MOB PSYCHO 100
🖊原作者(Original Story) : ONE
🔷影山律 Kageyama Ritsu CV.入野自由
🔷高嶺ツボミ Takane Tsubomi CV.佐武宇綺
花子「本当ですか!?ありがとうございます!どこに相談しても相手にされなくて困ってたんです!」
霊幻新隆「で、報酬の話なんですけど、どのコースで除霊しましょう」
花子「コース!?」
花子「そうなんですか?」
霊幻新隆「ええまあ…そんなニュアンスの存在っていうか…だから完全に消すっていうのはちょっと困難なんですけど」
霊幻新隆「ですか、心配ご無用。また出たら2割引きで請け負いますから!」
花子「あ~霊幻先生~!」
太郎「ちょっと待ったッ!」
霊幻新隆「む?なんだねキミは?」
霊幻新隆「ですか、心配ご無用。また出たら2割引きで請け負いますから!」
花子「あ~霊幻先生~!」
太郎「ちょっと待ったッ!」
霊幻新隆「む?なんだねキミは?」
花子「恋人の太郎です先生」
霊幻新隆「胡散臭いだと!?」
太郎「いや、彼女じゃなくあんたが信用できないといってんの!」
霊幻新隆「まぁ任せなさい。俺がちゃんと除霊すれば、花子さんの顔もきっと元になるはずだ」
太郎「別に顔で悩んでねえよ!」
霊幻新隆「なるほど…先週肝試しをしてから毎晩夢を見るようになったと」
花子「はい。もう怖いし気味が悪いし…あ!霊幻先生あの建物です!」
霊幻新隆「ものすごい霊気を感じる!」
霊幻新隆「こいつは久々の大物だ!」
花子「先生こっちです」
太郎「あれ?今間違えて」
霊幻新隆「まぁ任せなさい。俺がちゃんと除霊すれば、花子さんの顔もきっと元になるはずだ」
太郎「別に顔で悩んでねえよ!」
霊幻新隆「なるほど…先週肝試しをしてから毎晩夢を見るようになったと」
花子「はい。もう怖いし気味が悪いし…あ!霊幻先生あの建物です!」
霊幻新隆「ものすごい霊気を感じる!」
霊幻新隆「こいつは久々の大物だ!」
花子「先生こっちです」
太郎「あれ?今間違えて」
花子「へぇそうなんですか」
太郎「いやいやそんな幽霊がどこにもいる訳が…」
太郎「いやいやそんな幽霊がどこにもいる訳が…」
霊幻新隆「行きましょうか」
花子「この土地は昔ゴキブリに驚いてジャンプしたら天井に頭が刺さって死んだ男の霊が出ると言われてるんです…」霊幻新隆「事態によっては私でも手に負えない可能性がある…危険すぎる!」
霊幻新隆「ま、塩で溶けないんじゃ仕方ない。最終兵器を呼ぶか」
霊幻新隆「あ、モブ?悪いけどすぐ来てくれるか?いやマジでマジで。悪霊いるんだって。お客さんと悪霊も待ってるから早めんな。じゃ頼む」
霊幻新隆「おおモブ!待ってたぞ」
天井破り「食塩の次は中学生か?」
天井破り「バカにす…」
『彼の名は影山茂夫。通称“モブ”。本物の超能力者であり霊幻新隆の弟子である。そしてこの物語の主人公である』
影山茂夫「師匠、いきなり呼び出すのやめてくださいって」
霊幻新隆「いやー助かったぜ!まさか本当に悪霊が出るとはな」
霊幻新隆「ほれ、今日のバイト代だ」
霊幻新隆「何だ?不満なのか?」
霊幻新隆「ばっか!お前!」
モブの母「またそうやって甘やかして…シゲも少しは律を見習いなさいよ。今日も小テストで満点取ったんだから」
影山律「あんなの誰でもできるよ」
影山律「なんか悩みがあるなら言ってよ兄さん。いつでも相談に乗るから」
影山茂夫「うん、ありがとう律」
モブの母「もぉ律まで甘やかして…次曲げたらシゲのお小遣いで買うからね」
影山律「あんなの誰でもできるよ」
影山律「なんか悩みがあるなら言ってよ兄さん。いつでも相談に乗るから」
影山茂夫「うん、ありがとう律」
モブの母「もぉ律まで甘やかして…次曲げたらシゲのお小遣いで買うからね」
影山茂夫「はい」
霊幻新隆「ああモブ?昨日の今日で悪いけど、すぐ駅まで来てくれるか?」
霊幻新隆「ああモブ?昨日の今日で悪いけど、すぐ駅まで来てくれるか?」
影山茂夫「駅…ですか」
霊幻新隆「ああ、今日の仕事はでけぇぞ」
影山茂夫「わかりました」
影山茂夫「集団走行中の事故…ですか」
霊幻新隆「不測の事態に備えて集中しとけよモブ」
影山茂夫「あ、はい」
霊幻新隆「日が暮れたら厄介だ!モブ!聞いてんのか!?」
霊幻新隆「でけぇの溶かしに行くからついてこ来いッ!なッ!」
影山茂夫「わかりました。余裕に見えたので手伝いはいらないのかと」
霊幻新隆「バカ!誰が除霊…ふんっ!ま、余裕だけども、勉強だと思ってついて来い」
影山茂夫「心霊スポットってデマ情報も多いじゃないですか。けど、今回は本物でしたね。もし一般人があの中の霊を怒らせたら」
影山茂夫「感じるなんてもんじゃないですよ。12…18…いやそれ以上いますね。すぐ近くに」
影山茂夫「あ!完全に囲まれましたね。襲ってきますよ」
霊幻新隆「よし!雑魚は任せた!やれモブ!」
霊幻新隆「(目の前に誰かいる!)」
霊幻新隆「何者だ!悪霊か!?」
霊幻新隆「なんだ…悪役レスラーか。悪霊かと思ってビックリしただろ!こんな所で練習してんじゃねーよ!」
影山茂夫「師匠、そっちの方に悪霊のボスっぽい奴がいるんで注意した方がいいですよ」
影山茂夫「あ!完全に囲まれましたね。襲ってきますよ」
霊幻新隆「よし!雑魚は任せた!やれモブ!」
霊幻新隆「何者だ!悪霊か!?」
霊幻新隆「なんだ…悪役レスラーか。悪霊かと思ってビックリしただろ!こんな所で練習してんじゃねーよ!」
影山茂夫「師匠、そっちの方に悪霊のボスっぽい奴がいるんで注意した方がいいですよ」
霊幻新隆「プロレスラーのフリをしようがこの霊幻の目はごまかせんぞ!」
総長「俺はああ!」
総長「このトンネルで集団バイクで走行中に」
総長「先頭がバナナの皮を踏んだばっかりに」
総長「全滅した暴走族の頭!」
総長「このトンネルは俺の縄張りだああ!侵入者は残らずぶっ潰す!」
総長「行くぜ!裏滅死YA~」
総長「根性焼きポルターガイスト!」
総長「強力なバリアが張られている!こんな奴のどこにこれほどの…マズいー!一見して雑魚と見誤ったぁあ!」
『食塩をまぶした拳でぶん殴る霊幻の必殺技である』
霊幻新隆「おい何やってるモブ。早く溶かせ」
影山茂夫「まーまー師匠、ちょっと話を聞きましょうよ」
総長「この奥には俺達なんか比べものにならない邪悪な悪霊が棲みついてる。俺達はそいつに命令されてここに来た奴らを脅かしてただけなんだ」
霊幻新隆「フン!そんなでまかせでこの霊幻をごまかせると思うなよ」
総長「でまかせなんかじゃ…このままじゃ濡れ衣を着せられたまま消されちゃあ…」
総長「俺達、死・須滅苦詫悪が浮かばれねぇと思っただけだ…俺とあいつらの思い出がな…」
総長「言いたいことはそれだけだ!後は消すなり溶かすなり好きにしやがれ!」
霊幻新隆「そうやって同情を買おうってわけか。騙されんなよモブ。これは典型的な詐欺師の手口だ。溶かせ」
総長「俺達、死・須滅苦詫悪が浮かばれねぇと思っただけだ…俺とあいつらの思い出がな…」
総長「言いたいことはそれだけだ!後は消すなり溶かすなり好きにしやがれ!」
霊幻新隆「そうやって同情を買おうってわけか。騙されんなよモブ。これは典型的な詐欺師の手口だ。溶かせ」
影山茂夫「その前にちょっと見てきます。実は入る前に感じた霊気が消えてないのでおかしいなとは思ってたんですよ」
総長「止めろ!いくらあのガキが強くてもあいつには敵わねぇ!あいつは何百年も前から、この山に棲みついてる悪霊だ。ここで死んだ奴らも…全部そいつに殺されたんだぁあ!」
霊幻新隆「じゃ…じゃあお前らもそいつに…」
総長「いや、俺達はバナナの皮を踏んだだけだ」
霊幻新隆「お!無事だったか」
影山茂夫「大した悪霊でもなかったですし」
霊幻新隆「じゃ…じゃあお前らもそいつに…」
総長「いや、俺達はバナナの皮を踏んだだけだ」
霊幻新隆「お!無事だったか」
影山茂夫「大した悪霊でもなかったですし」
影山茂夫「あ、そうでした」
総長「礼を言うぜ。これで俺達も心置きなく成仏できるってもんだ」
影山茂夫「あ、これもしかして」
総長「あわーっ!」
総長「あんがとよ」
影山茂夫「ところで師匠、何で何もしなかったんですか?」
総長「礼を言うぜ。これで俺達も心置きなく成仏できるってもんだ」
影山茂夫「あ、これもしかして」
総長「あわーっ!」
総長「あんがとよ」
影山茂夫「ところで師匠、何で何もしなかったんですか?」
霊幻新隆「あ!いや!それはだな」
霊幻新隆「待たせたなモブ。行くか」
影山茂夫「はい」