第R131話 競技場無差別脅迫事件(前編)
キャスト
🔷江戸川コナン Edogawa Conan CV.高山みなみ
🔷工藤新一 Kudo Shinichi CV.山口勝平
🔷吉田歩美 Yoshida Ayumi CV.岩居由希子
🔷円谷光彦 Tsuburaya Mitsuhiko CV.大谷育江
🔷小嶋元太 Kojima Genta CV.高木渉
🔷灰原哀 Haibara Ai CV.林原めぐみ
🔷佐藤美和子 Sato Miwako CV.湯屋敦子
🔷田宮刑事 CV.千葉進歩
🔷金子 CV.加門良
🔷アナウンサー CV.千葉一伸
🔷刑事A CV.菅原淳一
🔷刑事B CV.高戸靖広
「わあああ!」
コナン「オメーは試合見ねぇのかよ」
灰原哀「私は付き合いで来ただけ」
コナン「ホラ!今は奴らの事なんか忘れて試合試合!」
コナン「サッカーの試合は生で見るのが一番なんだからよ!」
灰原哀「(工藤君、あなたは夢にも思っていないでしょうね。あなたはすでに我々組織が半世紀前から進めていた秘密プロジェクトに深く関わってしまっているなんて…)」
コナン「ホラ!今は奴らの事なんか忘れて試合試合!」
コナン「サッカーの試合は生で見るのが一番なんだからよ!」
灰原哀「(工藤君、あなたは夢にも思っていないでしょうね。あなたはすでに我々組織が半世紀前から進めていた秘密プロジェクトに深く関わってしまっているなんて…)」
「一度しか言わないからよく聞け。正面スタンド右サイドよりの観客席の最前列の手スリに乗り出してるガキ共を見ろ」
金子「ああ見えるよ。子供が5人。左端の青い帽子をかぶったボウズ?」
金子「ああ…この子がどうした?」
灰原哀「ああ!」
コナン「(ボールに穴が二つ…まさか)」
「ダメじゃないか!勝手にグラウンドに降りちゃ」
金子「ああ見えるよ。子供が5人。左端の青い帽子をかぶったボウズ?」
金子「ああ…この子がどうした?」
灰原哀「ああ!」
「ダメじゃないか!勝手にグラウンドに降りちゃ」
コナン「(あった!これだ!)」
「落としたって帽子…」
「ああっ!こらボウズ!何やってんだ!」
「こら!何てことするんだ!」
コナン「(これは7.62ミリ弾…フルメタルジャケット)」
金子「拳銃ですよ拳銃!誰かがこの競技場の中で発砲したんですよ警部さん!」
金子「その電話の男の言う通りに観客席の最前列にいた青い帽子の子供の前に転がっていたボールをモニターで見ていたんですよ」
金子「そしたら急にボールが弾んで空気が抜けて…アレは拳銃で撃ったに違いありません!」
コナン「たぶんトカレフだと思うよ」
目暮警部「コ…コナン君!」
「落としたって帽子…」
「ああっ!こらボウズ!何やってんだ!」
「こら!何てことするんだ!」
コナン「(これは7.62ミリ弾…フルメタルジャケット)」
金子「その電話の男の言う通りに観客席の最前列にいた青い帽子の子供の前に転がっていたボールをモニターで見ていたんですよ」
金子「そしたら急にボールが弾んで空気が抜けて…アレは拳銃で撃ったに違いありません!」
コナン「たぶんトカレフだと思うよ」
目暮警部「コ…コナン君!」
「少年探偵団参上!」
コナン「グラウンドに降りて見つけたんだ。ラバーコートにめり込んでたこの弾をね」
目暮警部「7.62ミリ弾…ロシア製か…」
コナン「その弾が装弾できるロシア拳銃といえば、中国経由で日本に多く密輸されてくる“トカレフ”とみてまず間違いない。殺傷能力が極めて高い強力な拳銃だ。銃声が聞こえてなかったからきっと犯人は銃口を加工してサイレンサーを…」
目暮警部「しかし何でそんな事知っとるんだね君は…」
コナン「グラウンドに降りて見つけたんだ。ラバーコートにめり込んでたこの弾をね」
目暮警部「7.62ミリ弾…ロシア製か…」
コナン「その弾が装弾できるロシア拳銃といえば、中国経由で日本に多く密輸されてくる“トカレフ”とみてまず間違いない。殺傷能力が極めて高い強力な拳銃だ。銃声が聞こえてなかったからきっと犯人は銃口を加工してサイレンサーを…」
目暮警部「しかし何でそんな事知っとるんだね君は…」
目暮警部「とにかく中止だ中止!今すぐ試合を中止して客や選手を避難させろ!」
金子「ダメですよ!電話の男が言ってたんです。試合を止めたり客を逃がしたりする妙な素振りをみせたら」
金子「無差別に銃を競技場内で乱射するって!」
金子「ダメですよ!電話の男が言ってたんです。試合を止めたり客を逃がしたりする妙な素振りをみせたら」
金子「無差別に銃を競技場内で乱射するって!」
金子「“ハーフタイムまでに五千万円を用意してバッグに詰めておけ。置き場所はまた後で連絡する”と…」
目暮警部「となると犯人は日売テレビに恨みを持つ人物か…あるいはテロリストか…その電話の男の声に聞き覚えは?」
金子「それが聞き取りづらいこもった様な声でして…」
目暮警部「となると犯人は日売テレビに恨みを持つ人物か…あるいはテロリストか…その電話の男の声に聞き覚えは?」
金子「それが聞き取りづらいこもった様な声でして…」
目暮警部「きっと受話器に布をあてるかマスクをしていたんだろう。で、五千万円は用意したんですか?」
金子「あれ?そんな帽子の子は女の子か?」
吉田歩美「失礼ね~見てわかんないの?」
金子「変だなぁ…確か電話の男は五人のガキの一番左端の青い帽子をかぶったボウズって言ってたんだが…」
「!!」
コナン「まって警部さん!ヘタに犯人を取り押さえたらマズイよ!」
吉田歩美「失礼ね~見てわかんないの?」
金子「変だなぁ…確か電話の男は五人のガキの一番左端の青い帽子をかぶったボウズって言ってたんだが…」
「!!」
目暮警部「どういう事かね」
目暮警部「そりゃあきっと壁でスカートが見えなかったから…」
コナン「壁で見えないって事はボクらの真向かいのバックスタンドからボクらを見てたって事」
コナン「つまり、ボクらを見ながら発砲を予告した人間と、実際に拳銃を撃った人間は別人。犯人は少なくとも二人以上いるって事だよね」
目暮警部「おい!無線で警察達に伝えろ!ワシが指示するまで絶対に動くにとな!」
コナン「壁で見えないって事はボクらの真向かいのバックスタンドからボクらを見てたって事」
コナン「つまり、ボクらを見ながら発砲を予告した人間と、実際に拳銃を撃った人間は別人。犯人は少なくとも二人以上いるって事だよね」
目暮警部「おい!無線で警察達に伝えろ!ワシが指示するまで絶対に動くにとな!」
目暮警部「観客席に散らばった各員に告ぐ!脅迫犯は二人以上だ!」
目暮警部「犯人が次に動くのは要求した金の置き場所を電話で指定する時!その時この国立競技場内で電話を使っているありとあらゆる人物を全てマークするんだ!」
コナン「あと双眼鏡もだよ」
目暮警部「犯人の一人は遠くを見渡せる何かを所持している可能性が高い」
金子「警部さん!かかって来ました!」
目暮警部「犯人が次に動くのは要求した金の置き場所を電話で指定する時!その時この国立競技場内で電話を使っているありとあらゆる人物を全てマークするんだ!」
コナン「あと双眼鏡もだよ」
目暮警部「犯人の一人は遠くを見渡せる何かを所持している可能性が高い」
「なぜすぐ電話に出ない?まさかサツにちくったんじゃねーだろうな?」
「まあいい。金は用意できたか?」
金子「あ…ああ…」
「金を置く場所は18番ゲート出口。置く時間は前半のロスタイムに入った時。間違えるなよ」
「金を置く場所は18番ゲート出口。置く時間は前半のロスタイムに入った時。間違えるなよ」
灰原哀「あの3人ならチケットを半券見せれば再入場できるって教えたら喜んで走ってたけど」
小嶋元太「こちら元太こちら元太、怪しい奴は見つかったかよ?どーぞ」
円谷光彦「こちら光彦!不審人物はいません、どーぞ」
吉田歩美「はい、こちら歩美」
コナン「こちら歩美じゃねぇー!何やってんだオメーら!相手は拳銃を持ってるんだぞ!」
コナン「犯人はオレや警察に任せてオメーら子供は今すぐ競技場から外に」
「やだ!」
円谷光彦「こちら光彦!不審人物はいません、どーぞ」
吉田歩美「はい、こちら歩美」
コナン「こちら歩美じゃねぇー!何やってんだオメーら!相手は拳銃を持ってるんだぞ!」
コナン「犯人はオレや警察に任せてオメーら子供は今すぐ競技場から外に」
「やだ!」
吉田歩美「私達も犯人捕まえるの手伝いたいよ!」