DETECTIVE CONAN
🖊原作者(Original Story):青山剛昌(Gosho Aoyama)
TVアニメ『名探偵コナン』 第1054話ネタバレ
♦放送日(Airdate): 2022年8月13日
第1054話 牧場に墜ちた火種(後編)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷安室透 Amuro Toru CV.古谷徹
🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子
🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江
🔷小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
🔷風見裕也 Kazami Yuya CV.飛田展男
🔷日塚順哉 CV.岩田光央
🔷南武敬 CV.手塚秀彰
🔷加納昭吾 CV.藤原貴弘
🔷鳩山海輔 CV.野島裕史
🔷鳩山海輔 CV.野島裕史
小林澄子「ええ!?隕石!?バスで乗り合わせたあの3人って隕石が目当てでここへ来たっていうの?」
コナン「うん。養鶏場の壁に穴が空いていてその前の土に埋めた跡があったのは、隕石が壁を破って地面に落ちた時に抉られた土を埋めたからで」
コナン「歩美ちゃんが見た大量に散らばったコゲた木の枝や地面に出来た長い溝もその証拠」
コナン「隕石が落ちたら普通クレーター状の跡がつくけど」
コナン「隕石が小さくて落下時の何かの原因で角度が変ったとしたら」
コナン「森の中を突き抜けた時に無数の木の枝を折り、長い溝を作って地面にめり込んだのも説明がつく」
円谷光彦「じゃあバスの中であの大きな男の人が観てたのって…」
コナン「多分ネットにアップされた隕石落下の動画だよ。ロケット花火と勘違いしている声が入っていたんならアップした本人は隕石だと気づいてないようだけど」
吉田歩美「隕石ってお宝なの?」
安室透「ああ、隕石の種類や大きさにもよるけど、数千万や億の値がついた隕石もあるそうだよ」
円谷光彦「そんなに!?」
小林澄子「なるほど…その動画を円谷君がスマホで録画したから、あの人はあんなに怒っていたんですね?」
安室透「ええ、その映像をまたネットでアップされたりしたら他のメテオハンター達が大勢やって来るかもしれませんし」
安室透「隕石は基本先に拾った者勝ちですから、バスの中の彼らの様子からすると」
安室透「あの大男は金目当てのメテオハンターで」
安室透「隕石は基本先に拾った者勝ちですから、バスの中の彼らの様子からすると」
安室透「あの大男は金目当てのメテオハンターで」
風見裕也「しかしその隕石と我々がこの地下室に監禁された事と何か関係が?」
安室透「それを探るのは、彼女達に任せるしかなさそうだ」
灰原哀「江戸川君、聞こえる?牧場の事務所に侵入して今地下室の扉の上にいるんだけど、大きな南京錠がかかっててとても開けられそうにないわ」
灰原哀「あとは床に色々落ちてるけどもう夕方だから薄暗くて…」
小嶋元太「んじ明りつけるぞ」
コナン「ダメだ!明りをつけんな!」
日塚順哉「鳩山さん!そろそろあの人を捜すのは諦めて我々だけでその場所に行かないっスか?」
鳩山海輔「いや、その人も同じ場所を目指しているかも…むしろ捜しましょう。遭難する危険もありますし」
若狭留美「ミネラルウォーターなら」
小嶋元太「牛乳はオレ持ってるぞ」
コナン「よし!じゃあまずは水の中に牛乳を少し入れよく振ってかき混ぜる」
小嶋元太「うえ~飲むのかよソレ」
コナン「そのペットボトルを腕時計のライトの上に載せれば」
小嶋元太「おースゲー!」
若狭留美「とても明るいわね!」
風見裕也「なるほど…最近の小学校ではそんな事まで教えるんですね!」
小林澄子「え…ええ…まあ…(教えてないけど…)」
灰原哀「床に散乱してるのは隕石関係の書類ばかりね」
灰原哀「あ、蛍光ペンが踏まれて壊れ中のインクが出ちゃってるわね」
コナン「その蛍光ペンの色って黄色じゃねぇか?」
灰原哀「ええ、そうだけど…」
コナン「踏まれてインクが出てるって事は靴跡が残ってるのか?」
灰原哀「そうね、登山靴とかの靴の跡みたい。床に散らばった書類にベットリついてるわ」
コナン「(確かあの3人…全員登山靴履いてたな)」
灰原哀「それに床のタイルに何かをたたきつけたようなヘコミがある。でも一体何を?」
小嶋元太「机の下に転がってるあのヘンテコな石」
若狭留美「変な石ならここにも」
小嶋元太「おーっ!石と石がピッタリ合わさったぞ!」
灰原哀「どうやらこの石を床にたたきつけて割ったようね…」
吉田歩美「うん、バスを降りようとしたらさ、3人のリュックからぶらさげてる磁石が、くっついちゃってたんだよね」
小嶋元太「けどよ、机の上に磁石がいっぱいあるぞ!?ニセモンならどーせ磁石にくっつかねーのに何でだ?」
風見裕也「もしかしたら、スリ替えられたんじゃないでしょうか?」
風見裕也「隕石を拾った牧場主が価値を専門家に鑑定して貰ったけど」
円谷光彦「それ、隕石じゃないですか?」
吉田歩美「すごーい!」
小林澄子「でも何でそれを割ったりしたの?」
コナン「灰原、磁石持ってるか?」
灰原哀「ええ、方位磁石なら」
コナン「それをその石に近づけてくれ」
灰原哀「何の反応もないけど…」
コナン「だとしたら隕石じゃない可能性が高いな。隕石は大低磁石にくっつくんだよ」
吉田歩美「そうか!だからバスの3人、磁石持ってたんだね」
円谷光彦「持ってる所見たんですか?」
吉田歩美「うん、バスを降りようとしたらさ、3人のリュックからぶらさげてる磁石が、くっついちゃってたんだよね」
若狭留美「よく見たら所々色がハゲてるわね、この石」
灰原哀「きっと本物の隕石に似せて着色したのね」
若狭留美「でも誰が…」
灰原哀「普通に考えれば牧場を手離す程お金に困ってた牧場主だろうけど…」
小嶋元太「けどよ、机の上に磁石がいっぱいあるぞ!?ニセモンならどーせ磁石にくっつかねーのに何でだ?」
風見裕也「もしかしたら、スリ替えられたんじゃないでしょうか?」
風見裕也「隕石を拾った牧場主が価値を専門家に鑑定して貰ったけど」
安室透「飛田…君その推理…」
風見裕也「的外れですよね?すみません」
安室透「正解だと思うぞ」
コナン「ボクもそう思うよ。この地下室にはトイレもあるし」
安室透「監禁されてからかなりたっているのに君は僕達に水も食料も要求しない」
コナン「って事は何か用意されてたんでしょ?」
風見裕也「ああ、パンと水が…」
コナン「つまりあの人にボク達の命を奪う気はないって事」
風見裕也「じゃ何で監禁を?」
コナン「邪魔されたくないんだよ。兄を自殺に追い込んだ詐欺師に復讐するのをね!」
円谷光彦「復讐ってどうやって?」
コナン「それ本当か!?」
安室透「(メテオハンター達をそこにおびき寄せて)」
コナン・安室透「(皆殺しにするつもりか!)」
日塚順哉「やっと見つけた!こんな所にいたんスね」
南武敬「捜しましたよ」
加納昭吾「悪いけど俺はアンタらとつるむ気はねぇよ」
鳩山海輔「隕石でしょ?私が落ちた場所に案内しますよ。まあ私は隕石にはまったく興味ありませんけどね」
吉田歩美「ニワトリさんを飼ってた建物からそばの森に入ってまっすぐいった所だよ」
風見裕也「そういえば自分もその辺りで背後から頭を…」
灰原哀「大変よ!森の中を光が4つ移動してる」
灰原哀「どうやらその男が3人を連れてそこに向かってるようね」
コナン「灰原、そこに青と赤の油性マーカーとセロハンテープってあるのか!?」
コナン「魔法の光をな!」
小嶋元太「マーカーなら筆立てに挿さってるぞ」
若狭留美「セロハンテープも引き出しに」
灰原哀「でもそんな物一体何に…」
コナン「オメーらに作って貰うんだよ。この牧場主を自殺に追い込んだ犯人を照らし出す」
コナン「魔法の光をな!」
コナン「そのセロハンテープーを青い油性マーカーで塗り潰す」
コナン「ブラックライトの光は暗いけど、光を当てた物に蛍光体が含まれていると光るんだよ」
灰原哀「でも踏まれたのって何日か前なんでしょ?その誰かが今日もその靴を履いて来てればいいけど」
コナン「大丈夫。その靴を履いて来ている可能性があるってだけでこっちの思惑通りだから」
コナン「灰原、オレ達を監禁した鳩山海輔さんと会った時ずっと手にスマホを持っていたんだよな?」
灰原哀「ええ、かけるワケでもないのに握りしめていたわ」
コナン「あ、それと灰原」
灰原哀「何?声が小さくて聞こえないんだけど」
コナン「若狭先生には気を許すなよ」
灰原哀「いい?小嶋君!江戸川君達から合図が来たら言われた通りにするのよ」
小嶋元太「オウ!」
灰原哀「4つの光りが爆弾の場所に迫ってる!さあ若狭先生、急ぎましょう」
吉田歩美「哀ちゃん達大丈夫かなぁ…」
コナン「ああ、灰原は抜け目ねぇからな。それにヤバイと感じたらすぐ逃げろって言ってあるから」
安室透「その灰原哀って子、以前どこかで会った気がするんだけど…」
コナン「あ…あるよ。宅配業者の冷凍コンテナに閉じ込められた時に安室さん助けてくれたでしょ?」
安室透「あの時あの子もいたのか…」
安室透「いつも帽子を目深に被ってるからシャイな子だなぁと思ったけど…」
コナン「ま…まーね…」
日塚順哉「コゲた枝が大量に落ちてるっスわ」
南武敬「こっちには溝が!」
加納昭吾「でも途中で途切れてやがる。どこかに弾んだが?」
灰原哀「あら、昼間あったおじさん」
若狭留美「こんな所で何をされているんですか?」
鳩山海輔「バ…バッジ!?」
コナン「そこからも見えるでしょ?もう抜け出して警察呼んだから」
鳩山海輔「君達こそ何を!?」
灰原哀「おじさんにこれを渡しに来たの」
鳩山海輔「バ…バッジ!?」
コナン「おじさんって隕石をだまし取られたお兄さんの敵を取りたいんだよね?」
コナン「ボクは昼間おじさんに地下室に閉じ込められた子供の一人だよ?」
鳩山海輔「じゃあまだ地下室にいるはず…」
コナン「大丈夫!ホラ、牧場の建物を見てみてよ」
コナン「そこからも見えるでしょ?もう抜け出して警察呼んだから」
円谷光彦「オッケーです!」
コナン「警察の人が来たらおじさんだけ捕まってお兄さんをだました人は野放しだよ?おじさんはその人だけ懲らしめたいんでしょ?」
コナン「んで物は相談なんだけど、警察が来る前にお兄さんをだました人が知りたくない?」
鳩山海輔「何!?」
コナン「警察の人が来たらおじさんだけ捕まってお兄さんをだました人は野放しだよ?おじさんはその人だけ懲らしめたいんでしょ?」
鳩山海輔「ああ!知ってるんなら教えてくれ!」
コナン「牧場の事務所の床に蛍光ペンを踏んで壊した足跡があったの覚えてる?」
コナン「恐らくあれはお兄さんから隕石をだまし取った誰かの足跡。つまりその人の靴の裏には蛍光ペンのインクが付いてて、そこにいる茶髪の子が持ってるブラックライトを当てるとインクがついた部分が光るんだ」
コナン「じゃあ、その3人をうまくひざまずかせて足の裏を…」
鳩山海輔「皆さん、この茂みの中に怪しげな石が…」
鳩山海輔「お前か!」
コナン「恐らくあれはお兄さんから隕石をだまし取った誰かの足跡。つまりその人の靴の裏には蛍光ペンのインクが付いてて、そこにいる茶髪の子が持ってるブラックライトを当てるとインクがついた部分が光るんだ」
コナン「それと水」
鳩山海輔「水も使うのか?」
コナン「うん、よりわかりやすくする為にね」
コナン「じゃあ、その3人をうまくひざまずかせて足の裏を…」
鳩山海輔「皆さん、この茂みの中に怪しげな石が…」
コナン「やっぱりスマホで起爆できるようにしてたんだね。でもこれでもう爆弾は使えないね」
鳩山海輔「だが殴り殺す事はできる。兄から隕石をだまし取ったのはお前だとわかったからな!」
鳩山海輔「兄と言い争った時に付いたあんたの靴の裏の蛍光ペンのインクが証拠だ!兄からのメールに書いてあったよ!あの隕石を売って牧場を立て直そうとしていたのに、アンタにぶち壊されたってなァ!」
鳩山海輔「うおっ!」
鳩山海輔「悪いが俺はプロのキックボクサーだ。減量がキツくて辞めちまったがな」
鳩山海輔「ったく変装なんかしやがって…」
鳩山海輔「お前みたいな詐欺師がいたら、俺らメテオハンターの評判が下がっちまうだろーがよ!まぁ警察に行って本当の事を洗い浚い話すんだな。そばで見ててやっからよ」
『一時間後警察が到着し、オレ達は地下室から解放された』
灰原哀「ブラックライトで照らす前に誰が詐欺師かわかってた?」
鳩山海輔「悪いが俺はプロのキックボクサーだ。減量がキツくて辞めちまったがな」
鳩山海輔「ったく変装なんかしやがって…」
鳩山海輔「お前みたいな詐欺師がいたら、俺らメテオハンターの評判が下がっちまうだろーがよ!まぁ警察に行って本当の事を洗い浚い話すんだな。そばで見ててやっからよ」
『一時間後警察が到着し、オレ達は地下室から解放された』
灰原哀「ブラックライトで照らす前に誰が詐欺師かわかってた?」
コナン「ああ、科学者を装ってたあの男は牧場主の兄弟が入院したと海輔さんが言っただけで」
コナン「“それで?兄さんの容態は?”って聞き返してただろ?って事は少なくとも牧場主の義輔さんの事を知ってるハズ。なのに“この辺に来るのは初めてで知り合いもいない”なんてウソをついていたし」
コナン「“それで?兄さんの容態は?”って聞き返してただろ?って事は少なくとも牧場主の義輔さんの事を知ってるハズ。なのに“この辺に来るのは初めてで知り合いもいない”なんてウソをついていたし」
吉田歩美「やっと起きた!」
小嶋元太「死んじゃったかと思ったぞ」
円谷光彦「安室さんが階段を踏み外して気絶しちゃうなんて…」
安室透「え?」
小林澄子「ごめんなさい!私の手がすべって地下室の扉が閉まって…」
安室透「いえいえ」
安室透「(階段を踏み外した?じゃああれは幻だったのか…)」
安室透「(それとも…)」
風見裕也「安室さん」