TVアニメ『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』 第6話
♦放送日(Air date): 2022年11月7日
第6話 退去へのカウントダウン
キャスト
🔷犯沢さん HANZAWA CV.蒼井翔太
🔷阿笠博士 Agasa Hiroshi CV.緒方賢一
『黒にまみれた輩が暗躍する漆黒の町米花町』
『この町に殺意を持って降り立った1つの黒い影…』
犯沢「(おのれ何度見てもゼロだ!)
犯沢「(あれからあの店に行ってももぬけの殻)」
犯沢「(米花警察署に並んで被害届を出したが警察は殺人で手一杯)」
犯沢「(今の全財産は上京するとき母さんにもらった3万円のみ!)」
犯沢「(このお金はあの男を殺したあと地元へ帰る交通費にするつもりだったのに…いっそこのまま地元に帰ろうか…)」
犯沢「(いや、何弱気になってるんだ!とにかく仕事だ!次の家賃の支払い期日まで3週間!家賃滞納だけは避けねば!)」
犯沢「(とりあえずコンビニで求人情報誌を取ってこよう)」
「ショウタの失恋パーティーやってるよー!」
「犯沢さんも慰めてあげてー」
犯沢「(パリピ共は能天気でいいよな!そんなパーティーに使う金があるなら少し貸してくれてもいいだろうに!)」
「あ、そうだ、犯沢さんこの前のパーティー参加費3000円ね」
「あとユカの誕プレ代1500円」
犯沢「わ…悪いんだけどちょっと貸しといてくれないかな。ほらスリに遭っちゃって…来月には必ず払うから」
「犯沢さん」
「来月まで生きてる保証がどこにあるの!?ここは米花町だよ!貸すことはできない!私たちには“今”しかない!命懸けでパーティーしてんだよ!」
犯沢「(か…かっこいい!)」
「頂くよ!命懸けで割り勘してんだ!お釣りっ!」
犯沢「(残金2万5500円…米花町のパリピは容赦ない…!)」
犯沢「え…ええそうなんですよ」
管理人「期日を守れないときは即退去して貰います」
管理人「命懸けで管理人やってるんです!そういう契約ですから!」
犯沢「(もしこの米花町で家を失ったら…)」
犯沢「(間違いなく狩られる!)」
犯沢「(死ぬ気でバイトを探さないと死ぬ!)」
犯沢「(飲食清掃レジ打ち何でもいい!とにかく働ける所を…)」
犯沢「(でも待てよ。今すぐ働いても給料が入るのは1か月後…間に合わないぞ)」
犯沢「(短期・高収入・日払い…これだ!あるモノを運ぶだけの簡単なお仕事。日給1万1000円。秘密を守れる方、質問をしない方、音信不通でも騒ぐ身内がいない方大歓迎…地下であるモノを組み立てるお仕事」
犯沢「(この人は…!前にヤバいこと言ってたおじいさん!何か犯罪に関わっているに違いない!)」
阿笠博士「なぁに簡単な仕事じゃよ。実験の手伝いをしてもらいたいんじゃ。日給3万でどうじゃ?」
犯沢「(めちゃめちゃ怪しい!) 実験って何です?危険はあるんですか?」
阿笠博士「日給4万じゃ」
犯沢「(なぜ上がった?)」
犯沢「(だが日給4万なら家賃問題が一気に片付くじゃないか!) バイト内容を教えてください」
阿笠博士「わかった5万じゃ!」
犯沢「(怖い!)」
阿笠博士「やるのかやらないのか!」
犯沢「(私はこの町で生き抜くために…何だってやってやる!)」
犯沢「やります!」
阿笠博士「車に乗りなさい」
阿笠博士「この麻酔針…」
阿笠博士「ある人物に使い続けていたら耐性ができて効き目が悪くなってのう」
阿笠博士「ゾウをも眠らすこの威力」
阿笠博士「しかしたまーにうっかり別の人間に針を刺してしまうことがあってのう」
阿笠博士「今のところ幸い麻酔慣れしてる人に当たっているからいいのじゃが…」
阿笠博士「何の耐性もない人間がこれを打たれてどうなるか…」
阿笠博士「大丈夫、ちょっとチクッとするだけじゃ。あとは眠るように落ちるだけ…」
犯沢「うわああああ!」
「おーい、おーい」
「犯沢さん」
「犯沢さん3週間も眠ってたんだよー」
管理人「今日は家賃の期日ですが」
管理人「そういう契約ですから」
犯沢「ら…来月には必ず払いますので…」
『今月はどうにか乗り切ることができました』
犯沢「(命懸けで働くってこういうことか…!)」
阿笠博士「もう少し濃くても大丈夫じゃな…」
管理人「今日は家賃の期日ですが」
管理人「そういう契約ですから」
犯沢「ら…来月には必ず払いますので…」
『今月はどうにか乗り切ることができました』
犯沢「(命懸けで働くってこういうことか…!)」
阿笠博士「もう少し濃くても大丈夫じゃな…」