第11話『Clear World』
CAST
🔷石神千空 Ishigami Senku CV.小林裕介
🔷コハク Kohaku CV.沼倉愛美
🔷クロム Chrome CV.佐藤元
🔷金狼 KINRO CV.前野智昭
🔷銀狼 GINRO CV.村瀬歩
🔷スイカ SUIKA CV.高橋花林
🔷カセキ KASEKI CV.麦人
石神千空「さーて、ゲンが騙して司食い止めてる間に、とっとと万能薬作り進めんぞ」
クロム「おうよ!次は科学で何作る?」
石神千空「文明作りの資材に鉄とタメ張る大事なモンがある。人類が歴史上初めて科学で合成した人工資材」
石神千空「それは、硝子だ」
クロム「なんだそりゃ?電気もゲットしたし、こっから色んなクスリ作んじゃねえのかよ?」
石神千空「あーそうだ。万能薬、サルファ剤に向けて楽しいバケ学実験は土器じゃもう無理ゲーだ。ガラスなら、ほとんどの薬品に耐える。ガラスはバケ学の原点なんだよ」
石神千空「加工しやすさ100億%!なのにアホほど固くてツエェー!スッケスケだから薬品の状態まで丸見えだ!」
クロム「マジか…ヤベー!」
石神千空「ククク…ついでにな、ガラスさえありゃ、その邪魔くせえかぶりもん外して名探偵スイカの謎の素顔拝めっかもしんねえぞ?」
石神千空「えい」
コハク「待て千空!スイカは顔を見られたくないと!」
石神千空「よく見やがれ」
コハク「なんだスイカ♡めっぽう可愛いじゃないか♡」
コハク・クロム「どゆことだ!?」
スイカ「スイカの目はね、ボヤボヤ病なんだよ」
スイカ「ボンヤリしか見えなくて、無理矢理見ようとしてこんな風になっちゃうのが恥ずかしいんだよ…でもこのマスクかぶってると、なんでかちょびっとだけ見やすいんだよ!」
石神千空「加工しやすさ100億%!なのにアホほど固くてツエェー!スッケスケだから薬品の状態まで丸見えだ!」
クロム「マジか…ヤベー!」
石神千空「ククク…ついでにな、ガラスさえありゃ、その邪魔くせえかぶりもん外して名探偵スイカの謎の素顔拝めっかもしんねえぞ?」
石神千空「えい」
コハク「待て千空!スイカは顔を見られたくないと!」
石神千空「よく見やがれ」
コハク「なんだスイカ♡めっぽう可愛いじゃないか♡」
コハク・クロム「どゆことだ!?」
スイカ「スイカの目はね、ボヤボヤ病なんだよ」
スイカ「ボンヤリしか見えなくて、無理矢理見ようとしてこんな風になっちゃうのが恥ずかしいんだよ…でもこのマスクかぶってると、なんでかちょびっとだけ見やすいんだよ!」
石神千空「あ、ピンホール効果ってやつな。穴からのぞいて光を狭めりゃ、ま多少はピンボケが減るっつう理屈だ」
クロム「そのスイカのボヤボヤ病がガラスと関係あんのかよ」
石神千空「100億%ありまくるわ!」
石神千空「よく聞けスイカ。テメーはな、ド近眼だ。それは病気じゃねえ。欠陥でもねえ」
スイカ「科学使いって目まで作れちゃうんだ…すごすぎるんだよ…スイカだってホントはね、一度でいいからキレイな世界、見てみたいんだよ」
スイカ「ボヤボヤじゃないみんなに、ホントのみんなに、一度でいいから会ってみたいんだよ」
クロム「おう!作ってやろうじゃねえか!ガラスって奴をよ!」
コハク「ああ!何を集めればいいのだ?干空」
石神千空「ガラスの原料はほとんど、珪砂つう砂だ。ククク…さすがのクロムコレクションにもなかったな」
クロム「いや砂まで集めねえよ」
石神千空「ただな、珪砂ゲットのヒントはあった」
クロム「この辺だぜ!ガキの頃、この透明な石ゲットしたのはよ!」
石神千空「そのプチ情報だけで値千金だ」
石神千空「そしてこの辺の砂が丸ごとガラスの原料、珪砂だ」
クロム「ヤベー!白い粒がボロボロはがせんぞ!」
スイカ「楽しいんだよこれ!」
コハク「これはいっぱい採れそうだ!」
石神千空「なるたけ透明な粒集めまくれ!」
石神千空「集めた珪砂をすり潰して細けえ砂にする。あとは色々混ぜて窯で溶かす」
クロム「他の材料は?」
石神千空「あ?ネタはとっくに揃ってんだよ。ここまでのガンバリでな」
石神千空「なるたけ透明な粒集めまくれ!」
石神千空「集めた珪砂をすり潰して細けえ砂にする。あとは色々混ぜて窯で溶かす」
クロム「他の材料は?」
石神千空「あ?ネタはとっくに揃ってんだよ。ここまでのガンバリでな」
石神千空「鉛さえブチこめば」
石神千空「レンズ用の超透明なクリスタルガラスが完成だ!」
クロム「おおおーー!」
スイカ「氷みたいにキラキラ透明なんだよ!」
コハク「宝石のようだ!」
スイカ「なんか変な道具があるんだよ?」
石神千空「ガラス削んのに手磨きだけじゃ死ねるからな」
石神千空「ガラスの硬さはモース硬度6くらい!コランダム先生は9だ」
クロム「余裕勝ちで削れるな!」
石神千空「ちなみに最強はダイヤの10!」
クロム「ダイヤヤベー!ハンパねーじゃねーか!」
金狼「それは元からだ」
銀狼「意味わかんないよう。僕ならすぐ言っちゃうけどなぁ~僕のせいじゃないですう~目のせいなんですう~ホントはもっと強いはずなんですう~って」
金狼「言いわけは大の男のすることではない。誰にも言うなよ銀狼」
スイカ「千空もクロムも意外とカッコ良かったんだね」
クロム「意外とってなんだよクソ…」
石神千空「ククク…次はいよいよガラス器具作りだなぁ」
石神千空「スイカの労働力も超絶レベルアップしたし、バケ学のアイテムを一気に揃えまくんぞ」
クロム「労働カ言うな!いい話でまとめとけよ!」
『ガラスを手に入れた!』
銀狼「意味わかんないよう。僕ならすぐ言っちゃうけどなぁ~僕のせいじゃないですう~目のせいなんですう~ホントはもっと強いはずなんですう~って」
金狼「言いわけは大の男のすることではない。誰にも言うなよ銀狼」
スイカ「千空もクロムも意外とカッコ良かったんだね」
クロム「意外とってなんだよクソ…」
石神千空「ククク…次はいよいよガラス器具作りだなぁ」
クロム「労働カ言うな!いい話でまとめとけよ!」
『ガラスを手に入れた!』
石神千空「ククク…楽しいガラス細工教室のスタートだ!」
クロム「おう!ガンッガン作ってくぜ!」
クロム「この黒い石入れりゃいいんだな」
スイカ「どんどん運んでくるんだよー!」
クロム「ますますちょこまかスピードアップしてんなスイカ!」
スイカ「ボヤボヤがなくなったから失敗しないんだよ~」
スイカ「わー!なんか白い泡みたいの出てきたんだよ?」
石神千空「こいつは黒曜石を炙ると沸いてくる発泡体だ」
石神千空「ゲットした泡を断熱材にして、ガラスの整形窯を作る」
石神千空「あとは鉄のストロー作ってガラスを吹いて膨らますだけだ!」
クロム「何ヶ月!あんま悠長にしちゃいらんねえぜ!」
コハク「ルリ姉の容態も心配だしな」
石神千空「ガラス職人じゃねえんだ。トライ&エラーしかねえだろ」
クロム「職人?」
カセキ「こら!やめんかクロム!」
石神千空「(誰だ?あのジジィ)」
クロム「頼むぜカセキの爺さん!あんたの職人技借りてえんだ!」
カセキ「荒縄で人を縛っちゃう変態プレーが主のモノの頼み方か!?」
カセキ「わしは妖しい術のたぐいは一切手伝わんぞい!」
クロム「ホラ、そう言って来てくんねえからよ~」
スイカ「カセキ爺ちゃん、スイカはうっかりして、うるし返し忘れてたんだよ」
カセキ「おお、そういえば…」
石神千空「爺さん…あんたが作ったのか?」
石神千空「この年季もんのご立派な盾。鉄の道具も染料もロクにねえ環境でよ」
カセキ「ああ、もとはコハクの父コクヨウが御前試合で優勝した時贈ったものでな、ワシもけっこうガッツいれて作っちゃったの~めっちゃ懐かしいの~」
カセキ「わしは妖しい術のたぐいは一切手伝わんぞい!」
クロム「ホラ、そう言って来てくんねえからよ~」
スイカ「カセキ爺ちゃん、スイカはうっかりして、うるし返し忘れてたんだよ」
カセキ「おお、そういえば…」
石神千空「爺さん…あんたが作ったのか?」
石神千空「この年季もんのご立派な盾。鉄の道具も染料もロクにねえ環境でよ」
カセキ「ああ、もとはコハクの父コクヨウが御前試合で優勝した時贈ったものでな、ワシもけっこうガッツいれて作っちゃったの~めっちゃ懐かしいの~」
石神千空「文明の割に工作技術がクッソ高ぇから、腕の立つ職人がいんじゃねえかとは思ってたが、こんなヨボヨボの爺さんとはな~あのすげえ吊り橋もあんたの仕事か?」
カセキ「ああそうじゃ。勝手に板はがしおって!主らに協力など絶対に…」
カセキ「(熱すると柔らかくなって変形するのか…脂身のようだ)」
カセキ「ああっ!何しとる!全く…」
カセキ「(回す速さにムラがある。それでは綺麗な器にならんじゃろうに…まさかワシを焚きつけるためにわざとやっとるんか?ああ~もう!)」
石神千空「ククク…モノ作り一筋の男がよ、ガラス細工なんつうヨダレ垂れまくるもん目にして、おとなしく座ってられるわきゃあねえよなあ?カセキの爺さんよ!」
カセキ「くう!全く見ちゃおれん!まんまと乗っちゃうわぃもう!まんまと乗っちゃうわぃもう!」
カセキ「ワシにやらせろ!」
クロム「うおおおおおおお!」
石神千空「マジかーそのマッスル」
カセキ「スイカ!水!」
スイカ「はい!なんだよ~!」
カセキ「(回す速さにムラがある。それでは綺麗な器にならんじゃろうに…まさかワシを焚きつけるためにわざとやっとるんか?ああ~もう!)」
石神千空「ククク…モノ作り一筋の男がよ、ガラス細工なんつうヨダレ垂れまくるもん目にして、おとなしく座ってられるわきゃあねえよなあ?カセキの爺さんよ!」
カセキ「くう!全く見ちゃおれん!まんまと乗っちゃうわぃもう!まんまと乗っちゃうわぃもう!」
カセキ「ワシにやらせろ!」
クロム「うおおおおおおお!」
石神千空「マジかーそのマッスル」
スイカ「はい!なんだよ~!」
クロム「ヤベー!すげぇ!カセキの爺さんだってガラス見んの初めてだろ?」
石神千空「ククク…工作自体の年季が違うからな」
石神千空「ククク…工作自体の年季が違うからな」
カセキ「おっほー!これでも50年職人やっとるんよ?わりかしすごいんよワシ」
石神千空「いつの時代にもいるってこった。黙って人生仕事に捧げて生きてきた…ホンモノのウデのオッサンがな」
『科学研究所を手に入れた!』
クロム「おうなんだどうしたよ千空!ついにラボゲットしたんだぜ?もっと喜べよ!」
石神千空「ああ、めでたいめでたい。こっからがバケ学の夜明けだ!」
石神千空「いつの時代にもいるってこった。黙って人生仕事に捧げて生きてきた…ホンモノのウデのオッサンがな」
『科学研究所を手に入れた!』
クロム「おうなんだどうしたよ千空!ついにラボゲットしたんだぜ?もっと喜べよ!」
石神千空「ああ、めでたいめでたい。こっからがバケ学の夜明けだ!」
石神千空「ククク…ギリ必要なもん作っただけだ。こん中のどれが欠けても、先に進めやしねぇ」
石神千空「まずはその一歩目、万能薬サルファ剤だ!」
銀狼「いいなぁ…妖術チームは…なんかキラキラで楽しそうで…僕らだってさぁ…」
銀狼「ねぇ金狼!もしもだよ?この槍先がキラッキラに光ってたら目がボヤボヤの金狼でも間合いがつかみやすくて練習になると思わない?」
金狼「何を言ってるんだ?銀狼貴様」
銀狼「あれぇ?そういえばキラキラ光るといえばホラ~金の槍と銀の槍!やっぱり要るんじゃないの~?あくまでも御前試合のためにね、勝つためは絶対要るよねぇこれぇえ!」
石神千空「あ?闘いのことはわかんねえ。金と銀の槍があればマグマに勝てるって、これマジ話か?」
コハク「千空、君の言い方を借りれば、まず100億%金銀の槍が欲しいだけだろうな」
石神千空「ククク!そーうだ!ガラス容器ができた今いよいよ万能薬の最難関素材、腹ァくくって取りに行くしかねえわなあ」
石神千空「よーし!ラボで作る記念すべき第1弾は、銀の槍だ」
銀狼「へ?」