第1期6話 不調和 ~成るために
Discord ~To Become One~
CAST
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
🔷郷田武蔵 Goda Musashi CV.関俊彦
🔷鬼瓦天牙 Onigawara Tenga CV.細谷佳正
🔷神室真司 Kamuro Shinji CV.遊佐浩二
影山茂夫「うん!だって律は僕の弟だもん」
影山律「ハッ!」
霊幻新隆「それではこれより降霊の儀を執り行います」
ヒトシ「お…親父なのか!?この俺がわかるか?」
霊幻新隆「おお…ヒトシよ」
霊幻新隆「まさか再びお前の顔が見られる日が来ようとは」
ヒトシ「親父…いつの間にそんなに日本語喋れるようになったんだ?」
霊幻新隆「ハイ、一旦ログアウトしまーす」
ヒトシ「え?」
霊幻新隆「すみませんね。なんか電波悪くて。満足しましたか?」
ヒトシ「そんな!もう一回呼んでくださいよ!」
霊幻新隆「落ち着いてください!」
霊幻新隆「神経使うんですよ、降霊は…ところであなたのお父さんって出身どこなの?」
ヒトシ「アメリカのニュージャージー州です」
霊幻新隆「外国語は全て自動翻訳されます。これは霊の言語周波数をアレする高等技術ですが追加料金は発生しません」
ヒトシ「すごい!でもボクは英語でもOKです!」
霊幻新隆「それでは…オウ…ヒトシ!元気にしてマースカ?」
ヒトシ「日本語だ…」
ヒトシ「まあいいか…親父覚えてるか?小さい頃ボールで遊んでてさ、一緒にやったよな。当時流行ってたテレビの…久しぶりに見せてくれよ!」
ヒトシ「…親父?」
ヒトシ「え…今の動きは…?」
霊幻新隆「当時流行っていたドラマ“ジャンクフード戦士マイケル”の主人公の奥義“チーズバーガートルネード”だが?」
ヒトシ「まあいいか…親父覚えてるか?小さい頃ボールで遊んでてさ、一緒にやったよな。当時流行ってたテレビの…久しぶりに見せてくれよ!」
ヒトシ「…親父?」
ヒトシ「え…今の動きは…?」
霊幻新隆「当時流行っていたドラマ“ジャンクフード戦士マイケル”の主人公の奥義“チーズバーガートルネード”だが?」
ヒトシ「は?何それ…」
霊幻新隆「オウ!思い出しマーシタ」
『全身のバネを使い、強烈な回転のかかった拳を相手の顔面に叩き込む霊幻の必殺技である』
霊幻新隆「しまった!依頼人の意識がログアウトした!」
影山茂夫「気絶したんですか?この人…」
霊幻新隆「ああ…けどまあ正当防衛だ」
霊幻新隆「しまった!依頼人の意識がログアウトした!」
影山茂夫「気絶したんですか?この人…」
霊幻新隆「ああ…けどまあ正当防衛だ」
影山茂夫「相手の髪の毛を刈り取って」
影山茂夫「僕の超能力はたまに勝手に動き出すんです。それも僕の意識が無い時に…こんな力もう持っていたくない…」
霊幻新隆「少なくとも俺の役には立ってる。俺だけじゃない。事実、何人もの依頼人がお前のおかげで救われただろ」
霊幻新隆「マイナス面ばかり見るな。刃物は使いようだろうが。な?自分を殺すな。お前を生かせるのは、お前しかいないんだ。信用しろ。お前は大丈夫だ」
山崎「え…裏番システムっすか?」
鬼瓦天牙「そうだ。俺は花沢って裏番にコテンパンに負けたが、そいつに勝った男がこの塩中にはいる」
鬼瓦天牙「そうだ。俺は花沢って裏番にコテンパンに負けたが、そいつに勝った男がこの塩中にはいる」
「そんな強ぇ奴が!」
鬼瓦天牙「ああ、これからはそいつに裏番になってもらう」
影山茂夫「え!?えっと…」
米里イチ「あんなことできるのモブ君しかいないもんね」
米里イチ「でも噂によると黒酢中にも軽々と人を吹き飛ばす子がいるんだって。もしかしてその彼も超能力者だったりして。そんで二人は黒酢中で出会って対決した。超能力対決したんでしょ?」
米里イチ「でも噂によると黒酢中にも軽々と人を吹き飛ばす子がいるんだって。もしかしてその彼も超能力者だったりして。そんで二人は黒酢中で出会って対決した。超能力対決したんでしょ?」
影山茂夫「うん…」
影山茂夫「いました」
暗田トメ「ふふふふ…探せるのね…」
影山茂夫「今まで会ったの一人だけですよ」
暗田トメ「おかしいわね。あんたの師匠は?」
影山茂夫「そういえば師匠からは何も感じないや」
影山茂夫「師匠は超能力者じゃなくて霊能力者だから」
影山茂夫「今まで会ったの一人だけですよ」
暗田トメ「おかしいわね。あんたの師匠は?」
影山茂夫「そういえば師匠からは何も感じないや」
影山茂夫「師匠は超能力者じゃなくて霊能力者だから」
暗田トメ「なにそのルール…まあいいわ」
影山茂夫「はい」
鬼瓦天牙「こまけぇことはいいんだよ!」
徳川光「それでは今月生徒会で行う校内運動は以上とする。よろしいですね?神室会長」
影山律「はい、校内にはいわゆる不良と呼ばれる生徒が存在します。彼らに対して生徒会で注意などができれば、平和な学園作りができるのではないかと」
神室真司「成程…校内の平和か…いいじゃない。採用」
影山律「(兄さんが生きやすい環境にしなければ…)」
密裏賢治「影山君?よかった。待ち伏せした甲斐があったよ」
影山律「(僕を兄さんと勘違いしている)」
影山茂夫「あ、トメさんあの人…」
暗田トメ「何!?超能力者!?」
影山茂夫「いや、あの人すごい髪型してるなーと思って」
暗田トメ「あら、ほんと」
暗田トメ「遊んでんじゃねぇぞ」
影山茂夫「いや、真面目にやってますよ」
徳川光「何だ、影山か」
影山茂夫「あ、トメさんあの人…」
暗田トメ「何!?超能力者!?」
影山茂夫「いや、あの人すごい髪型してるなーと思って」
暗田トメ「あら、ほんと」
暗田トメ「遊んでんじゃねぇぞ」
影山茂夫「いや、真面目にやってますよ」
徳川光「何だ、影山か」
影山律「あ、徳川副会長」
徳川光「道草か?君のようなタイプでもそういう気持ちになるんだな」
影山律「タイプ?どこにでもいる中学生だと思うのですが…いたって素朴で普通の…」
徳川光「いたって素朴で普通の中学生など地球上どこを探してもいない。だがどういうわけか、君はそうなりたくて演じてる節がある」
影山律「言ってる意味がよくわからないですね」
徳川光「君は嫌でも目立ってしまうほど優秀でありながら、注目を他人に譲り、端役を選びたがるということだ」
徳川光「兄の真似はよせ」
佐川純「部長!影山君が!」
影山茂夫「大丈夫です」
郷田武蔵「おう!スタミナついてきたんじゃないか!」
影山律「覚醒ラボ?ここが?」
影山律「どう見てもただのマンション…」
徳川光「いたって素朴で普通の中学生など地球上どこを探してもいない。だがどういうわけか、君はそうなりたくて演じてる節がある」
影山律「言ってる意味がよくわからないですね」
徳川光「君は嫌でも目立ってしまうほど優秀でありながら、注目を他人に譲り、端役を選びたがるということだ」
徳川光「兄の真似はよせ」
佐川純「部長!影山君が!」
影山茂夫「大丈夫です」
郷田武蔵「おう!スタミナついてきたんじゃないか!」
影山律「覚醒ラボ?ここが?」
影山律「どう見てもただのマンション…」
密裏賢治「影山君!来てくれたのかぁああ!」
影山律「何だここは…」
密裏賢治「マンションを買い取って改造したんだよ。脳科学やら神経工学の有識者を雇って研究してるのさ」
密裏賢治「この上の階に超能力者の子供達がいる」
影山律「いるんですか!?」
密裏賢治「いるよ。キミ以外にもね」
影山茂夫「いた…」
暗田トメ「変な髪型の人?」
影山茂夫「(大人の超能力者だ…なんだろうこの感じ…なんか気持ち悪いな…)」
密裏賢治「この上の階に超能力者の子供達がいる」
影山律「いるんですか!?」
密裏賢治「いるよ。キミ以外にもね」
影山茂夫「いた…」
暗田トメ「変な髪型の人?」
影山茂夫「(大人の超能力者だ…なんだろうこの感じ…なんか気持ち悪いな…)」
影山茂夫「ごめんトメさん。見間違いでした」
暗田トメ「モブ君見て!あの髪型すごい変じゃない!?」
密裏賢治「それでは紹介しよう!彼らが密裏グループの総力を挙げて結集させた本物の超能力者達だ!」
密裏賢治「まずは星野武史君!」
暗田トメ「モブ君見て!あの髪型すごい変じゃない!?」
密裏賢治「それでは紹介しよう!彼らが密裏グループの総力を挙げて結集させた本物の超能力者達だ!」
密裏賢治「まずは星野武史君!」
星野武史「全開だぁああしゃあああ!」
密裏賢治「念動力使い」
影山律「(これすごいのか?)」
密裏賢治「続いて黒崎麗さん!」
密裏賢治「10枚のカードから1枚を当てる超直感力の持ち主!その確率62%!」
影山律「(その程度なのか…)」
密裏賢治「お次は朝日豪君!」
朝日豪「見な、パイロキネシス着火アッ!着火!着火!着…着いた…消えた」
密裏賢治「発火能力使い」
影山律「(100円ライター以下)」
密裏賢治「白鳥兄弟!大地&海斗君!」
密裏賢治「離れていても二人の間で意思疎通ができるテレパシー使い」
影山律「(メール以下)」
密裏賢治「こちら影山茂夫君だ。仲良くしてやってくれ」
密裏賢治「白鳥兄弟!大地&海斗君!」
密裏賢治「離れていても二人の間で意思疎通ができるテレパシー使い」
影山律「(メール以下)」
密裏賢治「こちら影山茂夫君だ。仲良くしてやってくれ」
星野武史「よろしく!」
密裏賢治「そんな!人聞きの悪い!」
星野武史「大丈夫だよ。そのおっさんただ超能力に憧れてるだけだから」
密裏賢治「私はね、とある資産家の息子なんだが何者でもない。社会や科学の発展のためなんて気持ちはさらさらない」
密裏賢治「私自身が超能力者になりたい。だから研究施設を作った。それだけ」
影山律「(子供じみた絵空事だけど、実現できるんだったら興味はある。ずっと基本に立つことが目標だった)」
星野武史「大丈夫だよ。そのおっさんただ超能力に憧れてるだけだから」
密裏賢治「私はね、とある資産家の息子なんだが何者でもない。社会や科学の発展のためなんて気持ちはさらさらない」
密裏賢治「私自身が超能力者になりたい。だから研究施設を作った。それだけ」
影山律「(子供じみた絵空事だけど、実現できるんだったら興味はある。ずっと基本に立つことが目標だった)」
真司の母「あら真司、やっと帰ったの?また生徒会?お遊びも程々にしなさいよね」
神室真司「兄さんだって生徒会長やってたじゃないか」
真司の母「でも卓哉は勉強ができたじゃないの」
神室卓哉「全くだ。俺は恥ずかしいぞ真司」
神室卓哉「まだ偏差値70いってないんだってな。本当に俺の弟かよ。バイオリンも絵画も書道も駄目で才能ないから生徒会長になったんだろ?」
神室真司「兄さんだって生徒会長やってたじゃないか」
真司の母「でも卓哉は勉強ができたじゃないの」
神室卓哉「全くだ。俺は恥ずかしいぞ真司」
神室卓哉「まだ偏差値70いってないんだってな。本当に俺の弟かよ。バイオリンも絵画も書道も駄目で才能ないから生徒会長になったんだろ?」
影山茂夫「あ!」
モブの母「も~その癖いい加減に直しなさいよ」
モブの母「も~その癖いい加減に直しなさいよ」
影山茂夫「そうだね。律は僕より器用だし変なことしないし」
神室真司「おはよう影山君」
影山律「どうしたんですか会長?こんな朝早くに呼び出しなんて…」
神室真司「これは女子のリコーダー袋だね。中に何が入ってると思う?」
影山律「女子のリコーダーですね」
影山律「女子のリコーダーですね」
影山律「さっきから何をやってるんですか?」
神室真司「何って…大掃除だよ影山君」
影山律「そんな過激な事は言ってない!勝手に人の発言を捻じ曲げない…」
神室真司「どころで影山君、これは我が校の最も目立つゴミ、鬼瓦君の机なんだ」
神室真司「エリート志向!?そんなものは他人にパッケージングされた架空の人物に過ぎない。キミも気付いているんだろ?周りからの評価は自分の正体には向いてないことに…」
郷田武蔵「よーしゴールだ!なかなかいい筋をしているぞ鬼瓦」
鬼瓦天牙「畜生…早くに呼び出すからついに裏番の正体を明かすもんだと思ったじゃねぇか!」
郷田武蔵「その辛さ、そして気持ちよさを覚えておけ鬼瓦。お前が探してる彼も自分と戦っている。ならばお前も変わることだな」
鬼瓦天牙「へっ!上等!やってやろうじゃねぇか!」
「このままじゃキモすぎて授業とか無理なんですけど!」
神室真司「まぁまぁ落ち着いて。生徒会主導の下、犯人捜しをし必ず突き止めて見せるから」
神室真司「鬼瓦の机は君が開けるんだ」
鬼瓦天牙「おう先公はまだ来てねぇのか (無遅刻無欠席記録が止まる所だったぜ…)」
神室真司「どうした?鬼瓦君…息が荒いね」
鬼瓦天牙「あァ?なぜ神室がここに…なんだこの空気は?なんかあったのかよ」
影山律「ありました。鬼瓦さんの机の中にありました」
鬼瓦天牙「は?何の事…」
「変態」
鬼瓦天牙「どいつだ!今言ったの!なんだよ!俺の机の中に何があったんだよ!」
神室真司「盗まれた女子達のリコーダーがキミの机から発見されたんだよ。人目を盗んでペロペロするつもりだったんだろう!?変態の鬼瓦君!」
「変態」
鬼瓦天牙「どいつだ!今言ったの!なんだよ!俺の机の中に何があったんだよ!」
神室真司「盗まれた女子達のリコーダーがキミの机から発見されたんだよ。人目を盗んでペロペロするつもりだったんだろう!?変態の鬼瓦君!」
鬼瓦天牙「マジでなんなんだよこの空気…俺がそんなことする人間だと思うかよ!」
神室真司「君は他人に暴力をふるう人間だ。信用を失うにはそれだけで足る」
鬼瓦天牙「待て!俺じゃねぇ!そ…そうだ!隠れてペロペロが目的なら学校から持ち出すだろ!机にしまうなんてバカのやることだぜ!」
神室真司「君は他人に暴力をふるう人間だ。信用を失うにはそれだけで足る」
鬼瓦天牙「待て!俺じゃねぇ!そ…そうだ!隠れてペロペロが目的なら学校から持ち出すだろ!机にしまうなんてバカのやることだぜ!」
神室真司「だってキミはバカじゃないか」
鬼瓦天牙「理不尽な理屈こいてんじゃねーぞ神室ォ!」
影山律「鞄の中にもありました。やはり何本かは持って帰っていたんですね」
鬼瓦天牙「(俺の通学鞄!ロッカーに置きっぱなしにしてた!)」
神室真司「(影山君鞄にも仕込んでたのか!ノリノリじゃないか!)」
鬼瓦天牙「テメェ!勝手に人の鞄を!」
影山律「暴力ですか?」
「変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
鬼瓦天牙「ふ…ざッけんなァ!!」
神室真司「みんな!逃げろ!変態が怒ったぞ!」
鬼瓦天牙「(ち…違う!俺はやってない!誰か…誰か味方はいないのか!?)」
マリコ「私ね、おっきくなったらテンガくんとけっこんするの!」
鬼瓦天牙「ば…ばっかいってんじゃないやい!」
鬼瓦天牙「(そうだよマリコ…お前なら俺を信じて…)」
マリコ「キモ…」
『この日、2年以上かけて積み上げてきた鬼瓦天牙の無遅刻無欠席記録は途絶えた』
密裏賢治「どうした?落ち込む事はない。スランプは誰にだってあるさ」
密裏賢治「またまた~ちょっ!影山君!」
霊幻新隆「おー!モブの弟じゃねぇか」
霊幻新隆「相変わらず俺にはトゲトゲしてんなぁ」
影山律「ウチの近所で何をウロついてるんです」
霊幻新隆「最近、この辺に出没する不気味な幽霊の除霊依頼が入ったんでな、ついでに手伝ってくれ…」
霊幻新隆「おー!モブの弟じゃねぇか」
霊幻新隆「相変わらず俺にはトゲトゲしてんなぁ」
影山律「ウチの近所で何をウロついてるんです」
霊幻新隆「最近、この辺に出没する不気味な幽霊の除霊依頼が入ったんでな、ついでに手伝ってくれ…」
霊幻新隆「そうなのか?モブの弟なのになぁ」
影山律「あなたこそ、霊能力者だったら自分で解決したらどうですか?」
星野武史「影山が匙を投げたって?フフフッ、意外とユーモアがあるんだな~彼」
星野武史「でも俺が思うにあいつは才能薄いぜ」
影山律「あなたこそ、霊能力者だったら自分で解決したらどうですか?」
星野武史「影山が匙を投げたって?フフフッ、意外とユーモアがあるんだな~彼」
星野武史「でも俺が思うにあいつは才能薄いぜ」
密裏賢治「いや、そいつはどうだろう…」