🖊原作者(Original Story) : 古舘春一 Furudate Haruichi
TVアニメ『ハイキュー!!』 第1期22話 ネタバレ♦放送日(Airdate) : 2014年8月31日
第1期22話『進化』 Evolution
🔷縁下力 Ennoshita Chikara(WS) CV.増田俊樹
🔷及川徹 Oikawa Toru(S) CV.浪川大輔
🔷岩泉一 Iwaizumi Hajime(WS) CV.吉野裕行
🔷松川一静 Matsukawa Issei(MB) CV.祐仙勇
🔷花巻貴大 Hanamaki Takahiro(WS) CV.櫻井トオル
🔷金田一勇太郎 Kindaichi Yutaro(MB) CV.古川慎
日向翔陽「お前っ、何企んでるっ!?そうはいかないぞっ!」
田中龍之介「日向逃げすぎ!」
西谷夕「翔陽、これは企んでる顔じゃなくて笑顔だぞ多分」
菅原孝支「けっこう緊張したんだからな~去年のインターハイまでは当然3年生が居たから俺公式戦はそんなに出てないんだよ。悔しいけど影山の方が場数多く踏んでんじゃないかな」
月島蛍「の割には大分テンパッてましたけどね影山。で、その王様早速サーブですけど、大丈夫ですかね?」
菅原孝支「影山うれしそうだな」
山口忠「ですね」
菅原孝支「なんか安心するわー」
山口忠「何がですか?」
花巻貴大「(来い?)」
月島・山口「(カゲヤマトビウオ)」
菅原孝支「(お前だって日向との攻撃なら)」
菅原孝支「(最強なんだ)」
日向翔陽「ギャッ!」
烏養繋心「(よーし…20点台…で、問題はこっからかな?)」
田中龍之介 「何で月島VS影山みたいになってんだ!」
影山飛雄「トスは?」
東峰旭「もうちょい高く頼む」
及川徹「うん、単純に飛雄はあのノッポ君が苦手なんじゃない?」
及川徹「昨日の試合も今日もマトモにコミュニケーションとってる感じじゃない。多分飛雄は烏野のスパイカーの中で一番あのノッポ君を上手に使えない」
松川一静「やっぱお前とはトモダチになりたくねーなー」
及川徹「昨日の試合も今日もマトモにコミュニケーションとってる感じじゃない。多分飛雄は烏野のスパイカーの中で一番あのノッポ君を上手に使えない」
松川一静「やっぱお前とはトモダチになりたくねーなー」
及川徹「なんで!」
花巻貴大「弱みとか握られそうじゃん」
月島蛍「なに」
田中龍之介「何ですかコラ」
月島蛍「“黙ってこのトス打て庶民”って言われてるみたいで腹立つ」
影山飛雄「あ゛!?」
菅原孝支「(また月島は!言い方!言い争いしてる余裕はないんだよ)」
影山飛雄「どういう意味だ?」
月島蛍「……こっちにもやり方があるから、トスは一定にしてほしい」
武田一鉄「あの…どういう…?」
月島蛍「“黙ってこのトス打て庶民”って言われてるみたいで腹立つ」
影山飛雄「あ゛!?」
菅原孝支「(また月島は!言い方!言い争いしてる余裕はないんだよ)」
影山飛雄「どういう意味だ?」
月島蛍「……こっちにもやり方があるから、トスは一定にしてほしい」
武田一鉄「あの…どういう…?」
烏養繋心「多分影山は月島にAクイックを上げる時、打つコースさえもトスで指示を出してる」
烏養繋心「トスの位置がボール一個分セッター側ならクロス。遠ければターンって感じで。影山は当然決まりやすいと思った方に打たそうとしてる。でも月島はそれが打ち辛いってことなんじゃねーかな」
月島蛍「考えてるのは君だけじゃない。相手の守備の形…自分が今日よく決まってる攻撃…皆何かしら考えてる。日向ですら一応何か考えてるから普通の速攻を使えるようになったんデショ。辛うじてだけど」
日向翔陽「ですらって何だ!辛うじてって何だ!」
影山飛雄「わかった」
烏養繋心「トスの位置がボール一個分セッター側ならクロス。遠ければターンって感じで。影山は当然決まりやすいと思った方に打たそうとしてる。でも月島はそれが打ち辛いってことなんじゃねーかな」
月島蛍「考えてるのは君だけじゃない。相手の守備の形…自分が今日よく決まってる攻撃…皆何かしら考えてる。日向ですら一応何か考えてるから普通の速攻を使えるようになったんデショ。辛うじてだけど」
日向翔陽「ですらって何だ!辛うじてって何だ!」
影山飛雄「わかった」
縁下力「直前まで強打かと思った…」
菅原孝支「月島、相手を出し抜いた時イキイキするな~」
菅原孝支「月島、相手を出し抜いた時イキイキするな~」
日向翔陽「イキイキ?」
山口忠「解かり辛いけどあれはけっこうノッてる顔!」
「でも青城ブロック高いし、やっぱ真っ向勝負避けてんじゃない?」
「フェイントならある程度逃げられるもんな」
東峰旭「っしゃあああ!」
渡親治「(よし、今度は拾える)」
月島蛍〈皆何かしら考えてる〉
渡親治「(また11番!)」
入畑伸照「いかん!出過ぎるな!」
西谷夕「うおっしゃあああ!」
東峰旭「っしゃあああ!」
渡親治「(よし、今度は拾える)」
月島蛍〈皆何かしら考えてる〉
渡親治「(また11番!)」
入畑伸照「いかん!出過ぎるな!」
西谷夕「うおっしゃあああ!」
及川徹「俺の笑顔はいつも真っすぐ純粋だよ!」
『及川徹は基本的にヘラヘラしている男だ。でもそいつが笑わない時期があった』
『人より体格に優れていた』
『センスにも恵まれていた』
『とくに中学へ上ってからの上達ぶりは群を抜いていた』
『それでも超えられない壁は常にあった。“怪童”牛島若利を迎えて県内最強と言われる様になった白鳥沢学園中等部』
『人より体格に優れていた』
『センスにも恵まれていた』
『とくに中学へ上ってからの上達ぶりは群を抜いていた』
『それでも超えられない壁は常にあった。“怪童”牛島若利を迎えて県内最強と言われる様になった白鳥沢学園中等部』
及川徹「何で勝てないんだ!」
『対戦すれば負けた。1セットすら獲れなかった』
『対戦すれば負けた。1セットすら獲れなかった』
影山飛雄「秋山小出身、影山飛雄です。バレーは小2からです。宜しくお願いします」
『背後に天才が現れた。そのセンスは圧倒的に輝いていた』
『及川はそれまで以上に練習に打ち込む様になった』
岩泉一「オーバーワークだぞ!昨日も監督に注意されたろうが!」
岩泉一「ケガしたら元も子もねえんだボゲ!」
岩泉一「オラ終わりだ!ストレッチ!」
『ひたすら焦っている様だった』
岩泉一「オーバーワークだぞ!昨日も監督に注意されたろうが!」
岩泉一「ケガしたら元も子もねえんだボゲ!」
岩泉一「オラ終わりだ!ストレッチ!」
『ひたすら焦っている様だった』
影山飛雄「はい」
岩泉一「影山、悪いけど今日は終わりだ」
及川徹「今の俺じゃ白鳥沢に勝てないのに余裕なんかあるわけない!おれは勝って全国に行きたいんだ!勝つ為に俺はもっと」
岩泉一「俺が俺がってウルセェエエ!」
岩泉一「てめえ一人で戦ってるつもりか!冗談じゃねーぞボゲェッ」
岩泉一「てめーの出来が=チーム出来だなんて思い上ってんならぶん殴るぞ!」
岩泉一「俺が俺がってウルセェエエ!」
岩泉一「てめえ一人で戦ってるつもりか!冗談じゃねーぞボゲェッ」
岩泉一「てめーの出来が=チーム出来だなんて思い上ってんならぶん殴るぞ!」
及川徹「もう殴ってるよ!」
岩泉一「1対1で牛島に勝てる奴なんかウチには居ねえよ!けど!バレーはコートに6人だべや!」
岩泉一「相手が天才1年だろうがウシワカだろうが6人で強い方が強いんだろうがボゲが!」
及川徹「6人で強い方が強い…ふ…ふふふ」
岩泉一「1対1で牛島に勝てる奴なんかウチには居ねえよ!けど!バレーはコートに6人だべや!」
岩泉一「相手が天才1年だろうがウシワカだろうが6人で強い方が強いんだろうがボゲが!」
及川徹「6人で強い方が強い…ふ…ふふふ」
岩泉一「スマン、強く頭突きしすぎたか」
「及川、1年にカラむんじゃねえ」
『中学最後の大会、対白鳥沢中等部、初めて1セットを獲った』
『結果は白鳥沢に次いで2位。及川はベストセッター賞を獲得した』
及川徹「この賞はウチのスパイカーが一番力を発揮してたって証拠だ」
『中学最後の大会、対白鳥沢中等部、初めて1セットを獲った』
『結果は白鳥沢に次いで2位。及川はベストセッター賞を獲得した』
及川徹「この賞はウチのスパイカーが一番力を発揮してたって証拠だ」
岩泉一「それでもウシワカは更にその上かよクッソ…」
及川徹「高校に行ったら今度こそ白鳥沢凹ましてやる!」
岩泉一「当然だ!」
影山飛雄「ティッシュ使いますか」
西谷夕「(このサーブミスったらセット落とすのになんつーサーブだ!すげぇコイツ)」
月島蛍「(レシーブはきれいにセッターに返った。決定率が高いのはセンターからの速攻!)」
影山飛雄「(だろう多分、俺だったらそうする!でも)」
影山飛雄「(追い込まれたこの場面、及川さんは)」
影山飛雄「(岩泉さんに上げる!)」
「うおっしゃああああああああ!」
岩泉一「くっそがァァア!スマン!」
及川徹「ははは」
岩泉一「何笑ってんだ!ぶん殴るぞ!」
及川徹「すぐ殴るって言うのやめなよ岩ちゃん」
岩泉一「あ?」
岩泉一「あってたまるかそんなもの」
及川徹「そういう総合的な判断をしてきたって事。あの爽やか君が飛雄に何を教えた。ただの独裁の王様がマトモな王様になろうとしてる」
及川徹「なんだこれ、すごいムシャクシャしてんのにこの感じ」
及川徹「はやく、早くやろう!ファイナルセット!」
及川徹「そういう総合的な判断をしてきたって事。あの爽やか君が飛雄に何を教えた。ただの独裁の王様がマトモな王様になろうとしてる」
及川徹「なんだこれ、すごいムシャクシャしてんのにこの感じ」
及川徹「はやく、早くやろう!ファイナルセット!」