パンダ「棘の呪言はなァ」
パンダ「境遇としては憂太にかなり近い」
乙骨憂太「うん、僕こそ」
五条悟「うん、わかった、ありがとう」
伊地知潔高「申し訳ございません。検証の結果、何者かが私の帳の上から二重に帳を下ろしていた事が判明しました。加えて予定にない準1級レベルの呪いの発生…」
伊地知潔高「全ては私の不徳の致すところ…なんなりと処分を」
五条悟「いやいい、相手が悪過ぎた」
伊地知潔高「…と、申しますと?犯人に心当たりが…」
五条悟「夏油傑…4人の特級術師が一人」
五条悟「百を超える一般人を呪殺し呪術高専を追放された最悪の呪詛師だよ」
夏油傑「えーと、お宅の娘さんが霊に取り憑かれていると…そういうわけだね?サトウさん」
「あ、はい、いや私斉藤です」
五条悟「夏油傑…4人の特級術師が一人」
五条悟「百を超える一般人を呪殺し呪術高専を追放された最悪の呪詛師だよ」
夏油傑「えーと、お宅の娘さんが霊に取り憑かれていると…そういうわけだね?サトウさん」
「あ、はい、いや私斉藤です」
夏油傑「これはこれは金森さん、そんなに慌ててどうされました?」
菅田真奈美「ざっと一億とんで500万ですね。しかし、ここ半年間の寄付はありません」
夏油傑「だから言っているだろう。彼らは猿だ」
夏油傑「時がきたよ、家族達」
夏油傑「猿の時代に幕を下ろし、呪術師の楽園を築こう」
夏油傑「まずは手始めに、呪術界の要呪術高専を落とす」
パンダ「どーした憂太」
夏油傑「時がきたよ、家族達」
夏油傑「猿の時代に幕を下ろし、呪術師の楽園を築こう」
夏油傑「まずは手始めに、呪術界の要呪術高専を落とす」
パンダ「どーした憂太」
パンダ「気のせいだな」
禪院真希「まぁ、里香みたいのが常に横にいりゃ鈍くもなるわな」
狗巻棘「ツナ」
五条悟「学長、残念ながらそれはあり得ないです。直接現場を確認しました。僕が傑の呪力の残穢を間違えるわけないでしょ」
夜蛾正道「ガッデム!噂をすればだ!校内の準一級以上の術師を正面ロータリーに集めろ!」
禪院真希「珍しいな」
夜蛾正道「ガッデム!噂をすればだ!校内の準一級以上の術師を正面ロータリーに集めろ!」
禪院真希「珍しいな」
パンダ「憂太の勘が当たった」
狗巻棘「しゃけ」
狗巻棘「しゃけ」
パンダ「見ない呪いだしな」
狗巻棘「すじこ」
狗巻棘「こんぶ」
乙骨憂太「え?」
禪院真希「殴られる前にさっさと帰んな!憂太さんに!」
乙骨憂太「ええっ!?」
夏油傑「はじめまして乙骨君。私は夏油傑」
禪院真希「(速い)」
夏油傑「君はとても素晴らしい力を持っているね。私はね、大いなる力は大いなる目的のために使うべきだと考える」
夏油傑「今の世界に疑問はないかい?一般社会の秩序を守るため、呪術師が暗躍する世界さ」
夏油傑「つまりね、強者が弱者に適応する矛盾が成立してしまっているんだ。なんって嘆かわしい!」
夏油傑「万物の霊長が自ら進化の歩みを止めてるわけさ…ナンセンス!そろそろ人類も生存戦略を見直すべきだよ」
乙骨憂太「何をですか?」
禪院真希「(…何)」
パンダ「(言ってんだ…)」
五条悟「僕の生徒にイカレた思想を吹き込まないでもらおうか」
夏油傑「悟~久しいね~」
五条悟「まずその子達から離れろ、傑」
夏油傑「今年の一年は粒揃いと聞いたが、成程君の受け持ちか」
夏油傑「特級被呪者」
夏油傑「突然変異呪骸」
パンダ「(言ってんだ…)」
五条悟「僕の生徒にイカレた思想を吹き込まないでもらおうか」
夏油傑「悟~久しいね~」
五条悟「まずその子達から離れろ、傑」
夏油傑「今年の一年は粒揃いと聞いたが、成程君の受け持ちか」
夏油傑「特級被呪者」
夏油傑「突然変異呪骸」
禪院真希「テメェ」
夏油傑「発言には気をつけろ。君のような猿は私の世界にはいらないんだから」
乙骨憂太「ごめんなさい。夏油さんが言ってることはまだよく分かりません」
乙骨憂太「でも、友達を侮辱する人の手伝いは僕にはできない」
夏油傑「すまない。君を不快にさせるつもりはなかった」
五条悟「じゃあ一体、どういうつもりでここに来た」
夏油傑「宣戦布告さ」
夏油傑「お集りの皆々様、耳の穴かっぽじってよーく聞いて頂こう」
夏油傑「来たる12月24日」
夏油傑「日没と同時に我々は百鬼夜行を行う」
夏油傑「場所は呪いの坩堝、東京新宿」
夏油傑「呪術の聖地、京都。各地に千の呪いを放つ」
夏油傑「下す命令は勿論鏖殺だ。地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい」
夏油傑「思う存分、呪い合おうじゃないか」
枷場菜々子「あー!夏油様、お店閉まっちゃう!」
夏油傑「もうそんな時間か、すまないね悟。彼女達が竹下通りのクレープを食べたいときかなくてね、お暇させてもらうよ」
五条悟「このまま行かせるとでも?」
五条悟「何が言いてんぇんだよ」
夏油傑「生き方は決めた。後は自分にできる事を精一杯やるさ」
伊地知潔高「夏油傑、呪霊操術を操る特級呪詛師です」
伊地知潔高「主従制約のない自然発生した呪いなどを取り込み操ります」
伊地知潔高「設立した宗教団体を呼び水に信者から呪いを集めていたようです」
伊地知潔高「元々所持していた呪いもあるハズですし」
伊地知潔高「夏油傑、呪霊操術を操る特級呪詛師です」
伊地知潔高「主従制約のない自然発生した呪いなどを取り込み操ります」
伊地知潔高「設立した宗教団体を呼び水に信者から呪いを集めていたようです」
伊地知潔高「元々所持していた呪いもあるハズですし」
伊地知潔高「ここ数年、呪いの報告数が減少傾向にあった事も考慮すると」
夜蛾正道「だとしても統計的にそのほとんどが2級以下の雑魚。術師だってどんなに多く見積もっても50そこらだろ」
五条悟「そこが逆に怖い所ですね。アイツが素直に負け戦を仕掛けるとは思えない」
夜蛾正道「ガッデム!OB・OG、それから御三家!アイヌの呪術連にも協力を要請しろ!総力戦だ!今度こそ夏油という呪いを完全に祓う!」
夏油傑「とか息巻いてんだろうな、あの脳筋学長」
夏油傑「お互い本気で殺り合ったら、こっちの勝率は3割ってとこかな」
夏油傑「呪術連まで出てきたら2割にも満たないだろうね」
夏油傑「だが、そのなけなしの勝率を9割9分まで引き上げる手段が1つだけあるんだよ」
夏油傑「学生時代のブラフをまだ信じているとは、めでたい連中だ」
夏油傑「主従制約があろうとなかろうと」
夏油傑「首を私とすげ替えてしまえば呪いなんていくらでも取り込めるんだ」