DETECTIVE CONAN
🖊原作者(Original Story):青山剛昌(Gosho Aoyama)
TVアニメ『名探偵コナン』 第R129話ネタバレ
♦放送日(Airdate): 2022年9月10日
第R129話 花時計は知っていた
🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子
🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江
🔷小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
灰原哀「遅いわよ」
コナン「悪ぃ…元太と光彦は?」
コナン「しょうがねぇなぁ」
コナン「うわっ!」
吉田歩美「ごめーん!手滑ったの」
『長くかかった花時計の修繕が完了し、そのお披露目の式典が開かれる事になった。そのイベントでバトントワラーを演じる小学生の一人に歩美ちゃんが選ばれ、こうして毎朝練習しているのだ』
吉田歩美「はっ!」
吉田歩美「あの人よ」
コナン「あいつがストーカーなんだな」
コナン「うわっ!」
吉田歩美「ごめーん!手滑ったの」
『長くかかった花時計の修繕が完了し、そのお披露目の式典が開かれる事になった。そのイベントでバトントワラーを演じる小学生の一人に歩美ちゃんが選ばれ、こうして毎朝練習しているのだ』
吉田歩美「はっ!」
吉田歩美「あの人よ」
コナン「あいつがストーカーなんだな」
コナン「酔っ払ってあんな所に登ったら…」
円谷光彦「酔っ払ってるんですか?」
灰原哀「あやうく落っこちる所だったわ」
目暮警部「その時遺体は?」
警備員「ありませんでしたよ」
目暮警部「毛利君!」
毛利小五郎「コナンの帰りが遅いんで迎えに行けと蘭が言うもんで…」
毛利小五郎「酔っ払ってアーチに登り転落し」
毛利小五郎「この石に頭を打ちつけた!ってとこでしょ」
毛利小五郎「そして男が死亡したのは3時50分から4時半の間。男の頬に時計の長針で切られた傷がありましたから」
毛利小五郎「男が転落した後に針が30分を指したという事です」
目暮警部「君達がここへ来たのは?」
毛利小五郎「コナンの帰りが遅いんで迎えに行けと蘭が言うもんで…」
毛利小五郎「酔っ払ってアーチに登り転落し」
毛利小五郎「この石に頭を打ちつけた!ってとこでしょ」
毛利小五郎「そして男が死亡したのは3時50分から4時半の間。男の頬に時計の長針で切られた傷がありましたから」
毛利小五郎「男が転落した後に針が30分を指したという事です」
毛利小五郎「え?私がですか?」
毛利小五郎「フン…そんなもんどこかでついただけかもしれねぇじゃねぇか」
コナン「でも手のシワの奥までこびりついてた古い跡もあったから、きっといつもペンキを使ってる人だよ」
小嶋元太「ああああっ!」
毛利小五郎「何だ!いきなり」
コナン「でも手のシワの奥までこびりついてた古い跡もあったから、きっといつもペンキを使ってる人だよ」
小嶋元太「ああああっ!」
毛利小五郎「何だ!いきなり」
小嶋元太「思い出したんだよ!あのおっちゃんとどこであったか!前に一度ウチに酒買いに来たんだ!」
『元太の父親の証言により、男は近所の看板工場の職人だとわかった』
「間違いない。ウチの与田昌作ですよ」
「酔っ払って死んだんですか…あいつらしいな…」
『元太の父親の証言により、男は近所の看板工場の職人だとわかった』
「間違いない。ウチの与田昌作ですよ」
「酔っ払って死んだんですか…あいつらしいな…」
高木刑事「元々酒癖がよくない人だったんですか?」
「ああ、それは与田の最後の仕事だ」
円谷光彦「あれ?壊れてますよ」
「先月与田が酔っ払ったまま取り付けをやって看板ごと落っこちたんだよ。与田の奴それ以来高所恐怖症になっちまって仕事も休んで酒浸りだよ」
コナン「高所恐怖症!?」
円谷光彦「あれ?壊れてますよ」
「先月与田が酔っ払ったまま取り付けをやって看板ごと落っこちたんだよ。与田の奴それ以来高所恐怖症になっちまって仕事も休んで酒浸りだよ」
コナン「高所恐怖症!?」
灰原哀「でもあの人…」
高木刑事「詳しい話を聞かせて頂けませんか?」
円谷光彦「現場百遍!捜査の基本です」
コナン「(フッ…捜査)」
コナン「ん?隠れろ!」
高木刑事「川口恭一郎さんですね?新潟の高校で体育教師をされている…」
高木刑事「詳しい話を聞かせて頂けませんか?」
円谷光彦「現場百遍!捜査の基本です」
コナン「(フッ…捜査)」
コナン「ん?隠れろ!」
高木刑事「川口恭一郎さんですね?新潟の高校で体育教師をされている…」
川口恭一郎「はい、そうです」
高木刑事「与田昌作さんをご存知ですね?」
川口恭一郎「もちろんよく知ってますよ。あいつの事はどんなに恨んでも恨み足りない」
目暮警部「3年前、同じ高校で美術教師をしていた与田さんは、やはり同じ高校で英語教師をしていたあなたの恋人に横恋慕していた」
高木刑事「ある日、強引に彼女をドライブに連れ出した与田さんは途中で事故を起こし、あなたの恋人だけが亡くなった」
川口恭一郎「あれは事故じゃありませんよ」
川口恭一郎「与田が事故に見せかけてボクの恋人を殺したんだ」
目暮警部「3年前、同じ高校で美術教師をしていた与田さんは、やはり同じ高校で英語教師をしていたあなたの恋人に横恋慕していた」
高木刑事「ある日、強引に彼女をドライブに連れ出した与田さんは途中で事故を起こし、あなたの恋人だけが亡くなった」
川口恭一郎「あれは事故じゃありませんよ」
川口恭一郎「与田が事故に見せかけてボクの恋人を殺したんだ」
目暮警部「あなたは一週間前から杯戸駅前のビジネスホテルに滞在していますな」
川口恭一郎「与田がこの辺りにいるという噂を聞いて探しに来たんですよ」
川口恭一郎「与田がこの辺りにいるという噂を聞いて探しに来たんですよ」
川口恭一郎「アリバイですか?ボクは運がいい」
高木刑事「どういう事です?」
川口恭一郎「119番に確認してください。ボクがいつ救急車を呼んだか」
川口恭一郎「119番に確認してください。ボクがいつ救急車を呼んだか」
川口恭一郎「薬のタブレットと一緒にボタン電池を飲んでしまって、それで救急車を呼んだんです。まぁ病院で調べたらただのボタンだったんで助かりました」
川口恭一郎「病院に担ぎ込まれたのが確か3時30分頃。出たのは4時半を過ぎた頃でしたよ。あの病院からこの公園まではどんなに急いでも20分はかかるでしょうね。病院にも確認してください」
川口恭一郎「しっかり調べてくださいよ」
小嶋元太「このドア何だ?」
コナン「時計の機械室だろ?」
コナン「ああ、犯人はあの川口の人って間違いない様だ」
コナン「文字盤の石ががっつり固定されているらしいから、犯行現場はあの花時計で間違いない」
コナン「そして文字盤の花を荒らす事なく長針で頬を傷つける事ができるのは30分頃しかない」
小嶋元太「うわああああ!」
小嶋元太「痛い痛い…」
小嶋元太「頭ぶつけた」
コナン「文字盤の石ががっつり固定されているらしいから、犯行現場はあの花時計で間違いない」
コナン「そして文字盤の花を荒らす事なく長針で頬を傷つける事ができるのは30分頃しかない」
小嶋元太「うわああああ!」
小嶋元太「痛い痛い…」
小嶋元太「頭ぶつけた」
目暮警部「で、毛利君、我々に話とは何だね」
毛利小五郎「フフッ…私の飲み仲間に与田さんを知ってる奴がいまして意外な事実を教えてくれたんです。実は与田さんは先月、看板の取れつけ中、転落して以来高所恐怖症になってしまったんです」
毛利小五郎「フフッ…私の飲み仲間に与田さんを知ってる奴がいまして意外な事実を教えてくれたんです。実は与田さんは先月、看板の取れつけ中、転落して以来高所恐怖症になってしまったんです」
目暮警部「そんな事はとっくに知っておるわ」
毛利小五郎「え!?それじゃ故郷で交通事故を起こして女性を死なせてしまった事は?」
高木刑事「川口さん、ここにはどうして?」
川口恭一郎「新潟に帰る前に与田が死んだ場所を見ておこうと思いまして」
目暮・高木「ん?」
川口恭一郎「5時に来たって何もできませんよ」
小五郎(コナン)「いいや、あなたは与田さんをこの花時計の機械室に監禁しておき、5時にここへ来て殺害したのです」
小五郎(コナン)「今ちょうど5時ですな。この12時間前、川口さんは花時計の文字盤の6の石に与田さんの頭を打ちつけて殺害した」
小五郎(コナン)「そして12を指している長針で頬に傷をつけ」
小五郎(コナン)「6のそばに遺体を横たえたのです」
川口恭一郎「花を荒らさずにどうやったら12の所まで行けるんです」
小五郎(コナン)「文字盤の5の数字なら、花を荒らさずにまたいで上がる事ができるでしょう」
小五郎(コナン)「そして与田さんの遺体を抱えたあなたは、花時計の針の上を歩いて12を指している長針の先端まで行き」
小五郎(コナン)「与田さんの頬に傷をつけた」
小五郎(コナン)「その後また針の上を歩いて戻った」
川口恭一郎「証拠はあるんですか!証拠は!」
小五郎(コナン)「いいや、あなたは与田さんをこの花時計の機械室に監禁しておき、5時にここへ来て殺害したのです」
小五郎(コナン)「今ちょうど5時ですな。この12時間前、川口さんは花時計の文字盤の6の石に与田さんの頭を打ちつけて殺害した」
小五郎(コナン)「そして12を指している長針で頬に傷をつけ」
小五郎(コナン)「6のそばに遺体を横たえたのです」
川口恭一郎「花を荒らさずにどうやったら12の所まで行けるんです」
小五郎(コナン)「文字盤の5の数字なら、花を荒らさずにまたいで上がる事ができるでしょう」
小五郎(コナン)「そして与田さんの遺体を抱えたあなたは、花時計の針の上を歩いて12を指している長針の先端まで行き」
小五郎(コナン)「与田さんの頬に傷をつけた」
小五郎(コナン)「その後また針の上を歩いて戻った」
川口恭一郎「証拠はあるんですか!証拠は!」
小五郎(コナン)「本来あの石と針は接触してはいませんが、あなたが与田さんを抱えて上に乗った為、針がたわんで石と接触したんです」
小五郎(コナン)「そして与田さんの頬を傷つけた時の血が針を伝って流れ」
小五郎(コナン)「あの石に付着した。調べれば与田さんの血液と一致するでしょう。針の上を調べればあなたの靴の跡が検出されるハズです」
小五郎(コナン)「そして与田さんの頬を傷つけた時の血が針を伝って流れ」
小五郎(コナン)「あの石に付着した。調べれば与田さんの血液と一致するでしょう。針の上を調べればあなたの靴の跡が検出されるハズです」
小五郎(コナン)「短針はともかく長針があの石に支えられ、上に乗っても花を潰さないでいられるのはわずか一分。そんな短い時間で与田さんの頬を傷つける為に往復し、更に靴跡を消し去るなんて不可能でしょう」
小五郎(コナン)「川口さん、あなたは気付いていないでしょうが、与田さんはあなたが犯人だというメッセージを残しているんですよ」
コナン「床にこぼれていたのは蛍光塗料だったんだよ。真っ暗になったからそれが光り出したんだ」
コナン「小五郎のおじさんが言ってたよ。蛍光塗料は光を当てた後じゃないと暗くなっても光らない。ここはずっと真っ暗だったから、川口さんが与田さんを監禁していた間は光らなかったんだって」
目暮警部「ここのどこにメッセージが?」
コナン「小五郎のおじさんが言ってたよ。蛍光塗料は光を当てた後じゃないと暗くなっても光らない。ここはずっと真っ暗だったから、川口さんが与田さんを監禁していた間は光らなかったんだって」
目暮警部「ここのどこにメッセージが?」
高木刑事「ハンニンハカワグチ!」
コナン「ここに監禁されていた与田さんはペンキがこぼれている事に気づき、最後のメッセージを残した」
コナン「だけどそれは偶然床にこぼれていた蛍光塗料と同じ色のペンキだった。その為に与田さんのメッセージは、明るい所では見えなくなってしまっていたんだよ」
目暮警部「この部屋を徹底的に調べます!与田さんが監禁されていた証拠やあなたが出入りした痕跡を必ず見つけます!」
川口恭一郎「くそォ…完璧な計画だと思ったのに!」