「え!?そんなことが」
ヨル「そりゃあこんな腕力ばっかりの女じゃ見限られちゃいますよね…」
ロイド「……ボクは小さい頃…」
ロイド「もう顔も覚えてないけれど、母の腕の中が好きだった」
ロイド「いつ爆弾が降ってくるとも知れない夜でも」
ロイド「母がそばにいるだけで安心して眠れた。母は強かった」
ロイド「アーニャがね、よく言うんですよ。危ない目に遭っても“はは”が助けてくれるから大丈夫って」
ロイド「あの子が笑顔ではしゃいでいられるのはヨルさんが安全基地になってくれてるから」
ロイド「(オレたち国家機関が血反吐を吐きながら築こうとしてる世界をその腕一本で成しとげてしまうんだ) ヨルさんは強いです」
ロイド「仮に彼女に母親を頼んだとしてあの人に育児のスキルはないですよ」
ヨル「私のはただずっとユーリの面倒を見てきたからそれっぽくやってるらけで…」
ロイド「そうですよ。幼い頃からヨルさんが積み重ねてきた誰にも負けないスキルです。自信持ってください。なのでこれからもアーニャの母役でいてくれたら嬉しいです。それとボクの妻役も」
ヨル「承知いらしました…」
ロイド「ははは、ヨルさん鼻水」
フランキー「おまえ…父ちゃんと母ちゃん好きか?」
アーニャ「すき」
ロイド「ただいま」
アーニャ「ちちとははいちゃいー」
アーニャ「ちゃ…?」
フランキー「わははは!どした!?押し倒そうとしてブン殴られたか!?」
「だから私言ってやったのよ…おはようフォージャーさん。どうしたの?暗い顔して」
「は?」
「きっと旦那に浮気されたのよ!間違いないわ!」
ユーリ〈あの糞野郎め!即刻処刑しよう!保安局の総力をかけて!〉
ロイド「(てなことになれかねん!)」
ロイド「(てなことになれかねん!)」
ヨル「すみません。残業入っちゃって遅くなりました」
ヨル「し…失礼…」
ヨル「(どうしましょう!困りました!この関係を終わりにされたら…そうですよね…この結婚はあくまで利害によるもの…ロイドさんのプライベートにまで立ち入る権利は私にはないです)」
ヨル「(ロイドさんがもしあの方と懇意なのでしたら…お役御免の私は潔く身を引くべきです)」
ヨル「…あのロイドさん…私…ロイドさんが望むなら…喜んで…その…えっと…(あれ…どうしてでしょう…喉がしめつけられて言葉が出てきません…)」
ヨル「(どうしましょう!困りました!この関係を終わりにされたら…そうですよね…この結婚はあくまで利害によるもの…ロイドさんのプライベートにまで立ち入る権利は私にはないです)」
ヨル「(ロイドさんがもしあの方と懇意なのでしたら…お役御免の私は潔く身を引くべきです)」
ヨル「…あのロイドさん…私…ロイドさんが望むなら…喜んで…その…えっと…(あれ…どうしてでしょう…喉がしめつけられて言葉が出てきません…)」
ヨル「(この生活を続けたいから?)」
ロイド「話聞いてます?」
ロイド「(ん?というかヨルさんてっきり自分の能力を卑下して契約終了を恐れているものと思っていたが、これは嫉妬?)」
ロイド「(ヨルさんもしやオレに…)」
ロイド「(恋愛感情を…!?)」
ロイド「(オレは黄昏…これまで任務で数多くの女性と関係を持ってきた)」
ロイド「不安にさせてすみませんヨルさん」
ロイド「(ヨルさんがそうであるなら、この感情を利用せぬ手はない!すなわちハニートラップ!) だけどボクを信じて欲しい」
ロイド「ボクのこと嫌いですか?ヨルさんボクはずっとそばにいて自分の気持ちに気付いてしまった」
ヨル「あの…あの…!?ロロロロイドさん!?」
ロイド「ボクはあなたと本物の夫ー」
ヨル「やあああああーーーー!」
ヨル「はっ!?」
ロイド「(ん?というかヨルさんてっきり自分の能力を卑下して契約終了を恐れているものと思っていたが、これは嫉妬?)」
ロイド「(ヨルさんもしやオレに…)」
ロイド「(恋愛感情を…!?)」
ロイド「(オレは黄昏…これまで任務で数多くの女性と関係を持ってきた)」
ロイド「(ヨルさんがそうであるなら、この感情を利用せぬ手はない!すなわちハニートラップ!) だけどボクを信じて欲しい」
ロイド「ボクのこと嫌いですか?ヨルさんボクはずっとそばにいて自分の気持ちに気付いてしまった」
ヨル「あの…あの…!?ロロロロイドさん!?」
ロイド「ボクはあなたと本物の夫ー」
ヨル「はっ!?」
ロイド「(わからん…何だったんだ今の雰囲気は…!?)」
ロイド「(ハニートラップを誘発させる高度な逆トラップなのか!?ヨルさんもスパイだったのか!?いやおちつけ黄昏それはない)」
ロイド「(くっ…しかしオレとしたことが気持ちの精査を怠るとは…ヨルさんといるとどうにも調子が…狂…)」
ロイド「(ハニートラップを誘発させる高度な逆トラップなのか!?ヨルさんもスパイだったのか!?いやおちつけ黄昏それはない)」
ロイド「(くっ…しかしオレとしたことが気持ちの精査を怠るとは…ヨルさんといるとどうにも調子が…狂…)」
「金色の明りの下♬お眠りなさい♪私のかわいい王子さま」
ロイド「どこだここは!?」
ヨル「マスターにうるさいってつまみ出されちゃいました。寝てたの5分くらいれすよ」
ヨル「本当にすみませんロイドさん…」
ヨル「そりゃあこんな腕力ばっかりの女じゃ見限られちゃいますよね…」
ロイド「……ボクは小さい頃…」
ロイド「もう顔も覚えてないけれど、母の腕の中が好きだった」
ロイド「いつ爆弾が降ってくるとも知れない夜でも」
ロイド「母がそばにいるだけで安心して眠れた。母は強かった」
ロイド「あの子が笑顔ではしゃいでいられるのはヨルさんが安全基地になってくれてるから」
ロイド「(オレたち国家機関が血反吐を吐きながら築こうとしてる世界をその腕一本で成しとげてしまうんだ) ヨルさんは強いです」
ロイド「仮に彼女に母親を頼んだとしてあの人に育児のスキルはないですよ」
ヨル「私のはただずっとユーリの面倒を見てきたからそれっぽくやってるらけで…」
ロイド「そうですよ。幼い頃からヨルさんが積み重ねてきた誰にも負けないスキルです。自信持ってください。なのでこれからもアーニャの母役でいてくれたら嬉しいです。それとボクの妻役も」
ヨル「承知いらしました…」
ロイド「ははは、ヨルさん鼻水」
アーニャ「ちちとははおそい。どこかにしけこんでる」
フランキー「どこでそんな言葉覚えてくんの?」
アーニャ「おもにベッキー」
アーニャ「おもにベッキー」
フランキー「おまえ…父ちゃんと母ちゃん好きか?」
アーニャ「すき」
ロイド「ただいま」
アーニャ「ちちとははいちゃいー」
アーニャ「ちゃ…?」
フランキー「わははは!どした!?押し倒そうとしてブン殴られたか!?」
ヨル「ちがうんです!わらしが…」
『翌日』
ヨル「ロイドさん、そのアゴどうなさったんですか!?」
ヨル「ロイドさん、そのアゴどうなさったんですか!?」
ロイド「えっウソ!昨日のこと全部忘れて!?」
『もう一回同じ話をした』