名探偵コナン | 第1052話『少年探偵団の肝試し』ネタバレ | Detective Conan

DETECTIVE CONAN

🖊原作者(Original Story):青山剛昌(Gosho Aoyama)

TVアニメ『名探偵コナン』 第1052話ネタバレ

♦放送日(Airdate): 2022年7月30日

第1052話 少年探偵団の肝試し

キャスト

🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ

🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子

🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江

🔷小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉

🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ

🔷恐狩サダオ CV.鈴木崚汰

🔷怖霊屋トシコ CV.奈波果林

🔷丸尾淳治 CV.水島大宙

🔷黒猫 CV.佳穂成美

サダオ「はいどうも～恐狩サダオでーす」
トシコ「怖霊屋トシコでーす」

サダオ・トシコ「二人合わせてお～こわ」

サダオ「というわけで、今宵もまた幽霊が出ると噂の廃ホテルにやってきました～」

サダオ「ねぇちょっと…何あれ！」
サダオ「誰かいるぞ」
サダオ「でも…さっきまで誰も」

元太・光彦・歩美「キャーーーーッ！」

コナン「おめぇら何観てんだよ」

吉田歩美「知らないの？サダオとトシコ」

円谷光彦「噂の心霊スポットを巡っては本物の幽霊を撮影してる名コンビです！」

コナン「フフフ…インチキくせぇ…」

灰原哀「インチキでも何でもバズったら結構お金になるらしいわよ」

小嶋元太「よーし！俺達少年探偵団も幽霊撮影してうな重腹いっぱい食うぞー！」
光彦・歩美「おーう！」

円谷光彦「今宵訪れるのはずいぶん前に閉鎖された廃病院！最近噂が出始めたばかりでサダオとトシコもまだ来てないチョー穴場なんです！」

吉田歩美「おっきな赤鬼の赤ちゃんが泣きながらハイハイしてくるんだって」

円谷光彦「いや、包帯したミイラ男が車イスで追いかけて来るらしいです」

小嶋元太「ちげーよ！髪の長ぇ女の医者がメス持って突撃してくんだろ！？」

円谷光彦「と…とにかく3階には幽霊が住む開かずの間があるそうです」

吉田歩美「たしか304号室だよね？」

円谷光彦「ええ。そこをゴールに撮影していきましょう」

小嶋元太「よーし、行くぞ！」


吉田歩美「誰かいる！」


コナン「何だ、かかしじゃねぇか」

コナン「それにホラ、やっぱり立入禁止って書いてあるぞ。だからさっさと…」

円谷光彦「立入禁止って事は！」

吉田歩美「本当に出るのかも！」

円谷光彦「皆さん、今僕達はとある廃病院の一階に来ています。果たしてこの廃病院には本当に幽霊がいるのでしょうか」

「あああああああ！」

円谷光彦「聞きましたか！？今の声！」

吉田歩美「うん」

小嶋元太「何だか赤ん坊の泣き声みてぇだな」

「ああああああ！」

円谷光彦「これは」

吉田歩美「やっぱり」

歩美・光彦「赤鬼の赤ちゃん！？」

灰原哀「青鬼さんかもよ」

灰原哀「ここね」


灰原哀「あっ！」
コナン「どうした灰原！」

灰原哀「ハハハ！やめてくすぐったい」

小嶋元太「何だよ、猫か」

コナン「フフフ…赤鬼の赤ちゃんの正体はこいつか」

円谷光彦「はいはい離れてください。うらやましい。灰原さんに何してるんですか」

円谷光彦「はいコナン君」

コナン「お…おい」

コナン「お前、首輪してないって事は野良猫か」

吉田歩美「行くよコナン君」

小嶋元太「猫なんてほっとけよ」

円谷光彦「2階にやってきました。何だか霊気を感じます」

小嶋元太「今の音ってもしかして…」

歩美・元太・光彦「車イスのミイラ男！？」

灰原哀「ここね」



歩美・元太・光彦「キャーーーーッ！」

吉田歩美「コナン君…」

小嶋元太「灰原」

円谷光彦「危険です」

歩美・元太・光彦「お人形！？」

小嶋元太「でも先まで車イスを動かす音がしてたじゃねぇか」

灰原哀「その音の正体はこれよ」

円谷光彦「なるほど」

小嶋元太「マジビビったぜ」

コナン「半年前の同じ日の新聞が何紙もあるんだ」




コナン「なぁ灰原…この人形…こっち向いてたか？」

歩美・元太・光彦「ヒィイイ！」

灰原哀「ちょっと、あなたまで変な事言わないでよ」

コナン「ハハッ…悪ぃ」

円谷光彦「さ…3階です」

灰原哀「たしか304号室だったよね？開かずの間」

円谷光彦「304…！！」

小嶋元太「うわっ！何だこれ」

灰原哀「うっ！」

吉田歩美「どうしたの哀ちゃん」

灰原哀「今何かが足下を…」

小嶋元太「何だよ、さっきの猫じゃんか」

小嶋元太「おお！何だあれ！」

円谷光彦「はっ！あれはまさか…」

吉田歩美「メスを持って追いかけてくる…」

小嶋元太「髪の長い女の医者の幽霊…」

歩美・元太・光彦「きゃあああああああああ！」

「ハァ…ハァ…」

円谷光彦「やっぱりいたんですよ幽霊！」

吉田歩美「呪われちゃうかも！」

吉田歩美「何見てるの？」

コナン「お前らもこれ見てみろよ」

サダオ「帰ったか？ガキ共」

トシコ「うん、みたいね」

サダオ「ちょっとびびらせすぎたかな」

トシコ「平気平気！仕事の邪魔なんだから。ホラ早く済ませちゃおう、仕込み」



トシコ「ちょっとふざけないでよ！」

サダオ「俺は何もしてないって」

トシコ「じゃ何であの人形…」

サダオ・トシコ「きゃあああああああああ！」

「ウウ…ウウ…」

サダオ・トシコ「きゃあああああああああ！」

吉田歩美「倒れちゃった」

円谷光彦「ちょっとやりすぎましたかね」

コナン「おーい、大丈夫か？」

円谷光彦「二人共気絶しちゃいました」

吉田歩美「大丈夫かな」

灰原哀「いいのよ。二人共自業自得なんだから」

サダオ「ひどいよマジで！」
トシコ「そうよ！あんまりじゃない！」

灰原哀「先に脅かしてきたのはそっちでしょ！？」

円谷光彦「僕達はあなた達が用意した道具を使ってお返ししたまでです！」

小嶋元太「それによ、あの動画全部インチキだったなんてガッカリだぜ」
吉田歩美「信じてたのに」
トシコ「でも何でわかったの？私達の仕業だって」

コナン「これだよ」

コナン「ホラ見て。画面の端に映ってるでしょ？」

コナン「これお兄さん達だよね？」

コナン「(あれ？この人の手…)」

トシコ「何なのよこの猫！」

コナン「(待てよ…って事は…)」

コナン「ねぇ、この廃病院には二人だけで来たの？いつも出てる脅かし役の人は？」

トシコ「まだ来てないけど…」

サダオ「脅かし役はいつも仕込みが終わったら呼ぶ事になってるから」

灰原哀「どうしたの？」
コナン「俺達が3階に行った時に現れたあの幽霊だよ」

コナン「左手を見てみろよ。この傷がトシコさんにはないんだ。それだけじゃない」

コナン「二人には懐いていないハズの猫がこの画像では、完全に懐いている」

サダオ「おいおい誰だよコレ！」

トシコ「私じゃないわよ」

円谷光彦「まさかこれって…」

小嶋元太「本物の幽霊！？」

サダオ「でも本物ならすげぇぞこれ！」

トシコ「間違いなくバズるわよ！」

歩美・元太・光彦「わあ！」

コナン「返してよ！」

トシコ「私達のチャンネルで公開させて」

サダオ「その方が絶対バズるって！」

円谷光彦「嫌です！」

小嶋元太「俺達の幽霊だぞ！」

吉田歩美「横取りするなんてひどいよ！」

丸尾淳治「何してるんだ君達！」

丸尾淳治「相手は子供だぞ！取り上げたカメラを渡したまえ」

小嶋元太「そーだそーだ！」

円谷光彦「返してください！」

丸尾淳治「君達もダメじゃないか！表の看板見ただろ？立入禁止って！」

歩美・元太・光彦「ごめんなさい」

丸尾淳治「ホラ、カメラ渡して、動画消すから」

コナン「待って！」

灰原哀「ずいぶんあなたに懐いてるみたいだけど」

丸尾淳治「あ…ああ…ここはよく見回りしてるからね」


コナン「その手の傷どうしたの？」

円谷光彦「同じですよ！3階で見た幽霊の傷と！」

トシコ「じゃ…こいつが…」

コナン「ああ、幽霊の正体さ」

コナン「見た所その傷は貫通銃創。つまり銃で撃たれた痕だ。それもきちんと治療を受けた痕跡のない傷だ」

灰原哀「それじゃ新聞に出ていた銃撃戦の末、逃亡した殺人犯って…！だから同じ日付の新聞が何種類もあの部屋に落ちていたのね。殺人犯が自ら起こした事件の情報をより多く把握する為に」

コナン「ああ、そして開かずの間になってる304号室にはもっと見られちゃマズイものがあるハズだぜ。例えば、事件で使用した銃とか持ち去った盗品とかな」

円谷光彦「けどあの犯人はたしか太ってて…」

小嶋元太「髪も短くて」

コナン「半年前にここに潜伏し始めた頃はな。ケガも左手だけじゃなく血まみれでのたうち回ってた」

吉田歩美「ハイハイする赤鬼の赤ちゃんだ」

コナン「この廃病院にあった包帯を使ってどうにか止血だけはしたみたいだけどな」

円谷光彦「それが包帯したミイラ男ですね！」

コナン「潜伏生活はかなり厳しかったんだろう。黒く染め直した髪も伸び放題な上に激やせしたみてぇだし」

小嶋元太「髪の長ぇ女の医者ってのはそれか！」

コナン「つまりこの病院の噂はどれも幽霊なんかじゃない。全て現実の人間で同一人物。廃病院に潜伏していた逃亡犯」

コナン「丸尾淳治！あんたの事さ！」

コナン「潜伏し続ける中でどんどん容貌が変っていく。そんなあんたの姿だったんだよ」

コナン「でも左手の傷だけはごまかす事ができなかった。だから今こうして映像を消しに来たんだよね」

丸尾淳治「もういい…貴様らごと消してやる！」




コナン「くそォ…」

コナン「あ！」

コナン「こいつら」

トシコ「どうすんのよ…」

丸尾淳治「どこにいるのかな～」

丸尾淳治「ん？ハハハハ！そんなでビビるわけねぇだろ」

「どうして…どうして…私の命を…」

「助けてって言ったのに！」

小嶋元太「やったぜ！」

歩美・元太・光彦「少年探偵団大勝利！」

『その後、俺達の通報で駆け付けた目暮警部達によって逃亡者丸尾淳治は逮捕された』

『さらに、恐狩サダオと怖霊屋トシコの二人も建造物侵入の疑いで事情聴取を受ける事になり』

『当然俺達もこっぴどく叱られる事になった』

コナン「(あ～あ、肝試しはもうコリゴリだぜ)」

 

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