DETECTIVE CONAN
第1044話 豚汁は命がけの合図
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也
🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉
🔷千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸
🔷小牧美穂子 CV.遠藤綾
🔷原隆司 CV.岡本信彦
🔷小牧智 CV.竹内良太
コナン「ねぇおじさん、僕らがいると事件がよく起きるって目暮警部がいつも言ってるよね?」
毛利小五郎「そりゃあまぁ…偶然ってやつだろうな」
コナン「ふ~ん、じゃあれも偶然?」
毛利小五郎「指紋はどうなんだ?」
千葉刑事「被害者意外の指紋が3種類検出されました」
高木刑事「顔見知りの犯行かも知れないな」
小牧智「はあ~!?まさか刑事さん、俺がやったと疑ってるんじゃないでしょうね」
千葉刑事「そうは言ってもせんよ。ただ、あなたの店の従業員が亡くなったのですから、話を聞かせて貰わないと」
高木刑事「あなたとヒューイットソンさんの関係について聞かせてください」
千葉刑事「そうは言ってもせんよ。ただ、あなたの店の従業員が亡くなったのですから、話を聞かせて貰わないと」
高木刑事「あなたとヒューイットソンさんの関係について聞かせてください」
小牧智「ま、世の中的に言えば雇用関係。つまり雇用主と従業員ってやつだ」
高木刑事「プライベートでの関係は?」
小牧智「小遣いをくれてやる代わりに、夜中一緒にババ抜きをするような関係だったな」
小牧智「そりゃあそうだ。ババ抜きは家の中でやるもんだからな」
千葉刑事「では深夜1時から1時半の間のアリバイを聞かせて貰えますか?」
小牧智「おいおいそんな事より、他に調べなきゃいけない事があるんじゃねぇのか?部屋に残された決定的な証拠だよ!あったんだろ?例えば、血のついた凶器とか、指紋のついたワインボトルとか、犯人が着てた上着とかな~!」
高木刑事「何の話をしているんです?もしかして事件について何か知ってるんですか?」
毛利小五郎「あいつというと?」
千葉刑事「アリバイ、まだ聞かせていただいていませんでしたね」
小牧智「アリバイか…それならバッチリだ。あるさ。鉄壁のアリバイが。その時間は家にいたよ。ウソだと思うなら嫁の美穂子に聞いてくれ」
高木刑事「早速ですが、あなたが小牧美穂子さんで間違いありませんね?」
小牧智「アリバイか…それならバッチリだ。あるさ。鉄壁のアリバイが。その時間は家にいたよ。ウソだと思うなら嫁の美穂子に聞いてくれ」
高木刑事「早速ですが、あなたが小牧美穂子さんで間違いありませんね?」
小牧美穂子「ええ、何でも聞いてください。主人から何でも正直に答えるよう強く言われていますから」
高木刑事「では昨日の夜、小牧さんは何時に家へ戻られましたか?」
小牧美穂子「主人はいつも店が終わる深夜2時から3時くらいに帰宅するのですが、昨日は観たいテレビがあると11時には家へ戻ってきていましたわ」
高木刑事「では昨日の夜、小牧さんは何時に家へ戻られましたか?」
小牧美穂子「主人はいつも店が終わる深夜2時から3時くらいに帰宅するのですが、昨日は観たいテレビがあると11時には家へ戻ってきていましたわ」
高木刑事「ちなみに観たいテレビというのは?」
小牧美穂子「ニュースです。知り合いの会計士の方が逮捕されたというのでぜひ観なければと言っていましたわ」
毛利小五郎「今日日テレビ番組はどこででも観られますからな!番組の内容を知っているからと言っても証拠にはなりませんね」
毛利小五郎「今日日テレビ番組はどこででも観られますからな!番組の内容を知っているからと言っても証拠にはなりませんね」
小牧美穂子「あら!主人を疑ってらっしゃるんですか?あの人はああ見えてウソが大嫌いですのよ」
コナン「(ん?何だ?あの置物に何か…)」
コナン「(はっ!あれは!マイクか!それじゃこの会話は盗聴されて)」
毛利小五郎「奥さん、あなたみたいに若くて美しいご婦人が、なぜあんな男と一緒になったんです!もっとマシな相手はいくらでもいたでしょう」
コナン「(ん?何だ?あの置物に何か…)」
コナン「(はっ!あれは!マイクか!それじゃこの会話は盗聴されて)」
毛利小五郎「奥さん、あなたみたいに若くて美しいご婦人が、なぜあんな男と一緒になったんです!もっとマシな相手はいくらでもいたでしょう」
小牧美穂子「あの人と結婚したのは2年前。その頃、私には他に婚約者がいたんです」
小牧美穂子「あの頃は婚約者の彼と連れ添う事になると信じていましたが」
小牧美穂子「結婚式の直前に…見知らぬ通り魔に彼が刺されたんです」
小牧美穂子「亡くなりました。その後すぐに犯人は捕まりましたが、拘置所の中で犯人は亡くなったそうです」
小牧美穂子「その後も私の周りでは、よくない事が続きました。私の勤めていた会社が突然倒産。妹がストーカーにつきまとわれ、父の工場は火事になり、母は駅のホームから転げ落ちました」
小牧美穂子「不幸中の幸いと言いますか、家族が命を落とす事はありませんでした。そんなどん底の私に手を差しのべてくれたのが、小牧なんです」
コナン「(何かおかしい…隠しマイク…視線での訴えかけ…更には身の上話と旦那との馴れ初め…)」
コナン「(そして何よりあの表情)」
コナン「ねぇ、旦那さんの事は好きなの?」
小牧美穂子「その後も私の周りでは、よくない事が続きました。私の勤めていた会社が突然倒産。妹がストーカーにつきまとわれ、父の工場は火事になり、母は駅のホームから転げ落ちました」
小牧美穂子「不幸中の幸いと言いますか、家族が命を落とす事はありませんでした。そんなどん底の私に手を差しのべてくれたのが、小牧なんです」
コナン「(何かおかしい…隠しマイク…視線での訴えかけ…更には身の上話と旦那との馴れ初め…)」
コナン「(そして何よりあの表情)」
コナン「ねぇ、旦那さんの事は好きなの?」
小牧美穂子「え!?も…もちろん好きよ。どうしてそんな事聞くのかしら…」
高木刑事「聞いているのは旦那の小牧か…でもなぜ盗聴なんか」
📱コナン「奥さんは本当の事を話したいけど、盗聴されてるから無理みたい。だから僕らも言葉以外の方法でやりとりをする必要があるってオジサンが言ってる」
📱コナン「奥さんは本当の事を話したいけど、盗聴されてるから無理みたい。だから僕らも言葉以外の方法でやりとりをする必要があるってオジサンが言ってる」
小牧美穂子「わかりました」
高木刑事「あなたは小牧美穂子さんですね?」
小牧美穂子「はい(瞬き1回)」
高木刑事「旦那さんのアリバイについてあなたの証言にウソはありませんか?」
小牧美穂子「もちろんですわ(瞬き2回)。あの人は夜11時には、家に戻っていました。それは私が保証します」
小牧美穂子「え?」
コナン「どこか別の場所に行くわけにはいかないの?」
小牧美穂子「私は…自分の意思でここにいるのよ」
高木刑事「あの奥さん…警察があなたの安全は保障します。協力して貰えないでしょうか」
小牧美穂子「そうだ!そろそろ主人が戻って来る時間だわ。お料理を作らないと」
小牧美穂子「まずは野菜を刻まないと」
毛利小五郎「長ネギ、ゴボウ、ダイコン…わかったぞ!奥さんは豚汁を作るつもりだ!」
コナン「(そこ?)」
小牧智「そこまでだ!」
小牧智「俺の嫁に近付くんじゃねぇよ」
高木刑事「あの奥さん…警察があなたの安全は保障します。協力して貰えないでしょうか」
小牧美穂子「そうだ!そろそろ主人が戻って来る時間だわ。お料理を作らないと」
小牧美穂子「まずは野菜を刻まないと」
毛利小五郎「長ネギ、ゴボウ、ダイコン…わかったぞ!奥さんは豚汁を作るつもりだ!」
コナン「(そこ?)」
小牧智「そこまでだ!」
小牧智「俺の嫁に近付くんじゃねぇよ」
高木刑事「小牧!」
千葉刑事「毛利さん!?」
小五郎(コナン)「高木刑事、行き先は被害者のマンションだ」
高木刑事「了解です!」
小五郎(コナン)「まず最初に彼女が我々に伝えたかったことは、馬の置物に隠された盗聴マイク。そのお陰で自由に発言できないという事だった」
小五郎(コナン)「そして次、壁にかけられていた絵、そこには日付が記されていた。千葉刑事、あの絵に書かれていた12月7日に起きた事件を検索してみてくれ」
小五郎(コナン)「高木刑事、行き先は被害者のマンションだ」
高木刑事「了解です!」
小五郎(コナン)「まず最初に彼女が我々に伝えたかったことは、馬の置物に隠された盗聴マイク。そのお陰で自由に発言できないという事だった」
小五郎(コナン)「そして次、壁にかけられていた絵、そこには日付が記されていた。千葉刑事、あの絵に書かれていた12月7日に起きた事件を検索してみてくれ」
高木刑事「なぜそこまでわかるんですか?」
千葉刑事「証拠ですよ」
千葉刑事「通り魔事件で押収された証拠が小牧がさっき言っていたものとまったく一緒なんです」
小牧智「しかし、飼い犬に手を嚙まれるとはこの事だな」
小牧美穂子「一体何の話…」
小五郎(コナン)「おそらく原さんに罪を着せる為にまた同じような証拠を現場に残しておいたんだろ。だがなぜかその証拠がなくなっていた」
小牧智「つまりこういう事だ。俺がリサの家から出て行った後、お前が部屋に忍び込んでその証拠を持ち去った。違うか?」
小牧美穂子「私じゃないわ!」
小牧智「ウソつくんじゃねぇよ!警察に必死になって垂れ込もうとしてたじゃねぇか!」
小牧智「ソファーにいるクマのぬいぐるみ、あれにカメラを仕込んでおいたんだよ」
小五郎(コナン)「それに彼女が話していた身の上話、あれも事実だったんだろ。それゆえに彼女は身動きが取れなくなっているんだ。小牧が逮捕されたとしても、自分の裏切りが知られたら、家族にも危害が及ぶと刷り込まれていたんだろ」
小牧美穂子「私をどうするつもり」
小牧智「ソファーにいるクマのぬいぐるみ、あれにカメラを仕込んでおいたんだよ」
小五郎(コナン)「それに彼女が話していた身の上話、あれも事実だったんだろ。それゆえに彼女は身動きが取れなくなっているんだ。小牧が逮捕されたとしても、自分の裏切りが知られたら、家族にも危害が及ぶと刷り込まれていたんだろ」
小牧美穂子「私をどうするつもり」
小牧智「どうもしねぇさ。お前は俺の大事な嫁だぜ。ただ残念な事にその大事なハニーは行方不明になっちまうんだ」
千葉刑事「ところで、彼女が野菜を刻みだしたのはどういう…」
小五郎(コナン)「あれも彼女なりにヒントを伝えようとしていたんだ」
千葉刑事「ところで、彼女が野菜を刻みだしたのはどういう…」
小五郎(コナン)「あれも彼女なりにヒントを伝えようとしていたんだ」
コナン「長ネギ、ゴボウ、ダイコンの共通点は?」
千葉刑事「豚汁に使われる…」
小五郎(コナン)「違う」
高木刑事「細くて長い!」
小五郎(コナン)「そう、それでは通じないと、彼女は新たな行動に出た。小牧が現れみんなは見ていなかったようだが、コナンが確認した」
小五郎(コナン)「彼女が野菜を刻んで作ったのは…」
千葉刑事「見たところ普通のボールペンですが…」
コナン「分解してみれば?」
高木刑事「はっ!これは!」
千葉刑事「クリーニングの受け取り!」
高木刑事「ようやく動かぬ証拠を手に入れたな」
千葉刑事「付着した血痕のDNAを調べれば」
コナン「もう事件解決かな」
千葉刑事「もしもし…何だって!?小牧が姿を消したそうです!」
小五郎(コナン)「彼女が野菜を刻んで作ったのは…」
千葉刑事「見たところ普通のボールペンですが…」
コナン「分解してみれば?」
高木刑事「はっ!これは!」
千葉刑事「クリーニングの受け取り!」
高木刑事「ようやく動かぬ証拠を手に入れたな」
千葉刑事「付着した血痕のDNAを調べれば」
コナン「もう事件解決かな」
千葉刑事「もしもし…何だって!?小牧が姿を消したそうです!」
小牧智「ハッタリだ」
小牧智「サツだ!」
コナン「おっさん!」
『その後の捜査で美穂子さんの婚約者殺害及び、その加害者と思われていた男性の事件も小牧の犯行であると立証された』
毛利小五郎「あもしもし!欄か!今日の夕飯は豚汁にしてくれ!」
コナン「アハハ…」
毛利小五郎「何!?もう買い物済ませた!?んなのいいから、豚汁にしてくれ!だから豚汁豚汁豚汁!」
『その後の捜査で美穂子さんの婚約者殺害及び、その加害者と思われていた男性の事件も小牧の犯行であると立証された』
毛利小五郎「あもしもし!欄か!今日の夕飯は豚汁にしてくれ!」
コナン「アハハ…」
毛利小五郎「何!?もう買い物済ませた!?んなのいいから、豚汁にしてくれ!だから豚汁豚汁豚汁!」