ヘンリー「此度の社会学習は“興味のある職業”について調べること。ご両親のお仕事を尋ねてもよろしいし、近所の店や会社に取材に行ってもよろしい」
ヘンリー「親の伝手などから著名人に訊くもよし、もちろん教師について調べたければワシに尋ねても結構」
エミール「ダミアンさまはお父さまの?」
アーニャ「どうしてえらんだのかとか、どうやったらなれるかとかきいてこいっていわれた」
アーニャ「あとやってるとこみせてもらえって」
ヨル「え…私の…ですか…?(どうしましょう…私のお仕事を!?)」
ヨル「いいですかアーニャさん、これから私のお仕事をご紹介します」
アーニャ「あとやってるとこみせてもらえって」
ヨル「え…私の…ですか…?(どうしましょう…私のお仕事を!?)」
ヨル「いいですかアーニャさん、これから私のお仕事をご紹介します」
☎「ジリリン」
ヨル「あっ早速店長から依頼が」
ヨル「この方がお客様ですね!とっても売国糞野郎殿です!アーニャさんにはお伝えできないようなヒドイことをたくさんなさっているようです」
ヨル「では実際に見学してみましょう!ついてこれますかアーニャさん?」
ヨル「あっ早速店長から依頼が」
ヨル「この方がお客様ですね!とっても売国糞野郎殿です!アーニャさんにはお伝えできないようなヒドイことをたくさんなさっているようです」
アーニャ「うぃ!」
ヨル「敵の規模や警備の配置などはお店がすべて調べてくれますのであとはただ乗り込むだけです」
ヨル「基本は見敵必殺ですが人違いだけは絶対にNGですので事前資料にはよく目を通すこと」
ヨル「やましいことはありませんので堂々と!」
ヨル「敵の規模や警備の配置などはお店がすべて調べてくれますのであとはただ乗り込むだけです」
ヨル「基本は見敵必殺ですが人違いだけは絶対にNGですので事前資料にはよく目を通すこと」
ヨル「やましいことはありませんので堂々と!」
ヨル「自分の仕事によって守られる命がたくさんあるかと思うと刃にも力が入ります」
ヨル「お相手も人間ですからせめて苦しませず一息に眠らせあげたいものです」
ヨル「恐縮ですが、お命頂きたく存じます」
ヨル「例えば首のピ――をピ――すると人は簡単にお亡くなりになります」
ヨル「他にも脳や心臓など急所への精確な攻撃によって」
ヨル「大丈夫ですかアーニャさん!?ロイドさんにはトマト祭りに出かけてたと言い訳しましょう」
アーニャ「アーニャちちのしごとしらべようとおもう…」
ヨル「恐縮ですが、お命頂きたく存じます」
ヨル「例えば首のピ――をピ――すると人は簡単にお亡くなりになります」
ヨル「他にも脳や心臓など急所への精確な攻撃によって」
ヨル「大丈夫ですかアーニャさん!?ロイドさんにはトマト祭りに出かけてたと言い訳しましょう」
アーニャ「アーニャちちのしごとしらべようとおもう…」
ヨル「そっ…そうですか!それがいいです。市役所のお仕事は立派ですが少々退屈かもしれませんし」
アーニャ「ちちーかくかくしかじか」
ロイド「ん?了解した」
ロイド「ん?了解した」
アーニャ「しらべもののていばんふぁっしょん」
アーニャ「んーとまずは…“なんでこのおしごとをえらびましたか?”」
ロイド「そうだな…人は誰でも風邪くらいひくだろう?体だけじゃなく心も同じだ。世の中には心の風邪をひく人がたくさんいるんだ」
アーニャ「アーニャじなんに“おまえはばかだからかぜひかない”っていわれた」
ロイド「そうか…うん…仲良くしろ」
ロイド「そうだな…人は誰でも風邪くらいひくだろう?体だけじゃなく心も同じだ。世の中には心の風邪をひく人がたくさんいるんだ」
アーニャ「アーニャじなんに“おまえはばかだからかぜひかない”っていわれた」
ロイド「そうか…うん…仲良くしろ」
ロイド「まあとにかくそういう人達を助けたいと思ったんだ。戦争が終わって何年経っても苦しむ退役軍人なんかもまだ大勢いるしな」
ロイド「(あわよくば表舞台から隠遁しているデズモンドが何らかの病気であった場合、医者という立場からアプローチできないかと考えてのものだが…)」
ロイド「同僚のみなさんだ。ご挨拶しろ」
「や~ん、くりくりしてお姫さまみたい~♡」
「院長も次のゴルフにって…」
アーニャ「ちちにんきもの?」
ロイド「んーまあ人づきあいは大切にしてる」ロイド「(顔を広げておくに越したことない。情報やコネを得やすくなるし何よりスパイにとっては “えっあの人が…!?”と思われる人物像になりきるのが肝要だ。目立ち過ぎぬ程度に人当たりよく)」
アーニャ「えっあのひとが…」
ロイド「おまえさっきからよくわからんタイミングでメモってるな」
アーニャ「えっあのひとが…」
ロイド「おまえさっきからよくわからんタイミングでメモってるな」
ロイド「なぜおまえが得意気?」
ロイド「わからないからこそまずは先入観を捨て根気強く丁寧に観察し対話するしかない」
ロイド「(標的を相手にするスパイと同じだな。ただ一つ決定的に違うのはスパイは最後にその信頼を裏切って相手を…)」
ロイド「(標的を相手にするスパイと同じだな。ただ一つ決定的に違うのはスパイは最後にその信頼を裏切って相手を…)」
「ジュースも飲むかい?」
「心理テストやる?」
ロイド「…もういい。答えん💢」
ロイド「…もういい。答えん💢」
「そこが先生のいいところよ」
ロイド「(WISE工作員か…)」
フィオナ「DSMの改訂版に関する書類が週末に届くそうです」
ロイド「ありがとう」
フィオナ「ぬかりなく。先程のお子さんがアーニャ・フォージャー?よく懐いてますね」
アーニャ「(アーニャもそろそろもどらないとちちがかえってくる)」
「うわああ何だ!?何かいるぅ!」
「幽霊だ!絶対幽霊だぁー!」
「これからは心霊話をする患者に対して耳を傾け中立的な判断を…」
アーニャ「にんぎょうあそびたのしいなー」
アーニャ「(ぐしゃーってやったらこうなった…)」
ロイド「この無数に散らばって埋もれた人形たちは?」
ロイド「この無数に散らばって埋もれた人形たちは?」
アーニャ「それは…んっと…わるもののろーりんぐすいーぷあたっくにぜんいんやられた」
ロイド「(何てことだ!意味はわからんがとにかく大惨事!)」
ロイド「(孤児院からいきなり知らん大人の元へ連れてこられたんだ。極度のストレスがあって当然だった!きっと子どもなりに必死に押し隠して耐えて来たのだろう)」
ロイド「(それがまさかここまで巨大な闇に膨れ上がっていたとは…いやオレが気づかぬフリを…そうだこれはオレの弱さだ…スパイ失格だ!)」
ロイド「(早速なケアを!) 今日はもう帰ろうか…本屋でスパイウォーズの新刊でも買って帰ろう」
アーニャ「や…やったーっ」
ロイド「いやヨルさん、あれは超緊急の…」
ヨル「患者さんをバッタバッタとなぎ倒しそれはもうすごかったのです!」
アーニャ「…ちちばいおれんす」
アーニャ「ちちのおしごとはすぱ…すぱらしいこころのおいしゃさんです」
アーニャ「ちちはかんじゃさんのこころのへいわのためにまいにちねなかったり、いぐすりをのんだりしながらがんばってるます」
アーニャ「せんそうでたいへんだったひとたちもたすけたいといってるます」
ヘンリー「(ターゲット?)」
ロイド「いや少し悪寒が…」
『後日学校に呼び出されたロイドであったがスーパー弁明術で無事きを得た』