第3期5話 神樹② ~ピース~
Divine Tree 2 ~Peace~
キャスト
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
🔷暗田トメ Kurata Tome CV.種﨑敦美
🔷犬川豆太 Inukawa Mameta CV.山下誠一郎
🔷猿田尻彦 Saruta Shirihiko CV.濱野大輝
🔷雉子林春人 Kijibayashi Haruto CV.綿貫竜之介
エクボ〈初代教祖と認めて皆お前を見てる〉
影山茂夫「誰?サイコヘルメットさんですか?」
エクボ〈今まで浴びた事のない拍手喝采〉
エクボ〈どうよ?気分良いだろ〉
エクボ「だからもうブロッコリーじゃねぇって」
エクボ「これは人々の想いを吸収した結果、全く別ものになったんだ」
エクボ「サイコヘルメットという名の新たな神が具象的な存在として君臨する」
影山茂夫「神?ただの集団のまとめ役でしょ」
エクボ「一早く気づいて祭りを妨害しようとしてきた。こういうのは楽しんだモン勝ちなのに」
影山茂夫「それを霊幻師匠に言わせたのもお前だったのか…」
影山茂夫「エクボ」
エクボ「フフフ、ま、そうカリカリすんな。花沢は無事だ。それよりサイコヘルメット教に入れよ」
エクボ「これは人々の想いを吸収した結果、全く別ものになったんだ」
エクボ「サイコヘルメットという名の新たな神が具象的な存在として君臨する」
影山茂夫「神?ただの集団のまとめ役でしょ」
エクボ「一早く気づいて祭りを妨害しようとしてきた。こういうのは楽しんだモン勝ちなのに」
影山茂夫「それを霊幻師匠に言わせたのもお前だったのか…」
影山茂夫「エクボ」
影山茂夫「断るよ」
エクボ「まぁ今はそう言うと思ったぜ」
エクボ「でもよ、お前の家族も友達も誰も彼も」
エクボ「すでにサイコヘルメット様を信仰する事に幸せを感じる世界で生きているんだぜ」
エクボ「この町の中で取り残されたのは、シゲオお前だけだ。もう皆が戻ってくる事はないんだ。いつまでも意地を張んなよ」
影山茂夫「みんなエクボに洗脳されてるだけだ。そっちこそいい加減にしろよ」
エクボ「でもよ、お前の家族も友達も誰も彼も」
エクボ「すでにサイコヘルメット様を信仰する事に幸せを感じる世界で生きているんだぜ」
エクボ「この町の中で取り残されたのは、シゲオお前だけだ。もう皆が戻ってくる事はないんだ。いつまでも意地を張んなよ」
影山茂夫「みんなエクボに洗脳されてるだけだ。そっちこそいい加減にしろよ」
エクボ「怒ってんのか」
影山茂夫「怒ってるよ。当たり前だろ。すぐにみんなの目を覚まさせろ。律や霊幻師匠までどうやって洗脳したんだ!」
エクボ「第一段階は神樹に触れさせたり」
エクボ「その一部を経口摂取させるとか」
エクボ「物理的な接触から精神の中に侵入した」
エクボ「第二段階は、その場の集合意識に少数派の精神を巻き込む」
エクボ「霊幻もこれに捕まったな」
エクボ「場の空気に飲まれるってやつだ」
エクボ「そして今は第三段階に入った」
エクボ「強い信仰への熱が隣人から隣人へと伝播していく。国全体にサイコヘルメットへの信仰が広がるのも時間の問題だ」
エクボ「そうなったらすげぇぞ。俺様はマジで新しい神になれるんだ」
影山茂夫「よくわからないけど、神になったってそれこそ意味ないだろ。自分が何をやってるのかわかってないのか」
影山茂夫「怒ってるよ。当たり前だろ。すぐにみんなの目を覚まさせろ。律や霊幻師匠までどうやって洗脳したんだ!」
エクボ「第一段階は神樹に触れさせたり」
エクボ「その一部を経口摂取させるとか」
エクボ「物理的な接触から精神の中に侵入した」
エクボ「第二段階は、その場の集合意識に少数派の精神を巻き込む」
エクボ「霊幻もこれに捕まったな」
エクボ「そして今は第三段階に入った」
エクボ「強い信仰への熱が隣人から隣人へと伝播していく。国全体にサイコヘルメットへの信仰が広がるのも時間の問題だ」
エクボ「そうなったらすげぇぞ。俺様はマジで新しい神になれるんだ」
影山茂夫「よくわからないけど、神になったってそれこそ意味ないだろ。自分が何をやってるのかわかってないのか」
エクボ「あ?」
影山茂夫「町だってめちゃくちゃになってる」
エクボ「ああ…町が…ハハ…そいつは知らなかったな。そんなものは後で作り直せばいい」
影山茂夫「いいから今すぐ洗脳を解除しろ!」
エクボ「お前らしくない一方通行の感情論だな。大体洗脳というがそこまで悪いモンじゃねぇぞ。律や霊幻、肉体改造部の奴らのお前に対する態度だって変わらねぇ。ただサイコヘルメット教の信者になるだけだ」
影山茂夫「いいから今すぐ洗脳を解除しろ!」
エクボ「お前らしくない一方通行の感情論だな。大体洗脳というがそこまで悪いモンじゃねぇぞ。律や霊幻、肉体改造部の奴らのお前に対する態度だって変わらねぇ。ただサイコヘルメット教の信者になるだけだ」
影山茂夫「何が悪いって…エクボは卑怯だ」
影山茂夫「力を使って人の心を動かすのはみんな抵抗できなくてされるがままじゃないか」
エクボ「元々世の中には抵抗できない法律や社会の仕組みが存在するだろうが。無自覚であれば問題なんてハナから存在しねェ。お前だって俺様が従わなきゃ最後には力でねじ伏せるんじゃねぇのか」
影山茂夫「そうなったってしょうがない。家族や友人達が洗脳されてるんだから。今これでもかなり我慢してるんだよ」
花沢輝気「待ってよ影山君。エクボ君がやってる事は悪行という程でもなさそうだ」
影山茂夫「力を使って人の心を動かすのはみんな抵抗できなくてされるがままじゃないか」
影山茂夫「そうなったってしょうがない。家族や友人達が洗脳されてるんだから。今これでもかなり我慢してるんだよ」
花沢輝気「待ってよ影山君。エクボ君がやってる事は悪行という程でもなさそうだ」
影山茂夫「いや、今ならまだ間に合うんだよ。サイコヘルメット教はまだ本格的に始まってない」
花沢輝気「いいや、手を出せば終わる。キミとエクボ君の関係も、僕らの仲も全て終わる」
花沢輝気「キミが力尽くでサイコヘルメット教を解体させようというのなら僕はキミを止める」
花沢輝気「仮に僕を倒したとしても弟君や霊幻さんが黙って見過ごすわけがない。町のみんなもキミと対立する事になる」
影山茂夫「エクボ…お前は…」
エクボ「花沢にも悪意はない。お前のためを想って本心から説得してる」
花沢輝気「いいや、手を出せば終わる。キミとエクボ君の関係も、僕らの仲も全て終わる」
花沢輝気「キミが力尽くでサイコヘルメット教を解体させようというのなら僕はキミを止める」
花沢輝気「仮に僕を倒したとしても弟君や霊幻さんが黙って見過ごすわけがない。町のみんなもキミと対立する事になる」
影山茂夫「エクボ…お前は…」
エクボ「花沢にも悪意はない。お前のためを想って本心から説得してる」
影山茂夫「花沢君!正気になれ!」
エクボ「あいにく花沢は正気だ」
花沢輝気「大切なものが増えただけさ!影山君が諦めて帰るまで抵抗するよ!」
影山茂夫「…ごめん…」
エクボ「信じる者には神性が宿る」
エクボ「今の花沢は神懸かってるぜ」
花沢輝気「力が…溢れてくる」
影山茂夫「…花…沢…く…」
花沢輝気「ごめん」
花沢輝気「うわぁ…また神樹を傷つけてしまった」
花沢輝気「大切なものが増えただけさ!影山君が諦めて帰るまで抵抗するよ!」
影山茂夫「…ごめん…」
エクボ「信じる者には神性が宿る」
エクボ「今の花沢は神懸かってるぜ」
影山茂夫「…花…沢…く…」
花沢輝気「ごめん」
花沢輝気「うわぁ…また神樹を傷つけてしまった」
影山茂夫「(この根は危ない!)」
影山茂夫「ここから離れろ花沢君!」
花沢輝気「本気か影山君!?」
花沢輝気「サイコヘルメット様は僕の後ろに!」
花沢輝気「すごい!やっぱりキミはすごい!」
花沢輝気「ははははは」
影山茂夫「ここから離れろ花沢君!」
花沢輝気「本気か影山君!?」
花沢輝気「サイコヘルメット様は僕の後ろに!」
花沢輝気「すごい!やっぱりキミはすごい!」
花沢輝気「ははははは」
影山茂夫「エクボ!これは一体どういう事だ!」
エクボ「冷静になれよ。俺様が言っても聞かねぇんならあの子に頼むか。ツボミちゃんにお前を説得してもらえば少しは冷静になるんだろ?」
高嶺ツボミ「モブくん!サイコヘルメット教の皆に迷惑かけちゃ駄目でしょ!?いい加減空気を読もうよ」
エクボ「ってな!」
エクボ「おいおい、お前はツボミちゃんの事になるとすーぐ本気になるんだな。この際はっきり言っといてやるよ」
エクボ「冷静になれよ。俺様が言っても聞かねぇんならあの子に頼むか。ツボミちゃんにお前を説得してもらえば少しは冷静になるんだろ?」
高嶺ツボミ「モブくん!サイコヘルメット教の皆に迷惑かけちゃ駄目でしょ!?いい加減空気を読もうよ」
エクボ「ってな!」
エクボ「おいおい、お前はツボミちゃんの事になるとすーぐ本気になるんだな。この際はっきり言っといてやるよ」
エクボ「シゲオ、お前にはあの女はムリだ」
エクボ「高嶺ツボミはいらない物はいらないときっぱり言う人間だった」
エクボ「多少強引に飴を渡そうとしたら手を叩かれちまった」
エクボ「友達を通じて勧誘しても興味を示さなかった」
エクボ「お前が超能力を自慢した所で見向きもしないわけだ」
エクボ「仮にお前が体を鍛えた所であの子はシゲオを必要としないだろ」
エクボ「だが、今や彼女もサイコヘルメット教の仲間の一人だ!へっへっへっへ!」
エクボ「つまり、教祖としてのシゲオ様にならなびくかも知れねぇって話だ」
影山茂夫「つまらない」
エクボ「へェ、ほとんどの力を奪ったと思ったんだが、底力が結構残ってるもんだな」
エクボ「本体が出て来るにはまだ早かったかな」
エクボ「まぁいいか…今の俺様ならシゲオにも負けね…」
エクボ「ちょっ…」
エクボ「うおおおおお待てよ」
エクボ「いい気になるなよてめぇ!」
エクボ「神エクボ様だ!」
影山茂夫「だから何なんだよ」
エクボ「行くぜ!神叩き付け!」
エクボ「どうよ神の力?ギブアップ?」
エクボ「ちょっ…」
エクボ「うおおおおお待てよ」
エクボ「いい気になるなよてめぇ!」
エクボ「神エクボ様だ!」
影山茂夫「だから何なんだよ」
エクボ「行くぜ!神叩き付け!」
エクボ「知ってるぜシゲオ。お前がこの程度じゃ参らないって事ぐらいはよ (だがそろそろ限界だろ)」
エクボ「(爪のボス戦でエネルギーの底は見えたんだ。無尽蔵じゃなくちゃんと枯れる)」
エクボ「(最上啓示の精神攻撃にも負けそうだったし)」
エクボ「(無敵ってわけじゃねぇんだ)」
エクボ「(影山茂夫の倒し方は俺様が一番わかってる)」
影山茂夫「それが真の姿?そんなのがお前の正体?冗談だろ」
影山茂夫「力も行動も言葉も全部偽物だ!それが本当のエクボだと思わせるなよ」
影山茂夫「そんなの似合わない。許さない。認めない」
エクボ「何様だてめぇはああ!認めないだ!?俺様が求めて止まなかったものを軽々しく否定すんじゃねぇえ!」
エクボ「(爪のボス戦でエネルギーの底は見えたんだ。無尽蔵じゃなくちゃんと枯れる)」
エクボ「(最上啓示の精神攻撃にも負けそうだったし)」
エクボ「(無敵ってわけじゃねぇんだ)」
エクボ「(影山茂夫の倒し方は俺様が一番わかってる)」
影山茂夫「それが真の姿?そんなのがお前の正体?冗談だろ」
影山茂夫「力も行動も言葉も全部偽物だ!それが本当のエクボだと思わせるなよ」
影山茂夫「そんなの似合わない。許さない。認めない」