第3期11話 モブ③ ~トラウマ~
"Mob 3 ~Trauma~"
CAST
🔷影山茂夫 モブ Kageyama Shigeo CV.伊藤節生
🔷霊幻新隆 Reigen Arataka CV.櫻井孝宏
🔷郷田武蔵 Goda Musashi CV.関俊彦
🔷志村遼平 Shimura Ryohei CV.綿貫竜之介
🔷山村秀樹 Yamamura Hideki CV.黒石高大
🔷佐川純 Sagawa Jun CV.山下誠一郎
🔷隈川弘 Kumagawa Hiroshi CV.武内駿輔
🔷高嶺ツボミ Takane Tsubomi CV.佐武宇綺
徳川光「どうした影山」
影山律「すみません!早退させてください!」
影山律「(兄さん!まさかフラれたショックで!)」
影山律「兄さんのだ」
影山律「まさか…」
影山律「事故にあったのか!?」
誇山恵「店が…すまねぇ店長!」
桜威遊介「くそ…やはり俺達では止められんか」
桜威遊介「な…何しにここへ…」
桜威・誇山「ボス!」
鈴木統一郎「影山茂夫だ。力だ制御不能になり彼の内の何かが表に飛び出したらしい」
鈴木将「マジかよ…律の兄貴とぶつかるなんて気が引けるな…」
鈴木統一郎「勝負はここからだ。手伝うか?ショウ」
鈴木将「作戦は?」
鈴木統一郎「エネルギーをあの勢いで絶えず放出し続けていれば必ずスタミナが底を突く。彼が停止するまで時間を稼げればいい」
鈴木将「ガス欠狙いね…了解!」
影山律「(兄さん…あの事故以来、僕らはお互いに本気でぶつかった事がなかった)」
影山律「(事故の責任を背負いこんでから兄さんは変わった)」
影山律「(怒ったり…笑ったり…)」
影山律「(小さい頃はもっと気持ちを表に出してたのに)」
影山律「(自分から超能力を見せる事もなくなってしまった)」
影山律「(あの兄さんは蓋をあけて出て来た抑圧されたもう一人の兄さん)」
影山律「(根っこの部分でつながっていて切り離す事はできない)」
影山律「(これからも付き合って生きて行かなきゃならないんだよ!)」
影山律「テルさん!」
鈴木統一郎「エネルギーをあの勢いで絶えず放出し続けていれば必ずスタミナが底を突く。彼が停止するまで時間を稼げればいい」
鈴木将「ガス欠狙いね…了解!」
影山律「(事故の責任を背負いこんでから兄さんは変わった)」
影山律「(怒ったり…笑ったり…)」
影山律「(小さい頃はもっと気持ちを表に出してたのに)」
影山律「(自分から超能力を見せる事もなくなってしまった)」
影山律「(あの兄さんは蓋をあけて出て来た抑圧されたもう一人の兄さん)」
影山律「(根っこの部分でつながっていて切り離す事はできない)」
影山律「(これからも付き合って生きて行かなきゃならないんだよ!)」
影山律「テルさん!」
鈴木将「は?親父は?」
鈴木統一郎「一つだけ彼を停止させる方法がある」
鈴木統一郎「私が器となりエネルギーを全て吸収する。あの時の彼と同じ事をやればいい」
鈴木将「勝手な事言ってんじゃ…」
鈴木統一郎「覚悟はできている」
鈴木将「親父…」
鈴木統一郎「ショウ…肩を貸してくれないか」
鈴木統一郎「一つだけ彼を停止させる方法がある」
鈴木統一郎「私が器となりエネルギーを全て吸収する。あの時の彼と同じ事をやればいい」
鈴木将「勝手な事言ってんじゃ…」
鈴木統一郎「覚悟はできている」
鈴木将「親父…」
鈴木統一郎「ショウ…肩を貸してくれないか」
影山律「危ないよ」
影山律「やっぱりその状態になってた」
影山律「久しぶりだね兄さん」
影山律「ずっと怖かった。こうなるのが…兄さんじゃない別の何か…いつそれが出て来るかずっと怯えてた」
影山律「嫌いだ…だけどもう怖くない。やっとわかったんだ。別の怖い何かではなく…それも兄さんの一部なんだって事…だったら怖くない。その姿を見て震える事もない」
影山律「だって僕は弟だから」
影山茂夫「(ダメだ律!それは間違ってるよ!これは僕じゃない!)」
影山茂夫「(律!それに近づくなぁあああ!)」
影山律「兄さん、勝手に一人で苦しまないでよ」
影山律〈どうかしたの?何か悩みがあったら聞くよ〉
影山茂夫〈ううん、大丈夫、ありがとう〉
影山律「本当は兄さんに相談に乗ってほしかった」
影山律「だけど今思えば、兄さんも僕に話せない事を抱えてたんだよね。そうやって自分の力に蓋をして」
影山茂夫「(傷つけたくない!このままじゃまた!)」
影山律「でも兄さんにはこれ以上変わって欲しくないんだ。自分だけ背負わないで!僕がいるよ!」
影山茂夫「(これ以上抑えられない!)」
影山律「(兄さんの為に僕にできることは何もないのか!?)」
影山茂夫「(もうやめてよ…僕の力なんだろ!?いい加減にしろ!言う事聞け!)」
影山律「やっぱりその状態になってた」
影山律「久しぶりだね兄さん」
影山律「嫌いだ…だけどもう怖くない。やっとわかったんだ。別の怖い何かではなく…それも兄さんの一部なんだって事…だったら怖くない。その姿を見て震える事もない」
影山律「だって僕は弟だから」
影山茂夫「(ダメだ律!それは間違ってるよ!これは僕じゃない!)」
影山茂夫「(律!それに近づくなぁあああ!)」
影山律「兄さん、勝手に一人で苦しまないでよ」
影山律〈どうかしたの?何か悩みがあったら聞くよ〉
影山茂夫〈ううん、大丈夫、ありがとう〉
影山律「本当は兄さんに相談に乗ってほしかった」
影山律「だけど今思えば、兄さんも僕に話せない事を抱えてたんだよね。そうやって自分の力に蓋をして」
影山律「でも兄さんにはこれ以上変わって欲しくないんだ。自分だけ背負わないで!僕がいるよ!」
影山茂夫「(これ以上抑えられない!)」
影山律「(兄さんの為に僕にできることは何もないのか!?)」
影山茂夫「(もうやめてよ…僕の力なんだろ!?いい加減にしろ!言う事聞け!)」
「ああ、モブか、偽物の僕」
芹沢克也「でもたどり着いても無事で済むかどうか…」
霊幻新隆「あそこまで送り届けてくれるだけでいい。頼む」
芹沢克也「わかりました!やれるだけやってみましょう!」
霊幻新隆「よし!行こう!」
「なぜこんな事を…」
霊幻新隆「あそこまで送り届けてくれるだけでいい。頼む」
芹沢克也「わかりました!やれるだけやってみましょう!」
霊幻新隆「よし!行こう!」
「車にはねられたこと覚えているか?体だけじゃ動けなくなったんだ。だから意思で動くしかない」
「ツボミちゃんに会いに行くって強い気持ちがあるだろ?僕にとってそれは何より大事なものだ」
「こんなに人に迷惑かけてまですることじゃない!お前の考えは普通じゃないよ!」
「普通って何だ?またそうやって僕そのものを否定するのか?」
「このままあんたの方が壊れて消えればもう僕は我慢しなくていい」
「僕の好きにやらせて貰うよ」
「こんなに人に迷惑かけてまですることじゃない!お前の考えは普通じゃないよ!」
「普通って何だ?またそうやって僕そのものを否定するのか?」
「このままあんたの方が壊れて消えればもう僕は我慢しなくていい」
「僕の好きにやらせて貰うよ」