佐藤刑事「彼が捜査一課に配属になったのは3年前の11月1日。ハロウィンの翌日だったら覚えてるわ」
コナン「松田刑事が殉職したのは11月7日」
コナン「名刺を渡すチャンスがあったのはこの4日間だね」
佐藤刑事「でも4日は一日内勤だったし、5日も護送任務で留置所と拘置所の往復で終わり、7日は彼が亡くなる直前まで連続爆破犯の追跡をしてたから…」
コナン「名刺を渡すチャンスがあったのはこの4日間だね」
佐藤刑事「でも4日は一日内勤だったし、5日も護送任務で留置所と拘置所の往復で終わり、7日は彼が亡くなる直前まで連続爆破犯の追跡をしてたから…」
コナン「だけど勤務が終わってから誰かに渡した可能性もあるよね?」
佐藤刑事「あいつ、ウチの課に来てから一週間寮に帰らないで庁内に泊まり込んでいたのよ」
佐藤刑事「今から思うと連続爆破事件の事を調べていたんでしょうね。でも何か特別な事があったって記憶はないのよね」
佐藤刑事「強盗犯捕まえて」
佐藤刑事「バスの暴走を止めたでしょ?」
佐藤刑事「あと、飛び降り志願者の静止…午前中はそんなものだったかな」
『3年前』
佐藤刑事「今から思うと連続爆破事件の事を調べていたんでしょうね。でも何か特別な事があったって記憶はないのよね」
佐藤刑事「強盗犯捕まえて」
佐藤刑事「バスの暴走を止めたでしょ?」
佐藤刑事「あと、飛び降り志願者の静止…午前中はそんなものだったかな」
佐藤刑事「もしかして彼女かしら」
松田陣平「いや、ダチに書いてんだ。送信しても受け取ってくれねぇ親友に」
佐藤刑事「ん?受け取ってくれない?」
コナン「ねぇ、聴取って松田刑事と一緒に受けてたの?」
佐藤刑事「どこに行ってたのよ!もう6時過ぎよ?」
コナン「あ!さっき言ってた松田刑事がメールをうっていた人って…」
佐藤刑事「たぶん彼と同期で爆発処理班に所属していた萩原研二隊員。今から7年前、爆弾解体中に殉職したらしいの」
コナン「その人の命日って?」
佐藤刑事「たぶん彼と同期で爆発処理班に所属していた萩原研二隊員。今から7年前、爆弾解体中に殉職したらしいの」
コナン「その人の命日って?」
佐藤刑事「あいつと同じ11月7日だわ!」
コナン「命日の7日は連続爆破犯が連絡してくる日。松田刑事はその連絡がくるまでずっと本庁につめてたんだよね?」
高木刑事「どうしたんです佐藤さん!」
高木刑事「これ頼む!待ってください!」
コナン「(事情聴取を終えたのは午後3時。同期の墓参りをするために渋谷のお寺に行ったとしても夕方6時すぎに帰って来るのは…いくらなんでも時間がかかりすぎている…その3時間に何があったのか…)」
千葉刑事「何で君がここに居るんだコナン君!?」
「はいはい、彼らの事ならよく覚えております。数年前まで4人で来られてましたよ。皆さん萩原さんの同期だと言っておられました」
高木刑事「これ頼む!待ってください!」
コナン「(事情聴取を終えたのは午後3時。同期の墓参りをするために渋谷のお寺に行ったとしても夕方6時すぎに帰って来るのは…いくらなんでも時間がかかりすぎている…その3時間に何があったのか…)」
千葉刑事「何で君がここに居るんだコナン君!?」
「はいはい、彼らの事ならよく覚えております。数年前まで4人で来られてましたよ。皆さん萩原さんの同期だと言っておられました」
高木刑事「その最後の一人の名前はわかりますか?」
「名前は確か…そう!フルヤさんという方だったと思います」
千葉刑事「フルヤレイ…」
千葉刑事「どれだけ調べてもこの通りです」
風見裕也「警視庁公安部の風見です。ちょっとよろしいでしょうか」
高木刑事「捜査を中止しろ!?」
千葉刑事「フルヤレイ…」
千葉刑事「どれだけ調べてもこの通りです」
風見裕也「警視庁公安部の風見です。ちょっとよろしいでしょうか」
風見裕也「この事件は我々公安が担当します。これは要請ではなく命令ですから」
佐藤刑事「私は冷静よ!変な事言わないで!ちょっと上と掛け合って来る!」
高木刑事「(はぁ…そんなに熱くなるのはやっぱり…)」
白鳥警部「松田さんが関わっているから彼女は冷静じゃない…なんて顔しているようだね君」
高木刑事「え…ええ…松田さんの名刺を見てから佐藤さん…周りが見えていない気がして…」
高木刑事「白鳥さん、前に言いましたよね?彼女が松田刑事の事を引きずってる限り、我々に勝ち目はないって…」
白鳥警部「ああ、だがそれは間違いだった。勝ち目がないのは僕だけだった。違うかい?」
高木刑事「(はぁ…そんなに熱くなるのはやっぱり…)」
白鳥警部「松田さんが関わっているから彼女は冷静じゃない…なんて顔しているようだね君」
高木刑事「え…ええ…松田さんの名刺を見てから佐藤さん…周りが見えていない気がして…」
高木刑事「白鳥さん、前に言いましたよね?彼女が松田刑事の事を引きずってる限り、我々に勝ち目はないって…」
白鳥警部「ああ、だがそれは間違いだった。勝ち目がないのは僕だけだった。違うかい?」
高木刑事「あ…でもやっぱりダメなんですよ…僕なんかじゃ…」
白鳥警部「しかし君もずいぶん出世したもんだ。自ら命を賭して大勢の命を救った伝説の刑事に嫉妬しているんだから」
クリスティーヌ「クリスティーヌ・リシャールです」
毛利蘭「いえ、気にしないでください」
クリスティーヌ「私からもお詫びします」
毛利蘭「いいんですいいんです!日本語上手なんですね」
クリスティーヌ「両親共フランス人ですが私は二十歳の時から日本で暮らしています」
クリスティーヌ「私からもお詫びします」
毛利蘭「いいんですいいんです!日本語上手なんですね」
クリスティーヌ「両親共フランス人ですが私は二十歳の時から日本で暮らしています」
コナン「今日はどうしてここに来たの?」
村中努「実は毛利探偵には披露宴でスピーチをお願いしていたんだ。まったく許せんよ!毛利探偵を狙うなんて!」
村中努「実は毛利探偵には披露宴でスピーチをお願いしていたんだ。まったく許せんよ!毛利探偵を狙うなんて!」
毛利蘭「あ、いえ、父は狙われたわけではないんです。爆弾の爆発から子供を守ろうとして」
村中務「なんと!」
毛利蘭「被害者の落とし物に気づいた子供がそれを拾って渡そうとしたとたん炎が上がったんです。父はそれを助けようとして…」
村中努「大変な時に押しかけてすみませんでした」
毛利蘭「そういえば式を挙げる場所とても素敵でした!」
村中努「大変な時に押しかけてすみませんでした」
毛利蘭「そういえば式を挙げる場所とても素敵でした!」
高木刑事「え?」
佐藤刑事「あの連続爆破事件の様にまた最近死神がちらつき始めて…だからあなたの言う通り熱くなりすぎてたかも…ごめんなさい」
佐藤刑事「もうこんな思いするくらいなら、さっさと刑事辞めて高木君のお嫁さんになっちゃうかな~なんて」
高木刑事「そんな悲しい事言わないでください。刑事が事件を放り出して辞めるなんて言ったら負けなんじゃないですか。僕は佐藤さんが負けるとこなんて見たくない」
高木刑事「僕が大好きで」
高木刑事「恋焦がれているのは」
高木刑事「刑事の佐藤美和子なんだから!」
佐藤刑事「…そ…そうだよね…渉」
高木刑事「あ…でもさっきの話は別ですよ…そ…その…僕のお嫁さんになるっていう…」
高木刑事「っていない!」
佐藤刑事「もうこんな思いするくらいなら、さっさと刑事辞めて高木君のお嫁さんになっちゃうかな~なんて」
高木刑事「そんな悲しい事言わないでください。刑事が事件を放り出して辞めるなんて言ったら負けなんじゃないですか。僕は佐藤さんが負けるとこなんて見たくない」
高木刑事「僕が大好きで」
高木刑事「恋焦がれているのは」
高木刑事「刑事の佐藤美和子なんだから!」
佐藤刑事「…そ…そうだよね…渉」
高木刑事「あ…でもさっきの話は別ですよ…そ…その…僕のお嫁さんになるっていう…」
高木刑事「っていない!」
コナン「今度の事件には殉職した松田刑事が関わっていてあなたは警察学校で彼と同期だった。さらにその件で捜査一課の佐藤刑事と高木刑事が動き始めてる。その状況を考えたら答えはすぐ出るよ」
安室透「そこまで読み切った上でわざと一人になり我々に拘束される機会を作った」
安室透「キミは一体何者なんだい?」
コナン「フッ…そんな事よりここは何の施設なの?」
安室透「そこまで読み切った上でわざと一人になり我々に拘束される機会を作った」
安室透「キミは一体何者なんだい?」
コナン「その首輪みたいなものって…」
安室透「そう…爆弾だ。時限式なのか無線式なのかも不明。解体方法もわからない。悔しいけどお手上げなんだ。捜査一課の刑事さん達がボクに会いたがっている事は知っている」
安室透「でもこれじゃ会うわけにはいかないだろ。それに…」
安室透「そう…爆弾だ。時限式なのか無線式なのかも不明。解体方法もわからない。悔しいけどお手上げなんだ。捜査一課の刑事さん達がボクに会いたがっている事は知っている」
安室透「でもこれじゃ会うわけにはいかないだろ。それに…」
伊達航「遅刻だぞ」
松田陣平「来ねぇわけねぇだろ」
松田陣平「こいつの仇をとるって約束」
松田陣平「まだ果たせてねぇんだからよ」
安室透「その次の日にあんな事が起こるなんてね…」
コナン「それだけじゃないよね?その後に何かあったんじゃない?爆弾に関係する事件が」
コナン「ちょっと調べたんだ。お墓がある寺は渋谷の近くだったよね?3年前のその日、渋谷の雑居ビルでガス漏れ騒ぎがあったって」
松田陣平「こいつの仇をとるって約束」
松田陣平「まだ果たせてねぇんだからよ」
安室透「その次の日にあんな事が起こるなんてね…」
コナン「それだけじゃないよね?その後に何かあったんじゃない?爆弾に関係する事件が」
コナン「ちょっと調べたんだ。お墓がある寺は渋谷の近くだったよね?3年前のその日、渋谷の雑居ビルでガス漏れ騒ぎがあったって」
安室透「悪いが送るのは駅の手前までだ」
松田陣平「ったく…なんて日だ」
安室透「ボクと松田がそこに行って話を聞くとどうやら廃ビルの中に誰かが忍び込んで暴れているみたいだと言っていてね」
安室透「直前まで一緒にいたあいつらも応援に呼んだけど、彼らが到着する前にとりあえずボクと松田で中の様子を見ておこうって事になったんだ」
安室透「気を失ってるみたいだ」
松田陣平「日本人じゃねぇな」
安室透「ボクと松田がそこに行って話を聞くとどうやら廃ビルの中に誰かが忍び込んで暴れているみたいだと言っていてね」
安室透「直前まで一緒にいたあいつらも応援に呼んだけど、彼らが到着する前にとりあえずボクと松田で中の様子を見ておこうって事になったんだ」
安室透「気を失ってるみたいだ」
松田陣平「日本人じゃねぇな」
松田陣平「ん?」
安室透「ロシア語だ。逃げろと言っている」
松田陣平「先に降りてろ。警察に止められたらこの名刺を見せるんだ」
松田陣平「まだお客さんがいるみたいだな」
松田陣平「さすが何でも持ってやがるな公安は」
安室透「動くな!」
安室透「ロシア語だ。逃げろと言っている」
松田陣平「先に降りてろ。警察に止められたらこの名刺を見せるんだ」
松田陣平「まだお客さんがいるみたいだな」
安室透「動くな!」
安室透「何だ?」
松田陣平「後ろにあるのは爆弾だ。下手に撃ったらドカンの可能性がある」
安室透「止められるか?」
松田陣平「止められないとでも?」