OVA 第一回 霊とか相談所慰安旅行〜ココロ満たす癒やしの旅〜
The First Spirits and Such Company Trip ~A Journey that Mends the Heart and Heals the Soul~
CAST
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
影山茂夫「師匠、おはようございます」
影山律「別にキメてないです。それより…僕まで誘って頂いて…ありがとうございます」
霊幻新隆「まったく気持ちがこもってないぞ」
芹沢克也「皆さん、おはようございます」
霊幻新隆「おお芹沢!ってお前、何泊する気だよ!一泊だぞ一泊!」
霊幻新隆「まったく気持ちがこもってないぞ」
芹沢克也「皆さん、おはようございます」
霊幻新隆「おお芹沢!ってお前、何泊する気だよ!一泊だぞ一泊!」
芹沢克也「あ、すいません。念のため色々持って行こうと思ったら…多くなっちゃって…」
エクボ「つーかお前、温泉の前にすでにすんげぇ疲れてねぇか?」
芹沢克也「実は昨日の夜、緊張して一睡もできなかったんだ。旅行なんて20年ぶりだから…」
影山茂夫「わかります。僕も遠足の前の日とか、なかなか寝付けませんし」
エクボ「つーかお前、温泉の前にすでにすんげぇ疲れてねぇか?」
芹沢克也「実は昨日の夜、緊張して一睡もできなかったんだ。旅行なんて20年ぶりだから…」
影山茂夫「わかります。僕も遠足の前の日とか、なかなか寝付けませんし」
霊幻新隆「疣神温泉?聞いた事ありませんね」
女将「私も最初は嫌がらせかと思ったんです。でもウチに着いた時には」
女将「すっかり憔悴しきってる方が何人もおられて」
女将「皆一様に異世界に迷い込んだと…」
女将「はくしょん!すみません。ちょっと風邪を引いてしまって…このままだとウチが廃業してしまいます。どうか霊幻先生のお力をお貸しください」
霊幻新隆「(遠いな…そもそも旅館の人気が落ちたんで怪奇現象のせいにしてるだけなんじゃ…)」
女将「もちろん交通費と道中の経費は別途負担させて頂きますし、宿はウチの旅館にお泊りください!」
霊幻新隆「何人までOKですか?」
芹沢克也「あ…ああ…はい!しかし俺はまだ研修中の身なので…」
霊幻新隆「何だ芹沢の奴…起こせって言ったのに」
霊幻新隆「は?」
霊幻新隆「(ははー!なるほど、さてはモブの仕業だな)」
芹沢克也「すいません!起こせと言われたのに寝てしまって!」
芹沢克也「どうしたんですかコレ…」
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霊幻新隆「肝試しがどうとか言ってたよな!?もういいんだぞ!お前もまだまだガキだな!ははははは!」
霊幻新隆「あれ?俺あっち行ったよな!?」
霊幻新隆「お前何でいんの!?」
芹沢克也「あ…それはたふん…」
霊幻新隆「何だお前もグルってわけか」
芹沢克也「あの…霊幻さん」
🔊「次は終点、疣神温泉、疣神温泉」
エクボ「怪奇現象なんて起きねぇじゃねぇか」
影山律「霊幻さん達も起きなかったね」
影山茂夫「きっと疲れてるんだよ」
花沢輝気「よう!」
花沢輝気「待ってたよ!」
影山茂夫「花沢君」
エクボ「怪奇現象なんて起きねぇじゃねぇか」
影山律「霊幻さん達も起きなかったね」
影山茂夫「きっと疲れてるんだよ」
花沢輝気「よう!」
花沢輝気「待ってたよ!」
影山茂夫「花沢君」
影山律「ずいぶん早いですね」
影山茂夫「昨日は遅くまで仕事だったみたいだから」
花沢輝気「ここの旅館は相当古くから続く老舗らしいね」
影山律「だから風情があるんですね」
花沢輝気「この辺りには、昔異界に通じる穴があって、それを疣神様っていう神様が塞いだらしいんだ」
花沢輝気「それで疣神様を信仰する人達が温泉を作って代々祭ってるんだって」
影山律「だから風情があるんですね」
花沢輝気「この辺りには、昔異界に通じる穴があって、それを疣神様っていう神様が塞いだらしいんだ」
花沢輝気「それで疣神様を信仰する人達が温泉を作って代々祭ってるんだって」
影山茂夫「はい、僕もそう思います」
芹沢克也「はい!すごく美味しかったです」
霊幻新隆「あ?何の話だ?何か気付いた事はあったのかって聞いてるんだが」
芹沢克也「ああああすみません!この空間に飛ばされてしまったのは、俺と霊幻さんが寝ちゃったからのようです」
霊幻新隆「あ?何の話だ?何か気付いた事はあったのかって聞いてるんだが」
芹沢克也「ああああすみません!この空間に飛ばされてしまったのは、俺と霊幻さんが寝ちゃったからのようです」
芹沢克也「は…ありがとうございます」
花沢輝気「そういえば影山君は好きな子とかいるの?」
影山茂夫「え!?パクパクパク」
芹沢克也「ええっ!?俺!?ここ20年で話した女性は母親くらいだよ…」
芹沢克也「うわすごい!」
芹沢克也「(よかった…怒られるかと思った) それで、原因究明の方は…」
霊幻新隆「いや…まだです…さすがにもう…限界に近い」
芹沢克也「あの…もしよかったらこれ…どうぞ」
霊幻新隆「待て待て!お前これどっから持って来た!?」
霊幻新隆「つーかその格好…」
芹沢克也「おにぎりは部屋からで、これは旅館の部屋着ですが…」
芹沢克也「あの…もしよかったらこれ…どうぞ」
霊幻新隆「待て待て!お前これどっから持って来た!?」
霊幻新隆「つーかその格好…」
芹沢克也「おにぎりは部屋からで、これは旅館の部屋着ですが…」
霊幻新隆「だから一人で行き来してたと?」
芹沢克也「あ…はい…」
霊幻新隆「(落ち着け…新人相手に無暗に怒ってはいかん!こいつは不器用なだけだ)」
霊幻新隆「いいか芹沢、世のビジネスマナーも大事だが、もっと大切なのは自分の頭で考える事だ!お前はもう誰の言いなりでもないし、引きこもりでもない」
芹沢克也「あ…はい…何かお手伝いをさてせください」
霊幻新隆「じゃあちょっと…モブ連れてきてくれる?」
霊幻新隆「(落ち着け…新人相手に無暗に怒ってはいかん!こいつは不器用なだけだ)」
霊幻新隆「いいか芹沢、世のビジネスマナーも大事だが、もっと大切なのは自分の頭で考える事だ!お前はもう誰の言いなりでもないし、引きこもりでもない」
芹沢克也「あ…はい…何かお手伝いをさてせください」
霊幻新隆「じゃあちょっと…モブ連れてきてくれる?」
影山律「めちゃくちゃじゃないですか」
霊幻新隆「ま…何だ…ちょっとこの空間の発生原因の調査を…」
エクボ「フン!どうせ出らんなくなっておたついてたんだろ!?」
霊幻新隆「よし!お前ら全員でこの空間をブッ壊せ!」
芹沢克也「え!?でも原因を探るんじゃ…」
エクボ「フン!どうせ出らんなくなっておたついてたんだろ!?」
霊幻新隆「よし!お前ら全員でこの空間をブッ壊せ!」
芹沢克也「え!?でも原因を探るんじゃ…」
芹沢克也「何だ、やっぱりアレだったんだ」
影山律「近づいてみますか」
エクボ「ん?何かあの形、見た事があるような…」
影山茂夫「あ!疣神様だ」
影山茂夫「あ!疣神様だ」
影山律「この山が疣神様って事か」
芹沢克也「で、あのネバネバのせいで疣神様の力が弱まってる」
霊幻新隆「おめでとう芹沢君。合格だ。よくわかったな。そう、あのネバネバこそがこの怪奇現象の原因だ」
芹沢克也「え~~!?で…でもさっきは原因などわからないという結果が出たと」
芹沢克也「で、あのネバネバのせいで疣神様の力が弱まってる」
霊幻新隆「おめでとう芹沢君。合格だ。よくわかったな。そう、あのネバネバこそがこの怪奇現象の原因だ」
芹沢克也「え~~!?で…でもさっきは原因などわからないという結果が出たと」
女将「はくしょん!もうやだわ…あら?鼻がすっきりしたわ!何でかしら…不思議ね~」
エクボ「ああ、ここの女将の一族が何代にもわたって疣神様を信仰した事によって無自覚の超能力が生まれたんだろうな。その力が異世界への道を封じてたんだ」
霊幻新隆「で、風邪が原因でその力が弱まったと…」
エクボ「ああ、力が低下したせいで異界への穴が開き、疣神トンネルで寝ると異世界に引きずり込まれる…てことだな」
霊幻新隆「何だそりゃ…超能力って奴はつくづくわけがわかんねぇな」
影山茂夫「今日は温泉にも入れたし、美味しいものも食べられたし、来てよかったな」
芹沢克也「旅行ってこんなに楽しいんですね」
影山律「僕、疲れてるんで」
霊幻新隆「というわけで、異世界空間はこちらで対処しておきましたので、もう大丈夫かと思いますが、また何かありましたら」
霊幻新隆「次回、名刺をお持ち頂ければ、料金5%OFFにさせて頂きますので」
女将「まぁまぁさすが霊幻先生。これでわたくし共も安心して旅館業が続けられます。本当にありがとうございました」
霊幻新隆「ああそうそう!また同じようなことがありましたら、これを飲んでください。私が特別に霊力を込めた疣神様のお力を高める薬です」
霊幻新隆「次回、名刺をお持ち頂ければ、料金5%OFFにさせて頂きますので」
女将「まぁまぁさすが霊幻先生。これでわたくし共も安心して旅館業が続けられます。本当にありがとうございました」
霊幻新隆「ああそうそう!また同じようなことがありましたら、これを飲んでください。私が特別に霊力を込めた疣神様のお力を高める薬です」
影山茂夫「ありがとうございます」
霊幻新隆「おう!今日からお前も立派なウチの一員だ。これからも仕事に励めよ」
霊幻新隆「お前らの分も作ってやろうか?」
エクボ「いらねーよ!」
影山律「いりません」
花沢輝気「大丈夫です」
大女将「何だいお前…風邪治ったのか?」
女将「そうなのよ。ゆうべ突然すーっとね。お母さんも気をつけてよ」
大女将「疣神様が守ってくれるよ。はくしょん!やだね…あの子のがうつったかね…」
大女将「何だいお前…風邪治ったのか?」
女将「そうなのよ。ゆうべ突然すーっとね。お母さんも気をつけてよ」
大女将「疣神様が守ってくれるよ。はくしょん!やだね…あの子のがうつったかね…」