太宰治「やぁ」
太宰治「二人共遅かったね」
坂口安吾「あの、何かいつもと雰囲気が違いません?妙にゆるいというか」
太宰治「そう~?こう見えても私は君達の中で一番偉いんだぞ。たくさん敬いたまえよ」
坂口安吾「ですって織田作さん」
織田作之助「まったく恐れ多いな。格下は格下同士、二人で飲もうか」
坂口安吾「ええ、仕方ないですね」
太宰治「何が?」
坂口安吾「匂いですよ。初めてあなた達を会った時」
織田作之助「あの時はそういう仕事の後だったからな」
太宰治「僕達がつやつやでフローラな香りなら満足なのかい?」
坂口安吾「イヤですよ!気持ち悪い!」
太宰治「ま、とりあえず乾杯!」
織田作之助「手入れか?」
坂口安吾「ええ、まぁ大事な仕事道具ですから」
織田作之助「そういえば写真を撮られると魂を抜かれるという迷信が昔あったそうだ」
太宰治「私を撮りまくってくれ!この寿命尽きるまでさーさー」
太宰治「僕達がつやつやでフローラな香りなら満足なのかい?」
坂口安吾「イヤですよ!気持ち悪い!」
太宰治「ま、とりあえず乾杯!」
坂口安吾「ええ、まぁ大事な仕事道具ですから」
織田作之助「そういえば写真を撮られると魂を抜かれるという迷信が昔あったそうだ」
太宰治「私を撮りまくってくれ!この寿命尽きるまでさーさー」
太宰治「織田作ってシャッター切る瞬間すごい動いてない?」
織田作之助「!!」
太宰治「のアイデアで死ねると思ったんだがね」
太宰治「何だとは何だ」
坂口安吾「織田作さんはカレーの事だと思ったのでは?」
太宰治「カレーか…作ってみようかな…私は料理が得意だから」
坂口安吾「ウソおっしゃい!あなたの料理にはモザイクが必要でしょうが」
太宰治「三人で作るっていうのも楽しそうだよね」
太宰治「一品ずつ持ち込んで鍋に入れよう」
太宰治「カレーか…作ってみようかな…私は料理が得意だから」
坂口安吾「ウソおっしゃい!あなたの料理にはモザイクが必要でしょうが」
太宰治「一品ずつ持ち込んで鍋に入れよう」
坂口安吾「それは世間では闇鍋といいます!」
坂口安吾「織田作さんも何か言ってやってくださいよ」
織田作之助「ん?うまくないのか?」
太宰治「私」
坂口安吾「いいですか太宰君。年賀状というのは日頃お世話になっている方へ旧年の感謝と新年でも変わらぬ好意をお願いする挨拶状ですよ。あなたにそんな心あるんですか?」
坂口安吾「いいですか太宰君。年賀状というのは日頃お世話になっている方へ旧年の感謝と新年でも変わらぬ好意をお願いする挨拶状ですよ。あなたにそんな心あるんですか?」
太宰治「あるよ失礼な」
太宰治「書ききれなかった」
坂口安吾「一発書きあるある!」
織田作之助「定番は干支だな」
坂口安吾「来年は牛ですね」
坂口安吾「織田作牛の背後霊みたいになってますよ!」
太宰治「失礼な…仲良しホルスタインだよ」
坂口安吾「うわあああああ!」
坂口安吾「悪霊が襲ってるみたいになった!」
坂口安吾「うまい!でも判子あるあるしてますね」
太宰治「その点、私は気をつけていたからね~文字もばっちりさ!」
坂口安吾「呪いになってるし!これ牛!?」
太宰治「失敗失敗~またボスに送る年賀状が増えた」
坂口安吾「悪霊が襲ってるみたいになった!」
太宰治「その点、私は気をつけていたからね~文字もばっちりさ!」
坂口安吾「呪いになってるし!これ牛!?」
太宰治「失敗失敗~またボスに送る年賀状が増えた」
坂口安吾「全部ボス宛にするつもりですか?」
坂口安吾「いやです。見せたくありません」
織田作之助「ある日暗い森の中で男が一人歩いていると…」
太宰治「いやタイトル聞いてるんだけど…」
織田作之助「そこに突然」
安吾・太宰「まさかの心理テスト!」
太宰治「どうしてもって言うなら①かな」
坂口安吾「僕の雑!その本信用しない方がいいかと」
太宰治「ならさ、もう1問だけ聞いてみようよ」
坂口安吾「無理に理解しようしないでください!」
太宰治「ごめんごめ~ん。お詫びに私から二人に心理テストをするよ~」
太宰治「ある日、私が安吾の仕事部屋にお邪魔した時、面白そうな本を見つけて」
太宰治「へ…へ…へくしっ!」
太宰治「私は本を戻し帰りました」
坂口安吾「それ実話ですよね!?」
太宰治「ごめんごめ~ん。お詫びに私から二人に心理テストをするよ~」
太宰治「ある日、私が安吾の仕事部屋にお邪魔した時、面白そうな本を見つけて」
太宰治「へ…へ…へくしっ!」
太宰治「私は本を戻し帰りました」
坂口安吾「それ実話ですよね!?」
太宰治「待った!まだ続きがあるから」
太宰治「私太宰治はそれをずっと後悔しています。さてここでテストです。今私が誠心誠意謝ったら安吾は許してくれるでしょうか?」
坂口安吾「やっぱり実話じゃないですかぁああ!」
織田作之助「んー許す!」
太宰治「私太宰治はそれをずっと後悔しています。さてここでテストです。今私が誠心誠意謝ったら安吾は許してくれるでしょうか?」
坂口安吾「やっぱり実話じゃないですかぁああ!」
織田作之助「んー許す!」
太宰治「織田作正解!」
坂口安吾「何で!?」
太宰治「いやぁ心理テストのお陰で気持ちが楽になったよ~」
織田作之助「最後にこんなのはどうだ?夜空に星が見えます。幾つ見えますか?」
太宰治「答えは簡単。星の数は0固。真っ暗闇だ」
坂口安吾「それは…蠟燭の灯りでもいいから欲しくなりますね」
織田作之助「最後にこんなのはどうだ?夜空に星が見えます。幾つ見えますか?」
太宰治「答えは簡単。星の数は0固。真っ暗闇だ」
坂口安吾「それは…蠟燭の灯りでもいいから欲しくなりますね」
織田作之助「たまたまここに3人が集まった。ただそれだけの事だろ。そもそも俺達が明日も無事かなんて誰もわからない」