第2期7話『極秘のミッション』
Secret Mission
CAST
🔷石神千空 Ishigami Senku CV.小林裕介
🔷浅霧幻 Asagiri Gen CV.河西健吾
🔷大木大樹 Oki Taiju CV.古川慎
🔷小川杠 Ogawa Yuzuriha CV.市ノ瀬加那
🔷花田仁姫 Hanada Niki CV.種﨑敦美
🔷北東西南 Hokutozai Minami CV.日笠陽子
🔷クロム Chrome CV.佐藤元
🔷金狼 KINRO CV.前野智昭
🔷銀狼 GINRO CV.村瀬歩
🔷コハク Kohaku CV.沼倉愛美
🔷ルリ RURI CV.上田麗奈
🔷スイカ SUIKA CV.高橋花林
🔷カセキ KASEKI CV.麦人
🔷コクヨウ KOKUYO CV.金尾哲夫
🔷マグマ MAGMA CV.間宮康弘
コハク「しかしよく科学道具を守ったな。幽閉時に没収されるだろうに」
クロム「それな、大樹たちの助太刀だ。電池差し入れしてくれたのよ」
石神千空「ん?ククク…大樹の雑頭でんな気の利く小細工100億%ねえよ」
カセキ「オ~ホホ!おかげでかわいい戦車、スチームゴリラ号をポイしないで済んじゃうの」
浅霧幻「責任重大」
クロム「そうだ、例のモノマネ作戦、大丈夫なのかよ?」
浅霧幻「ガチファンニッキーちゃんのスパルタ特訓のおかげで、リリアンちゃんのマネっこ再現度はバッチリよ」
花田仁姫「違う!全然違う!リリアンはもっとこう、ああでこうでこうなんだよ!何度言ったら分かるんだい!」
浅霧幻「ガチファンニッキーちゃんのスパルタ特訓のおかげで、リリアンちゃんのマネっこ再現度はバッチリよ」
花田仁姫「違う!全然違う!リリアンはもっとこう、ああでこうでこうなんだよ!何度言ったら分かるんだい!」
「♬~」
「リリアン・ワインバーグだ!」
「マジもんの!」
リリアン(幻)「Hi. I'm Lilian Weinberg!」
リリアン(幻)「聞いてください。日本の皆さん」
花田仁姫「(いいね特訓の成果だ。リリアンの微妙な南部なまりまで…100点満点だよゲン。ホレちゃうね)」
リリアン(幻)「アメリカはすでに文明復興してるんです。もう全員助かります」
「リリアン・ワインバーグだ!」
「マジもんの!」
リリアン(幻)「Hi. I'm Lilian Weinberg!」
リリアン(幻)「聞いてください。日本の皆さん」
花田仁姫「(いいね特訓の成果だ。リリアンの微妙な南部なまりまで…100点満点だよゲン。ホレちゃうね)」
リリアン(幻)「アメリカはすでに文明復興してるんです。もう全員助かります」
「ああ、もうアメリカ復興してるっつってんだから、どんだけ司が最強でも銃持った連中来たら終わりじゃねえか」
リリアン(幻)「はい、その通りです。ただ、私たちアメリカ軍の到着までは、多少時間がかかります」
リリアン(幻)「司君の石像破壊だけは、早めに止めておきたいところなので…それまでは皆さん、千空君の作戦に従ってくださいね」
リリアン(幻)「司君の石像破壊だけは、早めに止めておきたいところなので…それまでは皆さん、千空君の作戦に従ってくださいね」
花田仁姫「ああ、順調すぎて怖いね少し」
花田仁姫「人間何でも…慣れてきて油断した頃が一番危ないからさ」
西園寺羽京「楽しそうだね」
西園寺羽京「聞かせてほしいなその電話。僕にも」
花田仁姫「(マズい…マズいよ羽京の耳だけは)」
石神千空「つっても…もういくしかねえこのまま」
花田仁姫「人間何でも…慣れてきて油断した頃が一番危ないからさ」
西園寺羽京「楽しそうだね」
西園寺羽京「聞かせてほしいなその電話。僕にも」
花田仁姫「(マズい…マズいよ羽京の耳だけは)」
石神千空「つっても…もういくしかねえこのまま」
リリアン(幻)「どちら様でしょうか?こちらはリリアン・ワインバーグです」
西園寺羽京「すごいね。本当にリリアンだ。普通なら僕の負けだったかもしれない。でも、人間が熱傷した直後の微妙な声の揺らぎがない。そこは歌えない人には再現不可能かもね、ゲン」
西園寺羽京「すごいね。本当にリリアンだ。普通なら僕の負けだったかもしれない。でも、人間が熱傷した直後の微妙な声の揺らぎがない。そこは歌えない人には再現不可能かもね、ゲン」
浅霧幻「できれば…周りの連中に聞かれたくなかったからでしょ?」
浅霧幻「羽京ちゃんの妙な行動、兆候はあったのよジーマーで。墓場で俺らを見つけたとき、司ちゃんたち仲間に知らせもせずにたった1人で追ってきた」
浅霧幻「羽京ちゃんの妙な行動、兆候はあったのよジーマーで。墓場で俺らを見つけたとき、司ちゃんたち仲間に知らせもせずにたった1人で追ってきた」
石神千空「ククク…よく見てんじゃねえかメンタリスト。ゲンVS羽京、1勝1敗ってとこだな」
石神千空「クロムに電池を差し入れたのは、羽京テメーか?」
西園寺羽京「アハハッ…すごいな。さすがに早いねのみ込みが。あのままクロムを助けに来てたら千空、君が死んでたからね。勘違いしないでほしい。僕は別に君の味方じゃない」
石神千空「クロムに電池を差し入れたのは、羽京テメーか?」
西園寺羽京「アハハッ…すごいな。さすがに早いねのみ込みが。あのままクロムを助けに来てたら千空、君が死んでたからね。勘違いしないでほしい。僕は別に君の味方じゃない」
小川杠「服縫ってきます」
大木大樹「おう!」
西園寺羽京「(聞こえた。あの袋の中身は石の破片だ。それも大量に)」
西園寺羽京「(何に使う?そんな物を…裁縫で)」
西園寺羽京「(あんなに早いのか?みんな思ってる。杠はひと晩中服を縫っているって)」
西園寺羽京「(それがダミーなら、残った時間で、一体何を?)」
小川杠「今日のはいつにも増して地道ですな。大丈夫。慣れてるから、そういうの」
西園寺羽京「(まさか!あの石…)」
石神千空「石像の表面は風化しちまって細胞には戻らねえ。だから復活んときは薄い石の殻破るわけだ。つまり司が粉々にした石像も切断面が風化しちまう前にソッコー組み立てときゃ…もしかしたら…」
西園寺羽京「信じがたいことだけど。僕の予想が正しければ…」
西園寺羽京「狂気だ。君たちはこの状況でまだなお、世界全人類を救おうとしてる。科学の力で」
上井陽「ウェーイ!終わった!クロム逃がすとか完全に終わったろ俺これ!ウウ…」
上井陽「はっ!」
上井陽「俺の最後の指示よく聞けよ。部下は上にぜってえ服従。そのかわり全責任は上司。だろ?」
上井陽「つまり俺じゃん」
上井陽「クロム逃がした全責任は俺になすりつけとけ。“陽君は滝に落ちて死にました”っつうウソ報告でな」
上井陽「はっ!」
上井陽「俺の最後の指示よく聞けよ。部下は上にぜってえ服従。そのかわり全責任は上司。だろ?」
上井陽「つまり俺じゃん」
上井陽「クロム逃がした全責任は俺になすりつけとけ。“陽君は滝に落ちて死にました”っつうウソ報告でな」
上井陽「とっとと逃げるぜ俺は!人生またリセットだ!じゃあな~!」
石神千空「石化した連中が司にブチ壊されても立体パズルみたくかみ合わしときゃ、全員救えるかもしんねえ。ククク…正解100億点だ羽京。だったらどうする?司先生に言いつけっか?」
西園寺羽京「いや、千空、僕は君たちに協力してもいいと思ってる。条件次第ではね」
浅霧幻「(そりゃ耳ゴイスーの羽京ちゃんが手貸してくれるなら、ジーマーでありがたいけど…) ヘヘッ…条件ねえ。代わろっか?千空ちゃん。駆け引きならメンタリストのお仕事かな」
西園寺羽京「あ…君は…獅子王司」
獅子王司「はじめまして、うん、君のことは記者だった彼女から聞いてるよ」
北東西南「潜水艦でソナーマンしてた西園寺羽京君。ずばぬけた聴力と冷静な判断力が評判だったんだよね」
獅子王司「羽京、美しいストーンワールドを作り上げるためには君の力が必要なんだ」
西園寺羽京「はじめて司が石像を壊すのを見て僕はただ悲しかった。“なぜ!どうして!”って」
西園寺羽京「それでも復活者の殺し合いだけは絶対に避けたかったんだ」
西園寺羽京「そのためなら司の石像破壊も許容した。石像は現状ただの物だ。よみがえらせないことは殺人じゃない」
西園寺羽京「そんな吹けば飛ぶような理論武装でね。救いがたいほど卑怯なのはわかってる」
獅子王司「はじめまして、うん、君のことは記者だった彼女から聞いてるよ」
北東西南「潜水艦でソナーマンしてた西園寺羽京君。ずばぬけた聴力と冷静な判断力が評判だったんだよね」
獅子王司「羽京、美しいストーンワールドを作り上げるためには君の力が必要なんだ」
西園寺羽京「それでも復活者の殺し合いだけは絶対に避けたかったんだ」
西園寺羽京「そのためなら司の石像破壊も許容した。石像は現状ただの物だ。よみがえらせないことは殺人じゃない」
西園寺羽京「そんな吹けば飛ぶような理論武装でね。救いがたいほど卑怯なのはわかってる」
西園寺羽京「でも…僕はただ…」
西園寺羽京「目の前の誰にも…死んでほしくないだけなんだ。こんな世界でそれが人としての最後の砦じゃないのか…犠牲者ゼロを約束してくれるなら君たちに協力する。だけど、もし1人でも殺したら、その時は…」
浅霧幻「えっ!?」
石神千空「問題ねえ。あわよくば無血開城っつってたじゃねえか元からよ!理想から絶対に変わっただけだ」
浅霧幻「相当厳しいバトルよそれ」
西園寺羽京「フッ…ありがとう」
西園寺羽京「おかげで今一つ確信したことがある」
西園寺羽京「氷月が君たちの村を攻めたとき、こう報告したんだ。“手下たちは千空の謀略で死んだ”…違う」
西園寺羽京「犯人は君じゃない。氷月だ。司と氷月は同じ最強でも、まるで違う生き物だ。もう日和見はできない。いつか必ず血が流れる」
氷月「(一度全体を清掃したあとで、意図的に墓参りの足跡を付けたような…何者かが集会をしていた?)」
氷月「ああ」
獅子王司「せめて陽の遺品だけでも…仲間と同じ墓に埋葬を」
石神千空「楽しい紙工作戦車の爆誕だ!唆るじゃねえか!」
浅霧幻「撃てるの?こんな大砲。火薬もないし…」
石神千空「革製のラプチャーディスクを使う」
浅霧幻「ラプ…何?」
石神千空「破裂板だ。膨らむとはじける仕掛けだな」
石神千空「水をプクプク電気分解しまくって、湧き出た水素アンド酸素ガスが破裂板をパンパンに膨らましたら、着火」
クロム「…って!1発撃ったら破けて終わりじゃねえか!」
石神千空「ああいいんだよそれで」
石神千空「戦車でドカーン来たら、現代人なら1発で100億%戦意喪失だ」
獅子王司「ん?」
氷月「ん?」
石神千空「ハーバード大の心理学者ショーン・エイカーっておっさんの研究によれば、人間の衝動がもつ時間はわずか20秒」
石神千空「つまり奇襲決めても敵が衝動的に“ヤベー逃げてえ”ってパニクってくれんのは、最初の20秒間だけだ」
石神千空「ハーバード大の心理学者ショーン・エイカーっておっさんの研究によれば、人間の衝動がもつ時間はわずか20秒」
石神千空「つまり奇襲決めても敵が衝動的に“ヤベー逃げてえ”ってパニクってくれんのは、最初の20秒間だけだ」