🖊原作(Original Story) : 朝霧カフカ(Kafka Asagiri)
『世の中は色々な人で回っている』
中島敦「へっ!?」
太宰治「奇襲なんて私の弱みを握ったつもりかい?」
中島敦「(まさか太宰さんと敵?しばらく様子を見よう)」
太宰治「そのピンと立った耳!」
太宰治「ふさふさの尻尾!」
太宰治「観念して出てきたまえ!犬!」
ポオ「カール!ここにいたのであるか~~」
中島敦「(まさか太宰さんと敵?しばらく様子を見よう)」
太宰治「そのピンと立った耳!」
太宰治「ふさふさの尻尾!」
太宰治「観念して出てきたまえ!犬!」
ポオ「心配したのだぞ~もう吾輩を独りにしない…い…いや急にいなくなるのはダメであるぞ~よしよし~さぁ乱歩君の所に急ごう」
太宰治「ま…まぁ同じ肉食性の哺乳類という点では犬とアライグマはよく似ているしアライグマをペットとして飼う人もいるし犬もアライグマもふわふわしてて足も四本あって鼻の下に口があるうん」
中島敦「(み…見苦しい…あぁ今更出ていきにくい)」
太宰治「こんな言い訳続けたくないから早く敦君と事務所に帰りたいなぁ」
中島敦「(そうそう!こんな言い訳聞いてないで早く…ん?)」
太宰治「ま…まぁ同じ肉食性の哺乳類という点では犬とアライグマはよく似ているしアライグマをペットとして飼う人もいるし犬もアライグマもふわふわしてて足も四本あって鼻の下に口があるうん」
中島敦「(み…見苦しい…あぁ今更出ていきにくい)」
太宰治「こんな言い訳続けたくないから早く敦君と事務所に帰りたいなぁ」
中島敦「(そうそう!こんな言い訳聞いてないで早く…ん?)」
中島敦「太宰さん、僕の事気付いてたんですか?」
太宰治「勿論」
中島敦「やだなぁ~早く言ってくれればよかったのに~犬のくだりも全部冗談だったんですね!てっきり僕…」
太宰治「当たり前だよ。犬とアライグマなんて普通間違えるわけない」
中島敦「(まさか…本当に?)」
太宰治「さぁ帰ろう帰ろう~」
芥川龍之介「(太宰さん…やつがれも居ました…人虎より前からやつがれ居ました…ていうか今思いっきり音を立てて飛びだしました!)」
芥川龍之介「(声をかけたい。しかし敢えて無視されてたらと思うとかけられない!やつがれのいくじなし)」
樋口一葉「芥川先輩…そんなに探偵社が気になるんですか」
樋口一葉「(命令さえあればいつでも私が襲撃するのに…)」
立原道造「何やってんだ…困った上司達だな…」
江戸川乱歩「君達、市中で行進が趣味なの?」
太宰治「さぁ帰ろう帰ろう~」
芥川龍之介「(声をかけたい。しかし敢えて無視されてたらと思うとかけられない!やつがれのいくじなし)」
樋口一葉「芥川先輩…そんなに探偵社が気になるんですか」
樋口一葉「(命令さえあればいつでも私が襲撃するのに…)」
立原道造「何やってんだ…困った上司達だな…」
江戸川乱歩「君達、市中で行進が趣味なの?」