第1047話 赤いヒツジの不気味なゲーム(前編)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也
🔷毛利蘭 Mori Ran CV. 山崎和佳奈
🔷目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林
🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉
🔷別府亮太 CV.阿部敦
🔷滝川亜美 CV.後藤邑子
🔷向井幸吉 CV.岩崎ひろし
🔷神尾大輝 CV.下和田ヒロキ
🔷平沢基次郎 CV.加門良
🔷岩見秀人CV.長克巳
毛利小五郎「赤いヒツジ?」
別府亮太「僕の彼女が赤いヒツジに誘拐されたんです!助けてください探偵さん!」
毛利小五郎「おいおい落ち着け。何なんだ…その赤いヒツジってのは」
別府亮太「コイツですよ」
毛利小五郎「何者なんだ?コイツは」
別府亮太「正体はわかりません。ただ前に彼女から元彼が怖い奴だったって聞いた事があるから…もしかしたらそいつかもしれません」
別府亮太「この亜美ってのが僕の彼女です。ラ・ムーチョって店で一緒にバイトしてるんです」
別府亮太「ありませんけど…」
毛利小五郎「ん?ない!?」
毛利蘭「赤いヒツジか…うーん…昔どこかで見たような気がするんだけどな…」
コナン「(ふーん、確かに俺の記憶の片隅にも…赤いヒツジが…)」
毛利小五郎「身代金の要求がないって事は…犯人の目的は一体…」
別府亮太「うわっ!」
滝川亜美「亮太~!」
別府亮太「亜美!」
毛利蘭「赤いヒツジか…うーん…昔どこかで見たような気がするんだけどな…」
コナン「(ふーん、確かに俺の記憶の片隅にも…赤いヒツジが…)」
毛利小五郎「身代金の要求がないって事は…犯人の目的は一体…」
別府亮太「うわっ!」
別府亮太「亜美!」
別府亮太「僕が頼んだのさ。一人じゃ怖くて…」
別府亮太「ううん、怒ってないよ~♡」
毛利小五郎「ふざけるんじゃない!」
毛利小五郎「なーにがゲームだ!こちとら真剣に彼の思いを汲んで仕事してんだ!そんな大人を巻き込んで!彼氏か彼女か知らんが人の心を試して!どこが面白いんだァ~!」
コナン「(ヤベェ!もうすぐ12時だ!)」
毛利蘭「コナン君!こんな夜中にどこ行くつもりなの!?」
コナン「ちょっと…赤いヒツジが気になって…蘭姉ちゃんこそどうしたの?」
毛利小五郎「ふざけるんじゃない!」
毛利小五郎「なーにがゲームだ!こちとら真剣に彼の思いを汲んで仕事してんだ!そんな大人を巻き込んで!彼氏か彼女か知らんが人の心を試して!どこが面白いんだァ~!」
コナン「(ヤベェ!もうすぐ12時だ!)」
毛利蘭「コナン君!こんな夜中にどこ行くつもりなの!?」
コナン「ちょっと…赤いヒツジが気になって…蘭姉ちゃんこそどうしたの?」
毛利蘭「じ…実は私も赤いヒツジの事が気になっちゃって…」
毛利小五郎「おい犯人を見たのか?」
毛利蘭「犯人かどうかわかんないけど…赤いヒツジが…」
毛利小五郎「ん?赤いヒツジ?」
コナン「着ぐるみだよ。ヒツジの着ぐるみを着た人が逃げてってんた。ほら」
コナン「ヒツジの角でこすっていった跡があるでしょ?」
毛利小五郎「被害者の身元は?」
高木刑事「若林哲三郎さん、45歳、ラ・ムーチョというレストランのオーナー兼料理長です」
毛利蘭「犯人かどうかわかんないけど…赤いヒツジが…」
毛利小五郎「ん?赤いヒツジ?」
コナン「着ぐるみだよ。ヒツジの着ぐるみを着た人が逃げてってんた。ほら」
コナン「ヒツジの角でこすっていった跡があるでしょ?」
高木刑事「若林哲三郎さん、45歳、ラ・ムーチョというレストランのオーナー兼料理長です」
目暮警部「失礼ですが、ゆうべ12時頃はどちらに?」
平沢基次郎「事務所で仕事をしていました。私の本業は空間デザイナーなので」
目暮警部「お一人で?」
平沢基次郎「ええ」
神尾大輝「あ!」
平沢基次郎「赤いヒツジ!?」
平沢基次郎「赤いヒツジ!?」
神尾大輝「2~3週間前から投稿されてるんです」
目暮警部「彼らは?」
目暮警部「ゲーム?」
滝川亜美「まさか私を疑ってるんですか!?」
高木刑事「ゆうべの12時頃、どこにいましたか?」
滝川亜美「米花公園にいました。探偵さんと一緒に」
滝川亜美「そうよ!私達シェフと話した事もないし!向こうも私達の顔なんか知らないと思うわ!」
毛利小五郎「嘘をつくな!同じ店で働いてて知らないわけないだろ!」
平沢基次郎「いえ、知らないと思います。ホールのバイトは10人以上いるし、若林は料理にしか興味がなくて…厨房から出る事もほとんどなかったんですから」
毛利小五郎「嘘をつくな!同じ店で働いてて知らないわけないだろ!」
平沢基次郎「いえ、知らないと思います。ホールのバイトは10人以上いるし、若林は料理にしか興味がなくて…厨房から出る事もほとんどなかったんですから」
滝川亜美「ホ~ラ」
目暮警部「だとすると…若林さんは赤いヒツジとどういう関係なんだ…」
コナン「もしかすると若林さんの所にも赤いヒツジから彼女を誘拐したって脅迫メールが…」
平沢基次郎「それはありません。若林は仕事一筋で恋人などいなかったはずです」
高木刑事「警部!若林さんの自宅のパソコンに脅迫メールが届いていたそうです。受信は午後10時。送り主は赤いヒツジです」
目暮警部「だとすると…若林さんは赤いヒツジとどういう関係なんだ…」
コナン「もしかすると若林さんの所にも赤いヒツジから彼女を誘拐したって脅迫メールが…」
平沢基次郎「それはありません。若林は仕事一筋で恋人などいなかったはずです」
高木刑事「警部!若林さんの自宅のパソコンに脅迫メールが届いていたそうです。受信は午後10時。送り主は赤いヒツジです」
神尾大輝「いえ、何にも聞いてません」
毛利蘭「ええ、そうね」
神尾大輝「え?」
毛利小五郎「マッチングアプリの事を教えてやったりとか、ずいぶん親しかったみたいじゃないですか」
神尾大輝「親しい所か毎日怒鳴られてましたよ」
向井幸吉「こいつが悪いんです。こっそり厨房にスマホを持ち込んだりしてたので」
神尾大輝「レシピを覚えきれなかったから、スマホに録音しようとしたんです。だから彼女でもできれば少しは優しくなるかと思って勧めたんです」
向井幸吉「料理長も真剣でね、アプリにのせるプロフィール写真を見せてもらったら、見た事もない笑顔で登録ネームもたしか“シェフ”でしたね」
毛利小五郎「シェフ?」
向井幸吉「こいつが悪いんです。こっそり厨房にスマホを持ち込んだりしてたので」
神尾大輝「レシピを覚えきれなかったから、スマホに録音しようとしたんです。だから彼女でもできれば少しは優しくなるかと思って勧めたんです」
向井幸吉「料理長も真剣でね、アプリにのせるプロフィール写真を見せてもらったら、見た事もない笑顔で登録ネームもたしか“シェフ”でしたね」
毛利小五郎「シェフ?」
向井幸吉「料理長は、本当はフランス料理の店をやりたかったんです。だからシェフと呼ばれたかったみたいで…」
コナン「ねぇ、さっきの動画もう一度見せてもらっていい?」
神尾大輝「いいよ」
毛利蘭「何か気になるの?コナン君」
毛利蘭「何か気になるの?コナン君」
毛利蘭「そうなんだけど、どこで見たのか思い出せなくて…」
毛利蘭「思い出した!赤いヒツジの正体がわかったわ」
毛利小五郎「何!?」
毛利蘭「うん…多分…」
コナン「ボク泥棒じゃないよ!」
岩見秀人「成程…あの赤いヒツジを…俺はてっきりまた持ち出しにきた奴かと思って…ここ2、3週間夜中に何度か持ち出された形跡があったんです」
岩見秀人「ええ、今まで全く人気がなかったんですけど、3週間前にも一度だけ貸し出されていて…」
毛利小五郎「3週間前にも!?」
コナン「赤いヒツジがSNSに登場した頃だね」
毛利小五郎「おい!何でここがわかった?」
コナン「おじさん達は?」
毛利蘭「私思い出したのよ。幼稚園の時、近くのお祭りであの赤いヒツジを見たのを。それでここに」
毛利蘭「私思い出したのよ。幼稚園の時、近くのお祭りであの赤いヒツジを見たのを。それでここに」