第18話『Stone Wars』
CAST
🔷石神千空 Ishigami Senku CV.小林裕介
🔷獅子王司 Shishio Tsukasa CV.中村悠一
🔷氷月 HYOGA CV.石田彰
🔷浅霧幻 Asagiri Gen CV.河西健吾
🔷ルリ RURI CV.上田麗奈
🔷コハク Kohaku CV.沼倉愛美
🔷クロム Chrome CV.佐藤元
🔷金狼 KINRO CV.前野智昭
🔷銀狼 GINRO CV.村瀬歩
🔷スイカ SUIKA CV.高橋花林
🔷カセキ KASEKI CV.麦人
🔷コクヨウ KOKUYO CV.金尾哲夫
🔷マグマ MAGMA CV.間宮康弘
獅子王司「ゲン、君は千空の死体を見たわけじゃない。万が一どこかで生きていれば、いつか村を見つけて科学王国を作るだろう」
獅子王司「うん、考えうる最も危険なシナリオだ。戦闘員が揃い次第、武力で村を制圧する」
コハク「あの長髪男のような尋常でなく強い男が大勢来るのか?」
銀狼「いいなぁ宴会…ルールはルールだしか言わない頭の固い人さえいなきゃ僕も行くのになぁ…」
金狼「警備は我々の仕事だろう。もし輩が村を襲うのなら、宴の今こそ…」
金狼「銀狼、戻って知らせるんだ。皆に」
銀狼「え?何を…」
金狼「子供たちのいる居住区に入られたら終わりだ。銀狼、もしも俺が殺されたら俺ごと橋を斬り落とせ」
氷月「ほぉ、一瞬で人数の不利に気づいて、橋での一騎打ちに誘ってるのか」
氷月「いいですね。すごくちゃんとしてる」
「こいつ逃げようとしてるぜ!ビビってんのか原始人!」
氷月「は…一本道で槍相手に剣で勝ち目があると思うほど脳が溶けてるとは…原始人のがちゃんとしてるじゃないですか」
氷月「あれ?君、視力悪いですね」
浅霧幻「でもジーマーでヤバいのが、司ちゃん以外にもいるんだよねぇ」
浅霧幻「もし司ちゃんかそいつが来ちゃったら、ぶっちゃけもう逃げるしかないよ。全員で」
浅霧幻「こないだ復活させたそいつの名前は…氷月ちゃん」
浅霧幻「俺が潜入して手引きするするよ~ってことにして、一足先に出発したんだけどねぇ。時間稼ぎもそうそう長くは…」
銀狼「みんなー!大変だー!敵だよおーー!」
金狼「(バカな!あり得ない!なんだ?この男の槍の加速は!)」
浅霧幻「もう攻めて来ちゃったの?って!バイヤーすぎる!金狼ちゃんが闘ってんの氷月だー!」
金狼「警備は我々の仕事だろう。もし輩が村を襲うのなら、宴の今こそ…」
金狼「銀狼、戻って知らせるんだ。皆に」
銀狼「え?何を…」
金狼「子供たちのいる居住区に入られたら終わりだ。銀狼、もしも俺が殺されたら俺ごと橋を斬り落とせ」
氷月「ほぉ、一瞬で人数の不利に気づいて、橋での一騎打ちに誘ってるのか」
氷月「いいですね。すごくちゃんとしてる」
「こいつ逃げようとしてるぜ!ビビってんのか原始人!」
氷月「は…一本道で槍相手に剣で勝ち目があると思うほど脳が溶けてるとは…原始人のがちゃんとしてるじゃないですか」
氷月「あれ?君、視力悪いですね」
浅霧幻「でもジーマーでヤバいのが、司ちゃん以外にもいるんだよねぇ」
浅霧幻「もし司ちゃんかそいつが来ちゃったら、ぶっちゃけもう逃げるしかないよ。全員で」
浅霧幻「こないだ復活させたそいつの名前は…氷月ちゃん」
浅霧幻「俺が潜入して手引きするするよ~ってことにして、一足先に出発したんだけどねぇ。時間稼ぎもそうそう長くは…」
銀狼「みんなー!大変だー!敵だよおーー!」
金狼「(バカな!あり得ない!なんだ?この男の槍の加速は!)」
浅霧幻「もう攻めて来ちゃったの?って!バイヤーすぎる!金狼ちゃんが闘ってんの氷月だー!」
金狼「今だ…橋を斬り落とせ!銀狼!」
ターコイズ「子供たちのこと考えてよ!斬り落とすしかないでしょ!ほら、早く!」
銀狼「そうだよ…斬らなきゃ…村のためにも…橋落とさなきゃだよ」
金狼「それでいい…俺はもう助からん」
銀狼「できないよ…できるわけないよ!だってそんなの…金狼が死んじゃうじゃんか!やだよ兄ちゃん!」
カセキ「どうするんじゃい鉄の筒を…」
浅霧幻「え…ジーマーで…?」
浅霧幻「村一番の力持ちってマグマちゃんだよねぇ。敵に投げてよこの石。思いっきりね」
マグマ「あぁ!?当たるわけねえだろがこんなもん!大体誰がてめえの言うことなんか…」
浅霧幻「外れていいの。村長の座、千空ちゃんから奪いたいんでしょ?村自体失くなっちゃうかもよ?今は共闘しないと」
浅霧幻「マグマちゃん!」
浅霧幻「氷月ちゃん!みんな一旦引いて!」
浅霧幻「この村で銃が完成しちゃってる!」
「逃げろ!」
「クソー!」
氷月「てことはまさか…キミが噂の…」
氷月「へぇ、きっと大喜びですよ、司クンも」
石神千空「ああ司に伝えろ。石神千空は生きてる。科学の力で銃を100億丁ほど完成させたってな」
銀狼「うわあ~~~ん!金狼がぁ!死んじゃったぁ!」
金狼「い…生きてるぞ…まだ…勝手に殺すな…銀狼」
石神千空「解熱鎮痛剤、アセトアニリドだ。サルファ剤作る途中でついでにできたやつな」
石神千空「あとは…傷口にサルファ剤でもぶっかけときゃ明日には完璧に治ってんだろ!」
コハク「明日!?」
クロム「適当すぎんだろ!」
金狼「完璧に治った」
クロム「ヤベー!」
クロム「あっちがう…やせ我慢だこれ!ぜんぜんまだだった!」
金狼「門番の俺が1人のうのうと寝ているわけにはいかん!昨日の輩たちの総攻撃がいつ来るかも分からないのだ!」
クロム「クソマジメか!」
銀狼「クソマジメだよ。金狼だもん」
石神千空「あーまあそうでもねえ。連中が来るタイミングは読める」
「ぬあああ!こんななめられっぱで、すごすご司んとこ帰れるわきゃねえだろが!クッソ!銃さえなきゃあんなヒョロガリ共!」
浅霧幻「なら攻めるのは火縄銃の使えない嵐ん時だね~」
石神千空「連中はありもしねえ銃を警戒して、嵐の日をちんたら待つ」
金狼「い…生きてるぞ…まだ…勝手に殺すな…銀狼」
石神千空「解熱鎮痛剤、アセトアニリドだ。サルファ剤作る途中でついでにできたやつな」
石神千空「あとは…傷口にサルファ剤でもぶっかけときゃ明日には完璧に治ってんだろ!」
コハク「明日!?」
クロム「適当すぎんだろ!」
金狼「完璧に治った」
クロム「ヤベー!」
クロム「あっちがう…やせ我慢だこれ!ぜんぜんまだだった!」
金狼「門番の俺が1人のうのうと寝ているわけにはいかん!昨日の輩たちの総攻撃がいつ来るかも分からないのだ!」
クロム「クソマジメか!」
銀狼「クソマジメだよ。金狼だもん」
石神千空「あーまあそうでもねえ。連中が来るタイミングは読める」
「ぬあああ!こんななめられっぱで、すごすご司んとこ帰れるわきゃねえだろが!クッソ!銃さえなきゃあんなヒョロガリ共!」
石神千空「連中はありもしねえ銃を警戒して、嵐の日をちんたら待つ」
石神千空「ゲンがそう誘導してくれんだろ」
「おーそうか!嵐を待てばいいのか」
氷月「なめられっぱがどうとか脳の溶けてる意見は置いといて嵐の日にってのもバレバレすぎて飛んで火に入る虫感ありますね」
氷月「千空クンが生きてた時点で戦況は180度変わってます。ちゃんとしましょう。すぐに戻って司クンと大部隊を編成したほうがいい」
「ハッ!ビビってんのかよ氷月!」
「その管槍とかいうわけのわかんねぇ武器がなきゃ、ロクに闘えもしねえヒョロガリだもんな!てめえはよ!」
浅霧幻「くだやり?ってこの竹筒みたいのついてるこれ?へぇ~初めて見た」
氷月「触らない方がいいですよ。僕に殺されたくなければ」
「嵐だ!嵐が来たら即攻撃だ!」
「おう!」
「よし!」
氷月「(彼らがそんなに好戦的なら、このまま千空クンと戦わせるのも悪くない。もし勝てればそれでいいし、戦ってやられてくれれば、科学王国の手の内がわかる。捨て駒にしたってどうでもいい連中だ)」
「おう!」
「よし!」
氷月「(彼らがそんなに好戦的なら、このまま千空クンと戦わせるのも悪くない。もし勝てればそれでいいし、戦ってやられてくれれば、科学王国の手の内がわかる。捨て駒にしたってどうでもいい連中だ)」
スイカ「スイカはやっぱり、このほうが慣れててしっくりくるんだよ!」
石神千空「科学の戦闘準備それだけじゃねぇぞ!」
コハク「黒マスクの男は相当な手練れだぞ。何か科学で対策でもあるのか?」
石神千空「ああ、テメーらバトル組がお涙流して喜ぶモンがな。職人の腕の見せ所だ」
カセキ「何それ!カッコイイじゃないの!」
石神千空「さっさと準備始めんぞ。グズグズすんな!嵐が来んのとどっちが早ェかの勝負だ!」
石神千空「石神村!総出で働け!」
石神千空「科学の戦闘準備それだけじゃねぇぞ!」
コハク「黒マスクの男は相当な手練れだぞ。何か科学で対策でもあるのか?」
石神千空「ああ、テメーらバトル組がお涙流して喜ぶモンがな。職人の腕の見せ所だ」
カセキ「何それ!カッコイイじゃないの!」
石神千空「さっさと準備始めんぞ。グズグズすんな!嵐が来んのとどっちが早ェかの勝負だ!」
石神千空「石神村!総出で働け!」
石神千空「ククク…このストーンワールドじゃあ最強の科学の剣だ!」
氷月「いいですね。すごくちゃんとしてる。科学王国」
石神千空「出来はちょいブサイクかもしんねえがな…」
金狼「(完璧な視界!これが眼鏡の力!)」
銀狼「(マグマもコハクちゃんも金狼もいるんだから大丈夫!)」
コハク「(ハ!なんという鋭い切れ味だ!)」
コクヨウ「(これが科学の力…)」
「クッソ…ストーンワールドにこんなもん!」
「ヤべぇ…武器が違いすぎる!」
石神千空「松の炭で1200度まで上げる」
石神千空「火が紫んなったら頃合いだ。叩きまくって金属ん中のゴミをブチ飛ばす」
石神千空「そしたら折りたたんで、またグツグツ焼いて」
石神千空「さらに叩く!鉄の折り返し鍛錬っつってな。繰り返すことでパワーアップさせんだ」
石神千空「火が紫んなったら頃合いだ。叩きまくって金属ん中のゴミをブチ飛ばす」
石神千空「そしたら折りたたんで、またグツグツ焼いて」
石神千空「さらに叩く!鉄の折り返し鍛錬っつってな。繰り返すことでパワーアップさせんだ」
石神千空「このクッソ地道でキチー作業を10回以上繰り返す」
クロム「ヤベー!」
石神千空「っつうのが本格的な日本刀作りの手順だが、2回でいい」
クロム「いいのかよ!」
石神千空「ククク…そこはおありがてえ現代科学様だ。金属の結晶構造見たら、2回でほぼ仕上がってんのがわかった」
石神千空「俺らは日本刀の芸術家じゃねえ。スピード勝負で科学的に飛ばせる工程は全部スッ飛ばす」
石神千空「それよか大事なのは焼き入れだ。こんがり焼いた刃だけマルテンサイト化して、粘土厚塗りんとこは生焼けの半フェライトに…」
カセキ「ワシ科学の理屈はわからんけど、とどのつまり」
カセキ「切り裂く刃は硬く。受ける脰はしなやかに。そういうことじゃな?カッコいいの~!」
石神千空「ククク…さすが職人。飲みこみがクソほど早え。その両サイドの硬さの違いが…」
石神千空「日本刀を世界最強の刃物にする」
「もうバキバキだ!
カセキ「切り裂く刃は硬く。受ける脰はしなやかに。そういうことじゃな?カッコいいの~!」
石神千空「ククク…さすが職人。飲みこみがクソほど早え。その両サイドの硬さの違いが…」
石神千空「日本刀を世界最強の刃物にする」
「もうバキバキだ!
氷月「武器がバキバキ以前に心がバキバキじゃないですかキミたちは」
マグマ「(円い…月!?なんだこりゃ…!)」
コハク「(この氷月という槍使い…他の者とは圧の格が全く違う)」
浅霧幻「村最強はマグマとコハクちゃんと金狼ちゃん!あの3人を一気に倒せば勝ちだよ~氷月ちゃん!」
氷月「情報感謝しますゲンクン。まあ見ればわかりますが」
マグマ「なんだあのゲンとかいう野郎!敵なのか!?」
コハク「ならば行くぞ、金狼!マグマ!」
マグマ「うおおおお!」
コハク「って聞いてもいない!」
銀狼「それがマグマだよ」
コハク「ハ!構わん。否が応でも共闘させる!マグマの巨大を目隠しに私を斬り上げろ金狼!」
金狼「ああ!わかった!」
コハク「(これでもなお…上空に対応してくるのか!)」
コハク「(だが…初撃さえ捌けば…)」
コハク「(手元をひねらず、槍先を回転させている!これでは槍先が捕らえられん!)」
マグマ「うおおおお!」
コハク「って聞いてもいない!」
銀狼「それがマグマだよ」
コハク「ハ!構わん。否が応でも共闘させる!マグマの巨大を目隠しに私を斬り上げろ金狼!」
金狼「ああ!わかった!」
コハク「(これでもなお…上空に対応してくるのか!)」
コハク「(だが…初撃さえ捌けば…)」
氷月「ゲンクンいいですねキミは!すごくちゃんとしてる。裏切り者の薄汚い蝙蝠として」
浅霧幻「って!何言っちゃってんの氷月ちゃん!何で俺がそんなことを…」
浅霧幻「な~んだ。バレてんのかもう。さっすが氷月ちゃん」
石神千空「スイカ!ゲンに届けもんだ」
スイカ「でもゲンは今、敵のみんなと一緒でどこにいるかもわからないんだよ?」
浅霧幻「この花知ってる?日陰には咲かないはずだから、内緒の目印にぴったり。犬鬼灯っていう、ステージでも使ってたお気に入りの花でさぁ」
浅霧幻「花言葉がね、嘘つき」
石神千空「ククク…いい太刀筋してんじゃねえかメンタリスト!唆るだろ?切れ味」
石神千空「これが科学の刃だ!」