第1039話 空飛ぶハロウィンカボチャ
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷榎本梓 Enomoto Azusa CV.榎本充希子
🔷河野タミ江 CV.江森浩子
🔷水沼郷司 CV.相沢まさき
🔷貸山トモミ CV.寺崎裕香
🔷小久保将 CV.近藤隆
🔷梶山 CV.内田修一
🔷桑野 CV.岡田雄樹
🔷母親 CV.奈波果林
🔷女の子 CV.川井田夏海
梶山「あ~終電ギリギリだったなあ」
桑野「何か今日は風強いな」
桑野「ご苦労様です」
梶山「どうした?」
榎本梓「いいわよ、どうぞ、入って」
榎本梓「さすがはコナン君!そう、知り合いの農家さんに頼んで特別に分けてもらったの」
榎本梓「これじゃあ、はい、ミルクティーで温まった分よろしくね」
コナン「ハロウィンって元々は古代ケルト人の宗教行事だったんでしょう?」
榎本梓「これじゃあ、はい、ミルクティーで温まった分よろしくね」
コナン「ハロウィンって元々は古代ケルト人の宗教行事だったんでしょう?」
榎本梓「10月31日は収穫祭でご先祖の霊と悪霊がやってくる日だったの」
榎本梓「その悪霊よけに使われてたのがカブだったのよ」
コナン「それがアメリカに伝わった時、手に入れやすいカボチャに変わったって言われてるんだよね」
榎本梓「その悪霊よけに使われてたのがカブだったのよ」
コナン「それがアメリカに伝わった時、手に入れやすいカボチャに変わったって言われてるんだよね」
榎本梓「コナン君ハロウィンに詳しいのね」
榎本梓「それでその後ジャックが死んだ時、生前の行いが悪いからと天国には入れてはもらえなかった」
榎本梓「約束があるから地獄にも行けない。仕方なくジャックは悪魔にもらったランタンを手に持ちながらずっとさまよい歩いてるんだって」
榎本梓「そうだ!コナン君知ってる?この近くでゆうべカボチャのお化けが出たんだって」
コナン「え!?」
榎本梓「真夜中に見た人が結構いるみたいなの」
榎本梓「う~ん…思ったより簡単にできちゃったな…午前中休みにしなくてよかったかも…」
コナン「そういえぱ安室さんは?」
榎本梓「うん、何日か前に電話があってね、しばらく休ませてほしいって言ってたの。お店の事は私一人に押しつけて勝手よね!いっそのこと首輪でもつけてお店でしっかり管理してほしいくらいだわ」
榎本梓「ねぇ、コナン君」
榎本梓「う~ん…思ったより簡単にできちゃったな…午前中休みにしなくてよかったかも…」
榎本梓「うん、何日か前に電話があってね、しばらく休ませてほしいって言ってたの。お店の事は私一人に押しつけて勝手よね!いっそのこと首輪でもつけてお店でしっかり管理してほしいくらいだわ」
榎本梓「ねぇ、コナン君」
コナン「ん?」
榎本梓「コナン君は安室さんと仲がいいのよね」
河野タミ江「来週から保育園に復帰するの。子供達の笑顔を見るのが待ちきれないわ」
コナン「みんなこの店で知り合いになったの?」
貸山トモミ 「ああ違うの。私達近所のお隣さん同士で」
小久保将「3軒並びの家に住んでいて仲良くしてもらっている」
河野タミ江「今年は3人でハロウィンのカボチャを作って商店街のコンテストに応募しようと、それで梓さんから特別にカボチャを3つ分けてもらったんだけど」
榎本梓「それが盗まれてしまったと…」
コナン「みんなこの店で知り合いになったの?」
貸山トモミ 「ああ違うの。私達近所のお隣さん同士で」
小久保将「3軒並びの家に住んでいて仲良くしてもらっている」
河野タミ江「今年は3人でハロウィンのカボチャを作って商店街のコンテストに応募しようと、それで梓さんから特別にカボチャを3つ分けてもらったんだけど」
榎本梓「それが盗まれてしまったと…」
貸山トモミ「タミ江さんはハロウィンのカボチャコンテストで3年連続優勝の名人だし」
榎本梓「盗まれたカボチャは3つ…」
コナン「確か近くで見かけられたお化けも3体だったね」
河野タミ江「私も聞いたわ。ゆうべカボチャのお化けが出たんでしょう?」
コナン「天国にも地獄にも行けなくなったジャックは悪魔にもらったランタンを手に持ちながら…(今もずっとさまよっている…)」
コナン「梓さん、ちょっと調べてみようよ」
コナン「確か近くで見かけられたお化けも3体だったね」
河野タミ江「私も聞いたわ。ゆうべカボチャのお化けが出たんでしょう?」
コナン「天国にも地獄にも行けなくなったジャックは悪魔にもらったランタンを手に持ちながら…(今もずっとさまよっている…)」
コナン「梓さん、ちょっと調べてみようよ」
榎本梓「ここがタミ江さんのおうち」
榎本梓「そして向かって右側がトモミさんのおうちで」
榎本梓「向かって左側が水沼さんのおうち」
貸山トモミ「うちは主人と娘の3人暮らしなんです。娘はタミ江さんの保育園に行っていてタミ江さんに会えるのをとても楽しみにしているんです」
河野タミ江「私も楽しみにしてますよ」
水沼郷司「私は大学で教授をしていたんだが、去年定年退職してね、妻は2年前に亡くなり、一人息子は会社の寮にいて今は気楽な一人暮らしさ」
榎本梓「皆さんは盗まれる前カボチャはどこに置いてたんですか?」
水沼郷司「私は門柱の上に置いてました」
貸山トモミ「私も入り口の門柱の上に置いてました」
榎本梓「そして向かって右側がトモミさんのおうちで」
榎本梓「向かって左側が水沼さんのおうち」
貸山トモミ「うちは主人と娘の3人暮らしなんです。娘はタミ江さんの保育園に行っていてタミ江さんに会えるのをとても楽しみにしているんです」
河野タミ江「私も楽しみにしてますよ」
水沼郷司「私は大学で教授をしていたんだが、去年定年退職してね、妻は2年前に亡くなり、一人息子は会社の寮にいて今は気楽な一人暮らしさ」
榎本梓「皆さんは盗まれる前カボチャはどこに置いてたんですか?」
水沼郷司「私は門柱の上に置いてました」
貸山トモミ「私も入り口の門柱の上に置いてました」
貸山トモミ「私は主人が帰ってきたのが夜8時過ぎでその時に見ました。その後は娘と寝てしまったので」
水沼郷司「私はゆうべ息子が会社の同僚を連れて突然やってきてね、彼らを出迎える時に見たよ。たしか夜の7時前だったかな…そしてそのまま徹夜だったよ。息子の同僚達はついさっき帰ったばかりだ」
榎本梓「となると自転車かバイクかしら?」
水沼郷司「いや、昨日バイクが通った音はしなかったと思うが…」
貸山トモミ「でもゆうべはすごく風が強かったでしょう?」
貸山トモミ「風の音がゴウゴウいってて怖かったわ」
貸山トモミ「そこのカボチャコンテストのポスターも飛んで行っちゃったし」
貸山トモミ「でもゆうべはすごく風が強かったでしょう?」
貸山トモミ「風の音がゴウゴウいってて怖かったわ」
貸山トモミ「そこのカボチャコンテストのポスターも飛んで行っちゃったし」
コナン「でもそんなもの持ってた人は誰も…ん?」
コナン「ちょっと戻して!」
コナン「そのカボチャのお化け何体いたの?」
梶山「3つ…いやこの場合3体なのかな…」
梶山「実は覚えているのはそのくらいなんだよ。ゆうべかなり飲んじゃってさ」
コナン「じゃあ一緒にいたっていう同僚の人は?」
コナン「じゃあ一緒にいたっていう同僚の人は?」
梶山「う~ん…ごめん…やっぱり思い出せない」
コナン「風船はおじさんが用意してるの?」
小久保将「俺、今年のカボチャコンテストの実行委員なんだよ。ポスターを貼ったり風船を用意したり大変さ」
小久保将「俺、今年のカボチャコンテストの実行委員なんだよ。ポスターを貼ったり風船を用意したり大変さ」
小久保将「ゆうべもこのポスターを貼って回ってたから、家に戻ったのが夜中になっちまった」
小久保将「車でポスターを貼って回ろうと思ったんだけど、ガス工事で入れない通りがあってさ、その後で歩いて貼って回ったから疲れちまって」
コナン「そのポスターだけどタミ江さんちの向かいにも貼った?」
コナン 「ねえ、ポスターを貼ったのは何時くらいだった?」
小久保将「10時から11時の間くらいかな?」
コナン 「あの風船まだもらえる?」
小久保将「いや悪いな。今も言った通り人気でさ、今日の分は終わっちまったんだ。明日また出直してきてくれないかな?」
コナン 「用意した風船は今どこにあるの?」
コナン「(なるほど…そういうことか)」
小久保将「じゃあ俺明日の準備があるからこれで」
コナン 「梓さん、水沼さん、カボチャを盗んだ犯人わかったよ」
コナン「犯人はやっぱりタミ江さんが作ったカボチャのランタンが目当てだったんだよ」
コナン「ね?水沼さん。正直動機はまだわからないけど、でもカボチャが消えた前後の状況から考えると、水沼さんの犯行と思える事柄が多いんだ」
コナン 「梓さん、水沼さん、カボチャを盗んだ犯人わかったよ」
コナン「ね?水沼さん。正直動機はまだわからないけど、でもカボチャが消えた前後の状況から考えると、水沼さんの犯行と思える事柄が多いんだ」
コナン「次はカボチャ。犯人はカボチャ3固をどこへ隠したのか。最初の計画では水沼さんは家にカボチャを置いておくつもりだったんじゃないかな?水沼さんは一人暮らしだから隠しやすい。でも昨日は思いかけない事が起きた」
コナン「息子さんが同僚を連れて帰ってきてしまった。カボチャ3固を持って家に入れば怪しまれる。そこで新しい隠し場所を探さなくちゃならなくなった」
コナン「水沼さんちの塀の向こうには小久保さんちのガレージがある」
コナン「そしてそのガレージには車が2台とまっていて」
コナン「その中にはカボチャの風船がたくさん詰まってる」
コナン「車の中の風船が配られるのは明日。それまでに隙を見てカボチャを車から取り出し、家に運び込めばいい。水沼さんはそう考えたんじゃない?」
コナン「息子さんが同僚を連れて帰ってきてしまった。カボチャ3固を持って家に入れば怪しまれる。そこで新しい隠し場所を探さなくちゃならなくなった」
コナン「水沼さんちの塀の向こうには小久保さんちのガレージがある」
コナン「そしてそのガレージには車が2台とまっていて」
コナン「その中にはカボチャの風船がたくさん詰まってる」
コナン「車の中の風船が配られるのは明日。それまでに隙を見てカボチャを車から取り出し、家に運び込めばいい。水沼さんはそう考えたんじゃない?」
水沼郷司「し…しかしあの塀を越えることなんて私にはできんよ」
コナン「でも足場があればのぼれるんじゃない?例えば水沼さんちの庭にあるテーブル。さっき見たら誰かの足跡がついてたよ」
コナン「きっとこのテーブルを使って水沼さんは塀を乗り越えたんだ」
水沼郷司「確かに手に何も持っていなければできなくはないが、ボウヤ犯人はカボチャを3固抱えていたんだろ?それでは両手が塞がってしまって塀を乗り越えるのは無理だろ」
コナン「トモミさんはゆうべ8時に娘さんを寝かしつけてそのまま寝てしまったって、多分それはウソなんじゃないかな?」
コナン「そこの電柱にはカボチャのコンテストのポスターが貼ってあって、それが風で飛ばされてなくなっちゃった」
コナン「ポスターを貼ったのは小久保さん」
コナン「ガス工事が始まったのは午後10時から」
コナン「だから小久保さんがポスターを貼ったのは午後10時より後なんだ」
コナン「そして朝までにはポスターは風でなくなってしまっていた」
コナン「だから8時に寝てしまったトモミさんがタミ江さんちの前のポスターを目にする機会はなかったんだよ。なのにどうして貼られていたのがカボチャコンテストのポスターだって知ってたの?」
コナン「多分トモミさんからカボチャを受け取った水沼さんは」
コナン「小久保さんのガレージの車中にあるカボチャの風船を3固取り出して」
コナン「本物のカボチャ3固と入れ替えた」
コナン「そして恐らく水沼さんが塀からおりてきた時に強風が吹いて」
コナン「まぁそれが梶山さん達が見たカボチャのお化けの正体だと思うんだ」
榎本梓「でも二人はなぜカボチャを盗んだの?」
コナン「それは多分あれじゃないかな?」
榎本梓「監視カメラ」
コナン「あれを確認される可能性を二人は考えていたんじゃないかな?カボチャ一つだけだったらバッグや紙袋にも入れることができるでしょう?」
榎本梓「もしかしたらここを通る人達に疑いがかからないようにするために?」
コナン「水沼さんの息子さん達がさっきまでいたって事はカボチャはまだ小久保さんの車の中だよね?」
水沼郷司「申し訳ない…」
貸山トモミ「この子の言う通りカボチャを隠したのは私と水沼さんです。でもこれにはわけがあって…」
貸山トモミ「タミ江さんのカボチャが大人気なのはお話したわね。でも今年はタミ江さん入院してしまって、カボチャを作れないってみんな思ってたの。それで保育園の子供達みんながカボチャを作ってタミ江さんにプレゼントしようってことになって…」
水沼郷司「ところがタミ江さんの退院が早まって彼女はカボチャを作る気満々で、梓さんにカボチャを分けてもらう約束までしてしまった」
貸山トモミ「子供達をガッカリされないために隠すことにしたんだけれども、まさかこんなことになるなんて…」
水沼郷司「ところがタミ江さんの退院が早まって彼女はカボチャを作る気満々で、梓さんにカボチャを分けてもらう約束までしてしまった」
貸山トモミ「子供達をガッカリされないために隠すことにしたんだけれども、まさかこんなことになるなんて…」
水沼郷司「本当に申し訳ないことをしました」
貸山トモミ「ごめんなさい」
榎本梓「任せてください」
貸山トモミ「そんな…!ごめんなさい」