使命を持って国家と国民に奉仕し、恐れや憎しみにとらわれずに、いかなる場合も人権を尊重して公正に警察職務を執行しろって!そう言ってたじゃないですか!」
佐藤美和子「…だって…だって…」
高木渉「そんなんじゃ松田刑事に怒られちゃいますよ」
佐藤美和子「(バカ…バカバカ…忘れたいのに…) 忘れさせてよ!」
佐藤美和子「バカ!」
高木渉「ダメですよ、忘れちゃ…それが大切な思い出なら忘れちゃダメです。人は死んだら人の思い出の中でしか生きられないんですから…」
佐藤美和子「(高木君…高木君…)」
佐藤美和子「威嚇で一発だけ…」
コナン「まぁ、元々ヒントの途中でわかったらすぐに切るつもりでベンチを握ってたからな。高木刑事を死なせるわけにはいかなかったし」
灰原哀「でもさすがね。EVITだけでディテクティヴの逆の綴りだとわかるだなんて」