「久しぶりじゃないか乙骨」
乙骨憂太「こっちに来ないで」
「オイオイ寂しい事言うなよ~」
乙骨憂太「駄目だってば」
「俺がどれだけオマエを殴りたかったか、もっと俺の気持ちを想像してくれ」
乙骨憂太「やめて」
「こんなに焦らされたらうっかり殺しちゃうぞ?」
「しかし本人が了承した」
五条悟「未成年16歳の子供ですよ。逆に何人呪い殺されるか分かりません。現に2級呪術師が3人、1級呪術師が1人返り討ちにあってるんです」
「ではやはり…」
五条悟「ええ、乙骨憂太は呪術高専で預かります」
五条悟「これは何かな?乙骨憂太君」
乙骨憂太「ナイフ…だったものです」
乙骨憂太「死のうとしました…でも里香ちゃんに邪魔されました」
五条悟「暗いね…今日から新しい学校だよ」
乙骨憂太「行きません…もう誰も傷つけたくありません…だからもう…外には出ません」
五条悟「ええ、乙骨憂太は呪術高専で預かります」
五条悟「これは何かな?乙骨憂太君」
乙骨憂太「ナイフ…だったものです」
乙骨憂太「死のうとしました…でも里香ちゃんに邪魔されました」
五条悟「暗いね…今日から新しい学校だよ」
乙骨憂太「行きません…もう誰も傷つけたくありません…だからもう…外には出ません」
五条悟「でも一人は寂しいよ?」
パンダ「聞いたか?今日くる転校生…クラスメイト4人をロッカーに詰めたんだと」
禪院真希「殺したの?」
狗巻棘「ツナマヨ?」
五条悟「日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10,000人を超える。そのほとんどが人の肉体から抜け出した負の感情、呪いの被害だ」
五条悟「中には呪詛師による悪質なものもある。呪いに対抗できるのは同じ呪いだけ。ここは呪いを祓うために呪いを学ぶ都立呪術高等専門学校だ」
乙骨憂太「(事前に言ってよ)」
祈本里香「ゆうだをををを」
『記録、6年前宮城県仙台市』
禪院真希「早く言えよ」
五条悟「コイツら反抗期だから僕がちゃちゃっと紹介するね」
乙骨憂太「(この先生が悪い気がする…)」
五条悟「呪具使い、禪院真希、呪いを祓える特別な武具を扱うよ」
五条悟「呪言師、狗巻棘、おにぎりの具しか語彙がないから会話頑張って」
五条悟「コイツら反抗期だから僕がちゃちゃっと紹介するね」
乙骨憂太「(この先生が悪い気がする…)」
五条悟「呪具使い、禪院真希、呪いを祓える特別な武具を扱うよ」
五条悟「呪言師、狗巻棘、おにぎりの具しか語彙がないから会話頑張って」
狗巻棘「こんぶ」
パンダ「パンダだ。よろしく頼む」
五条悟「とまぁ、こんな感じ」
五条悟「とまぁ、こんな感じ」
禪院真希「ゲッ!」
乙骨憂太「あ…あの…よ…よろしくお願いします」
禪院真希「なんで守られてるくせに被害者ヅラしてんだよ。ずっと受け身で生きて来たんだろ。なんの目的もなくやってけるほど呪術高専は甘くねぇぞ」
パンダ「真希、それくらいにしろ」
狗巻棘「おかか!」
禪院真希「わかったよ!うるせぇな」
乙骨憂太「ここは?」
五条悟「ただの小学校だよ。ただの校内で児童が失踪する小学校」
乙骨憂太「失踪!?」
五条悟「場所が場所だからね。恐らく自然発生した呪いによるものだろう」
五条悟「場所が場所だからね。恐らく自然発生した呪いによるものだろう」
乙骨憂太「子供が呪いに攫われたって事ですか?」
五条悟「そう、今んとこ二人」
禪院真希「大勢の思い出になる場所にはな、呪いが吹き溜まるんだよ。学校、病院、何度も思い出されその度に負の感情の受け皿となる。それが積み重なると今回みたいに呪いが発生するんだ」
五条悟「呪いを祓い子供を救出。死んでたら回収だ」
禪院真希「大勢の思い出になる場所にはな、呪いが吹き溜まるんだよ。学校、病院、何度も思い出されその度に負の感情の受け皿となる。それが積み重なると今回みたいに呪いが発生するんだ」
五条悟「呪いを祓い子供を救出。死んでたら回収だ」
乙骨憂太「こっちに来る!どどどどどうしよう!」
禪院真希「苗字で呼ぶな」
乙骨憂太「え?英検?」
禪院真希「ま、前歴なしで入学なら四級…特級!?」
禪院真希「クソ!呪具落とした!出せゴラァ!」
乙骨憂太「ここは?」
禪院真希「よくねぇよ。ちゃんと見ろ」
禪院真希「どうにも!助けを待つしかねぇよ…誰もがオマエみてぇに呪いに耐性があるわけじゃねーんだよ」
乙骨憂太「禪院さん!」
乙骨憂太「何だこの傷…呪いがかかってるのか!?」
「お姉ちゃん死んじゃうの?ねぇ…助けてよお兄ちゃん」
乙骨憂太「そんなこと言ったって…無理」
禪院真希「乙骨!オマエマジで何しにきたんだ、呪術高専によ!何がしたい!何が欲しい!何を叶えたい!」
乙骨憂太「僕は…もう誰も傷つけたくなくて…閉じこもって消えようとしたんだ…でも“一人は寂しい”って言われて言い返せなかったんだ…」
乙骨憂太「誰かと関わりたい!誰かに必要とされて生きてていいって…」
乙骨憂太「自信が欲しいんだ…」
乙骨憂太「誰かと関わりたい!誰かに必要とされて生きてていいって…」
乙骨憂太「自信が欲しいんだ…」
乙骨憂太「力を貸して」