🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第1期16話 ネタバレ♦放送日(Airdate) : 2014年7月20日
第1期16話『勝者と敗者』
Winners and Losers
🔷武田一鉄 Takeda Ittetsu CV. 神谷浩史
🔷花巻貴大 Hanamaki Takahiro(WS) CV.櫻井トオル
池尻隼人「でも2回戦は到底勝てるハズもない強豪校で」
池尻隼人「完全に諦めムードな俺達にお前言ったよな」
澤村大地〈相手だって同じ中学生なんだし、絶対に勝てないなんてこと無い!〉
澤村大地〈勝とうとしなきゃ勝てない!〉
池尻隼人〈めげねーなー澤村〉
澤村大地〈めげてたまるか!最後の大会だ!〉
池尻隼人〈相手も同じ中学生…確かにな!よっしゃ!2回戦も初勝ちするぞ!〉
池尻隼人「それでも、やっぱり俺達が突然強くなれるワケもなく…」
池尻隼人〈悪い…澤村〉
澤村大地〈すまん…この一本で切るぞ!〉
池尻隼人「負けても“やっぱりなァ”って感じで、そんなに悔しかった覚えもなかった」
池尻隼人「それまでの苦しい練習が明日からはもう無いんだっていう開放感すらあって…」
池尻隼人「でもお前一人だけ苦しそうだったけど…何でか俺はそんな風なお前が少し羨ましかった」
澤村大地〈ネット挟んだら格上とか格下とか関係ない!〉
「食らいついていくぞ!」
影山飛雄「おい!ボケッとしてんなボゲ!」
日向翔陽「…次も試合…ある?」
影山飛雄「…おう…勝ったからな」
影山飛雄「…おう…勝ったからな」
金田一勇太郎「あいつら、午後にもう一試合あるって事わかってんスかね…だって、あそこまで行ったら逆転は無いんだし、なるべく体力を温存しといた方が…」
及川徹「よかったじゃん。本気が見れてさ…でも変人速攻はやんなかってね」
花巻貴大「向こうのコートも終わった。伊達工の圧勝だ」
金田一勇太郎「烏野対伊達工か…どっちか勝ち上がって来ますかね」
岩泉一「行くぞ。俺達も次勝たなきゃそこに行けないんだ」
池尻隼人「(俺にしては頑張ったよな…それなりにサボらずやったし)」
池尻隼人「(テレビで試合を見た次の日はふざけて、でも半分本気で“将来は日本代表になる!”とか言ったりして)」
池尻隼人「(そのくせ地味な筋トレになった途端にテンション下がったりして…)」
池尻隼人「(これで終わりか…早かったな…まだ6月だぞ)」
池尻隼人「(筋トレも走り込みももっと頑張ってたら)」
池尻隼人「(レシーブ一本にもっと必死になれてたら…もうすこしバレーをやれていたんだろうが)」
池尻隼人「澤村!」
澤村大地「池尻?」
池尻隼人「(俺にしては頑張ったよな…それなりにサボらずやったし)」
池尻隼人「(テレビで試合を見た次の日はふざけて、でも半分本気で“将来は日本代表になる!”とか言ったりして)」
池尻隼人「(そのくせ地味な筋トレになった途端にテンション下がったりして…)」
池尻隼人「(これで終わりか…早かったな…まだ6月だぞ)」
池尻隼人「(筋トレも走り込みももっと頑張ってたら)」
池尻隼人「(レシーブ一本にもっと必死になれてたら…もうすこしバレーをやれていたんだろうが)」
池尻隼人「澤村!」
澤村大地「池尻?」
池尻隼人「勝てよ!たくさん勝てよ!俺達の分も!」
澤村大地「あぁ!受け取った!」
池尻隼人「(多分、こんな風にあっけなく部活を終わる奴が全国に何万人と居るんだろう…何試合もある予選を全部勝ち抜いて全国へ行って)」
池尻隼人「(これがフィクションだとしたら全国へ行く奴らが主役で俺達はエキストラみたいな感じだろうか…それでも俺達もやったよ、バレーボール)」
「凄かったな烏野」
「とくにあの小さい10番にはビビった!」
日向翔陽「な…何だよ!うれしくたっていいじゃんか!おれ、あんな風に言われた事ないし!」
影山飛雄「別に何も言ってねぇだろう。お前が注目されんのは良い事じゃねぇか。相手がお前に注目して警戒すればする程お前は本領を発揮する」
日向翔陽「おお…よくわかんないけど…とりあえずお前の笑顔こわい」
日向翔陽「いだだだっ」
烏養繋心「おう、その通りだな!とにかく“あの小っこい10番スゲー!”的な空気を作る。それが大きくなればなる程、日向が光れば光る程、相手のブロックは目がくらむのさ」
烏養繋心「で、2回戦のスターティングは1回戦と同じで行く」
澤村大地「次の試合は1時半からだ。身体冷やすなよ」
田中龍之介「ビビるに忙しい奴だな」
烏養繋心「(チームは確実に進化していても2・3年の中のとっかにはまだ“負ける”イメージが居座ってるのかもしれねぇな)」
烏養繋心「(とりあえずこの伊達工に呑まれ気味な空気をなんとかしねぇと…)」
西谷夕「んーローリング」
烏養繋心「(チームは確実に進化していても2・3年の中のとっかにはまだ“負ける”イメージが居座ってるのかもしれねぇな)」
烏養繋心「(とりあえずこの伊達工に呑まれ気味な空気をなんとかしねぇと…)」
西谷夕「んーローリング」
日向翔陽「アゲインも教えてええ!」
烏養繋心「おお!」