TVアニメ『SPY x FAMILY』 第9話ネタバレ
ヨル「(キス…?キッス!?それってえっと…)」
ヨル「(はっそうだ!初めてのキスはレモンの味だと何かで読んだことがあります!このマリネととても合いそうです!はっ…おちつくのですヨル!気をしっかり持つのです!)」
ヨル「ちょちょっちょっと待ってください!(シラフではとてもできません!)」
ヨル「お待たせしました」
ロイド「イヤでしたら無理はしなくても…」
ヨル「いえこれは私のためでもあるのです…頑張ります」
ユーリ「何をゴニョゴニョやってるんだ!?できるのかできないのか本物の夫婦だと証明してみせろ!」
ヨル「黙ってなさいユーリ。今から私たちのラブラブを見せつけてやるのれす」
ヨル「いきますわよダーリン。ほら目を閉じなさい」
ユーリ「ね…姉さん…!」
ロイド「ヨ…ヨル…さん?」
ユーリ「姉さんなんて淫らな…ッ!」
ユーリ「姉さーん!」
ユーリ「見て見て学校のテストで一番!」
ヨル「まぁすごい!」
ヨル「ごほうびのチューです!」
ユーリ「姉さん、ボク大きくなったら姉さんと結婚する…」
ヨル「あら♡」
ヨル「じゃあお嫁に行かずに待ってなくちゃね!」
ヨル「待ってなくちゃね…待ってなくちゃね…」
ユーリ「ダメだ姉さんんんんん!やっぱりボクの目の前で他の男とキスなど断じて⸺」
ヨル「(あぁぁやっぱり…)」
ヨル「ダメぇーッ!」
アーニャ「ちきゅうのおわり!?」
ユーリ「わかったよ姉さん…キスを止めようとしたボクをここまで拒絶するなんて…」
ユーリ「よっぽどそいつとイチャイチャしたかったんだね!」
ユーリ「試そうとしたボクが愚かだったよ。むしろ試されていたのはボクの気持ちの方だったようだ!」
ロイド「あの…それより流血が…」
ユーリ「ロイド・フォージャー ひとまず姉さんの唇は貴様に預ける」
ヨル「ちょ…何を言ってるんですか!」
ユーリ「まぁ今日のところは勘弁してやる。だがしかし…」
ユーリ「よっぽどそいつとイチャイチャしたかったんだね!」
ユーリ「試そうとしたボクが愚かだったよ。むしろ試されていたのはボクの気持ちの方だったようだ!」
ロイド「あの…それより流血が…」
ユーリ「ロイド・フォージャー ひとまず姉さんの唇は貴様に預ける」
ヨル「ちょ…何を言ってるんですか!」
ロイド「あの…血…(ブライア家では普通なのか?)」
ヨル「大丈夫ですか?ユーリフラフラですよ」
ロイド「(それはヨルさんが…)」
ユーリ「それより姉さんもユラユラだよ」
ヨル「タクシー呼びましょうか?」
ユーリ「平気だよ。姉さんは心配性だな」
ロイド「おっとっと」
ユーリ「何をニヤけている!?そんなにボクの醜態がおもしろいか!?」
ロイド「ああいや…素敵な姉弟だなと思って。ずっと2人で支え合ってきたんですね」
ロイド「ユーリくん、今までヨルさんを守ってくれてありがとう。いろいろと大変なこともあったでしょう」
ロイド「これからはボクも精いっぱい彼女を支えるので2人で一緒にヨルさんを幸せにしましょう」
ユーリ「だ…誰がキサマの手など借りるかー!もういい帰る!」
ヨル「アーニャさんあなたが来るのを頑張って待ってたんですよ。とってもかわいいのでぜひ遊んであげて!」
ユーリ「くっ…言われなくてもまた来るさ!次こそはキサマが姉さんをたぶらかしてるという証拠を見つけてやるからな!」
ヨル「たぶらかされてません!」
ロイド「(盗聴器は…よしないな。秘密警察なら…というかあの弟ならやりかねんからな。用心用心)」
ヨル「ロイドさん、ありがとうございます。お恥ずかしいですが、あんな失礼な子まで家族として受け入れてくださって…」
ロイド「ユーリくん、ヨルさんのこと大好きなんですね。ボクも娘以外頼れる家族も友人もいないのでお二人が少し羨ましかったです」
ヨル「ロイドさん…」
ロイド「(娘も偽者だけど)」
ロイド「何はともあれ…偽装夫婦だとバレずに安心しました」
ヨル「はい!ほっとしたら何だか眠くなってきちゃいました。片付けたらお休みしましょうか」
ロイド「…いやもちろん別々に!戻します!」
ヨル「は…はい!」
アーニャ「ちち…ちきゅうをすくってー…」
ヨル「こらユーリ…ロイドさんをたたいたら怒りますよ…」
ロイド「(他人を羨んだのはいつ以来だろうか…)」
ロイド「寝よう。きっと疲れのせいだ。明日も任務は続くからな」
ユーリ「失礼」
「あ?」
ヨル「駅はどっちですか?」
「その前に病院行け!」
アーニャ「おはやいます」
アーニャ「ちち、きょうはなんだかみどりいろ」
ロイド「寝ぼけてないで顔洗ってこい」
ヨル「おはようございます」
ヨル「昨日はユーリに会えなくて残念でしたね」
ユーリ「失礼」
「あ?」
ヨル「駅はどっちですか?」
「その前に病院行け!」
アーニャ「ちち、きょうはなんだかみどりいろ」
ロイド「寝ぼけてないで顔洗ってこい」
ヨル「おはようございます」
ヨル「昨日はユーリに会えなくて残念でしたね」
ロイド「しかし昨日は賑やかでしたね」
ヨル「すみません…」
ヨル「すみません…」
ロイド「(ヨルさんの弟があんな感じとは)」
アーニャ「なんでアーニャしょうかいしなかった!?わくわくかえせ!」
ロイド「そ…そんなに会いたかったのか?」
ロイド「(まぁひとまず嵐は去った。今はアーニャの教育の方に専念しよう) ほら早く食べろ。遅刻するぞ」
アーニャ「もすもす…」
ヨル「またすぐ会えますよ」
ロイド「(本当に懸念はなくなったか…?秘密警察を弟に持つヨル・ブライア…彼女の方の身辺には怪しい点はなかった)」
ロイド「(弟の正体も知っている様子はなかったし直観ではシロだ。そもそも身内が保安局員と知っているなら独身を怪しまれる心配はなかったはずだ)」
ロイド「(いや断定は危険だ。すべて演技で初めからオレに近づくためのウソだったとしたら?何事も疑ってかかれ黄昏!)」
アーニャ「ちち、ははは…」
ロイド「ん?何だ?」
アーニャ「ははは……りょうりへた」
ヨル「やはり今日の朝食私が作ったとバレてましたかー!すみませんすみません頑張ったのですが」
ロイド「(弟の正体も知っている様子はなかったし直観ではシロだ。そもそも身内が保安局員と知っているなら独身を怪しまれる心配はなかったはずだ)」
ロイド「(いや断定は危険だ。すべて演技で初めからオレに近づくためのウソだったとしたら?何事も疑ってかかれ黄昏!)」
ロイド「ん?何だ?」
アーニャ「ははは……りょうりへた」
ヨル「やはり今日の朝食私が作ったとバレてましたかー!すみませんすみません頑張ったのですが」
ロイド「ああヨルさん、その…(盗聴器を仕掛けるのはさすがにやりすぎか…いや不安の芽は摘んでおかねば…一瞬の油断が死に直結する。ひいては何万人もの生死に関わる問題だ)」
ヨル「えっ…あびっ…ありがとうございます」
アーニャ「なっ!」
ヨル「(昨日の余韻がまだ残って…キスもできない料理もできない…昨日はロイドさんがうまく取り繕ってくれましたけど…)」
ロイド「どうしたアーニャ?」
アーニャ「ちちとはは、なかよくしないとだめ」
ロイド「あ…べ…別にケンカなんかしてないぞ」
ヨル「そうですよ」
ロイド「おまえこそクラスメートとちゃんと仲良くするんだぞ」
アーニャ「うぃ」
アーニャ「ちちとはは、なかよくしないとだめ」
ロイド「あ…べ…別にケンカなんかしてないぞ」
ヨル「そうですよ」
ロイド「おまえこそクラスメートとちゃんと仲良くするんだぞ」
アーニャ「うぃ」
ユーリ「だってあんな奴に姉さんを…」
「嫌な奴だったのか?」
ユーリ「…ッ…いい奴…だった…気がします」
ユーリ「いやしかし詐欺師やスパイは善人ヅラするもの!そうだいっそスパイであれ!そうすれば牢に…」
「落ち着け。証拠はあるのか?」
ユーリ「(しまった!リビングや寝室に盗聴器を仕掛けてくるのを忘れてた!)」
ユーリ「(あぁいや待てダメだ!万が一姉さんのあんな声やこんな声が聞こえてしまったらボクの心がもたない!)」
「嫌な奴だったのか?」
ユーリ「…ッ…いい奴…だった…気がします」
ユーリ「いやしかし詐欺師やスパイは善人ヅラするもの!そうだいっそスパイであれ!そうすれば牢に…」
「落ち着け。証拠はあるのか?」
ユーリ「(しまった!リビングや寝室に盗聴器を仕掛けてくるのを忘れてた!)」
ユーリ「(あぁいや待てダメだ!万が一姉さんのあんな声やこんな声が聞こえてしまったらボクの心がもたない!)」
「その傷、自傷なの?仕事に本腰入れるためにもいい加減姉離れしろ。我々には西のスパイ、とりわけ黄昏を捕らえる使命がある。ひいてはそれがお姉さんの安全を守ることにつながるんだ」
カミラ「なにあれ」
ミリー「なんか私は妻失格ですとか言ってた」
シャロン「あ?どうやったらいい奥さんになれるか?夫婦仲うまくいってないの?」
ヨル「いえ…そういうわけでは…ただ殿方とのおつきあい自体初めてなのでどのように振る舞えばいいかわからなくて…」
ロイド「(過去の交友関係からもしやとは思ったがヨルさんはやはり男との交際経験なかったのか)」
ヨル「何ていうかこのままではよろしくないかなって…私ってば料理も全然できませんし…」
ロイド「(アーニャのひと言がダメージに…)」
ヨル「何ていうかこのままではよろしくないかなって…私ってば料理も全然できませんし…」
ロイド「(アーニャのひと言がダメージに…)」
ロイド「(ヨルさん…家族の偽装のために妻の練度を上げようとしてくれてるのか…?いや待て。オレを欺くために完璧な妻を演じようとしている可能性も否めん)」
カミラ「旦那のスペックと差がありすぎると悲惨ですねー」
ミリー「もういっそ別れちゃえば?」
ヨル「うーんそれは困ります」
ロイド「(何か決定打を得るにはこちらから仕掛けるしかないか)」
ヨル「(そういえばロイドさんとは別々の口座ですね…)」
ヨル「(私の仕事の稼ぎを多少なりとも合わせたら、妻としてロイドさんのお役に立てるでしょうか)」
ヨル「(でも怪しまれてもいけませんし…それに経済的な援助とかそういう話ではないような気もします)」
「おいそこの女、少々聞きたいことがある」
「お時間いただこうか」
ヨル「(ひ…秘密警察の方!?) )」
「ナンパはしてないぞ」
「キサマの名前は?」
ヨル「ヨル・ブ…ヨル・フォージャーです」
ヨル「ヨル・ブ…ヨル・フォージャーです」
ロイド「(ノリノリじゃないか)」
「キサマらグルだったのか?」
ヨル「し…知りません!何かの間違いです!」
「素直に吐いた方が身のためだぞ」
「市役所じゃつい先日も財務部の男が捕まったし、内部の腐敗が相当進んでいると見える」
「あいつの末路は悲惨だったらしいねぇ。エグい拷問で精神までやられちまって獄中で自害しちまったって話じゃんか。先月はこいつくらいの年の女もしょっぴかれてたよなぁ。ほらあの議員秘書の」
「キサマらグルだったのか?」
ヨル「し…知りません!何かの間違いです!」
「素直に吐いた方が身のためだぞ」
「市役所じゃつい先日も財務部の男が捕まったし、内部の腐敗が相当進んでいると見える」
「あいつの末路は悲惨だったらしいねぇ。エグい拷問で精神までやられちまって獄中で自害しちまったって話じゃんか。先月はこいつくらいの年の女もしょっぴかれてたよなぁ。ほらあの議員秘書の」
「とにかく収容所まで同行願おうか」
ロイド「(もし弟が保安局員だと知っているならユーリの名を出せばすぐに収まる。同業者相手に隠し立てする理由もないし、事を荒立てればオレや同僚にいらぬ疑念を持たれる結果になる。さぁヨルさん、あなたがクロなら弟に助けを求めろ。そうでないなら…)」
ロイド「(もし弟が保安局員だと知っているならユーリの名を出せばすぐに収まる。同業者相手に隠し立てする理由もないし、事を荒立てればオレや同僚にいらぬ疑念を持たれる結果になる。さぁヨルさん、あなたがクロなら弟に助けを求めろ。そうでないなら…)」
ヨル「私は日々この国の人々のために働いています。スパイ行為など決していたしません!」
「シラを切っても無駄だ!いいからおとなしくし…」
ヨル「私、既婚者だと申し上げました。気安く触れないでください」
「おまえこんなマネして家族もろともただでは済まんぞ」
ヨル「弟も夫もとても優しくて善良な市民です。もし彼らに不当な危害を加えようとおっしゃるのなら…」
ヨル「たとえあなた方相手でも私容赦いたしません!」
「おやモップ少尉、この暗号本当に合っているか?」
「えっそんなはずは…」
「うわぁこれは!よく見たらタヌキ暗号ではなくケムシ暗号ではないか!」
「解読し直すとこれはバーンズ氏が高名な痔の医者に宛てた手紙のようだ。なるほど…恥ずかしくて暗号化したのか。紛らわしい奴め」
フランキー「とんだ茶番だったな。まぁあの素振りなら秘密警察とつながってる線はなしと見ていいだろう」
フランキー「おいおいなんだよ?疑っちゃって罪悪感とか言うなよ」
ロイド「違う」
フランキー「前にも忠告したがいらん情を抱くなよ。命が惜しかったら誰も信用するな。オレたちみたいな人間はそうやって生きてくしかないんだ」
フランキー「おいおいなんだよ?疑っちゃって罪悪感とか言うなよ」
ロイド「違う」
フランキー「前にも忠告したがいらん情を抱くなよ。命が惜しかったら誰も信用するな。オレたちみたいな人間はそうやって生きてくしかないんだ」
ロイド「その顔で言われるとなんか腹立つ」
ロイド「女性をだまして交際するのはよくないと思うぞ」
フランキー「おまえが言うか!?」
ヨル「(今日はとてもヒヤヒヤしました。危うく逮捕されかけちゃって…良き妻どころかフォージャー家を崩壊させるところでした)」
ロイド「あれっヨルさん?」
フランキー「おまえが言うか!?」
ヨル「(今日はとてもヒヤヒヤしました。危うく逮捕されかけちゃって…良き妻どころかフォージャー家を崩壊させるところでした)」
ロイド「あれっヨルさん?」
ヨル「ロイドさん」
ロイド「偶然ですね。一緒に帰りましょうか」
ロイド「あれヨルさん、また襟元にゴミが」
ヨル「すみません。私ってば見た目にすら気を遣えないような至らぬ妻で…」
ロイド「ボクが思うにヨルさん、世の中の多くのご家庭でもみんな演じて生活してたりするのかなって…妻はこうあるべきとか親なんだからとか」
ロイド「もちろん理想を追求して努力することはすばらしいことです。でもそれに縛られすぎて自分を見失っては、うまくいくものもいかなくなったりする」
ロイド「ボクが勤めている病院にもそうやって苦しんでいる方がたくさん来院してきます。演じてばかりでは疲れてしまうこともありますからね」
ロイド「あれヨルさん、また襟元にゴミが」
ヨル「すみません。私ってば見た目にすら気を遣えないような至らぬ妻で…」
ロイド「ボクが思うにヨルさん、世の中の多くのご家庭でもみんな演じて生活してたりするのかなって…妻はこうあるべきとか親なんだからとか」
ロイド「もちろん理想を追求して努力することはすばらしいことです。でもそれに縛られすぎて自分を見失っては、うまくいくものもいかなくなったりする」
ロイド「ボクが勤めている病院にもそうやって苦しんでいる方がたくさん来院してきます。演じてばかりでは疲れてしまうこともありますからね」
ロイド「なのでヨルさんもそのままでいてください。堂々としていれば周囲には意外とバレないものですし、笑顔でいてくれた方がきっとアーニャも喜びます」
ヨル「ありがとうございます。私…結婚相手がロイドさんでよかったです!」
ヨル「何を捨てたんですか?」
ロイド「さっき取ったゴミですよ。それよりも結婚1周年の記念日に何もしてなかったですね。ケーキでも買って帰りましょうか」
ヨル「賛成です!」
ヨル「おかえりなさいアーニャさん」
ロイド「どうした?」
アーニャ「ちちとはは、なかよし!」
ロイド「だからもともとケンカなんかしてないってば」
ヨル「ケーキありますよアーニャさん」