「次期No.1の呼び声高いエンデヴァー様からお声掛けいただけるとは夢にも思いませんでした!」
「僥倖の極みにございます。氷叢もかつては名家と呼ばれた由緒ある家柄にございます故」
『自身の個性をより強化して継がせるために配偶者を選び、子どもを産ませる為の結婚』
『俺は望んだのだ。俺の炎の個性と氷叢家一族の氷の個性が交われば、オールマイトをも超えるヒーローが生み出せると』
『断る事もできたハズだ』
エンデヴァー「花が好きか?」
轟冷「はい、とても綺麗」
『強く、しかし触れれば溶けて消えてしまいそうな』
エンデヴァー「お前大丈夫なのか」
轟冷「大丈夫じゃないよ。だから来たの。一番つらいのはあなたじゃないし、あの子を見なかったのはあなただけじゃないから」
荼毘「早く惨めな面が見てぇ。楽しみだ。ここまで長かった。轟炎司、お母さん、冬美ちゃん、夏くん、焦凍…俺を見てくれ…地獄の底で」
轟燈矢「ねぇどうしてさ!せっかく休みなんだから個性訓練付き合ってよ!何で急にダメとか言うんだよ!」
エンデヴァー「何度も言ったろう!おまえの為なんだ」
エンデヴァー「行って来る」
医師「珍しい例ですね。炎の個性因子はより色濃く引き継がれているのですが、肉体はお母さんの方を強く引き継いでしまってるんです」
医師「つまり、炎への耐性よりも氷結、寒さに適性のある身体なんです。まァ、デザインじみた事はね、この個性時代禁忌なんでやめといた方がいいかと…」
医師「つまり、炎への耐性よりも氷結、寒さに適性のある身体なんです。まァ、デザインじみた事はね、この個性時代禁忌なんでやめといた方がいいかと…」
エンデヴァー「(燈矢…おまえならオールマイトを超えられる!俺より強い炎を持つおまえなら!なのになぜ!)」
轟冬美「さぁ…」
轟燈矢「ちょっと火傷するくらいなのにさ、全然がまんできるのにさ、俺の身体のことは俺が一番よくわかってるんだ」
轟冬美「でも冬美も、燈矢兄ボロボロなの心配、嫌っ」
轟燈矢「冬美ちゃんにはわかんねーよ!女の子にはわかんねンだ!」
轟冬美「心配ちたのに」
轟燈矢「俺は決めてんだ!俺はもう超えたいって思ってるんだ!火をつけたのはお父さんだ!」
轟冬美「でも冬美も、燈矢兄ボロボロなの心配、嫌っ」
轟燈矢「冬美ちゃんにはわかんねーよ!女の子にはわかんねンだ!」
轟冬美「心配ちたのに」
轟燈矢「俺は決めてんだ!俺はもう超えたいって思ってるんだ!火をつけたのはお父さんだ!」
エンデヴァー「どれだけ言っても毎日新しい火傷をつくってくる」
轟燈矢「俺のこと見てよ」
轟燈矢「学校の子は皆ヒーローになるってさ…わかるはずないだろ」
轟燈矢「お父さんが火をつけたんだ!」
轟冷「あの子はあなたに見て欲しいんだよ」
轟夏雄「もう何度も聞いたってば…たまには姉ちゃんとこで言ったら?」
轟燈矢「夏くんまで俺をたしなめるのか!?やめてくれ!夏くんしか理解できないから話してるのに!わかるだろ!?家の女は皆だめだめなんだ」
轟冷「待って!またお山に行く気でしょ!? たまにはクラスメイトと遊んでみたり」
轟燈矢「そうか!身体機能だもんな!感情の高ぶりが火力に直結するんだ!すごいぞ俺…これならお父さんもきっとびっくりするぞ!」
轟燈矢「ああでも…くっそ…高ぶると何だって涙が出ちゃうんだろう」
轟燈矢「お父さん、今度の休み瀬古杜岳に来てよ」
エンデヴァー「(火傷!周囲から見られない箇所での訓練!)」
エンデヴァー「燈矢!おまえまだ!」
轟焦凍「わあああああああ」
エンデヴァー「何故止めなかったか!頼んだはずだ!」
轟焦凍「お母さんをいじめないで!やめて!いじめないでよ!」
エンデヴァー「焦凍は出てろ!関係ない話だ!」
轟冷「(選択肢は限られていたけれど選んで進んだのは私の足で…せめてその先では笑っていようと思っていたに…)」
轟焦凍「お母さんをいじめないで!やめて!いじめないでよ!」
エンデヴァー「焦凍は出てろ!関係ない話だ!」
轟冷「(選択肢は限られていたけれど選んで進んだのは私の足で…せめてその先では笑っていようと思っていたに…)」
エンデヴァー「俺が行けばあの子の感情に薪をくべてしまうだけだと…いや…何と声を掛けたらいいのか…わからなかったんだ」
エンデヴァー「燈矢を殺してしまったことで後に引けなくなっていた…焦凍に傾倒する他なくなっていた」
轟冷「エスカレートしていくあなたが悍ましくて、こどもたちにまで面影を見るようになってしまった」
轟冬美「壊れてるのを知りながら怖くて踏み込めなかった…上っ面で繕うことしかしてこなかった…」
轟夏雄「全部あんたが始めた事であんたが原因だ。でも俺がぶん殴って燈矢兄と向かい合わせてやれてたら、荼毘は生まれてなくて焦凍に盛り蕎麦をご馳走してやれてたかもしれない」
轟冷「責任はあなただけのものじゃない。心が砕けても私たちが立たせます。あなたは荼毘と戦うしかないの」
轟夏雄「全部あんたが始めた事であんたが原因だ。でも俺がぶん殴って燈矢兄と向かい合わせてやれてたら、荼毘は生まれてなくて焦凍に盛り蕎麦をご馳走してやれてたかもしれない」
轟冷「責任はあなただけのものじゃない。心が砕けても私たちが立たせます。あなたは荼毘と戦うしかないの」
エンデヴァー「おまえ、本当に冷か?」
轟冷「私たちよりよっぽど辛いハズの子が…恨んで当然の私を再びお母さんと呼んでくれた」
轟冷「雄英高校でお友だちをつくって、私たちをつなぎとめてくれた」
轟冷「焦凍が轟家のヒーローになってくれたのよ」
轟焦凍「ここに来る前、お母さんと話した。おまえがもう戦えねェと思って…俺がやるしかねェって思ってた…」
エンデヴァー「ウウ…焦凍…」
ホークス「その家族旅行、俺らもご一緒してよろしいですかね?」
轟焦凍「違法デニムとは…」
ジーニスト「怨嗟の原点は捜査の手掛かりになります。その後のどう生き延び、どうやって荼毘へと変貌を遂げたかは本人に直接聞くとしましょう」
轟焦凍「(近い)」
ホークス「ショート君、君はかっこいいな」
ホークス「エンデヴァーさん、外は今地獄です」
ホークス「死柄木・荼毘・トガヒミコ・スピナー・スケプティック。逃走した解放戦線構成員132名。そして7匹の脳無ニア・ハイエンド、全て行方不明」
ホークス「てなワケでこっからはトップ3のチームアップです!」
ジーニスト「私は元よりホークスに命をベットした身。地獄の花道ランウェイなら歩き慣れている」
ホークス「ホラ、俺らとご家族、少しは肩も軽くなって立って歩ける気ィしません?」
エンデヴァー「…ああ…ああ…」
轟夏雄「燈矢兄を止めるまでだから」
ホークス「ざっくりと答弁内容考えてたんスけど、一つ不明瞭な要素が」
〈あのスーパーヴィラン、オール・フォー・ワンと何か関係あるのでしょうか!?〉
「やっとどっか行った」
爆豪勝己「無事に見えんのか💢」
飯田天哉「今はオールマイトが二人きりにしてくれと」
ホークス「オールマイトが!(エンデヴァーさんは緑谷くんが死柄木に狙われていると言った。そこにオールマイトとは…一体ワン・フォー・オールとは何だ?)」
オールマイト「(緑谷少年…)」
オールマイト「(感じる…少年の中のワン・フォー・オールの中の私を)」
ホークス「オールマイトが!(エンデヴァーさんは緑谷くんが死柄木に狙われていると言った。そこにオールマイトとは…一体ワン・フォー・オールとは何だ?)」
オールマイト「(緑谷少年…)」
オールマイト「(感じる…少年の中のワン・フォー・オールの中の私を)」