「キャーーーー!」
戸塚莉子「佑助!佑助!」
佐藤刑事「つまりこういう事ですね」
佐藤刑事「今夜8時頃、会社から帰って来た麻衣さんは」
佐藤刑事「誰もいないハズの自分の部屋で動く人影を目撃した。空き巣を疑った麻衣さんは」
佐藤刑事「護身用のゴルフクラブを手に取ると…」
佐藤刑事「今夜8時頃、会社から帰って来た麻衣さんは」
佐藤刑事「誰もいないハズの自分の部屋で動く人影を目撃した。空き巣を疑った麻衣さんは」
佐藤刑事「護身用のゴルフクラブを手に取ると…」
佐藤刑事「そして…」
佐藤刑事「ところがその正体はサプライズのパーティーの為に暗闇から現れた恋人の佑助さんだった。というわけですね」
瀧川麻衣「はい」
戸塚莉子「私のせいだよ!私が提案したんだ!麻衣の誕生日祝いのサプライズパーティーやろうって」
佐藤刑事「ところがその正体はサプライズのパーティーの為に暗闇から現れた恋人の佑助さんだった。というわけですね」
瀧川麻衣「はい」
戸塚莉子「私のせいだよ!私が提案したんだ!麻衣の誕生日祝いのサプライズパーティーやろうって」
佐藤刑事「3人共仲のいい幼馴染だったんですね」
戸塚莉子「昔から私と佑助はヤンチャでよく二人でイタズラしちゃ優等生の麻衣に叱られてたんだ」
高木刑事「お二人の供述通りのようですね」
コナン「でもさ変じゃない?ふつう傘立てに置いとかないよね?ゴルフクラブなんて」
佐藤刑事「確かにいくら護身用とはいえ」
コナン「へー、じゃそんな人に仕掛けたって事?」
コナン「サプライズの為なのに何でわざわざ見つかりやすい窓際に?」
戸塚莉子「麻衣が帰って来るの確認する為よ!その後すぐあっち移ったんだから」
コナン「じゃあ電球を緩めといたのもサプライズの為?」
高木刑事「やはり緩んでたみたいです」
戸塚莉子「サプライズの為でマジ悪気なんてなかったんだから!もういい加減にしてよ!私だって辛いんだよ!」
コナン「じゃあ電球を緩めといたのもサプライズの為?」
高木刑事「やはり緩んでたみたいです」
戸塚莉子「サプライズの為でマジ悪気なんてなかったんだから!もういい加減にしてよ!私だって辛いんだよ!」
瀧川麻衣「不安だったりイヤな事があっても佑助の声を聞くと安心するんです」
高木刑事「でも最近は莉子さんからの着信も多いですね。今日も莉子さんだけですし…」
戸塚莉子「催涙スプレーってのはね、相手を怯ませる事はできてもダメージは意外と少ないの」
戸塚莉子「血を止めなきゃって夢中で…」
高木刑事「でもなぜあなたの口紅まで?」
戸塚莉子「べ…別の時についたんでしょ」
コナン「あれれ~?高木刑事~口紅ついてない?ホラ、その口んとこ」
高木刑事「はあ!?何言い出すんだコナン君…そんなハズ…」
佐藤刑事「もしかしてそういう事!?」
佐藤刑事「確かに佑助さんの死は一見不幸な事故の様に思います。でもすべてはそう仕向けられていたんです。サプライズパーティーを企画した莉子さん、あなたによって」
佐藤刑事「帰って来る麻衣さんからわざと人影が見えるようにしたのも」
佐藤刑事「明りがつかないよう電球を緩めておいたのも」
佐藤刑事「麻衣さんの護身用の武器を」
佐藤刑事「攻撃性の高いゴルフクラブに変えさせたのも」
佐藤刑事「全ては麻衣さんに空き巣と間違えて佑助さんを傷つけさせる為だった」
瀧川麻衣「莉子がそんな事するハズありません!そもそも動機がありません!」
佐藤刑事「失礼します」
佐藤刑事「ここに付着しているのは佑助さんの血痕とあなたの口紅ですね?」
佐藤刑事「なぜ口元だけ拭ったのか、なぜそこにあなたの口紅がついていたのか…」
佐藤刑事「あなた達は口づけしていたんですね。麻衣さんを待つ暗闇の中で」
佐藤刑事「そして明かりがついてはじめて」
佐藤刑事「佑助さんの唇に自分の口紅がついている事に気づいたあなたは慌てて彼の口元を拭った」
佐藤刑事「あなたと佑助さんはお付き合いしていたんですよね!?麻衣さんに内緒で」
戸塚莉子「佑助がやばいケガでもしてそれで二人が別れちゃえばいいって…そう思っただけ…まさか死んじゃうなんて…マジで思わなかったんだよ!」
小嶋元太「トイレ!トイレ!」
小嶋元太「トイレの電気は…どれだ」
コナン「あれれ~?高木刑事~口紅ついてない?ホラ、その口んとこ」
高木刑事「はあ!?何言い出すんだコナン君…そんなハズ…」
佐藤刑事「もしかしてそういう事!?」
佐藤刑事「確かに佑助さんの死は一見不幸な事故の様に思います。でもすべてはそう仕向けられていたんです。サプライズパーティーを企画した莉子さん、あなたによって」
佐藤刑事「帰って来る麻衣さんからわざと人影が見えるようにしたのも」
佐藤刑事「明りがつかないよう電球を緩めておいたのも」
佐藤刑事「攻撃性の高いゴルフクラブに変えさせたのも」
佐藤刑事「全ては麻衣さんに空き巣と間違えて佑助さんを傷つけさせる為だった」
瀧川麻衣「莉子がそんな事するハズありません!そもそも動機がありません!」
佐藤刑事「失礼します」
佐藤刑事「ここに付着しているのは佑助さんの血痕とあなたの口紅ですね?」
佐藤刑事「なぜ口元だけ拭ったのか、なぜそこにあなたの口紅がついていたのか…」
佐藤刑事「あなた達は口づけしていたんですね。麻衣さんを待つ暗闇の中で」
佐藤刑事「そして明かりがついてはじめて」
佐藤刑事「佑助さんの唇に自分の口紅がついている事に気づいたあなたは慌てて彼の口元を拭った」
佐藤刑事「あなたと佑助さんはお付き合いしていたんですよね!?麻衣さんに内緒で」
小嶋元太「トイレ!トイレ!」
小嶋元太「トイレの電気は…どれだ」
瀧川麻衣「待って。私が」
吉田歩美「あっ!」
吉田歩美「あっ!」
瀧川麻衣「ごめんなさい!平気?」
佐藤刑事「わかったって何がです?」
阿笠(コナン)「勿論真犯人がじゃよ。莉子さんに操られ恋人を殺害させられた哀れな操り人形…」
阿笠(コナン)「そう思われとる麻衣さんこそ実は掌の上で全てを操っていた真犯人なんじゃよ」
阿笠(コナン)「麻衣さんは莉子さんの計画を全て知った上でハメられたフリをして佑助さんを殺害したんじゃ。計画的にな」
阿笠(コナン)「佑助さんの口を拭ったハンカチを発見させ我々が莉子さんの罪に気づくよう、導いたのも麻衣さんじゃろう」
阿笠(コナン)「あのポケットから偶然ハンカチなど落ちんよ。警戒してたはずの莉子さんから掠め取る機会があったのは、ずっと寄り添い合っとった麻衣さんだけじゃ」
瀧川麻衣「ウソよ!私本当に何も知らずに…」
阿笠(コナン)「勿論真犯人がじゃよ。莉子さんに操られ恋人を殺害させられた哀れな操り人形…」
阿笠(コナン)「そう思われとる麻衣さんこそ実は掌の上で全てを操っていた真犯人なんじゃよ」
阿笠(コナン)「麻衣さんは莉子さんの計画を全て知った上でハメられたフリをして佑助さんを殺害したんじゃ。計画的にな」
阿笠(コナン)「佑助さんの口を拭ったハンカチを発見させ我々が莉子さんの罪に気づくよう、導いたのも麻衣さんじゃろう」
阿笠(コナン)「あのポケットから偶然ハンカチなど落ちんよ。警戒してたはずの莉子さんから掠め取る機会があったのは、ずっと寄り添い合っとった麻衣さんだけじゃ」
瀧川麻衣「ウソよ!私本当に何も知らずに…」
阿笠(コナン)「ではなぜ電話しなかったんじゃ?泥棒が潜んでるかもしれん部屋に入る際佑助さんに!」
阿笠(コナン)「今まで麻衣さんは何か不安がある時必ず佑助さんに電話したと言っとた。ところがもっとも不安を感じとったハズの今夜に限って電話しとらんのじゃ」
阿笠(コナン)「もちろん電話などすれば台無しになってしまうからのう。せっかくの計画が」
阿笠(コナン)「更に防犯カメラの映像じゃ」
阿笠(コナン)「廊下を歩いている麻衣さんの姿、何かおかしいと思わんかね?」
佐藤刑事「ほんのわずかですが、壁に触りながら歩いてる様に見えます」
阿笠(コナン)「部屋に入る所、麻衣さんの顔を拡大すれば理由がわかるハズじゃ」
阿笠(コナン)「今まで麻衣さんは何か不安がある時必ず佑助さんに電話したと言っとた。ところがもっとも不安を感じとったハズの今夜に限って電話しとらんのじゃ」
阿笠(コナン)「もちろん電話などすれば台無しになってしまうからのう。せっかくの計画が」
阿笠(コナン)「廊下を歩いている麻衣さんの姿、何かおかしいと思わんかね?」
佐藤刑事「ほんのわずかですが、壁に触りながら歩いてる様に見えます」
阿笠(コナン)「部屋に入る所、麻衣さんの顔を拡大すれば理由がわかるハズじゃ」
佐藤刑事「目を瞑ってる?」
円谷光彦「わかりました!暗闇に目を慣らしておく為ですよね!?」
円谷光彦「わかりました!暗闇に目を慣らしておく為ですよね!?」
小嶋元太「でも何でだ?」
瀧川麻衣「そんなのただの推測でしょう!?決定的な証拠とは言えませんよね」
阿笠(コナン)「証拠ならもう示しとる。麻衣さん、あんた自身の行動でな。みんな変だと思わんか?さっきコナン君がいなくなった時」
瀧川麻衣〈あの子、私の部屋で火遊びを!〉
コナン「答えはこれだよ」
佐藤刑事「これは…カメラ!?」
阿笠(コナン)「そう。おそらくそれは見守りカメラじゃよ。たぶん動きを検知してスマホに映像を送るタイプじゃな」
佐藤刑事「失礼します」
阿笠(コナン)「もちろん暗闇の中でも鮮明に映る赤外線カメラじゃ」
阿笠(コナン)「おそらく麻衣さんはそれで室内の様子を把握したんじゃよ。佑助さんがどこに隠れてどこから出て来るかを含めてな」
瀧川麻衣「どうやら私の負けみたいね」
阿笠(コナン)「証拠ならもう示しとる。麻衣さん、あんた自身の行動でな。みんな変だと思わんか?さっきコナン君がいなくなった時」
瀧川麻衣〈あの子、私の部屋で火遊びを!〉
コナン「答えはこれだよ」
佐藤刑事「これは…カメラ!?」
阿笠(コナン)「そう。おそらくそれは見守りカメラじゃよ。たぶん動きを検知してスマホに映像を送るタイプじゃな」
阿笠(コナン)「もちろん暗闇の中でも鮮明に映る赤外線カメラじゃ」
阿笠(コナン)「おそらく麻衣さんはそれで室内の様子を把握したんじゃよ。佑助さんがどこに隠れてどこから出て来るかを含めてな」
瀧川麻衣「どうやら私の負けみたいね」
戸塚莉子「やっぱ私と佑助の事に気づいて…」
瀧川麻衣「そりゃ気づくわよ。子供の頃からずっと3人一緒なのよ。2人の事一番わかってるの私なんだから!」
阿笠(コナン)「そう、だからよくわかってたハズじゃ。どんな状況を揃えれば今回の様な犯行計画を立てられるのか」
阿笠(コナン)「おそらくひらめきを与えたのは麻衣さんだったハズ」
阿笠(コナン)「どうじゃ?心当たりがあるじゃろ?」
阿笠(コナン)「そう、だからよくわかってたハズじゃ。どんな状況を揃えれば今回の様な犯行計画を立てられるのか」
阿笠(コナン)「おそらくひらめきを与えたのは麻衣さんだったハズ」
阿笠(コナン)「どうじゃ?心当たりがあるじゃろ?」
戸塚莉子「あ!」
戸塚莉子〈ええ!?マジ!?〉