第1期9話 “爪” ~第7支部~
“Claw” ~7th Division~
CAST
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
🔷エクボ Dimple CV.大塚明夫
🔷影山律 Kageyama Ritsu CV.入野自由
🔷花沢輝気 テル Hanazawa Teruki CV.松岡禎丞
🔷遺志黒 Ishiguro CV.大久保瑠美
🔷桜威遊介 Sakurai Yūsuke CV.細谷佳正
🔷誇山恵 Koyama Megumu CV.三木眞一郎
🔷寺蛇 TERADA CV.立木文彦
🔷邑機 MURAKI CV.鶴岡聡
🔷無飼 MUKAI CV.小見川千明
🔷嶽内 TAKWUCHI CV.柳田淳一
🔷宮蛾輪 MIYAGAWA CV.勝杏里
🔷槌屋 TSUCHIYA CV.原優子
🔷魔津尾 MATSUO CV.綿貫竜之介
🔷霧藤 MUTO CV.桐井大介
桜威遊介「しかし誇山に怪我を負わせるとは…」
誇山恵「いやこいつじゃなくてさ邪魔してきた奴がすげー強くて…」
桜威遊介「は?他に超能力者がいたのか?」
誇山恵「おう!ガキのくせに半端じゃねぇ出力で押し負けたから、お前のスプレー使ったぜ」
桜威遊介「そのガキはどうした?」
誇山恵「余裕ねーから置いてきたさ」
桜威遊介「そのガキはどうした?」
誇山恵「余裕ねーから置いてきたさ」
桜威遊介「だからお前と組みたくなかったんだ」
誇山恵「あァ何でだよ!」
桜威遊介「何より強い能力を持つ子供を攫うのが最優先だって散々指令が出てただろうが!こんな大失態が支部長に知られたら…」
寺蛇「はっはっは!面白そうな話をしてるな。俺にも聞かせろよ今の話。支部長には秘密にしといてやるからさ」
桜威遊介「(最悪の奴に聞かれた)」
寺蛇「はっはっは!面白そうな話をしてるな。俺にも聞かせろよ今の話。支部長には秘密にしといてやるからさ」
桜威遊介「(最悪の奴に聞かれた)」
寺蛇「幹部は俺一人でいい」
寺蛇「誇山は馬鹿だが実力は確かだ。そのガキは敵なら厄介だし味方になれば俺より出世しそうで困る」
寺蛇「だからこれは任務じゃねぇ。出そうな芽をぶっ潰しに行くだけだ。あ、これ秘密な。あくまでも捕まえに行く体でシクヨロ」
花沢輝気「どうする?影山君。向こうは大人数の組織だ」
花沢輝気「誰か味方になる人間が必要なんじゃないかな?」
寺蛇「誇山は馬鹿だが実力は確かだ。そのガキは敵なら厄介だし味方になれば俺より出世しそうで困る」
寺蛇「だからこれは任務じゃねぇ。出そうな芽をぶっ潰しに行くだけだ。あ、これ秘密な。あくまでも捕まえに行く体でシクヨロ」
花沢輝気「どうする?影山君。向こうは大人数の組織だ」
花沢輝気「誰か味方になる人間が必要なんじゃないかな?」
影山茂夫「味方?」
エクボ「どういう風の吹き回しだ?」
エクボ「とはいえ依然手掛かりは皆無…」
密裏賢治「私も手伝おう!必要な物があったら言ってくれ!」
花沢輝気「いや、それは大丈夫。どうせすぐに来るはずだよ。次の刺客がね…」
花沢輝気「思ったより早いな」
寺蛇「影山く~ん悪い子はど~れだ」
花沢輝気「あの人に色々聞こうか」
影山茂夫「うん」
桜威遊介「寺蛇は例のガキに勝てると思うか?」
密裏賢治「私も手伝おう!必要な物があったら言ってくれ!」
花沢輝気「いや、それは大丈夫。どうせすぐに来るはずだよ。次の刺客がね…」
花沢輝気「思ったより早いな」
寺蛇「影山く~ん悪い子はど~れだ」
花沢輝気「あの人に色々聞こうか」
影山茂夫「うん」
桜威遊介「寺蛇は例のガキに勝てると思うか?」
誇山恵「寺蛇より俺の方が強い」
桜威遊介「そんな事は聞いてねぇ。勝てるかどうかの話だ」
誇山恵「アイツは用心深い奴だ。例のガキは強いと言っても子供だった。油断しなきゃ立ち上がりの段階で簡単に潰せた。寺蛇は盤石の構えで行くだろう。あのガキは…おそらくその場でキツい拷問にかけられるだろうな」
花沢輝気「それにしてもなかなか口を割らないな。さすがは傷と呼ばれる幹部だけある」
花沢輝気「ボスに逆らって傷を負いつつもその実力を認められ幹部の位を得た者達」
花沢輝気「その傷一人である誇山を退けた子供の情報をいち早く聞きつけてやってきたお前、寺蛇が」
花沢輝気「逆に捕まって拷問を受けているというこの事態に危機感を感じているなら、早めに持っている情報を全部吐いた方がいいぞ?」
寺蛇「吐いてる吐いてる!今言った台詞全部俺が吐いた情報でしょうが!」
影山茂夫「うん、アジトの位置もこの人が知ってる限りの構成員の名前と能力も、他にも色々引き出せたよ」
花沢輝気「いいや、こんな簡単に秘密を吐くなんて信じられない」
寺蛇「俺どうしたらいいの…」
誇山恵「まだかよ!定例幹部会議の時間すぎてんのに11人中7人しか集まってないって…オイオイ爪の管理体制を疑うね」
誇山恵「寺蛇なんて出かけちまったしよ。クビにしちまえー!」
邑機「お前らも今来た所だろうが」
無飼「そうそう、30分も遅れてね」
嶽内「元々歯車に成り得ん連中が集まったんだ。やるべき時にやるべき事を成せば一向に構わん」
宮蛾輪「ケケケッ!じゃあ誇山アウトだな!中学生に負けたんだってな?」
誇山恵「負けてねーし!自分の仕事はした」
槌屋「相変わらず単細胞だね」
槌屋「あんた遊びは程々にしないと…」
誇山恵「うるせーブス!」
槌屋「あ?殺すぞチキンピアス」
遺志黒「この第七支部からも1、2名本部の幹部に抜擢する予定だってさ」
誇山恵「何!そりゃ本当か!?」
遺志黒「そうだけど君は望み薄かもね。今日の失敗を考えると」
教育係「そう!つまり目的は世界征服!能ある鷹は爪を隠すと言うが我々はそうではない。爪を隠さない鷹として奪うものは全て奪いこの世界のトップに立ち人類を正しい未来に導いていくのだ!」
遺志黒「そうだけど君は望み薄かもね。今日の失敗を考えると」
教育係「そう!つまり目的は世界征服!能ある鷹は爪を隠すと言うが我々はそうではない。爪を隠さない鷹として奪うものは全て奪いこの世界のトップに立ち人類を正しい未来に導いていくのだ!」
教育係「我々に同調する者は?いないんだな?」
影山律「馬鹿馬鹿しい…」
教育係「おいおいナチュラルのガキ共」
教育係「あまり私達教育係をナメるなよ」
影山律「あなた上司の人ですか?僕達超能力なんてありません!何かの間違いだから家に帰してください!」
霧藤「超能力を持ってない事にしようと口裏を合わせたのか?解放されるために」
霧藤「いいだろう。お前、出てこい」
白鳥海斗「うわぁあああ!大地兄ちゃーん!助けてぇええ!」
霧藤「お前らもすぐこうなる。一晩よく考えて態度を改めろ。まだ死にたくなければな」
花沢輝気「見えた。あの建物だな」
寺蛇「そ…そうだ (子供とは思えんパワーだ)」
花沢輝気「OK…ここからは徒歩で行くわ」
花沢輝気「寺蛇が逃げた!」
エクボ「追うか?」
花沢輝気「うーん…あれだけこてんぱんにされたらもう歯向かってこないだろう。時間の無駄だしさっさと弟君を救出しよう」
寺蛇「ガキ共…俺のプライドを踏み躙った罪…死を以て償え!」
寺蛇「念力操作!空鞭!最大射程60m!この環境下で俺の力は真価を発揮する!」
花沢輝気「影山君!生きてるかい!?」
影山茂夫「うん、びっくりした。何で空から木が…」
寺蛇「ガキ共…俺のプライドを踏み躙った罪…死を以て償え!」
寺蛇「念力操作!空鞭!最大射程60m!この環境下で俺の力は真価を発揮する!」
花沢輝気「影山君!生きてるかい!?」
影山茂夫「うん、びっくりした。何で空から木が…」
花沢輝気「寺蛇!」
寺蛇「このまま施設に侵入されたら面子が丸潰れなんだよッ!」
寺蛇「つーかまえた!」
花沢輝気「影山君…僕が鞭に集中してる間になんとかしてくれ!」
影山茂夫「色んな力の使い方があるんだね」
寺蛇「ぬああああああっ!」
花沢輝気「圧倒的な力の前には小手先の技術は通用しない…影山君の敵意に触れたのが運の尽きだな。戦いは一晩で終わる」
影山律「脱出しよう」
星野武史「影山!お前も見ただろう?逆らったら殺されちゃうんだよ!」
花沢輝気「影山君…僕が鞭に集中してる間になんとかしてくれ!」
影山茂夫「色んな力の使い方があるんだね」
寺蛇「ぬああああああっ!」
花沢輝気「圧倒的な力の前には小手先の技術は通用しない…影山君の敵意に触れたのが運の尽きだな。戦いは一晩で終わる」
影山律「脱出しよう」
星野武史「影山!お前も見ただろう?逆らったら殺されちゃうんだよ!」
朝日豪「捕まってでも見ろ…そしたら…」
星野武史「おい影山!」
白鳥大地「うん、僕も脱出に賛成。どうやら弟は無事だよ」
白鳥大地「僕ら兄弟はテレパシスト。離れてても意思疎通できる。今も弟と交信してた」
白鳥大地「弟の方は僕ら5人の遺体を見せられたらしい。多分だけどあの男の能力は幻覚を植えつける催眠能力」
白鳥大地「この組織の恐怖催眠の要になってるんだと思う。分断されたのがテレパシーの通じる弟でよかった」
星野武史「生きてるのか…」
朝日豪「でもヤバイ組織だっつー事実は変わらないだろ」
白鳥大地「うん、僕も脱出に賛成。どうやら弟は無事だよ」
白鳥大地「僕ら兄弟はテレパシスト。離れてても意思疎通できる。今も弟と交信してた」
白鳥大地「弟の方は僕ら5人の遺体を見せられたらしい。多分だけどあの男の能力は幻覚を植えつける催眠能力」
白鳥大地「この組織の恐怖催眠の要になってるんだと思う。分断されたのがテレパシーの通じる弟でよかった」
星野武史「生きてるのか…」
朝日豪「でもヤバイ組織だっつー事実は変わらないだろ」
星野武史「どした?」
黒崎麗「まぁまぁ改めて自己紹介していきましょ。私は黒崎麗よ。特技は超直観力。よろしく影山君」
朝日豪「それに目の前で教育係が見張ってるじゃないか」
朝日豪「着ッ火ァ!うああああああ!」
星野武史「ど…どうるんだ影山…」
朝日豪「影山?」
朝日豪「影山?」
朝日豪「パイロキネシスの天才の俺でも動いてるものを発火させるのはちょっと無理かも…」
影山律「じゃあ僕がやるよ。二人にはとても及ばないけどね」
星野武史「ホラ、みんなも出なよ」
教育係「子供だと思って俺達が手加減するとでも?」
影山律「思ってないよ。あなた達のような無能な消耗人材がそんな良識持ち合わせてるわけないじゃないか」
星野武史「(こ…殺されるぞ影山!)」
教育係「そうかい。じゃあお得意のスプーン曲げで自分を守ってみろやナチュラルさんよぉおお!」
影山律「(頼む…僕の力…言うことを聞いてくれ!)」
星野武史「す…すげぇ…俺達に鍵を開けさせるまでもなかったんじゃ…」
影山律「いや、僕らが非力であることを見せる必要があった。あの監視カメラからここは死角。長めの教育をされていることにして早く海斗君を救い出そう」
星野武史「ホラ、みんなも出なよ」
教育係「子供だと思って俺達が手加減するとでも?」
影山律「思ってないよ。あなた達のような無能な消耗人材がそんな良識持ち合わせてるわけないじゃないか」
星野武史「(こ…殺されるぞ影山!)」
教育係「そうかい。じゃあお得意のスプーン曲げで自分を守ってみろやナチュラルさんよぉおお!」
影山律「(頼む…僕の力…言うことを聞いてくれ!)」
星野武史「す…すげぇ…俺達に鍵を開けさせるまでもなかったんじゃ…」
影山律「いや、僕らが非力であることを見せる必要があった。あの監視カメラからここは死角。長めの教育をされていることにして早く海斗君を救い出そう」
白鳥大地「でも海斗がどこにいるかわからない」
黒崎麗「え?私?」
花沢輝気「ぶっ飛ばすか?」
エクボ「この技は!」
花沢輝気「手馴れてるなエクボ君。結構危険な悪霊なのか?」
エクボ「滅相もない。な?シゲオ」
影山茂夫「エクボは危ないよ」
影山茂夫「エクボは危ないよ」
花沢輝気「どうせなら寺蛇の体を乗っ取れば有利に事が運びそうなのに」
エクボ「超能力者はみんな精神プロテクトがかかっててな、悪霊に乗っ取られにくくなってる。それはお前らも同じだ」
エクボ「だが俺様がかつてない程弱ってるせいでもある。普段だったら軽く精神破壊できるぜ」
花沢輝気「依然も全然大したことなかったけど」
エクボ「あん時も弱ってたんだっつーの!」
影山茂夫「なんで弱ってるの?」
エクボ「お前に除霊されかけた時に…もういいよ」
花沢輝気「よし!突入だ!」
黒崎麗「次はこっちよ」
エクボ「超能力者はみんな精神プロテクトがかかっててな、悪霊に乗っ取られにくくなってる。それはお前らも同じだ」
エクボ「だが俺様がかつてない程弱ってるせいでもある。普段だったら軽く精神破壊できるぜ」
花沢輝気「依然も全然大したことなかったけど」
エクボ「あん時も弱ってたんだっつーの!」
影山茂夫「なんで弱ってるの?」
エクボ「お前に除霊されかけた時に…もういいよ」
花沢輝気「よし!突入だ!」
黒崎麗「次はこっちよ」
「ん?何者だ…」
エクボ「おいおい殺す気か?」
花沢輝気「二人同時に当てたせいだ。いいかい影山君、雑魚の制圧は僕に任せて、まずは弟君の幽閉場所を聞きださないと」
影山茂夫「あ、そっか、ごめん」
花沢輝気「(緊迫する状況なのに調子狂うなぁ…)」
エクボ「おいおい殺す気か?」
花沢輝気「二人同時に当てたせいだ。いいかい影山君、雑魚の制圧は僕に任せて、まずは弟君の幽閉場所を聞きださないと」
影山茂夫「あ、そっか、ごめん」
花沢輝気「(緊迫する状況なのに調子狂うなぁ…)」
エクボ「シゲオ、律はここにいるってよ」
誇山恵「あいつしかいない。寺蛇はまんまとやられたってわけだ」
宮蛾輪「誇山に続いて寺蛇までもが…どうなってんだ」
誇山恵「オイ!俺き負けたわけじゃねぇって!あいつは俺がやる!こんなに早く再会できるなんて嬉しくてたまらねぇぜ」
桜威遊介「先走るな。侵入者は一人じゃない」
宮蛾輪「誇山に続いて寺蛇までもが…どうなってんだ」
誇山恵「オイ!俺き負けたわけじゃねぇって!あいつは俺がやる!こんなに早く再会できるなんて嬉しくてたまらねぇぜ」
桜威遊介「先走るな。侵入者は一人じゃない」
誇山恵「だから何だ!」
桜威遊介「また負けるぞ」
花沢輝気「ここからは時間との勝負になる。別々に弟君を探そう…」
エクボ「ゲッ!ヤベェぞ!いきなり中ボス登場かよ」
誇山恵「また会ったな。あんなにボコったのにもう動けるのか。元気そうで何よりだ。今度はちゃんと殺してやるよ。本気でな」
エクボ「ゲッ!ヤベェぞ!いきなり中ボス登場かよ」
誇山恵「また会ったな。あんなにボコったのにもう動けるのか。元気そうで何よりだ。今度はちゃんと殺してやるよ。本気でな」