第112話 モブと霊幻 ~巨大ツチノコの巻~
Mob and Reigen ~A Giant Tsuchinoko Appears~
CAST
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
🔷霊幻新隆 Reigen Arataka CV.櫻井孝宏
🔷エクボ Dimple CV.大塚明夫
🔷影山律 Kageyama Ritsu CV.入野自由
🔷花沢輝気 テル Hanazawa Teruki CV.松岡禎丞
🔷鈴木将 Suzuki Sho CV.國立幸
🔷鬼瓦天牙 Onigawara Tenga CV.細谷佳正
影山律「(あの霊幻さんが…いやな予感がする)」
影山律「(兄さんに莫大なストレスがかかる…変化が起きてしまう…!)」
影山茂夫「本当は…本当は誰も傷つけたくないんだ…でもやらなきゃやられちゃうじゃないか。そう思ったから…みんなを守るためには僕がやらなきゃいけないんだ。今はそういう時なんだ。なのに…逃げてもいいって師匠は僕に言った。だから…」
【逃げる】=【戦わない】=【師匠に任せる】
影山律「(なぜ立っていられる?霊幻さん)」
霊幻新隆「その刀やっぱり偽物だったんだな?プラスチックの感触だった」
桜威遊介「ならば次は首を落としてやろう!」
霊幻新隆「いてっ!」
霊幻新隆「あのなぁ、チャンバラ遊びに付き合える程社会人は暇じゃねぇんだよ!」
花沢輝気「(さすがに影山君の師匠というだけある)」
魔津尾「桜威そこどいて!キャンディちゃん!」
霊幻新隆「うわ!悪霊か!おいモブなんとか…」
霊幻新隆「あれ?やけに軽いな…ヌイグルミ?」
霊幻新隆「ゆるキャラかテメーは!」
霊幻新隆「あーすまん…着ぐるみを破くつもりは…」
影山律「(え…霊幻さんって本物?)」
邑機「調子に乗るなよ」
霊幻新隆「あれ?やけに軽いな…ヌイグルミ?」
霊幻新隆「ゆるキャラかテメーは!」
霊幻新隆「あーすまん…着ぐるみを破くつもりは…」
影山律「(え…霊幻さんって本物?)」
邑機「調子に乗るなよ」
花沢輝気「マズい!囲まれてる!」
霊幻新隆「なんだこりゃ?最新の立体映像ってやつか?何がしたい」
邑機「(全て無力化だと?化物かこの男は…)」
遺志黒「なんてことだ…まだこんな実力者が世の中には存在するのか…消さなければ…世界征服の邪魔立てをされては困る!」
霊幻新隆「なんだこりゃ?最新の立体映像ってやつか?何がしたい」
邑機「(全て無力化だと?化物かこの男は…)」
遺志黒「なんてことだ…まだこんな実力者が世の中には存在するのか…消さなければ…世界征服の邪魔立てをされては困る!」
遺志黒「さっきまで逃げていた男に何が起きた?」
遺志黒「私も体を張るしかないね。500kgタックル!」
遺志黒「キミがどんなに強い超能力者でも優れた超能力者とは言えないね。なぜなら支配欲がないから。そんなに強いのに無名なのは力を隠して生きてるからでしょ?」
遺志黒「私は違う!常に向上心を持っている。もっと上に行きたい。世界中をこの手で…」
霊幻新隆「どけ。上乗ったまま喋んじゃねーよ」
遺志黒「なんて密度のエネルギーバリア!」
遺志黒「私も体を張るしかないね。500kgタックル!」
遺志黒「キミがどんなに強い超能力者でも優れた超能力者とは言えないね。なぜなら支配欲がないから。そんなに強いのに無名なのは力を隠して生きてるからでしょ?」
遺志黒「私は違う!常に向上心を持っている。もっと上に行きたい。世界中をこの手で…」
遺志黒「なんて密度のエネルギーバリア!」
遺志黒「そうか!さっき黒玉が破裂したのは巻きこもうとしたエネルギーが大きすぎて容量を超えたんだ!あり得ない…」
霊幻新隆「いい年していつまでも遊んでんじゃねぇよ」
桜威遊介「貴様に何がわかる!社会が何だ!まともな社会しか見てこなかった奴が偉そうに説教するな!」
桜威遊介「俺は生まれてすぐ両親に捨てられた。孤独だった。家族団欒?母の味?そんなものとは無縁の少年時代だ」
桜威遊介「児童養護施設では壮絶なイジメを受け世界を呪った!呪わなければ生きていけなかった!」
桜威遊介「そして力に目覚めた…この力のおかげで生きてこられたんだ!その生き方を否定する奴は…」
霊幻新隆「…わかるよ。お前の気持ち」
桜威遊介「こいつ…俺と同じ?」
霊幻新隆「俺も子供の頃…小4くらいだったかな」
霊幻新隆「親にその日運動会だってこと伝えてなくて…俺だけ弁当がなかった…」
桜威遊介「そりゃお前が悪いと言うか…いや何の話」
霊幻新隆「孤独を感じた少年時代の話」
邑機「何だと!」
霊幻新隆「刃物を手にしたチビっこと一緒で危なっかしいぜ」
邑機「言わせておけば…」
霊幻新隆「その額の模様はなんだ?」
邑機「こッ…これは…貴様には関係ない」
霊幻新隆「じゃあこの肩パットみたいなやつはなんだ?」
邑機「これは…肩をガードするための…」
霊幻新隆「つまり、ただの飾りで特に意味はないんだろう?」
霊幻新隆「お前ら勘違いするな。どんなに特別な力があったって人は人だぞ。それ以上でもそれ以下でもないんだよ。お前らはそれに気づいてない!」
邑機「言わせておけば…」
霊幻新隆「その額の模様はなんだ?」
邑機「こッ…これは…貴様には関係ない」
霊幻新隆「じゃあこの肩パットみたいなやつはなんだ?」
邑機「これは…肩をガードするための…」
霊幻新隆「つまり、ただの飾りで特に意味はないんだろう?」
霊幻新隆「お前ら勘違いするな。どんなに特別な力があったって人は人だぞ。それ以上でもそれ以下でもないんだよ。お前らはそれに気づいてない!」
霊幻新隆「超能力に頼り過ぎて視野が狭くなってる!世界を見てないくせに世界征服?笑わせんなよ!支配じゃ誰もついてこねーよ」
霊幻新隆「まずはその幼稚な肩パッドを脱いで大人になれ!」
霊幻新隆「お前もだ。社会から逃げたいだけなんだろ?」
霊幻新隆「大きくなりたきゃ現実に生きろ!スタートはそこからだ!」
霊幻新隆「いやいやいや!舐めんなよ!まだわかってねぇな!自分の事なんだと思ってんだ!庶民だよテメーは!平民!大衆の一部!」
邑機「わ…我々爪は崇高な…」
霊幻新隆「俺は庶民だ!お前らより圧倒的に強い俺が庶民で」
霊幻新隆「お前らはなんだって?」
影山律「(力づくで妄想から現実に引っ張ってきた…奴らの夢を壊すことで…)」
花沢輝気「すごい師匠だな…」
影山茂夫「うん!」
遺志黒「違う!断じて違う!」
桜威遊介「支部長の素顔…あんな老人が…」
邑機「女の子かもと思っていたが…」
邑機「わ…我々爪は崇高な…」
霊幻新隆「俺は庶民だ!お前らより圧倒的に強い俺が庶民で」
霊幻新隆「お前らはなんだって?」
影山律「(力づくで妄想から現実に引っ張ってきた…奴らの夢を壊すことで…)」
花沢輝気「すごい師匠だな…」
影山茂夫「うん!」
遺志黒「違う!断じて違う!」
桜威遊介「支部長の素顔…あんな老人が…」
邑機「女の子かもと思っていたが…」
遺志黒「私はキミ達を否定する。私達は特別だ!他の人類より上位の生命体だよ!」
霊幻新隆「いつまでも周りに甘えんなよじいさん…こっちが悲しくなって来るぜ」
遺志黒「力を持って生まれた私が力を振りかざして何が悪い!」
遺志黒「世界を変えて何が悪い!サルだァ!私から見たらみんなサルと同じ!生きづらいィ…こんなに私は優れてるのにィ…こんなにすごいのにどうして認めてくれないの?私は世界に特別扱いされて然るべきですよ~」
影山茂夫「いや、超能力持っててもモテないですよ」
霊幻新隆「それが全てだ。あんたもモテない。諦めろ」
霊幻新隆「(ヤベェ!ガス欠っぽい) モブ!もっかい俺に力を」
遺志黒「世界を変えて何が悪い!サルだァ!私から見たらみんなサルと同じ!生きづらいィ…こんなに私は優れてるのにィ…こんなにすごいのにどうして認めてくれないの?私は世界に特別扱いされて然るべきですよ~」
影山茂夫「いや、超能力持っててもモテないですよ」
霊幻新隆「それが全てだ。あんたもモテない。諦めろ」
霊幻新隆「(ヤベェ!ガス欠っぽい) モブ!もっかい俺に力を」
鈴木将「第7支部は解体する。視察して使えそうなのがいたら本部に引き抜きって話だったけど」
鈴木将「残念ながらいいのはいなかった。内部には…な?」
影山律「ん?」
鈴木将「じゃまたなぁ」
魔津尾「ふふふ…悪霊の気配が一つに…たった今蟲独が完成したわ」
邑機「魔津尾もうムリだろ」
魔津尾「出でよ!究極の悪霊マシュマロちゃん!」
霊幻新隆「何だアレ」
影山茂夫「エクボ」
エクボ「俺様抜きでクライマックスだったのか?」
霊幻新隆「悪霊かコレ?」
霊幻新隆「悪霊かコレ?」
エクボ「おお!なんでお前に可視化モードじゃない俺様が見えるんだ!?」
邑機「強いな…」
桜威遊介「いいや、俺達が弱かった。痛感したよ。奴らなら防ぐことができるかもしれない。爪の世界侵略を」
神室真司「昨晩、キミのお兄さんが来たよ」
影山律「兄さんが?」
神室真司「キミの所も色々あったんだろ…お互いどこかおかしくなってた。これから鬼瓦君達に謝りに行くよ」
影山律「僕も行きます。でも大丈夫ですか?全校生徒の嫌われ者になりますよ」
神室真司「くだらないことをしてしまった自分が悪いのさ。それに今は兄さんが味方してくれる。だからちゃんとするよ」
鬼瓦天牙「あァ?やっぱりリコーダー仕込んだのお前らか。ナメたマネしやがって…つか知ってたし、今更どうでもいいけどよ」
影山律「どういうことですか?」
神室真司「キミの所も色々あったんだろ…お互いどこかおかしくなってた。これから鬼瓦君達に謝りに行くよ」
影山律「僕も行きます。でも大丈夫ですか?全校生徒の嫌われ者になりますよ」
神室真司「くだらないことをしてしまった自分が悪いのさ。それに今は兄さんが味方してくれる。だからちゃんとするよ」
鬼瓦天牙「あァ?やっぱりリコーダー仕込んだのお前らか。ナメたマネしやがって…つか知ってたし、今更どうでもいいけどよ」
影山律「どういうことですか?」
鬼瓦天牙「おい、お前の兄貴が心配してたぜ。キレた俺に制裁くらうんじゃねぇかって」
鬼瓦天牙「裏番の弟ってことで今回は目をつぶってやる」
郷田武蔵「鬼瓦どうした!バテたのか?」
鬼瓦天牙「誰がだコラァ!俺は成長するぜ。あの時の白Tポイズンのようにな!」
郷田武蔵「肉改!ファイオーッ!」
影山茂夫「ファイ…オ…ファイ…」
影山茂夫「ファイ…オ…ファイ…」
神室真司「キミのお兄さんじゃないか。大丈夫なのかい?朦朧としているようだけど…」
影山律「はい。兄さんはああ見えて僕からすれば誰よりも強いんです!」
神室真司「でも倒れてるよ」
影山律「はあっ!」
朝日豪「どうした?おじさん…まだ懲りずに俺らを集めて…」
花沢輝気「やぁはじめまして。キミ達がここの研究対象って奴か?」
黒崎麗「(あ、またかっこいい人♡)」
花沢輝気「なるほど…まだ力は微量だが特訓のし甲斐はありそうだ」
密裏賢治「先日の対組織戦で一役買った花沢君だ」
花沢輝気「どうかな?キミらも僕と一緒に強くなってみないか?」
花沢輝気「支部を一つ潰された爪は何か動きを見せるだろう。その時の自己防衛、そして反撃のために」
黒崎麗「(あ、またかっこいい人♡)」
花沢輝気「なるほど…まだ力は微量だが特訓のし甲斐はありそうだ」
密裏賢治「先日の対組織戦で一役買った花沢君だ」
花沢輝気「どうかな?キミらも僕と一緒に強くなってみないか?」
花沢輝気「支部を一つ潰された爪は何か動きを見せるだろう。その時の自己防衛、そして反撃のために」
密裏賢治「サポートは任せてくれ!」
星野武史「あの晩、影山にばかりいい格好させちまったからな…やってやろうじゃないか!」
霊幻新隆「で?お前がここに何の用だ?」
エクボ「シゲオに頼まれて来ただけだ。貧血起こして除霊手伝えないってさ。ていうかお前もうシゲオ必要ないんじゃねぇのか?目覚めたんだろ?超能力に」
エクボ「はあ!?なぜ俺様がテメーのヘルプを?」
霊幻新隆「そのためにお前を寄越したんだろ。欠勤連絡だけなら電話でいいし」
エクボ「マジかよ…俺様を何だと思ってんだこいつら」
霊幻新隆「え?お前モブの使い走りなんだろ?」
エクボ「上級悪霊だっつーの!」
鈴木将「がっかりだぜ。腑抜けかよ」
影山茂夫「(僕はカッコ悪いことしたのかな…何か間違えたんだろうか…)」
影山茂夫「ありがとう律 (まぁいっか)」
鈴木将「もしもし?落としてたんだよ。第7支部?潰されたよ。外部のエスパーが攻めてきて幹部は全滅。支部長の意志黒さんもたいしたことなかった。下っ端構成員に至っては敵にまんまと懐柔されちまったハハハ!」
鈴木統一郎「ショウ…何を言っている。視察の経過報告を聞いているんだが」
鈴木将「あんたの自慢の組織、全然世界一じゃねーぞ。遊んでないで早く日本に来い。バカ親父」
鈴木将「(めんどくせぇ視察させやがって。言ってやったぜ)」
鈴木統一郎「ああ、近いうちにな」
鈴木将「もしもし?落としてたんだよ。第7支部?潰されたよ。外部のエスパーが攻めてきて幹部は全滅。支部長の意志黒さんもたいしたことなかった。下っ端構成員に至っては敵にまんまと懐柔されちまったハハハ!」
鈴木統一郎「ショウ…何を言っている。視察の経過報告を聞いているんだが」
鈴木将「あんたの自慢の組織、全然世界一じゃねーぞ。遊んでないで早く日本に来い。バカ親父」
鈴木将「(めんどくせぇ視察させやがって。言ってやったぜ)」
鈴木統一郎「ああ、近いうちにな」
📺「調味市にてツチノコの発見情報が相次いでいます。市は町おこしの為にツチノコに懸賞金をかけ捕獲協力を募っています」
影山茂夫「え?」
霊幻新隆「ない。なんとなくだ」
影山茂夫「いや師匠これってもしかしてユーマなんじゃ…」