キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷毛利小五郎 Mori Kogoro CV. 小山力也
🔷目暮十三 Megure Juzo CV.茶風林
🔷高木渉 Takagi Wataru CV.高木渉
🔷千葉和伸 Chiba Kazunobu CV.千葉一伸
🔷日下部竜子 CV.早水リサ
🔷刑事 CV.伊原正明
🔷刑事 CV.中島智彦
🔷木下キノ CV.安達忍
🔷九十九久 CV.沼田祐介
🔷西脇香恵 CV.森永理科
『学校が臨時休校の木曜日の朝だ』
西脇香恵「時々誰かが忍び込んでるんです。私が会社に行っている間に私の部屋に」
毛利小五郎「で、その度に何か盗まれていると…」
毛利小五郎「喜ぶと思ったんだろ」
西脇香恵「…どれも木曜日なんです!忍び込まれたのは」
高木刑事「午前2時頃だそうです。車に積んできたと思われる大きなトランクをこのマンション内に運ぶ人影を…」
毛利小五郎「今日あなたが出かけるのを待って部屋に忍び込むつもりでこのマンションまで運んで来た。そして建物内に一旦隠し…ってどこにだ?」
コナン「部屋の中とか?自分の」
毛利小五郎「今日あなたが出かけるのを待って部屋に忍び込むつもりでこのマンションまで運んで来た。そして建物内に一旦隠し…ってどこにだ?」
コナン「部屋の中とか?自分の」
毛利小五郎「犯人はこのマンションの住人!?」
コナン「あり得るよね」
西脇香恵「なら、もしかしてあの時の人が…部屋の鍵を落とした事があるんです。一月ほど前に…」
西脇香恵「なら、もしかしてあの時の人が…部屋の鍵を落とした事があるんです。一月ほど前に…」
西脇香恵「その人なら知ってます!私の事意味ありげに見るんです」
木下キノ「九十九さんならいると思うわよ。さっき見かけたから」
九十九久「定休日だからですよ」
目暮警部「一月ほど前、鍵を拾いましたよね?」
九十九久「ああ、ありましたね、そんなこと」
目暮警部「一階に住んでいる西脇香恵さんはご存知ですよね?」
目暮警部「捜査の一環なのでご協力を。九十九さん昨夜の午前一時頃はどちらに?」
目暮警部「犯人に襲われた…」
刑事「おそらく…これがここに。鑑識さんに確認して貰ったところ、付着していた血痕も毛髪も日下部さんの物で」
目暮警部「それは?」
刑事「やはりここに落ちていたんで念の為調べたところ窃盗の犯歴のある者の指紋が拾えまして九十九久という男で」
九十九久「指紋が付いてるんなら俺が使ってたライターなんでしょうね。落としたか捨てたのを誰かが拾ったんじゃないですか?だって悲虎町なんて行った事ないんだから。そんな事より俺のアリバイは完璧だったでしょ!?」
毛利小五郎「トリックを使ったんだ」
木下キノ「鍵を拾ったうえ木曜は定休日だから九十九さんを疑ったんだ…香恵さん」
木下キノ「何か因縁でもあるんだろうけどねぇ、あと2人、いつかもらしてたもの九十九さん、香恵さんを目にすると妹を思い出して切なくなるって…」
九十九久「まだうろうろしてたんですか」
コナン「ねぇ九十九さん、西脇香恵さんを見ると妹を思い出すってどういう事?木下さんから聞いたんだ」
九十九久「少し似てるんだ…幼い時亡くなった俺の妹に…目元が…」
九十九久「やばっ!安売りタイムセールに遅れちまう」
コナン「あの話が本当なら香恵さんを意味ありげに見てたのは恋心からじゃないんだから犯人と疑う条件の一つが怪しくなるよね」
毛利小五郎「遺留品も含め他にも条件が揃ってるだ奴には!揃いすぎるほどな!」
コナン「(それだ!俺が引っかかってたのは!だがそれにはどういう意味が…もしかして…だとすれば見たんじゃ…)」
九十九久「鍵を拾った時の事?」
コナン「ねぇ九十九さん、西脇香恵さんを見ると妹を思い出すってどういう事?木下さんから聞いたんだ」
九十九久「少し似てるんだ…幼い時亡くなった俺の妹に…目元が…」
九十九久「やばっ!安売りタイムセールに遅れちまう」
コナン「あの話が本当なら香恵さんを意味ありげに見てたのは恋心からじゃないんだから犯人と疑う条件の一つが怪しくなるよね」
毛利小五郎「遺留品も含め他にも条件が揃ってるだ奴には!揃いすぎるほどな!」
コナン「(それだ!俺が引っかかってたのは!だがそれにはどういう意味が…もしかして…だとすれば見たんじゃ…)」
九十九久「鍵を拾った時の事?」
毛利小五郎「だから何だと!トリックをあばくのに必死なんだ!邪魔するな!」
コナン「(伝わらねぇか…まぁいいさ)」
コナン「ああ警部殿、毛利ですが」
目暮警部「全てわかったということは見破れたんだな!トリックが」
コナン「(伝わらねぇか…まぁいいさ)」
コナン「ああ警部殿、毛利ですが」
毛利小五郎「(いつもの眠気が来ねぇのが少し不思議だが始めるしか…) えー今回使われたアリバイトリックは…」
九十九久「初めて知りました」
毛利小五郎「うるせぇ!今日は眠くねぇんだよ!」
コナン「(んなことしても仕方ねぇか…)」
コナン「名探偵のおじさんにも見破れないって事はアリバイトリックなんか使わなかったって事じゃない?って事は九十九さんにはアリバイがあるんだから」
毛利小五郎「君はシロだ!」
コナン「なのにどうして犯行現場に遺留品があったんだろ…」
コナン「(んなことしても仕方ねぇか…)」
毛利小五郎「君はシロだ!」
コナン「なのにどうして犯行現場に遺留品があったんだろ…」
コナン「そっか!言ってたもんねおじさん。九十九さんには犯人と疑う条件が揃いすぎてるって」
毛利小五郎「そうよ!あの時すでに俺は気付いていた!」
目暮警部「トランクをあの部屋に運び込むには合い鍵が必要で君の言う真犯人はどこからそれを?」
コナン「本当に犯人は合い鍵使ったのかな」
毛利小五郎「そうよ!あの時すでに俺は気付いていた!」
目暮警部「トランクをあの部屋に運び込むには合い鍵が必要で君の言う真犯人はどこからそれを?」
コナン「本当に犯人は合い鍵使ったのかな」
毛利小五郎「ん?言ったか?んなこと俺…」
毛利小五郎「一石二鳥…?」
コナン「(気づけ!)」
毛利小五郎「日下部竜子さんを葬りたいとあなたは思った!だがもちろん捕まりたくない」毛利小五郎「何かいい手はと思案していた時」
毛利小五郎「たまたま鍵を落とし」
毛利小五郎「それをやはり日頃疎ましく思っている九十九君が拾ってくれたと知って今回の企てを思いついた!」
毛利小五郎「日下部さんを葬り九十九君を犯人役に仕立てあげてやろうと!九十九君には殺害する動機などもちろんないが、ないなら捏造すればいいんです」
毛利小五郎「愛おしいあなたの為に恨めし上司を始末してあげました!と思わせられれば…つまり!重ねて来た忍び込みを利用された!」
コナン「おじさんが言いたいのは犯人がそう思わせようとしたってことだよ。だって木曜日ごとに部屋に忍び込んでる人なんて初めからいなかったんだから」
毛利小五郎「ハッ!そうよ!あれは君をはめるために作ったでたらめ話よ!」
毛利小五郎「忍び込むには合い鍵が必要でそれを作る機会があったのは九十九君だけ!これは木下さんが証言してくれるはずで!」
毛利小五郎「忍び込み野郎の存在を信じされる為、盗聴器も仕掛け」
毛利小五郎「昨夜すべてを決行した!」
毛利小五郎「リボンを結び、贈り物の完成です」
毛利小五郎「ただ一つ計算違いだったのは、夜中のアリバイなどないと思っていたのに九十九君にはそれがあった事で」
毛利小五郎「しかしアリバイは偽装だと我々が唱えたので何かひねり出してくれるものと期待した!でしょう?」
西脇香恵「私が犯人って証拠は?」
毛利小五郎「今はありません。あなたの車を調べればあのトランクを運んだ痕跡が必ず何か拾えるはずなんです」
西脇香恵「くくく…すごく疎ましかった!この私に一目惚れしたらしいけど陰気臭いお前なんかに」
西脇香恵「恋を寄せられるなんて冗談じゃない!」
西脇香恵「日下部はもっと許せなかったし」
毛利小五郎「しかしアリバイは偽装だと我々が唱えたので何かひねり出してくれるものと期待した!でしょう?」
西脇香恵「私が犯人って証拠は?」
毛利小五郎「今はありません。あなたの車を調べればあのトランクを運んだ痕跡が必ず何か拾えるはずなんです」
西脇香恵「くくく…すごく疎ましかった!この私に一目惚れしたらしいけど陰気臭いお前なんかに」
西脇香恵「恋を寄せられるなんて冗談じゃない!」
西脇香恵「日下部はもっと許せなかったし」