🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第1期9話 ネタバレ♦放送日(Airdate) : 2014年6月日
第1期9話 エースへのトス
"A Toss to the Ace"🔷清水潔子 Shimizu Kiyoko CV.名塚佳織
日向翔陽「よっしゃ!対音駒戦も速攻決めるぞォーッ!」
東峰旭「(ネコ!?あの音駒と試合!?)」
澤村大地「ゴールデンウィーク最終日に練習試合なんだ」
東峰旭「ゲッ」
澤村大地「今別に怒ってないだろ!」
澤村大地「まあ俺達からすれば音駒の事って昔話みたいな感じで聞いてたし、今の代に烏野と音駒に何か因縁があるワケじゃない。でも“ネコ対烏!ゴミ捨て場の決戦”よく話に聞いてたあのネコと今俺達が数年ぶりの再戦ってなるとちょっとテンション上がるよな」
東峰旭「……けど俺はスガにも西谷にも合わせる顔が無い」
澤村大地「まったくお前はデカイ図体して相変わらずへなちょこだな!西谷と対極にも程がある」
東峰旭「もう少し言葉をオブラートに包めよ」
澤村大地「安心しろ!スガは勿論西谷も問題ない!お前と違って懐が深いからな!」
東峰旭「お前…基本優しいキャラじゃなかったっけ?」
澤村大地「お前は対象外だ!へなちょこだから!」
澤村大地「お前は対象外だ!へなちょこだから!」
澤村大地「ひと月もサボった事とか、なんか色々気まずいとか、来辛いとか、そういうの関係無いからな。まだバレーが好きかもしれないなら戻って来る理由は十分だ」
烏養繋心「うわあああああ!」
烏養繋心「なっ…何してるっ!?」
武田一鉄「あっ、スミマセン。お客さんが居ないか確認を…」
烏養繋心「またコーチの話かよ」
烏養繋心「またコーチの話かよ」
武田一鉄「はい」
武田一鉄「何か嫌な思い出でも…?」
烏養繋心「その逆だ!あそこは青春が詰まっている」
烏養繋心「その逆だ!あそこは青春が詰まっている」
武田一鉄「じゃ何で…」
烏養繋心「な…んで今」
烏養繋心「ああ…」
烏養繋心「おい…」
武田一鉄「うわああすみません!」
烏養繋心「ふざけんな!そんなあからさまに煽られて俺が乗っかると思ってんのか!練習何時からだオラァァァ!」
武田一鉄「すみまーえっ?」
西谷夕「ブロックされたボールを拾いまくる特訓。ブロックフォローがちゃんとできればお前らももっと安心してスパイク打てるだろ」
田中龍之介「(こいつ見る度違うトコに青アザつくって…)」
田中龍之介「ノヤっさん!あんたマジカッチョイイ奴っ」
烏養繋心「何だ?ワケありか?怪我か?」
澤村大地「いや、そういうワケじゃないんですが…」
烏養繋心「何だ~怪我じゃねぇの?よくわかんねぇけど、町内会チームに入ってくれよ。こっちのリベロ仕事で来らんないんだよ」
東峰旭「あっ、ウィングスパイカー…」
烏養繋心「人足んねえんだ!さっさと入ってアップとれ!すぐすぐ!」
烏養繋心「人足んねえんだ!さっさと入ってアップとれ!すぐすぐ!」
菅原孝支「…俺は…影山が入って来て…正セッター争いしてやるって思う反面どっかで…ほっとしてた気がする。セッターはチームの攻撃の軸だ。一番頑丈でなくちゃいけない」
菅原孝支「でも俺はトスを上げる事にビビってた…俺のトスでまたスパイカーが何度もブロックに捕まえるのが恐くて…圧倒的な実力の影山の陰に隠れて…安心してたんだ…スパイクがブロックに捕まる瞬間考えると今も恐い」
菅原孝支「けど、もう一回俺にトス上げさせてくれ旭!」
菅原孝支「だから俺はこっちに入るよ。影山、負けないからな」
影山飛雄「俺もっス」
菅原孝支「西谷ナイスレシーブ頼むよ!」
菅原孝支「ありがとうございますっ」
日向翔陽「菅原さんの速攻っ!」
日向翔陽「菅原さんの速攻っ!」
菅原孝支「おう!つっても町内会チームの人達がうまく合わせとくれてるんだけとな~さすがベテランて感じだ」
菅原孝支「でも速攻もどんどん使って強気で攻撃組立てて行かないと、またエースに頼りきりの試合になっちゃうからな」
西谷夕「スガさん、カッチョ良くなったっスねっ」
菅原孝支「でも速攻もどんどん使って強気で攻撃組立てて行かないと、またエースに頼りきりの試合になっちゃうからな」
西谷夕「スガさん、カッチョ良くなったっスねっ」
菅原孝支「エッ、そお!?西谷に言われるとなんか嬉しいな」
東峰旭「(スガ…ちょっと見ないうちに頼みしくなった。西谷の頼もしさは相変わらずだ。なのに俺はフラフラ戻って来て成り行きだけでまたコートに立ってる。情けないと思う)」
東峰旭「(けど…)」
東峰旭「(やっぱりここが好きだ)」
菅原孝支「もう一本!」
東峰旭「(スガ…ちょっと見ないうちに頼みしくなった。西谷の頼もしさは相変わらずだ。なのに俺はフラフラ戻って来て成り行きだけでまたコートに立ってる。情けないと思う)」
東峰旭「(けど…)」
東峰旭「(やっぱりここが好きだ)」
菅原孝支「もう一本!」
「ああ、すげぇレベル高い」
「けど攻撃がなあ…」
東峰旭「(またブロック…もう何本目かもわかんねえ)」
東峰旭「(何でもトスを呼んだ。“俺に持って来い。俺が決めてやる”。だけど最後の最後…トスを呼ぶのが怖くなった)」
西谷夕「旭さん!?」
菅原孝支「旭?」
澤村大地「スガ!ライト!」
西谷夕「くそっ!ブロックのフォロー…全然できなかった…」
東峰旭「何でだ!何で責めない!?俺のせいで負けたんだろうが!お前がいくら拾ったってスパイクが決まんなきゃ意味無いんだよ!」
澤村大地「旭!」
西谷夕「意味ないってなんですか…じゃあ何で最後トス呼ばなかったんですか…打てる体勢でしたよね」
菅原孝支「やめろよ西谷!俺が旭にばっかりボール集めたから疲れて…」
東峰旭「俺に上げたってどうせ決めらんねーよ」
西谷夕「打ってみなきゃわかんねえだろうが!次は決まるかもしれないじゃねーか!」
西谷夕「俺が繋いだボールをアンタが勝手に諦めねなよ!」
田中龍之介「ノヤ!」
西谷夕「俺はリベロだ!守備の要でチームの要だ!けど!……俺に点は稼げない…俺は攻撃ができない…でもどんなにスパイクが決まんなくなったって責めるつもりなんか微塵も無え」
西谷夕「打ってみなきゃわかんねえだろうが!次は決まるかもしれないじゃねーか!」
西谷夕「俺が繋いだボールをアンタが勝手に諦めねなよ!」
田中龍之介「ノヤ!」
西谷夕「俺はリベロだ!守備の要でチームの要だ!けど!……俺に点は稼げない…俺は攻撃ができない…でもどんなにスパイクが決まんなくなったって責めるつもりなんか微塵も無え」
西谷夕「だけど!勝手に諦めんのは許さねえよ」
西谷夕「昨日何で部活来なかったんですか?新年度になったらすぐにインターハイなんですよ」
東峰旭「決まんないスパイク打ったって楽しくないからな」
東峰旭「(何言ってんだ…そんな事少しも思ってねぇ)」
東峰旭「お前だって拾っても点に繋がんないなら虚しいだろ」
東峰旭「(やめろ…西谷はそんな風に思う奴じゃない)」
東峰旭「スガも俺が止められる度責任感じて」
西谷夕「昨日何で部活来なかったんですか?新年度になったらすぐにインターハイなんですよ」
東峰旭「決まんないスパイク打ったって楽しくないからな」
東峰旭「(何言ってんだ…そんな事少しも思ってねぇ)」
東峰旭「お前だって拾っても点に繋がんないなら虚しいだろ」
東峰旭「(やめろ…西谷はそんな風に思う奴じゃない)」
東峰旭「スガも俺が止められる度責任感じて」
西谷夕「他の奴がどう思うかなんて関係ねえよ!」
西谷夕「うるせえっ!」
西谷夕「アンタはまたスパイク決めたいって思わないのかよ!」
東峰旭「……思うよ。何回ぶつかったとしてももう一回打ちたいと思うよ!」
西谷夕「それならいいです。それが聞ければ十分です」
西谷夕「(俺の仕事はただひたすら繋ぐ事。空はスパイカーの領域で俺はそこで戦えないけど)」
「ロン毛の兄ちゃん!ラスト頼む!」
影山飛雄「止めんぞ!」
西谷夕「アンタはまたスパイク決めたいって思わないのかよ!」
東峰旭「……思うよ。何回ぶつかったとしてももう一回打ちたいと思うよ!」
西谷夕「それならいいです。それが聞ければ十分です」
西谷夕「(俺の仕事はただひたすら繋ぐ事。空はスパイカーの領域で俺はそこで戦えないけど)」
「ロン毛の兄ちゃん!ラスト頼む!」
影山飛雄「止めんぞ!」
田中龍之介「ノヤっさ~~ん!」
西谷夕「壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるから、だから」
西谷夕「だからもう一回トスをよんでくれエース!」
影山飛雄「菅原さん!もう一回!決まるまで!」
月島蛍「ドSだね~王様」
東峰旭「スガァーーーーッ!」
東峰旭「もう一本!」
菅原孝支「(エースが待ってる…トスを呼んでる…)」
菅原孝支「(ネットから少し離した高めのトス。何本も何本も上げて来た旭の得意なトス)」
菅原孝支「(単純なこのトスでも精一杯丁寧に)」
月島蛍「君、向こうのチームに肩入れしてんの?悪いけどまた止めるよ?」
影山飛雄「当然だ。手なんか抜いたら何の意味も無えよ」
田中龍之介「うおおおおおおおお!」
東峰旭「(頼もしい背中の守り)」
東峰旭「(俺の為の一番打ち易いトス。不足なんてない)」
東峰旭「(単純で当たり前の事をいつの間にか忘れてた)」