SPY×FAMILY
🖌原作(Original Story) : 遠藤達哉(Tatsuya Endo)
TVアニメ『SPY×FAMILY』 第2話ネタバレ
フランキー「何ィ!」
カミラ「なんか女の個人情報入った棚ばっか荒らされてたらしいよ。ヤバくない?犯人キモくない?」
ミリー「それより課長の方がキモいって。今朝もエロい目でジト~ってさあ」
シャロン「そんな短いスカートはいってるからよ」
ユーリ「実はボク、昇進の話がきててさ、これまで以上に忙しく飛び回ることになりそうなんだ。でも今のままじゃ姉さんのことほっとけないし、受けるかどうか迷ってる。今のボクがあるのは姉さんのおかげだから感謝してるんだ。だから幸せになってほしいんだよ」
ヨル「(どうしましょう…パーティーまでに誰か探さなくては…)」
ヨル「(ウソだとバレたら“姉さんは変人”に“虚言癖”まで加わってさらに信用を失う!弟の昇進のためにも何とかしていい人を…)」
ヨル「ユーリ違うんです!さっきのは冗談で…」
ロイド「なるべくリスクは避けたい」
フランキー「何言ってんだ?アレだって相当リスキーだろ。とてもじゃないけど良家のご令嬢にゃ見えないぞ」
ロイド「そうだな…外見だけでも何とかせんと…」
「では採寸いたしますのでお嬢さまはこちらへ」
アーニャ「アーニャうりとばされる?」
ヨル「ロイドさん遅いですね…」
ヨル「事故など起こしていないとよいですが…」
フランキー「こんな大群なんて聞いてないぞ!」
ロイド「38人か…1人あたり10秒もかけてられん」
ロイド「増援か!キリがない!」
フランキー「積み込み終わったぞ!乗れ!」
カミラ「(ウソよウソ!ヨルにこんなスマートイケメンダンナがいるわけない!恥かかせてやるわ!)」
カミラ「ヨル先輩!あつあつのグラタン焼き上がりましたよ!」
カミラ「ああっ!足が縺れて」
ロイド「食べ物を大切にするのは素晴らしいけど、足を使うのはちょっとはしたないよ、ヨル」
ロイド「危ないヨルさん!」
ロイド「(もう1人!かわしきれん!)」
ヨル「あっ!すみません!素人の私が勝手に治療を…実は私護身術とか得意で弟に習ってそれで…」
ロイド「ははっ!ありがとうヨルさん!」
ロイド「ははは!すごいですね。あいつふっとんでましたよ」
ヨル「(殺しの仕事を続けていくためにも) えっとつまり…もしよければ面接の一回だけでなくちゃんと一緒になるのはどうかなと…お互いの利益のために!」
ヨル「(今のこんな私を受け入れてくれるのはきっとこの人しかいない!)」
ロイド「では帰りに役所に寄って手続きを」
フランキー「せっかく協力してやったのに!」
アーニャ「ぴーなつあげる」
ロイド「(オペレーション梟。東の要人・デズモンドの戦争計画を止めるため西情報部諜報員のこのオレに下った極秘任務)」
ロイド「(名門イーデン校へ潜り込むべく筆記試験を突破したが、まさか次の面接で父母揃って出席が必須だったとは…)」
ロイド「仕方ない…婚活するか」
アーニャ「ぴーなつあげる」
ロイド「(オペレーション梟。東の要人・デズモンドの戦争計画を止めるため西情報部諜報員のこのオレに下った極秘任務)」
ロイド「(名門イーデン校へ潜り込むべく筆記試験を突破したが、まさか次の面接で父母揃って出席が必須だったとは…)」
ロイド「仕方ない…婚活するか」
『首都バーリンと市役所』
カミラ「聞いた!?ウチに泥棒入ったかもだって」
カミラ「聞いた!?ウチに泥棒入ったかもだって」
カミラ「なんか女の個人情報入った棚ばっか荒らされてたらしいよ。ヤバくない?犯人キモくない?」
ミリー「それより課長の方がキモいって。今朝もエロい目でジト~ってさあ」
シャロン「そんな短いスカートはいってるからよ」
ミリー「えーだって彼氏が喜ぶしぃ!シャロンもスタイルいいんだしもっと出しなよー」
シャロン「子供いるとそんなことしない」
ヨル「はあ…」
ミリー「今度おすすめのコスメ教えてあげますよー」
ヨル「私は仕事を続けられればそれで充分です」
シャロン「たしかにその年で独り身はないわね。あやしいあやしい」
ヨル「そうなのですよね。ご忠告感謝します」
カミラ「そうだ!今週末ウチでパーティーやるんですよ。ヨル先輩もよかったら来てください!ぜひパートナーとご一緒に!」
シャロン「ちょっとハードル高すぎじゃん?ウチに侵入したキモ犯人なら誘われてくれるかもよ」
ヨル「そうなのですよね。ご忠告感謝します」
カミラ「そうだ!今週末ウチでパーティーやるんですよ。ヨル先輩もよかったら来てください!ぜひパートナーとご一緒に!」
シャロン「ちょっとハードル高すぎじゃん?ウチに侵入したキモ犯人なら誘われてくれるかもよ」
ユーリ「姉さん元気?」
ヨル「ああユーリ!」
ユーリ「どう?仕事の方は」
ユーリ「そろそろ結婚とかどうなの?いい人いないの?」
ヨル「(またその話…)」
ユーリ「実はボク、昇進の話がきててさ、これまで以上に忙しく飛び回ることになりそうなんだ。でも今のままじゃ姉さんのことほっとけないし、受けるかどうか迷ってる。今のボクがあるのは姉さんのおかげだから感謝してるんだ。だから幸せになってほしいんだよ」
ヨル「えっ!?だ…大丈夫ですよ!じ…実はね週末パーティーに行くのです!もちろんパートナーと!」
ユーリ「えっ!彼氏いたの!?」
ヨル「そ…そうなのアハハ…だから安心して」
ユーリ「そうかーよかったぁーそれって職場のパーティーだよね?」
ヨル「そう、カミラさんの」
ユーリ「あー!じゃあ、あとでドミニクさんに聞いてどんな人だったか教えてもらおーっと」
ヨル「え?」
ユーリ「姉さん騙されやすいからね。ろくでもない奴だったら追っ払わないと」
ユーリ「姉さん騙されやすいからね。ろくでもない奴だったら追っ払わないと」
ヨル「え?あの…」
ユーリ「いい奴ってわかるまで昇進は保留にしとくから」
ヨル「そんなことしなくても大丈…」
ユーリ「楽しみにしてるよ!じゃあね!おやすみ」
ヨル「(どうしましょう…パーティーまでに誰か探さなくては…)」
ヨル「(ウソだとバレたら“姉さんは変人”に“虚言癖”まで加わってさらに信用を失う!弟の昇進のためにも何とかしていい人を…)」
ヨル「ユーリ違うんです!さっきのは冗談で…」
店長「おや、珍しく兄弟ケンカですか?」
「すみませんレディ。こちらのフロアは現在貸切りとなってまして…」
「誰か女頼んだか?」
「なにごと!?」
「賊です!女が一人で!」
ヨル「あのぉ…監査局のブレナン次官…ですよね?大変恐縮なのですが」
ヨル「息の根止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
『コードネーム“いばら姫”。女は殺し屋だった』
『幼少から殺人術を叩きこまれ、雇用主の命じるまま汚れ仕事を請け負い続けて来た』
ヨル「あのぉ…監査局のブレナン次官…ですよね?大変恐縮なのですが」
ヨル「息の根止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
『コードネーム“いばら姫”。女は殺し屋だった』
『幼少から殺人術を叩きこまれ、雇用主の命じるまま汚れ仕事を請け負い続けて来た』
「いい人いないの?」
「その年で独り身はないわね」
ロイド「可哀想に…」
フランキー「どんだけブラックだよ!?ならもうチャッチャと済まそうぜ。とりあえず手っ取り早いのは利害が一致するワケアリさんだ」
ロイド「なるべくリスクは避けたい」
フランキー「何言ってんだ?アレだって相当リスキーだろ。とてもじゃないけど良家のご令嬢にゃ見えないぞ」
ロイド「そうだな…外見だけでも何とかせんと…」
「では採寸いたしますのでお嬢さまはこちらへ」
アーニャ「アーニャうりとばされる?」
ロイド「いい子にしてたら売らない」
ロイド「ったく…どこでそんな言葉覚えてくるんだが…」
ロイド「(針子は既婚者か)」
ロイド「(女主人はさっきの独身者リストにあったが、過去一度政治運動での逮捕歴があり危険度が高い)」
ロイド「(好条件となるとなかなかうまくいかな…)」
ヨル「すみませーん」
「あらぁヨルちゃん久しぶり」
ロイド「ったく…どこでそんな言葉覚えてくるんだが…」
ロイド「(針子は既婚者か)」
ロイド「(女主人はさっきの独身者リストにあったが、過去一度政治運動での逮捕歴があり危険度が高い)」
ロイド「(好条件となるとなかなかうまくいかな…)」
ヨル「すみませーん」
「あらぁヨルちゃん久しぶり」
ヨル「こんにちは。ドレスのお直し頼みたいのですが、急ぎでお願いできます?」
「もちろん」
ロイド「(たやすくオレの背後を…何者だ?)」
ロイド「(ヨル…ヨル…あった。ヨル・ブライア、27歳、結婚・離婚歴なし)」
ロイド「(両親は共に他界。年の離れた弟が1人。2人とも公務員で経歴に怪しい点はない)」
ロイド「(ただの油断か…最近気が緩んで…)」
ヨル「あの、先程からジロジロと…何かご用ですか?」
ロイド「(バカな!視線まで気取られたと!?) あ…いえ…」
ロイド「キレイな方だなと思って」
ロイド「(たやすくオレの背後を…何者だ?)」
ロイド「(ヨル…ヨル…あった。ヨル・ブライア、27歳、結婚・離婚歴なし)」
ロイド「(両親は共に他界。年の離れた弟が1人。2人とも公務員で経歴に怪しい点はない)」
ロイド「(ただの油断か…最近気が緩んで…)」
ロイド「(バカな!視線まで気取られたと!?) あ…いえ…」
ロイド「キレイな方だなと思って」
アーニャ「ちちー!アーニャのながさはんめいしたー!だれ?」
ロイド「他のお客さん」
ヨル「(子連れだった!危うく人様の配偶者をお誘いしてしまうところでした。そういった行為は奥様に殺されると聞いたことがあります)」
ヨル「(まあ私なら殺し返しますけれど…いけません。こんな考えではいずれ誰かに殺し屋だと見抜かれてしまいます。もっと普通の人にならなくては!)」
アーニャ「(こ…ころしや!)」
アーニャ「(すぱい!ころしや!)」
アーニャ「(わくわくっ!)」
ヨル「(子連れだった!危うく人様の配偶者をお誘いしてしまうところでした。そういった行為は奥様に殺されると聞いたことがあります)」
ヨル「(まあ私なら殺し返しますけれど…いけません。こんな考えではいずれ誰かに殺し屋だと見抜かれてしまいます。もっと普通の人にならなくては!)」
アーニャ「(こ…ころしや!)」
アーニャ「(すぱい!ころしや!)」
アーニャ「(わくわくっ!)」
『少女は娯楽に飢えていた』
ロイド「(う~ん…あわよくば嫁役にと思ったがやめておこう)」
ヨル「(あわよくばパーティーで恋人役をと思いましたが、シュラバとやらは回避せねば)」
アーニャ「あぁ~~アーニャははいなくてさみしぃ~~~」
ロイド「どうした急に!?」
ロイド「(う~ん…あわよくば嫁役にと思ったがやめておこう)」
ヨル「(あわよくばパーティーで恋人役をと思いましたが、シュラバとやらは回避せねば)」
ロイド「どうした急に!?」
ロイド「恋人のフリ?」
ヨル「そうなんです。弟に恋人がいると偽ってしまって…ご迷惑でなければご一緒にパーティーに出て頂けないかと…」
ロイド「ただし交換条件が…」
ロイド「ーーという訳でして代わりにこちらも面接時の母親役を頼みたい。先の見えないこの時代、娘にはどうしてもいい学校に入ってもらいたくて」
ロイド「それが亡き妻の遺志でもあるのです!」
ロイド「ーーという訳でして代わりにこちらも面接時の母親役を頼みたい。先の見えないこの時代、娘にはどうしてもいい学校に入ってもらいたくて」
ロイド「それが亡き妻の遺志でもあるのです!」
ロイド「土曜はシッターさん頼んでおいたから大人しくしてろよ」
アーニャ「ぴーなつかいこんどけ」
アーニャ「けろ?」
ロイド「(T…いやF暗号か…)」
ロイド「(追加任務の詳細か)」
ロイド「(西側から盗まれた美術品の回収及び密輸組織の壊滅。実行は標的がバイヤーに接触する土曜18時)」
ロイド「(土曜!?)」
ロイド「(T…いやF暗号か…)」
ロイド「(追加任務の詳細か)」
ロイド「(西側から盗まれた美術品の回収及び密輸組織の壊滅。実行は標的がバイヤーに接触する土曜18時)」
ロイド「(土曜!?)」
ロイド「というわけでパーティーに間に合わせるために速攻で片付ける。手伝え」
ロイド「(便利な奴)」
ヨル「ロイドさん遅いですね…」
ヨル「事故など起こしていないとよいですが…」
フランキー「こんな大群なんて聞いてないぞ!」
ロイド「38人か…1人あたり10秒もかけてられん」
ロイド「増援か!キリがない!」
フランキー「積み込み終わったぞ!乗れ!」
カミラ「あれぇ~?彼氏と一緒に来るって聞いてましたけどぉ~」
「あの人が男とか絶対ハッタリだと思ったわ」
「ウソつきは通報しちゃう?」
ドミニク「ユーリくんいつもヨルさんのこと心配してたからさ」
ドミニク「おいよせカミラ」
ヨル「(そんなことをしてこの方に何か得があるのでしょうか?)」
ヨル「(なんかもう面倒ですね。ここにいる大人全員お亡くなりになれば弟に伝わることも…)」
ドミニク「ごめんね!まあ楽しんでって」
ヨル「(あれがきっと“普通”なのでしょうね…弟は私にあんな風になってほしかったのでしょう)」
カミラ「ねぇあの人まだいるよ」
ヨル「(なんかもう面倒ですね。ここにいる大人全員お亡くなりになれば弟に伝わることも…)」
ドミニク「ごめんね!まあ楽しんでって」
ヨル「(あれがきっと“普通”なのでしょうね…弟は私にあんな風になってほしかったのでしょう)」
カミラ「ねぇあの人まだいるよ」
ミリー「メンタル強すぎじゃね?」
シャロン「てかそもそもよく一人で来れたよね」
ヨル「(なるほど…私には分不相応な場所だったようです…)」
ヨル「申し訳ありません。私ここでおいとま」
ロイド「遅くなり申し訳ない。ヨルの夫のロイド・フォージャ―です」
ヨル「あの…夫でなく恋人でよいのですが」
ロイド「(しまった!自分の任務とごっちやに)」
ドミニク「あ…フォージャ―さん?血が…」
ヨル「(なるほど…私には分不相応な場所だったようです…)」
ヨル「申し訳ありません。私ここでおいとま」
ロイド「遅くなり申し訳ない。ヨルの夫のロイド・フォージャ―です」
ヨル「あの…夫でなく恋人でよいのですが」
ロイド「(しまった!自分の任務とごっちやに)」
ドミニク「あ…フォージャ―さん?血が…」
ロイド「ああ、失礼、急患が少々暴れまして、精神科医の仕事にはよくあることなんです」
カミラ「(ウソよウソ!ヨルにこんなスマートイケメンダンナがいるわけない!恥かかせてやるわ!)」
カミラ「ヨル先輩!あつあつのグラタン焼き上がりましたよ!」
カミラ「ああっ!足が縺れて」
ロイド「食べ物を大切にするのは素晴らしいけど、足を使うのはちょっとはしたないよ、ヨル」
ロイド「フォージャ―です」
カミラ「この人ね、役所に来る前、いかがわしい仕事してたらしいですよ!」
カミラ「何でしたっけ?男の人に呼ばれてホテルとかでマッサージするんでしたっけ?やらしい~~~!」
ヨル「それは…(鍼灸マッサージと謳った刺殺の仕事で…) あの、違うんですロイドさん!私…」
ロイド「素敵です!」
カミラ「何でしたっけ?男の人に呼ばれてホテルとかでマッサージするんでしたっけ?やらしい~~~!」
ヨル「それは…(鍼灸マッサージと謳った刺殺の仕事で…) あの、違うんですロイドさん!私…」
ロイド「素敵です!」
ヨル「え!?」
ロイド「ヨルは両親を早くに亡くし幼い弟を養うために必死でがんばってきました。自分を犠牲にしてまでも」
ロイド「誰かのために何かのために過酷な仕事に耐え続けることは並の覚悟では務まりません」
ロイド「それは誇るべきことです」
ロイド「帰ろうかヨル」
ロイド「ヨルは両親を早くに亡くし幼い弟を養うために必死でがんばってきました。自分を犠牲にしてまでも」
ロイド「誰かのために何かのために過酷な仕事に耐え続けることは並の覚悟では務まりません」
ロイド「それは誇るべきことです」
ロイド「帰ろうかヨル」
ヨル「あ…いえ」
ヨル「大変なのですね、お医者さきは…」
ヨル「へぇ」
ロイド「(鋭いのか鈍いのかわからん人だな)」
ロイド「危ないヨルさん!」
ロイド「(もう1人!かわしきれん!)」
ヨル「あっ!すみません!素人の私が勝手に治療を…実は私護身術とか得意で弟に習ってそれで…」
ロイド「ははっ!ありがとうヨルさん!」
ロイド「ははは!すごいですね。あいつふっとんでましたよ」
ヨル「いえ、交換条件の延長というか…その…私みたいな独身女性はそれだけで怪しまれてしまうらしいのでカモフラージュのために…」
ヨル「(殺しの仕事を続けていくためにも) えっとつまり…もしよければ面接の一回だけでなくちゃんと一緒になるのはどうかなと…お互いの利益のために!」
ヨル「(今のこんな私を受け入れてくれるのはきっとこの人しかいない!)」
ロイド「では帰りに役所に寄って手続きを」
ヨル「今から!?」
ロイド「善は急げです」
ロイド「善は急げです」
「野郎!追いつめたぞ!」
ロイド・ヨル「(続く限り…)」