第2期6話『PRISON BREAK』
CAST
🔷石神千空 Ishigami Senku CV.小林裕介
🔷浅霧幻 Asagiri Gen CV.河西健吾
🔷クロム Chrome CV.佐藤元
🔷北東西南 Hokutozai Minami CV.日笠陽子
🔷金狼 KINRO CV.前野智昭
🔷銀狼 GINRO CV.村瀬歩
🔷コハク Kohaku CV.沼倉愛美
🔷ルリ RURI CV.上田麗奈
🔷スイカ SUIKA CV.高橋花林
🔷カセキ KASEKI CV.麦人
石神千空「さぁて、いよいよクロム救出作戦の決行だ。作戦内容はシンプルだ」
石神千空「まずパワーアップしたスチームゴリラ号で、クロムのいる竹の牢をブチ破る」
石神千空「そんで逃げる。以上」
スイカ「すっごいシンプルなんだよ」
浅霧幻「まあ存在バレたら対策されちゃうから一発特攻の使い捨てだもんねえゴリラ号。千空ちゃんってその辺ジーマーで潔いよね」
コハク「だがあまり猶予もないぞ。クロムのことだ。いずれ余計な口をたたいて…」
クロム「科学使いだ!」
クロム「炎色反応!」
石神千空「ソッコーで出撃準備、始めんぞ」
獅子王司「千空は決して仲間を見捨てはしない。科学の武器を使って必ずクロムを助けにやってくる」
獅子王司「例えば蒸気機関の車両による突撃…そこで君の力が必要なんだ」
上井陽「俺の…力?」
北東西南「取材したことあるから知ってるよ。警察の格闘大会、警棒部門で優勝してるでしょ君。めちゃくちゃ強いけどめちゃくちゃなおまわりさん」
獅子王司「うん、牢とその周辺のワナの管理をお願いできるかい?陽」
上井陽「ウェーイ!この陽君に任せな!捕虜餌にしてその千空とかいう悪いヤツら?全員まとめて潰してやんよ!」
クロム「(千空たちが助けに来る前に自力で脱獄してやる!科学使いクロムのヤベー科学パワーでよ!)」
上井陽「しゃーねぇって!しゃあねぇ1発は。だってお前落とし穴潰したもん。無罪はねえし」
上井陽「で、もう終わり、はいチャラ、これで」
「ご…ごめん、陽君」
上井陽「ごめんとか要らねえから、チャラだから、逆にお前のことこれ以上とやかく言うヤツがいたら、俺が許さねえから」
上井陽「ああ!シンプルでいいわ!新世界」
「脱税ごときでブタ箱生活なんてごめんですからねえ。ハハハハ…お納めください」
「ヘヘヘ…うんうん、おいしそうなまんじゅうだ」
「何だ!?」
「クビだー!」
上井陽「旧世界で俺先なかったし、リセットバンザイだわマジで」
クロム「(牢屋の長的なヤツか?ヤベーななんか…動きづれえぞアレの前じゃ)」
上井陽「このストーンワールドなら、俺トップはれるっしょ。今地球人類はさ」
上井陽「司・氷月・羽京でスリートップ的なノリじゃん?違うっつうの。四天王だろ!この陽君入れて。だから、ここでビシッと決めてマウントとらねえと」
クロム「(牢屋の長的なヤツか?ヤベーななんか…動きづれえぞアレの前じゃ)」
上井陽「このストーンワールドなら、俺トップはれるっしょ。今地球人類はさ」
上井陽「司・氷月・羽京でスリートップ的なノリじゃん?違うっつうの。四天王だろ!この陽君入れて。だから、ここでビシッと決めてマウントとらねえと」
上井陽「ヘヘッ…トップとったら…」
上井陽「そのためにも原始人の捕虜餌にして…千空だっけ?特攻してきたところを落とし穴にドーン!ワナにハメて全滅させる。これだけはぜってー決める。ぜってー成功させる」
「いいんすか?」
上井陽「あ?」
「いや、策っぽいこと、たぶんあいつに聞こえてますよ」
上井陽「別にありっしょ。仲間に連絡とか無理だし。気にすんなって。それにこんなのただの原始人じゃん」
クロム「さっきから聞いてりゃ誰がヒョロガリのアホ原始人だ」
上井陽「あれ、そこまで言ってなくね?」
クロム「あとでほえ面かくんじゃねえぞ!」
クロム「あとでほえ面かくんじゃねえぞ!」
クロム「あっこれは!見つけたぜ!四つ葉ゲット!」
クロム「探したな~ルリとガキの頃~懐かしすぎんぜ」
クロム「じゃねえ!どうやって脱獄すんだ!こんな草や木で!」
クロム「(木…いける!檻の竹縛ってる縄に火つけて燃やしちまえば…いける!)」
クロム「(いけねえ。こんな枝で火がつくわけねえ)」
クロム「(火か…クッソ…電池さえありゃなあ…身体検査で没収されちまった)」
クロム「うわっ!」
上井陽「よう原始人、火なんかまさか見つかんねえとでも思った?てかどうやってつけたんだよ火」
クロム「テ…テメーには教えてやんねえよ!科学使いナメんじゃねえぞ!(ヤベー見つかる。せっかくの電池が…)」
上井陽「ああ…枝拾ってきてゴシゴシか。無駄な努力ご苦労すぎでしょ」
クロム「(あ…助かった…結果的にだけどよ…素材集めてたおかげで)」
上井陽「プッ…クククク…てかちょっ待て…悪い原始人…君さ、もしかして科学使いとか言ってんの、そういうレベルの話?」
上井陽「いや、ダメだよな、未開の人のそういうの笑っちゃ…悪いマジで」
上井陽「木をこするとさ、なんか熱いのがつくんだぜ。知ってっか?ゴシゴシゴシ~ジュボッ…どや、これが科学や」
上井陽「科学使い、ナメんじゃねえぞ。キリッ」
上井陽「ヤベッちょっ…ツボッた…悪い…ウケすぎる原始人君」
クロム「(なに言ってやがる!使ったのは金属の電池だ!おうテメーらなんかよりこっちはよっぽど…)」
クロム「(違う…科学は自慢するためのものなんかじゃねえ。思い出せ。目的をよ。むしろ低レベルのフリをしろ)」
クロム「なら、ヤベー科学を教えてやるよ!ビビんなよ!火で海の水沸かすとお塩とかゲットできんだぜ知らねえだろ」
「ハハハハハ!」
クロム「(違う…科学は自慢するためのものなんかじゃねえ。思い出せ。目的をよ。むしろ低レベルのフリをしろ)」
クロム「なら、ヤベー科学を教えてやるよ!ビビんなよ!火で海の水沸かすとお塩とかゲットできんだぜ知らねえだろ」
「ハハハハハ!」
「すごいでちゅね~科学使いクロム君」
クロム「(俺一人でも…)」
クロム「(おうどうだ。分解した薬で檻を溶かしてブチ破る。これが科学使いクロムの脱獄だぜ!)」
クロム「ヤベー!檻ん中に熊が出たぞー!」
クロム「(熊なんかいるわけねえ。ゲンから学んだハッタリだ!)」
クロム「この1秒が欲しかったんだよ。俺が…ここに逃げ込むための!」
クロム「(おうどうだ。分解した薬で檻を溶かしてブチ破る。これが科学使いクロムの脱獄だぜ!)」
クロム「ヤベー!檻ん中に熊が出たぞー!」
クロム「(熊なんかいるわけねえ。ゲンから学んだハッタリだ!)」
クロム「この1秒が欲しかったんだよ。俺が…ここに逃げ込むための!」
クロム「命の1秒だ!」
クロム「棒幅跳びなんか素材探索でしょっちゅう使う移動手段だぜ」
「なっ…ワナの場所知ってんぞあの原始人」
上井陽「ウェーイ!ちょっ待て!なんで!?どうやって檻切ったん?しかも一気に!」
クロム「棒幅跳びなんか素材探索でしょっちゅう使う移動手段だぜ」
「なっ…ワナの場所知ってんぞあの原始人」
上井陽「ウェーイ!ちょっ待て!なんで!?どうやって檻切ったん?しかも一気に!」
上井陽「と…溶けてる…なんか…科学?木ゴシゴシで火どやあとか言ってた原始人が?」
クロム「(陽!)」
クロム「クッソ速え!」
上井陽「クッソ原始人が!俺がこの世界でトップ取るためにはよお…クロム!テメーだけは死んでも逃がすわけにはいかねえんだよ!」
クロム「(ヤベー…行き止まり…クッソもう戦うしか…)」
上井陽「よう、やっぱバカだろテメー。現代の訓練受けまくったポリスメンに原始人が竹槍でかなうわけねえだろよ。選びな。超ボコられて檻に戻るか。死ぬほどボコられて檻に戻るか。無罪はねえよ。でもそれでチャラにしてやっからさ」
クロム「俺にとっちゃ…どっちも変わんねえよ。どうせ俺は…あと数日の命だからな」
クロム「ウエッ!」
上井陽「(口ん中切ったとかそういう量の血じゃねえ。吐血!?)」
クロム「うつってたんだ…村で…誰にも言わなかった…心配かけたくなくてよ…でももう手遅れだぜ…肺炎だ…科学のないテメーらには死の伝染病だよな」
スイカ「クロムが帰ってきたんだよ!」
カセキ「1人で脱獄しちゃったの?やるじゃない!」
カセキ「1人で脱獄しちゃったの?やるじゃない!」
クロム「よくぞ皆のいる陣の場所が分かったな」
クロム「偵察に来たスイカが戻ってった方角で、望遠鏡で見えそうな道選んで来ただけだ」
浅霧幻「名探偵スイカちゃんのお手柄だねえ。でもクロムちゃん、どうやって竹の牢破ったの?」
クロム「おう、聞いて驚け、俺のヤベー科学」
クロム「塩水と電池で例の溶かす薬作ってやったぜ。水酸化ナトリウムだっけか?」
浅霧幻「名探偵スイカちゃんのお手柄だねえ。でもクロムちゃん、どうやって竹の牢破ったの?」
クロム「おう、聞いて驚け、俺のヤベー科学」
クロム「塩水と電池で例の溶かす薬作ってやったぜ。水酸化ナトリウムだっけか?」
石神千空「次亜塩素酸ナトリウムな。クロム、テメーが作ったのは実はそっちだ。塩水ん中に間仕切りがねえ場合」
石神千空「ククク…十分なアルカリ性だ」