DETECTIVE CONAN
🖊原作者(Original Story):青山剛昌(Gosho Aoyama)
TVアニメ『名探偵コナン』 第1046話ネタバレ
♦放送日(Airdate): 2022年6月11日
ベルモット「貴方のご主人のこの顔でね」
メアリー世良「なるほど…その姿を我々の同僚に目撃させ本人かどうかを確認させる為に」
メアリー世良「私をこの国に誘き出したのか…」
メアリー世良「罠だと気取られぬよう偶然を装って再開するまで3年もかけて」
ベルモット「ええ、死んだはずの赤井務武がMI6に復帰するには、突然姿を消した彼の妻である貴方の存在がネックだったからね」
メアリー世良「確かに私なら今回のように本物の主人かどうか見分ける事ができる。千の顔を持つ魔女の変装かどうかを」
メアリー世良「でも残念だったな。時間になっても私が戻らねば、赤井務武は偽物だとMI6に伝えて、すぐにロンドンから離れろと娘には言ってある」
ベルモット「だったら今度は貴方に変装してその娘さんに会いに行こうかしら」
メアリー世良「フン…まるで娘の居場所を知っているような口振りだが、娘の存在すら把握していなかったお前が知る由もなかろう」
ベルモット「そうね、MI6に潜入するのはまた今度にした方がよさそうだわ」
世良真純「ホラ!裕美君達がケーキのロウソクの火を消す動画を撮ったけど…」
世良真純「その床見て。黒いシミなんかないだろ?」
櫛山認「優先してヘアメイクを請け負う見返りの要求がひどくて…服を贈りたいからモデルの3サイズを教えろなんてのもありました」
初根継男「この前なんかテーブルに置かれたフォークとナイフが平行じゃないって激怒して…店員に投げつけたフォークが別のお客さんに当たった事がネットで大炎上してしまい、さすがに彼も謝罪コメントを出してましたけど」
目暮警部「ふ~ん、どれもこれも殺人の動機としては薄いなぁ」
世良真純「そこだよ。犯人は花崎さんのケーキに毒を盛ったんじゃなく自分のケーキに毒を盛ったのさ!」
高木・目暮・千葉「はあ!?」
世良真純「タイミングを見計らってその番号に電話すれば彼がケーキを食べる前に電話がかかって来たと言って席を立てるってワケ。もちろん自分のケーキに毒を盛った後でね」
櫛山認「で…でもマーカーは?君も知ってる通り僕が持ってた油性マーカーはキャップが外れて書けなくなってただろ?なのにどうやって花崎さんの額に…」
世良真純「油性マーカーが書けなくなるのは主に乾燥したインクがペン先の表面で固まってしまうのが原因」
世良真純「こんな風にな」
世良真純「マーカーを持ってる礼美さんに一旦疑いの目を向けさせ自分は礼美さんを必死でかばい、厨房から新たなマーカーを発見させる事で彼女の疑いを晴らす筋書きで…残念ながら礼美さんはマーカーを祐美君に返してしまい計画通りにはいかなかったようだけど」
世良真純「それをヘアメイクの花崎さんに見られて脅されてたんじやないかな?もしかしたら金も要求されてたのかな?」
櫛山認「うあああああどけぇええええええ!」
世良真純「コナン君!危なーい!」
世良真純「よかった」
世良真純「Case closed!じゃボクは用があるから」
コナン「(まさか世良の奴…)」
メアリー世良「ああ、このボウヤも私と同じ薬を飲んで幼児化し、しかも飛行機に乗る時は何らかの方法で体を元に戻している可能性が高い」
メアリー世良「もしもそんな薬があるのなら、このボウヤに接触し是か非でも手に入れねばなるまいな」
第1046話 天罰くだる誕生パーティー(後編)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
メアリー世良「なるほど…その姿を我々の同僚に目撃させ本人かどうかを確認させる為に」
メアリー世良「私をこの国に誘き出したのか…」
メアリー世良「罠だと気取られぬよう偶然を装って再開するまで3年もかけて」
ベルモット「ええ、死んだはずの赤井務武がMI6に復帰するには、突然姿を消した彼の妻である貴方の存在がネックだったからね」
メアリー世良「確かに私なら今回のように本物の主人かどうか見分ける事ができる。千の顔を持つ魔女の変装かどうかを」
メアリー世良「でも残念だったな。時間になっても私が戻らねば、赤井務武は偽物だとMI6に伝えて、すぐにロンドンから離れろと娘には言ってある」
ベルモット「だったら今度は貴方に変装してその娘さんに会いに行こうかしら」
メアリー世良「フン…まるで娘の居場所を知っているような口振りだが、娘の存在すら把握していなかったお前が知る由もなかろう」
ベルモット「そうね、MI6に潜入するのはまた今度にした方がよさそうだわ」
ベルモット「じゃあもう一つの目的を果たすまで」
「人が落ちたみたいだけど」
毛利蘭「ホント信じられないよね!」
コナン「でもさー毒を盛るには席、離れてるよねぇ?」
世良真純「確かに…被害者の両隣にいた礼美さんや櫛山さん、切り分けたケーキを運んだ初根さんなら毒は盛れそうだけど」
世良真純「でも君、祐美君のコトは名字で呼び捨てなんだな?まるでクラスメイトみたいに」
目暮警部「他のケーキからは毒は出て来たのかね?」
世良真純「え?」
毛利蘭「祐美チンが殺人事件の容疑者として疑われてるなんて」
世良真純「まぁ仕方ないさ。唯一書けるマーカーを所持していたのが祐美君なんだから、一番疑われても無理ないよ」コナン「でもさー毒を盛るには席、離れてるよねぇ?」
世良真純「確かに…被害者の両隣にいた礼美さんや櫛山さん、切り分けたケーキを運んだ初根さんなら毒は盛れそうだけど」
コナン「関澤と被害者の間には礼美さんがいたから…」
世良真純「ああ、祐美君が一番毒を盛りにくいよな?」
世良真純「でも君、祐美君のコトは名字で呼び捨てなんだな?まるでクラスメイトみたいに」
コナン「ゆ…祐美姉ちゃんだね…」
目暮警部「他のケーキからは毒は出て来たのかね?」
高木刑事「いえ、何も出できませんでした。それから問題の書けるマーカーが入った祐美さんのバッグは…」
目暮警部「何なんだね?」
高木刑事「さあ…」
世良真純「こんなシミ、花崎さんが殺される前にはなかったよ?な?コナン君」
コナン「うん」
世良真純「ホラ!裕美君達がケーキのロウソクの火を消す動画を撮ったけど…」
世良真純「その床見て。黒いシミなんかないだろ?」
目暮警部「確かに…」
高木刑事「じゃあこのシミは一体…」
目暮警部「って!勝手に現場入らんでくれ!」
目暮警部「あの2人の所持品は?」
目暮警部「裕美さんはイスの下のこの荷物入れにバッグを入れていたんだな?」
高木刑事「はい、なのでそれを誰かが触ろうとしたら、すぐに気づくと思います」
目暮警部「あの2人の所持品は?」
高木刑事「亡くなった方を悪く言いたくないのはわかりますが…」
櫛山認「優先してヘアメイクを請け負う見返りの要求がひどくて…服を贈りたいからモデルの3サイズを教えろなんてのもありました」
目暮警部「じゃあ君は?」
関澤祐美「お姉ちゃんおっちょこちょいでメイク室とかに忘れ物するので私が取りに行くんですけど、それが度々なくなってて」
目暮警部「財布とかアクセサリーとかかね?」
関澤祐美「いえ、飲みかけの缶ジュースとか、食べかけのお菓子とか…」
目暮警部「はあ?」
関澤祐美「メイクさんやスタイリストさんにも聞いたけど捨てた覚えがないって…」
目暮警部「ではあなたは?」
初根継男「彼、クレーマーなんですよ。色んな店でイチャモンつけまくってて…」
初根継男「この前なんかテーブルに置かれたフォークとナイフが平行じゃないって激怒して…店員に投げつけたフォークが別のお客さんに当たった事がネットで大炎上してしまい、さすがに彼も謝罪コメントを出してましたけど」
目暮警部「ふ~ん、どれもこれも殺人の動機としては薄いなぁ」
千葉刑事「警部!」
初根継男「た…確かに自分はコンセントの近くにいたかもしれないけど、あの時みんな倒れたあの男に注目してたから、自分じゃなくてもコンセントは抜けたっスよ!せっかくマーカーを持ってないから疑いが晴れたと思ったのにそんなんで自分の犯人説が復活するなんてたまんねぇよ!」
目暮警部「何ィ!?厨房のゴミ箱にマーカーが捨ててあっただと!?そのマーカーは書けるのかね?」
千葉刑事「はい!厨房にいた料理人は誰も捨てた覚えはないと…」
高木刑事「でも犯行当時厨房には誰も出入りしてないって…」
千葉刑事「それは“元々厨房内にいた料理人は”って話です!真っ暗になった後、料理人同士で声を掛け合っていたそうですから…でも暗闇の中ですから、誰かがこっそり厨房に入って来ても気づかなかったかもしれないと…」
目暮警部「おいおいそんな事できるのは…」
高木刑事「厨房のゴミ箱の位置を知っているパティシェの初根さん!」
目暮警部「あなたしかいませんな」
初根継男「い…いや、自分じやないっスよ」
高木刑事「そういえばプロジェクターの電源が落ちたのはコンセントからコードが抜かれた為…そのコンセントは厨房に通じる扉のそばにある。その扉のそばでケーキを切り分けてたあなたならコードを抜きやすいですよね?」
初根継男「た…確かに自分はコンセントの近くにいたかもしれないけど、あの時みんな倒れたあの男に注目してたから、自分じゃなくてもコンセントは抜けたっスよ!せっかくマーカーを持ってないから疑いが晴れたと思ったのにそんなんで自分の犯人説が復活するなんてたまんねぇよ!」
コナン・世良「(復活?)」
初根継男「こんなのイチャモンだ!クレーマーのあの男と変わんねぇじゃねぇか!」
コナン・世良「(クレーマー!)」
世良真純「(そうか!花崎さんは毒を盛られたんじゃない)」
コナン「(自ら進んで毒を口にしてしまったんだ。真実をねじ曲げる文字を…額に刻まれるとも知らないで…)」
初根継男「こんなのイチャモンだ!クレーマーのあの男と変わんねぇじゃねぇか!」
コナン・世良「(クレーマー!)」
世良真純「(そうか!花崎さんは毒を盛られたんじゃない)」
高木刑事「確かに…」
千葉刑事「でも初根さんじゃないとすると…」
目暮警部「犯人は花崎さんの目の前で彼のケーキに毒をふりかけた事になるが…」
世良真純「そこだよ。犯人は花崎さんのケーキに毒を盛ったんじゃなく自分のケーキに毒を盛ったのさ!」
高木・目暮・千葉「はあ!?」
目暮警部「だから花崎さんは交換したのか!自分のと犯人のケーキを…」
千葉刑事「でもそれが嫌なら店員に言って新しいケーキと取り換えてもらえば…」
世良真純「普通ならそうだけど、花崎さんは出来なかったんだ。彼はつい先日、店員に投げたフォークが他の客に当たってしまい謝罪コメントを出したばかり…“苺が傾いたぐらいでまたクレームつけてる”と言われてしまうから」
世良真純「だよね?自分のケーキに手をつける前に電話がかかって来たと言って席を立った礼美さんのマネージャーの」
千葉刑事「でもそれが嫌なら店員に言って新しいケーキと取り換えてもらえば…」
世良真純「普通ならそうだけど、花崎さんは出来なかったんだ。彼はつい先日、店員に投げたフォークが他の客に当たってしまい謝罪コメントを出したばかり…“苺が傾いたぐらいでまたクレームつけてる”と言われてしまうから」
櫛山認「いやいや本当にあの時電話がかかって来て…」
世良真純「タイミングを見計らってその番号に電話すれば彼がケーキを食べる前に電話がかかって来たと言って席を立てるってワケ。もちろん自分のケーキに毒を盛った後でね」
櫛山認「で…でもマーカーは?君も知ってる通り僕が持ってた油性マーカーはキャップが外れて書けなくなってただろ?なのにどうやって花崎さんの額に…」
世良真純「蘭君も買って来てくれたか?」
毛利蘭「うん、油性マーカーとマニキュアを落とす除光液。言われた通りマーカーはキャップを外して書けなくしておいたよ」
世良真純「サンキュー」
世良真純「油性マーカーが書けなくなるのは主に乾燥したインクがペン先の表面で固まってしまうのが原因」
世良真純「こんな風にな」
世良真純「キャップに溜まった除光液を床に捨てたんだ。犯行後、再びキャップを外して書けなくしなければならないからね」
世良真純「つまり、アンタはパーティーなら誰かが礼美さんにサインをねだると予想し、書けなくなった油性マーカーを彼女に使わせ、自分が持っているマーカーは書けないという事を印象づけておき」
世良真純「花崎さんが毒で倒れた後、プロジェクターのコードを抜いて店内を暗闇にしてから」
世良真純「光る眼鏡を頼りに復活させておいたマーカーで花崎さんの額に文字を書いたっていうのが真相だよ」
世良真純「つまり、アンタはパーティーなら誰かが礼美さんにサインをねだると予想し、書けなくなった油性マーカーを彼女に使わせ、自分が持っているマーカーは書けないという事を印象づけておき」
世良真純「花崎さんが毒で倒れた後、プロジェクターのコードを抜いて店内を暗闇にしてから」
世良真純「光る眼鏡を頼りに復活させておいたマーカーで花崎さんの額に文字を書いたっていうのが真相だよ」
世良真純「マーカーを持ってる礼美さんに一旦疑いの目を向けさせ自分は礼美さんを必死でかばい、厨房から新たなマーカーを発見させる事で彼女の疑いを晴らす筋書きで…残念ながら礼美さんはマーカーを祐美君に返してしまい計画通りにはいかなかったようだけど」
関澤礼美「でも櫛山さんが何でそんな事を…」
世良真純「礼美さんの気持ちを自分に向けさせる為さ。メイク室から飲みかけの缶ジュースやお菓子がなくなったのも彼の仕業じゃないかなぁ」
世良真純「それをヘアメイクの花崎さんに見られて脅されてたんじやないかな?もしかしたら金も要求されてたのかな?」
世良真純「コナン君!危なーい!」
世良真純「コナン君無事だったか?」
コナン「あ…うん…」
世良真純「よかった」
世良真純「Case closed!じゃボクは用があるから」
コナン「(まさか世良の奴…)」
世良真純「ああ、ママの望み通り手に入れたよ。ママの体を元に戻す事が出来るかもしれない薬をね!」
メアリー世良「よくやった (これでようやく進める事ができる。あの時奴らに止められた時計の針を)」
コナン「I'll help you!! I'm a Homes apprentice!! (ボクが助けてあげるよ!ボクはホームズの弟子だからさ!)」
世良真純「(秀兄を笑わせたあの魔法使いに)」
メアリー世良「よくやった (これでようやく進める事ができる。あの時奴らに止められた時計の針を)」
世良真純「とりあえず部屋に入って。その濡れた服を着替えなきゃ」
メアリー世良「そうだね…ゴホゴホ」
世良真純「どうしたの?そのセキ…風邪でもひいちゃった?」
メアリー世良「いや、その妙な薬を飲まされたせいだ。薬の副作用かもしれんな」
メアリー世良「ウインブルドン…もうそんな季節か」
世良真純「うん、昼間やってたの録画してて…それよりこれからどうするの?病院に行く?」
メアリー世良「いや、奴らがあの薬で体がこうなる事を想定していれば、病院で待ち伏せていると考えた方が賢明だ」
世良真純「でも何で体がそうなったのか調べてもらって体を元に戻さないと…その悪い奴らに太刀打ちできないよ?」
メアリー世良「体ならこれで十分だ。奴らに後れは取らんよ」
コナン「I'll help you!! I'm a Homes apprentice!! (ボクが助けてあげるよ!ボクはホームズの弟子だからさ!)」
メアリー世良「おいこの少年は!」
世良真純「昔浜辺で会ったあの子にそっくりだ!」
世良真純「(秀兄を笑わせたあの魔法使いに)」
メアリー世良「今MI6の仲間に調べてもらったら、飛行機の乗客名簿に工藤新一の名前があるが、真純と同じ高校2年生だそうだ」
メアリー世良「いや、彼に弟はおらず、連れの2人は親戚ではないようだ。さらに妙な事に工藤新一は高校生探偵で我々が日本を離れている間に数々の難事件を解決しているが」
メアリー世良「この半年、それがパッタリ途絶え」
世良真純「じゃあ弟を連れてロンドンに来ているとか?」
メアリー世良「いや、彼に弟はおらず、連れの2人は親戚ではないようだ。さらに妙な事に工藤新一は高校生探偵で我々が日本を離れている間に数々の難事件を解決しているが」
メアリー世良「この半年、それがパッタリ途絶え」
世良真純「そっくりっていうか…工藤新一本人なんじゃないか!?」
メアリー世良「ああ、このボウヤも私と同じ薬を飲んで幼児化し、しかも飛行機に乗る時は何らかの方法で体を元に戻している可能性が高い」
メアリー世良「もしもそんな薬があるのなら、このボウヤに接触し是か非でも手に入れねばなるまいな」
世良真純「(そう、そしてその薬が今ボクの手に…)」
世良真純「(え?あのカプセルだけ無くなってる!?何で!?)」
コナン「(ふぅ…念の為にAPTX4869の解毒薬だけ別にしといて正解だったな)」
世良真純「(え?あのカプセルだけ無くなってる!?何で!?)」
コナン「(ふぅ…念の為にAPTX4869の解毒薬だけ別にしといて正解だったな)」
毛利蘭「ホラコナン君帰るよ」
鈴木園子「置いてっちゃうぞ!」
コナン「あ、待ってボクも!」
毛利蘭「あら、口内炎治ったみたいね」
コナン「ホントだ!」
コナン「(やっぱ探偵の一番の薬は謎解きだよな)」
世良真純「(ニャロ…)」