🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第1期2話 ネタバレ♦放送日(Airdate) : 2014年4月13日
第1期2話『烏野高校排球部』
"Karasuno High School's Volleyball Club”
日向翔陽「な…何で居る!?」
日向翔陽「(いや…人違いって事も…)」
影山飛雄〈一体何しにここに来たんだ!口で言う程簡単な事じゃねぇ!〉
影山飛雄〈勝ってコートに立つのは俺だ!お前は3年間何やってたんだ!〉
日向翔陽「(いやいや!コイツは間違いなく)」
日向翔陽「影山飛雄!」
影山飛雄「お前去年の…名前は知らない」
日向翔陽「何だっ!何黙ってるっ!やんのか」
影山飛雄「クソ下手くそな奴!」
日向翔陽「バ…バカにすんなよ!確かにあん時はボロ負けしたけど次は負けない!」
日向翔陽「っていう風に固い決意してきたのに何でお前がいるんだ!同じチームに居たんじゃ倒せないじゃねーか!もっと他に強豪って感じのとこがあるだろ!?何でソッチ行ってないんだよ!」
影山飛雄「…県内一の強豪校には…おちた」
日向翔陽「バ…バカにすんなよ!確かにあん時はボロ負けしたけど次は負けない!」
日向翔陽「っていう風に固い決意してきたのに何でお前がいるんだ!同じチームに居たんじゃ倒せないじゃねーか!もっと他に強豪って感じのとこがあるだろ!?何でソッチ行ってないんだよ!」
影山飛雄「…県内一の強豪校には…おちた」
影山飛雄「オス」
澤村大地「よく来たな」
菅原孝支「結構大きいね」
田中龍之介「最初が肝心っスよスガさん。3年の威厳ってやつをガッ!っと行ったって下さい!」
日向翔陽「(背は影山の方が少し高い。けどなんかでかいな高校生!そうだ!おれ烏野に来たんだ!)」
田中龍之介「最初が肝心っスよスガさん。3年の威厳ってやつをガッ!っと行ったって下さい!」
日向翔陽「(背は影山の方が少し高い。けどなんかでかいな高校生!そうだ!おれ烏野に来たんだ!)」
澤村大地「身長いくつだ?」
影山飛雄「180です」
田中龍之介「んなだと生意気な」
日向翔陽「ちわす!」
日向翔陽「あっ…でも!小さくてもおれはとべます!烏野のエースになってみせます!」
田中龍之介「おいおい入って早々エース宣言か!いい度胸だな!」
影山飛雄「お前、エースになるなんて言うからにはちゃんと上手くなってんだろうな」
影山飛雄「ちんたらしてたら、また3年間棒に振るぞ」
田中龍之介「おいおい入って早々エース宣言か!いい度胸だな!」
影山飛雄「ちんたらしてたら、また3年間棒に振るぞ」
日向翔陽「何だと…おれだって精一杯…」
澤村大地「お前らさー、もう敵同士じゃないってわかってる?バレーボールは繋いでナンボ…」
日向翔陽「勝負しろよ!おれと!」
田中龍之介「オイ!大地さんの話の途中だろうが!」
菅原孝支「先生」
田中龍之介「せんせいっ!」
教頭「喧嘩じゃないだろうね」
田中龍之介「こら!」
日向翔陽「お前のサーブ、去年は一本しかとれなかったからな」
日向翔陽「(その一本も顔面だけど)」
日向翔陽「おれだって色んな人達と練習して来たんだ!」
日向翔陽「もう去年までのおれとは違う!」
影山飛雄「俺だって去年とは違うぞ」
日向翔陽「(その一本も顔面だけど)」
日向翔陽「おれだって色んな人達と練習して来たんだ!」
日向翔陽「もう去年までのおれとは違う!」
影山飛雄「俺だって去年とは違うぞ」
影山飛雄「行くぞ」
日向翔陽「気付くの遅ぇよ。皆入学式で気付いてたぞ」
田中龍之介「ブォッフ!お前らっ!プクック!黙れ」
菅原孝支「田中も黙れ!」
澤村大地「幸いにもとくにお咎めナシ。謝罪も要らない。が、何も見なかった事にしろ。だがお前ら…」
日向翔陽「いちいち一言余計だな」
澤村大地「なぁ、少し聞いてほしいんだけどさ、お前らがどういう動機で烏野に来たかは知らない。けど、当然勝つ気で来てるんだろ」
日向翔陽「ハイ!」
影山飛雄「勿論です」
澤村大地「烏野は数年前まで県内でトップを争えるチームだった。一度だけだが全国へも行った。でも今は良くて県ベスト8。特別弱くも強くもない。他校からの呼び名は」
澤村大地「落ちた強豪、飛べない烏」
澤村大地「烏野が春高で全国大会に出た時の事はよく覚えている。近所の高校のたまにそこらですれ違う高校生が東京のでっかい体育館で全国の猛者達と戦っている。鳥肌が立ったよ」
澤村大地「もう一度あそこへ行く」
影山飛雄「全国出場を取り敢えずの夢として掲げてる高校なんていくらでもありますよ」
澤村大地「心配しなくてもちゃんと本気だよ」
澤村大地「烏野は数年前まで県内でトップを争えるチームだった。一度だけだが全国へも行った。でも今は良くて県ベスト8。特別弱くも強くもない。他校からの呼び名は」
澤村大地「落ちた強豪、飛べない烏」
澤村大地「烏野が春高で全国大会に出た時の事はよく覚えている。近所の高校のたまにそこらですれ違う高校生が東京のでっかい体育館で全国の猛者達と戦っている。鳥肌が立ったよ」
澤村大地「もう一度あそこへ行く」
影山飛雄「全国出場を取り敢えずの夢として掲げてる高校なんていくらでもありますよ」
澤村大地「心配しなくてもちゃんと本気だよ」
澤村大地「その為にはチーム一丸とならなきゃいけないし、教頭にも目をつけられたくないわけだよ」
澤村大地「俺はさ、お前らにオトモダチになれって言ってんじゃないのね。中学の時にネット挟んだ敵同士だったとしても今はネットのこっち側同士だって事を自覚しなさいって」
澤村大地「言ってんのね」
澤村大地「一生懸命でヤル気があろうが」
澤村大地「仲間割れした挙げ句チームに迷惑をかけるような奴はいらない!」
澤村大地「互いがチームメイトだって自覚するまで部活には一切参加させない」
日向・影山「はぁああ!?」
日向翔陽「チームメイトの自覚って何!?どうやんの!?」
影山飛雄「しるか!」
澤村大地「わかってる!が!」
影山飛雄「どけ!すみませんでした!こいつともちゃんと協力します!部活に参加させてください!」
澤村大地「本音は?」
影山飛雄「……試合で今のコイツと協力するくらいなら…レシーブもスパイクもトスも全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」
影山飛雄「どけ!すみませんでした!こいつともちゃんと協力します!部活に参加させてください!」
澤村大地「本音は?」
影山飛雄「……試合で今のコイツと協力するくらいなら…レシーブもスパイクもトスも全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」
日向翔陽「何言ってんのオマエ!」
澤村大地「ハハハハ!何で本当に言っちゃうんだよ本音を!良いと思うよそういうの!」
澤村大地「でもさ、ボールを落としちゃダメ、持ってもダメ、一人が続けて二度触るのもダメ…っていうバレーボールでどうやって一人で戦うの?」
澤村大地「ハハハハ!何で本当に言っちゃうんだよ本音を!良いと思うよそういうの!」
澤村大地「でもさ、ボールを落としちゃダメ、持ってもダメ、一人が続けて二度触るのもダメ…っていうバレーボールでどうやって一人で戦うの?」
日向翔陽「お前何なの?実はバカなの?」
影山飛雄「くそっ!こんな事してる時間は無い!さっさと入れて貰う!」
影山飛雄「俺達二人で2対2の勝負を挑んで勝ったら入れて貰う。一緒に戦えば嫌でも仲間っぽく見えるだろ。手っ取り早い」
影山飛雄「負けねぇよ。俺が居る」
日向翔陽「(ええーっ!?マジかコイツ…素か!?素で言ってんのか!?)」
影山飛雄「お前はできる限り全力で俺の足を引っぱらない努力をしろ」
影山飛雄「お前はできる限り全力で俺の足を引っぱらない努力をしろ」
影山飛雄「じゃあどうすんだ」
日向翔陽「中学でおれの出た試合はお前んトコとのあの一回きりだ。それまで人足んなくて大会に申し込みもできなかったし、場所もないから体育館でも廊下でもいつも隅っこで練習してた」
日向翔陽「だから初めての試合、デカい体育館のあのコートの真ん中に立った時、自分が主役になったみたいでぐわあああってなった。ずっとそこに居たかったけど」
日向翔陽「中学でおれの出た試合はお前んトコとのあの一回きりだ。それまで人足んなくて大会に申し込みもできなかったし、場所もないから体育館でも廊下でもいつも隅っこで練習してた」
日向翔陽「だから初めての試合、デカい体育館のあのコートの真ん中に立った時、自分が主役になったみたいでぐわあああってなった。ずっとそこに居たかったけど」
清水潔子「いい。自分で持っていくから」
澤村大地「こういう奴ら嫌いじゃないって言ったろ」
田中龍之介「関わるのは面倒臭いです」
澤村大地「そっか…問題児を牛耳れるのは田中くらいだと思ったんだけどな…」
田中龍之介「っしょぉぉがねぇなあああ!やってやるよ!嬉しいか!?オイ!」
澤村大地「で、お前らが負けた時だけど、少なくとも俺達3年が居る間、影山にセッターはやらせない」
影山飛雄「は?」
日向翔陽「それだけっ?ですか?」
澤村大地「個人技で勝負挑んで負ける自己中な奴がセッターじゃチームが勝てないからな」
澤村大地「どうした?別に入部を認めないって言ってる訳じゃない。お前なら他のポジションだって余裕だろ?」
影山飛雄「俺はセッターです!」
澤村大地「勝てばいいだろ。自分一人の力で勝てると思ったから来たんだろ」
日向翔陽「ええっ!?おれは!?おれも居ます!」
澤村大地「試合は土曜の午前。いいな」
菅原孝支「なんか特別な理由でもあんの?」
日向翔陽「でもお前、別にセッターじゃなくたってすぐレギュラーとって活躍できんじゃねーの?」
日向翔陽「それにセッターよりスパイクの方がカッコイイじゃん!パシーン!つって」
影山飛雄「てめぇええ!セッターはチームの司令塔だぞ!?試合中一番多くボールに触れるのがセッターだぞ!支配者っぽくて一番かっこいいだろうが!テメーの好きなスパイクだってセッターのトスが無きゃ打てねぇんだぞ」
日向翔陽「だって…セッターって難しいくせに地味っていうか…」
日向翔陽「でもお前、別にセッターじゃなくたってすぐレギュラーとって活躍できんじゃねーの?」
日向翔陽「それにセッターよりスパイクの方がカッコイイじゃん!パシーン!つって」
影山飛雄「てめぇええ!セッターはチームの司令塔だぞ!?試合中一番多くボールに触れるのがセッターだぞ!支配者っぽくて一番かっこいいだろうが!テメーの好きなスパイクだってセッターのトスが無きゃ打てねぇんだぞ」
日向翔陽「だって…セッターって難しいくせに地味っていうか…」
日向翔陽「ない」
影山飛雄「テレビで映す角度じゃわかり辛ぇけど、コートのエンド側から見んだよ。そーすっとセッターの超速えートスが良くわかるんだよ」
影山飛雄「コートの端から端までギューン!て、敵のブロックを目の前にボールが通りすぎて」
影山飛雄「“おいソレ本当に打てんのか!?”って思うんだけど」
影山飛雄「トスの先にはスパスカーが跳んでよ、打つんだよ!ドカーん!つって」
影山飛雄「テレビで映す角度じゃわかり辛ぇけど、コートのエンド側から見んだよ。そーすっとセッターの超速えートスが良くわかるんだよ」
影山飛雄「コートの端から端までギューン!て、敵のブロックを目の前にボールが通りすぎて」
影山飛雄「“おいソレ本当に打てんのか!?”って思うんだけど」
影山飛雄「トスの先にはスパスカーが跳んでよ、打つんだよ!ドカーん!つって」
菅原孝支「え?そうだけどいきなり何だよ」
田中龍之介「えっ、いやっ、教頭のヅラは無事だったんですかね!?」
日向翔陽「時刻すんなよ」
日向翔陽「田中さ~~ん!」
影山飛雄「あさス!」
影山飛雄「あさス!」
田中龍之介「わはは!なんて良い先輩なんだ俺!田中先輩と呼べ!」
日向・影山「田中先輩!」
田中龍之介「わはは!もう一回」
日向・影山「田中先輩!」
田中龍之介〈確かにいつもより厳しいっスね、大地さん〉
菅原孝支〈なんか特別な理由があんの?〉
澤村大地〈お前らも去年のあいつらの試合見ただろ。影山は中学生としてはズバ抜けた実力を持っていた筈なのにいまいち結果は残せていない。そんであの個人主義じゃ中学のリピートだ。チームの足を引っぱりかねない〉
菅原孝支〈なんか特別な理由があんの?〉
澤村大地〈お前らも去年のあいつらの試合見ただろ。影山は中学生としてはズバ抜けた実力を持っていた筈なのにいまいち結果は残せていない。そんであの個人主義じゃ中学のリピートだ。チームの足を引っぱりかねない〉
澤村大地〈そして影山は自分のトスを打てる速いスパイカーを求めてる〉
澤村大地〈あいつら単独じゃあ不完全だけど、才能を合わせたら、コンビネーションが使えたら〉
澤村大地〈烏野は爆発的に進化する!〉
日向翔陽「フザけんな!おれが一番乗りだ」
影山飛雄「もう田中さんが入ってるから一番じゃねえだろ!」