Chainsaw Man
🖊原作(Original Story) : 藤本タツキ(Fujimoto Tatsuki)
第3話 ニャーコの行方
Meowy's Whereabouts
🔷コウモリの悪魔 CV.松田健一郎
マキマ「民間が手をつけた悪魔を公安が殺すのは業務妨害。普通だったら逮捕されちゃうよ」マキマ「パワーちゃんはもうちょっと考えて行動しないといけないね。デンジくんも彼女を制御しないと」
デンジ「え?俺も?」
マキマ「パワーちゃんは魔人になる前は血の悪魔だったから血を使った戦いが得意なんだけど…すぐ興奮しちゃうしデビルハンターには向いてなかったのかな?」
パワー「きょっ…コイツが殺せって言ったんじゃあア~」
デンジ「はあ!?」
デンジ「言ってねぇ!よくそんな嘘が言えたもんだなあ!?」
パワー「嘘じゃないわい!言った!この人間が悪魔を殺せと言ったんじゃア!本当じゃあ!」
デンジ「怖っ!はぁ~!?マキマさんこの悪魔嘘つきですぜぇ!?逮捕だ逮捕!嘘なんとか罪で逮捕だテメエ!」
パワー「違う!コイツがやれって言ったんじゃ!悪魔は嘘をつけない!嘘をつくのは人間だけじゃ!」
デンジ「んな設定ねーよ!テメエが証拠だバーカ!嘘糞野郎がよお!」
パワー「人間は汚いウソをつく!ワシはやれって言われたんじゃ!」
パワー「人間は汚いウソをつく!ワシはやれって言われたんじゃ!」
デンジ「ワシとかなんじゃとかキャラ作りやがってよお!気持ち悪ぃなあ!」
パワー「みせ!みせっ見せるっ」
デンジ「ジュース飲めるなんてよぉ俺にとっちゃ夢みたいなことだぜ。だけどこのままヘマ続けたらジュース飲めなくなるどころの話じゃねえぞ?だからって嘘つき女と協力なんてできねえけどな」
パワー「ワシが仲よくできるのは猫だけじゃ。人間は嫌いじゃ!人間がワシに何かしたからではない。悪魔の本能みたいなもんで嫌いなんじゃ。そして悪魔も嫌いじゃ。悪魔がワシの飼ってたニャーコを連れ去ったからの!」
パワー「ニャーコを取り戻す前にワシはマキマに捕まってしまった…もう殺されてるかもしれんが諦めきれん。ワシは悪魔からニャーコを取り戻せるなら人間の味方でもなんでもしてやる!猫ごときにとウヌにはわからぬ感情じゃろうがな」
デンジ「1人じゃ外出もできねえのか?」
パワー「おう、ずっとここの中で退屈しとったわ」
パワー「ニャーコをさらった悪魔の場所はわかっとるんじゃ。問題はウヌしか戦えんことじゃ。ワシの姿を見られたらニャーコを盾にされちゃうからのぉ。そうなったら詰みじゃ」
デンジ「(ぜってぇ仲よくなれねえな、コイツ)」
早川アキ「デンジは不快なだけで面白くないですよ。どうしてそんなに期待をするんですか?」
マキマ「全ての悪魔は名前を持って生まれてくるの。その名前が恐れられているものほど悪魔自身の力も増すという。コーヒーは怖いイメージはまったくないからコーヒーの悪魔がいたら弱いだろうね。でも車の悪魔がいたらどうだろう…タイヤに轢かれて死ぬイメージがあるから強いかも」
マキマ「デンジくんはチェンソーの悪魔になれる。面白いと思うけどな」
早川アキ「面白いだけで使えないヤツですよ」
早川アキ「公安は目標や信念がある者だけしかいない。でもアイツはダラダラと生きたいだけだと言っていました」
早川アキ「公安にはふさわしくないです。それに悪魔と仲良くなれると思ってる。まだガキなんですよガキ」
パワー「ソコの家じゃ。あそこにニャーコと悪魔がいる」
デンジ「は~ん。じゃあさっさと行くか」
デンジ「貧血なるからチェンソーにゃなりたくねーな…」
パワー「おぉ?チェンソー?」
早川アキ「公安は目標や信念がある者だけしかいない。でもアイツはダラダラと生きたいだけだと言っていました」
早川アキ「公安にはふさわしくないです。それに悪魔と仲良くなれると思ってる。まだガキなんですよガキ」
デンジ「は~ん。じゃあさっさと行くか」
デンジ「貧血なるからチェンソーにゃなりたくねーな…」
パワー「おぉ?チェンソー?」
デンジ「設定~?」
パワー「言い間違いじゃ」
コウモリの悪魔「ずいぶんと私を待たせたな血の悪魔よ。逃げたのかと思ったぞ」
パワー「文句を言うな!ワシもやっと外に出られたんじゃ!望み通り人間を連れてきたぞ!コウモリ!」
パワー「言い間違いじゃ」
パワー「文句を言うな!ワシもやっと外に出られたんじゃ!望み通り人間を連れてきたぞ!コウモリ!」
コウモリの悪魔「貴様らにつけられた傷!この私を隠れざるをえなくさせた忌々しい傷だ!」
コウモリの悪魔「ぬっ!不味い!?」
コウモリの悪魔「不味い血でぇ!」
コウモリの悪魔「復活してしまったではないかアアア!口の中が気持ち悪い!他の人間で口直しをしなければ!」
パワー「よくワシの話を信用できたもんじゃの。やはり人間は愚かじゃ」
コウモリの悪魔「ん~?ああ…そういう話だったか」
パワー「ニャーコ!!」
ウモリの悪魔「私に不味い血を持ってきた罰がまだだったな」
パワー「ニャーコ」
パワー「ウヌの名はニャーコじゃ。猫にしてはウマそうな匂いじゃなぁ」
パワー「ひょろいなりじゃのぉ…」
パワー「もう少し太らせてから食ってやるか!」
パワー「早く大きくなれ!ニャーコを殺すのが楽しみじゃなあ」
パワー「目が合ったヤツはすべて殺してたからのお…悲鳴じゃない声を聞くのは不思議な感じじゃな…」
パワー「不思議な…」
コウモリの悪魔「血の悪魔よ、血が足りない。猫を殺されたくなければ人間を連れてこい」
コウモリの悪魔「不味い!不味い血ばかりだ!」
コウモリの悪魔「あああ!口の中が気持ち悪いぞ!子供の血でうがいをしなければ!うがいをしたあとは前菜に生娘だな。メインは肉付きのいい男。デザートは妊婦がいい…」
コウモリの悪魔「んん!?」
コウモリの悪魔「んん!?」
デンジ「とっとと逃げろ!」
コウモリの悪魔「これは切れるか!?」
デンジ「チェンソー引っ込めれたの!?」
コウモリの悪魔「体にそぐわぬ怪力!その力でなぜ人間を助ける!?」
デンジ「誰が助けたってェ~!?」
デンジ「野郎の命なんざぁあ!知るかア!」
コウモリの悪魔「まずは回復だ!タバコ臭い血だが今は許そう!」