第1063話 狙われたひよこ鑑定士
キャスト
『ひよこ鑑定士の全国チャンピオンである難波仁志の依頼を受け、オレ達はここ草野鶏卵の工場まで出向いていた』
毛利小五郎「で、そのひよこ鑑定士のあなたが私に一体何の用なんでしょうか」
難波仁志「実は…僕命を狙われているみたいなんです」
難波仁志「この数週間おかしなことが僕の周りで続いているんです。外を歩いていたらゴムまりのような砲丸が飛んできたり」
難波仁志「居眠りしていたら、遠くから虫眼鏡かなにかで」
難波仁志「手を焦がされたり」
難波仁志「いつの間にか置いてあったスマホが爆発したり」
難波仁志「毛利さんには原因の究明と同時に僕のボディガードを依頼したいんです!」
毛利小五郎「あなたも鑑定士なんですよね?」
中村隆司「ええ、でも正直難波さんの後釜を狙ってます」
平沢真美子「いい人ですよ。少なくとも私には親切にしてくれてます。と言っても私この前この会社入ったばかりなんですけどね」
毛利小五郎「どうしてこの会社に?」
平沢真美子「私もいつか鑑定士になりたいと思って」
コナン「ねぇおじさん、この会社以外の人にも話を聞いた方がよくない?」
平沢真美子「でしたら、いい人がちょうど会社に取材に来ていますよ」
北沢一正「へー!あなたがあの有名な名探偵の」
北沢一正「僕は“月刊ひよこ鑑定士の世界”という雑誌で記者兼カメラマン兼雑用やってます。北沢一正と申します」
中村隆司「ええ、でも正直難波さんの後釜を狙ってます」
平沢真美子「いい人ですよ。少なくとも私には親切にしてくれてます。と言っても私この前この会社入ったばかりなんですけどね」
毛利小五郎「どうしてこの会社に?」
平沢真美子「私もいつか鑑定士になりたいと思って」
コナン「ねぇおじさん、この会社以外の人にも話を聞いた方がよくない?」
平沢真美子「でしたら、いい人がちょうど会社に取材に来ていますよ」
北沢一正「僕は“月刊ひよこ鑑定士の世界”という雑誌で記者兼カメラマン兼雑用やってます。北沢一正と申します」
北沢一正「んー腕が悪いってわけじゃないけど、最盛期の岡部さんに比べてたら足元にも及ばないな」
北沢一正「全国大会七連覇、四年連続ノーミス、最速記録更新!あの頃はホント熱かったよな~」
難波仁志「毛利さん、さぁ行きますよ。午後から講演の依頼が入っているんです」
毛利小五郎「危ない!」
コナン「ねぇ、あの液体中身はなんだったの?」
北沢一正「全国大会七連覇、四年連続ノーミス、最速記録更新!あの頃はホント熱かったよな~」
難波仁志「毛利さん、さぁ行きますよ。午後から講演の依頼が入っているんです」
毛利小五郎「危ない!」
コナン「ねぇ、あの液体中身はなんだったの?」
毛利小五郎「鑑識員の分析によると塩素系の洗剤だそうだ」
コナン「目に入れば失明…肌に付着すれば重度の化学やけどを負う危険性がある」
難波仁志「ともかく調査の方よろしくお願いします」
北沢一正「情報っていうのは他でもない、ズバリ難波さんと草野社長との金銭トラブルです」
北沢一正「なんでも難波さんが広告を務めているお陰でこれだけ業績を伸ばしているんだから、利益の半分を自分によこせと迫っているとかで」
毛利蘭「そんな事要求したら首になるんじゃ…」
コナン「金銭トラブルなら難波さんを狙う動機にはなるよね?」
草野三郎「失礼な!私はそんな事…」
毛利小五郎「ではなぜこんな脅迫じみた要求をされて難波さんを首にしないんですか」
コナン「弱みでも握られてるとか」
草野三郎「ほっといてくれ!我々には我々のやり方があるんだ!」
コナン「平沢さん!平沢さんは経理を担当しているんだよね?」
毛利小五郎「ではなぜこんな脅迫じみた要求をされて難波さんを首にしないんですか」
コナン「弱みでも握られてるとか」
草野三郎「ほっといてくれ!我々には我々のやり方があるんだ!」
コナン「平沢さん!平沢さんは経理を担当しているんだよね?」
平沢真美子「ええそうだけど…」
コナン「ん?全国大会の審査委員?これって!」
コナン「ねぇ中村さん、今までの難波さんの出場した大会の中で何か変だなって思った試合なかった?」
中村隆司「そうだな…あ!難波さんがおかしかったわけじゃないけど、一つあったな。7年前の全国大会」
中村隆司「難波さんがチャンピオンになった時の試合だよ。それまでのチャンプの自滅で勝負がついたんだ。もっと接戦になると思ったけど、やけにあっさりした王座交代だったな」
コナン「ちなみにその元王座の名前って…」
中村隆司「難波さんがチャンピオンになった時の試合だよ。それまでのチャンプの自滅で勝負がついたんだ。もっと接戦になると思ったけど、やけにあっさりした王座交代だったな」
コナン「ちなみにその元王座の名前って…」
中村隆司「鶏卵界のレジェンド岡部雄二名人だよ」
コナン「その時の試合って今もどこかで見られたりする?」
コナン「なるほど~」
コナン「たしかにこれは妙な試合だ」
小五郎(コナン)「もしもし?高木刑事か?ちょっと調べてほしい事があるんだが…」
コナン「(そういうことか。見えてきたぜ。この事件の全容が)」
コナン「これは7年前に行われたひよこ鑑別全国大会の映像だよ」
岡部雄二「ちょっと待って!これはなにかの間違いだ!」
コナン「審判がグルだったなら、どんな相手にも負けるハズないよね」
コナン「試合後、岡部名人は判定に不正があったと騒ぎ立てたんだけど、逆にその行為が世間から不評を買って表舞台から姿を消す事になってしまった」
コナン「その半年後、岡部さんは自殺したんだ」
コナン「そんな事ないよ。いたじゃない。僕らの前でずっとウソをついていた人が」
コナン「人は通常ウソをつく時に強いストレス下に置かれる」
コナン「その時に無意識にとってしまう仕草や防御姿勢はウソをついてる時のサインとなる事があるんだ」
コナン「人は通常ウソをつく時に強いストレス下に置かれる」
コナン「その時に無意識にとってしまう仕草や防御姿勢はウソをついてる時のサインとなる事があるんだ」
毛利小五郎「こりゃあマズいな」
平沢真美子「おっと!それ以上近づかないでね!」
平沢真美子「さすが名探偵ね。どうしてここがわかったのかしら」
毛利小五郎「どうして?どうしてかというと…」
小五郎(コナン)「ここが全ての因縁の始まりの場所であり、あなたのお父さんが死を選んだ場所だからです」
小五郎(コナン)「あなたはその男に人生を狂わされた。お父さんは罠にはめられ失意のうちに自殺。その後あなたは施設に預けられたそうですね」
小五郎(コナン)「そう、あなたの旧姓は岡部。あの岡部雄二名人の愛娘だ」
平沢真美子「さすが名探偵ね。どうしてここがわかったのかしら」
毛利小五郎「どうして?どうしてかというと…」
小五郎(コナン)「ここが全ての因縁の始まりの場所であり、あなたのお父さんが死を選んだ場所だからです」
小五郎(コナン)「あなたはその男に人生を狂わされた。お父さんは罠にはめられ失意のうちに自殺。その後あなたは施設に預けられたそうですね」
小五郎(コナン)「そう、あなたの旧姓は岡部。あの岡部雄二名人の愛娘だ」
小五郎(コナン)「きっかけは鑑定士の手の事を話すあなたの表情です。あの表情を見てひよこ鑑定士に何らかの関わりがあると思ったんですよ」
小五郎(コナン)「それから、あなたの片方だけ荒れた手」
小五郎(コナン)「デスクの上に置いてあったハンドクリームとステロイド系の塗り薬」
小五郎(コナン)「そしてその直後に塩素系洗剤での襲撃」
小五郎(コナン)「そしてあなたが我々についたウソ。あなたは明らかに難波さんを嫌悪していた。さらに言えばあなたはお父さんを知らないとウソをついた」
小五郎(コナン)「ウソをつく時のあなたの仕草、お父さんと瓜二つでしたよ」
小五郎(コナン)「だから調べて貰ったんです。あなたは施設に引き取られた後、平沢家の養子となったそうですね」
毛利蘭「でもどうしてわざわざ難波さんと同じ会社に入社する必要があったの?」
小五郎(コナン)「難波さんが八百長を行ったという事実を自分の目で確かめたかったから」
小五郎(コナン)「あなたは殺害を企ててはいない。砲丸を投げた時も虫眼鏡で狙った時もスマートフォンに細工した時もそして今日の塩素系洗剤」
小五郎(コナン)「その全ては難波さんの手を狙った犯行だった。ひよこ鑑定士は手が命」
小五郎(コナン)「腕を負傷させ少しでも後遺症が残ればそれで鑑定士生命を終わらせられる」
平沢真美子「そうよ!こいつが父の全てを奪ったのと同じ様に!私がこいつの全てを奪ってやるの!」
毛利蘭「やめて!そんな事したってお父さんは喜ばないはずよ!」
平沢真美子「放っといて!」
コナン「やめなよ!平沢さんも鑑定士になるんじゃないの!?お父さんみたいな本当に立派なひよこ鑑定士に」
平沢真美子「お父さん…うう…うわあああ…」
『間もなくして警察が到着し平沢さんは連行された』
『中村さんや北村さんの協力もあり、難波・草野両名の悪事は白日の下となった』
毛利小五郎「この中に紛れ込んだモルモットを探して欲しいって依頼だよ」
小五郎(コナン)「それから、あなたの片方だけ荒れた手」
小五郎(コナン)「デスクの上に置いてあったハンドクリームとステロイド系の塗り薬」
小五郎(コナン)「そしてその直後に塩素系洗剤での襲撃」
小五郎(コナン)「そしてあなたが我々についたウソ。あなたは明らかに難波さんを嫌悪していた。さらに言えばあなたはお父さんを知らないとウソをついた」
小五郎(コナン)「ウソをつく時のあなたの仕草、お父さんと瓜二つでしたよ」
小五郎(コナン)「だから調べて貰ったんです。あなたは施設に引き取られた後、平沢家の養子となったそうですね」
毛利蘭「でもどうしてわざわざ難波さんと同じ会社に入社する必要があったの?」
小五郎(コナン)「難波さんが八百長を行ったという事実を自分の目で確かめたかったから」
小五郎(コナン)「あなたは殺害を企ててはいない。砲丸を投げた時も虫眼鏡で狙った時もスマートフォンに細工した時もそして今日の塩素系洗剤」
小五郎(コナン)「その全ては難波さんの手を狙った犯行だった。ひよこ鑑定士は手が命」
小五郎(コナン)「腕を負傷させ少しでも後遺症が残ればそれで鑑定士生命を終わらせられる」
平沢真美子「そうよ!こいつが父の全てを奪ったのと同じ様に!私がこいつの全てを奪ってやるの!」
平沢真美子「放っといて!」
コナン「やめなよ!平沢さんも鑑定士になるんじゃないの!?お父さんみたいな本当に立派なひよこ鑑定士に」
平沢真美子「お父さん…うう…うわあああ…」
『間もなくして警察が到着し平沢さんは連行された』
『中村さんや北村さんの協力もあり、難波・草野両名の悪事は白日の下となった』
毛利小五郎「名前はもふおちゃんだそうだ」